プラグイン・プロジェクトの作成

ワークスペースでは、1 つのプラグインは単一のプロジェクトで表されます。 このプロジェクトのルートには plugin.xml (マニフェスト) ファイルがあり、プラグインのすべての コードとリソースがカプセル化されています。

プラグイン・プロジェクトを作成するには、「ファイル」>「新規」>「プラグイン・プロジェクト」を 選択して、「新規プラグイン・プロジェクト」作成ウィザードを起動します。

プラグイン・プロジェクトの構造

プラグイン・プロジェクト名は、プラグイン ID と同じにするのが規則ですが、別の名前にすることもできます。

プラグイン・プロジェクトは、Java プロジェクトまたはシンプルなプロジェクトのいずれかで 作成できます。ほとんどのプラグインは実行可能な Java コードを含むので、Java プロジェクトを 使用する必要があります。一方、例えば文書プラグインなどを作成している場合には、 シンプルなプロジェクトで十分です。

3.0 ランタイムは、新しいプラグイン・フォーマットをサポートしています。このフォーマットでは、 プラグイン・コンテンツは、従来の plugin.xml ファイルと OSGi バンドル・マニフェスト・ファイルに 分割されます。この新しいフォーマットは、3.0 で作成されるプラグインには必要ありません。このフォーマットは オプションであり、上級者に対してのみ推奨されます。

 

必須の「プラグイン・コンテンツ」ページ

 

 

「プラグイン・コンテンツ」ページでは、プラグイン ID、バージョン、名前など、plugin.xml ファイルの 初期化に使用するデータを設定します。

プラグイン・クラスは、プラグイン全体を表すトップレベルの Java クラスです。プラグインのライフサイクルを 制御するために、ランタイムに使用されます。つまり、その実装により、プラグインの開始時とシャットダウン時に 行われる処理が決まります。また、プラグインのロケール固有のオブジェクト (翻訳可能な文字列など) を 保持できるリソース・バンドルの作成およびアクセスを集中的に行う場所として使用することもできます。

 

プラグイン・コード生成プログラム

 

次ページでは、PDE が提供するさまざまなテンプレートが示されます。これらのテンプレートは、 ビュー、エディター、プロパティー・ページなどの役に立つ内容を生成します。

この例では、「Hello, World」テンプレートを使用してプラグインを作成します。ウィザード・リストの右方のエリアで、ウィザードについての説明を読むことができます。「次へ」をクリックします。

 

「サンプル・アクション・セット」テンプレート・ページ

 

次ページでは、作成しているサンプルの拡張機能をカスタマイズできます。

終了」を押すと、 ウィザードが新規プロジェクト、指定されたすべてのフォルダーとファイル、および初期の Java のビルド・パスを作成します。 ビルド・パスは、Java クラスを正しくコンパイルして生成するために重要となります。 このウィザードは、プラグインのマニフェスト・エディターを開くので、プラグインに追加の属性を定義することもできます。  

ウィザードが終了すると、プロジェクトの初期構造は次のようになります。

プラグイン・プロジェクトの初期構造

特記事項