「トレース」タブ

トレース」タブを使用すると、プラットフォームをデバッグ・モードにして、コンソールに印刷されるデバッグ・ステートメントの結果をトレースできるようになります。

「トレース」タブ

 

トレース

プラットフォームは、実行時のプラグインのアクティビティーを追跡するためのメカニズムを備えています。これにより、トレース・フラグを使用して、トレース情報をコンソールに印刷することができます。

これらのフラグは、.options ファイルに定義されています。これらのプロパティー・ファイルは、プラグインのルートに置く必要があり、以下のような構文になっていなければなりません。

例えば、上記で選択された org.eclipse.ui.ide プラグインには、以下の 3 つのキーと値のペアを含む .options ファイルがなければなりません。

ご使用のコードで、プラグインがデバッグ・モード (つまり、マスター・スイッチの状態) になっているかどうかをチェックするには、<Activator>.isDebugging() の戻り値をチェックすることができます。この場合、<Activator> は、プラグインの MANIFEST.MF ファイルの Bundle-Activator ヘッダーで指定されるクラスです。

個々のフラグ名の値は、Platform.getDebugOption(optionName) を呼び出すことにより取得できます。

 

トレースを使用可能にする

選択したプラグインのトレースを使用可能にする」オプションにチェック・マークを付けた場合、PDE は -debug <filename> プログラム実引数を使用して起動します。このプログラム実引数の <filename> 部分は、PDE によって生成されたプロパティー・ファイルであり、トレースしているプラグインと、それぞれのトレースしているフラグの状態の、両方のキーと値のペアが含まれています。

トレース」タブでトレース・フラグを切り替えても、.options ファイルは変更されないことに注意してください。トレース・フラグの値は、メタデータとして起動構成そのものに保管され、-debug 引数を介して実行時に渡されるマスター・プロパティー・ファイルにコピーされます。