はじめての Java プロジェクトの作成

このセクションでは、新規 Java プロジェクトを作成します。 JUnit をサンプル・プロジェクトとして使用します。JUnit は、Java 用のフレームワークをテストするためのオープン・ソース・ユニットです。

サンプル・コードの入手 (JUnit)

最初に、JUnit ソース・コードをダウンロードする必要があります。

  1. http://www.eclipse.org/downloads/ ページを表示して、使用しているリリースを探します。
  2. サンプル・プラグイン (Example Plug-ins)」セクションまでスクロールダウンして、サンプルのアーカイブをダウンロードします。
  3. Zip ファイルの内容をディレクトリーに抽出します。 ここでは以後、このディレクトリーを <ExamplesDownloadPath> と呼びます (例 c:\myDownloads)。

プロジェクトの作成

  1. Eclipse 内部で、メニュー項目「ファイル」>「新規」>「プロジェクト...」を選択して、 「新規プロジェクト」ウィザードを開きます。
  2. Java プロジェクト」を選択して、「次へ」をクリックします。 次ページの「プロジェクト名」フィールドで "JUnit" と入力し、 「終了」をクリックします。Java パースペクティブが、パッケージ・エクスプローラー内の、新規 Java プロジェクトを持つワークベンチで開きます。 Java パースペクティブがアクティブのときは、新規メニュー・オプションおよび Java 特有のボタンがワークベンチ・ツールバーにロードされます。 アクティブになっているビューまたはエディターに応じて、それ以外のボタンおよびメニュー・オプションが使用可能になります。

    Java パースペクティブ

  3. パッケージ・エクスプローラーで、JUnit プロジェクトが選択されていることを確認します。 メニュー項目「ファイル」>「インポート...」を選択します。
  4. Zip ファイル」を選択してから、「次へ」をクリックします。
  5. Zip ファイル」フィールドの横にある「参照」ボタンをクリックし、 <ExamplesDownloadPath>eclipse/plugins/org.eclipse.jdt.ui.examples.projects_3.0.0/archive/junit/junit381src.jar をブラウズして選択します。
    注: このステップは、前出の「サンプル・コードの入手」セクションの、 ステップ 1 〜 3 を実行していることが前提となっています。
  6. 「インポート」ウィザードの階層リストの下で、「すべて選択」をクリックします。 左側のペインで、junit ディレクトリー内のエレメントを展開および選択すると、 右側のペインにインポートしている、個々のリソースを表示できます。 注: この時点では、junit ディレクトリー内のリソースを選択解除しないでください。 これらのリソースはすべてこのチュートリアルで必要になります。

    インポート階層のリスト

  7. JUnit プロジェクトが、宛先の「フォルダー」フィールドに表示されていることを確認します。 次に、「終了」をクリックします。インポートの進行状況表示で、リソースがワークベンチにインポートされるとそのリソースがコンパイルされることを確認してください。 これは、「ワークベンチ」設定ページで「自動的にビルド」オプションにチェック・マークが 付けられているためです。 JUnit プロジェクト内の .classpath ファイルおよび .project ファイルの上書きを求めるプロンプトが表示されます。 これは、JUnit プロジェクトの作成時に .classpath リソースが作成されたためです。 これらのファイルは、上書きしても問題ありません。
  8. 「パッケージ・エクスプローラー」ビューで、JUnit プロジェクトを拡張して JUnit パッケージを表示します。

    パッケージ・エクスプローラー

関連概念

Java プロジェクト
Java ビュー

関連タスク

ビルド・パスの操作
新規 Java プロジェクトの作成
パッケージ・エクスプローラーの使用

関連参照

「新規 Java プロジェクト」ウィザード
「パッケージ・エクスプローラー」ビュー

特記事項