プラグインのエクスポート
PDE は、デプロイメントに適したフォームにプラグインとフラグメントをエクスポートする、「プラグインのエクスポート (Plug-in Export)」ウィザードを備えます。このウィザードを使用すると、Ant スクリプトからのシールドが行われ、ビルド操作で生成されたリソースによってワークスペースが汚されることがなくなります。このウィザードは、
「ファイル」>「エクスポート...」>「プラグイン開発」>「デプロイ可能なプラグインおよびフラグメント」と選択することによって使用できます。
プラグインの選択
このウィザードは、ワークスペース内で検出されたすべての非バイナリー・プラグインを表示します。
エクスポートするプラグインを選択します。同じプラグインのセットを繰り返しエクスポートしていることが明らかになった場合は、「ワーキング・セット...」を押して、プラグイン・ワーキング・セット を定義します。
宛先
プラグインは、ディレクトリーまたは ZIP アーカイブにエクスポートするように選択できます。
「ディレクトリー」にエクスポートする (デフォルト) ことを選択すると、プラグインは選択した宛先の plugins/ サブディレクトリーに格納されます。
「アーカイブ・ファイル」にエクスポートすることを選択すると、すべてのプラグインが単一の ZIP アーカイブにパッケージされます。 ZIP 内のディレクトリー構造も、そのルートの plugins/ で始まります。
オプション
「ソース・コードを組み込む」オプションを選択すると、バイナリーだけではなくソース・コードもエクスポートされます。プラグインが JAR としてパッケージされると、ソース・コードは JAR のルートの src/ フォルダーに格納されます。プラグインがフラット・ディレクトリーとしてパッケージされると、ソース・コードはプラグイン・ディレクトリー内のソース ZIP にライブラリー JAR の兄弟として格納されます。ソース・アーカイブの命名規則について詳しくは、 ソース・コード・ロケーションの文書を参照してください。
「個々の JAR アーカイブとしてパッケージ (JNLP およびサイトの更新で必要)」オプションを使用すると、各プラグインが JAR としてパッケージされます。このオプションは、コードがルートに保管されているプラグイン (つまり、 MANIFEST.MF Bundle-ClassPath ヘッダーがない、またはヘッダーの形式が Bundle-ClassPath: . であるプラグイン) 用にお勧めします。ネスト済みの JAR は、パフォーマンスを低下させるため、使用しないことをぜひお勧めします。ネスト済みの JAR を使用すると、ランタイムがこれらの JAR を実行時に抽出する必要があるためです。したがって、プラグインのコードが JAR にパッケージされている場合は、デプロイしたプラグインをフラット・ディレクトリーとして保持することをお勧めします。
「Ant スクリプトとして保管」オプションを選択すると、エクスポートを後で再実行する際に再度ウィザードを利用しなくてもよいように、エクスポート操作の設定を保管することができます。エクスポート操作と同様に、Ant タスクは非同期ジョブとして実行されます。したがって、Ant タスクをより大きな Ant スクリプトの一部として組み込むことは適切ではありません。
JAR 署名
「JAR 署名」タブは、「オプション」タブで「個々の JAR アーカイブとしてパッケージする (Package as individual JAR archives)」オプションが選択された場合に限り使用可能です。
JAR に署名するには、JRE のみでなく、完全な JDK を備えた Eclipse を実行している必要があります。
「鍵ストアのロケーション」、「別名」および「パスワード」は、いずれも署名操作に必要なフィールドです。