org.eclipse.core.resources.markers サポートを使用して作成されたマーカーは、org.eclipse.ui.ide.markerHelp、 org.eclipse.ui.ide.markerResolution、および org.eclipse.ui.ide.markerSupport の各拡張ポイントを使用してユーザー・インターフェースに表示できます。 org.eclipse.ui.ide.markerImageProvider API はリリース 3.2 の内部です。
org.eclipse.ui.ide.markerHelp
org.eclipse.ui.ide.markerHelp
は、マーカー・タイプにヘルプ・コンテキストを関連付けできる拡張ポイントです。
org.eclipse.ui.ide.markerResolution
org.eclipse.ui.ide.markerResolution
は、マーカーにクイック・フィックスを提供できる拡張ポイントです。
Java エディターおよび「問題」ビューが、現在これらを適用可能な 2 つの場所です。この拡張ポイントにより、プラグインの開発者は、マーカーに対する可能性のある解決を判別可能な IMarkerResolutionGenerator
を指定できます。
リリース 3.2 では「問題」ビューで複数の解決がサポートされているため、修正する問題のリストに別の一致する問題を追加し、選択された修正をそれらのすべてに一度に適用できます。
IMarkerResolutions が WorkbenchMarkerResolution のインスタンスである場合は、別の一致する WorkbenchMarkerResolutions
を「クイック・フィックス」ダイアログに追加できます。
外部化の欠落が 2 つある「クイック・フィックス」ダイアログ
org.eclipse.ui.ide.markerSupport
org.eclipse.ui.ide.markerSupport
は、「問題」ビューにおけるマーカーの表示方法を指定する拡張です。この拡張ポイントは、フィルターおよびグループ化を処理します。
フィルター
Eclipse 3.2 では、「問題」ビューで複数のフィルターを処理できます。これらのフィルターは、結果の和集合を検出するのではなく、結果を合計することに注意してください。新規フィルターは、problemFilter 拡張要素を使用するか、または手動で追加できます。以下は、ユーザー・フィルター、および拡張ポイント (システム・フィルター) を使用して追加されたフィルターを表示する、「問題」ビューのフィルター・セクションです。
グループ化
マーカーは、2 つの方法でグループ化できます。
1 つは、markerTypeCategory
拡張を使用してマーカー・タイプをグループ化する方法です。これは、「グループ」->「タイプ」を選択した場合に表示されます。以下は、テスト・グループ化を使用して Java の「問題」ビューといくつかのビューを表示した例です。
マーカー・タイプをグループ化すると、フィルター・ダイアログではそれらのグループ内に表示されます。
markerGrouping
拡張を使用して独自のグループ化を作成し、「問題」ビューの「グループ」->「メニュー」に追加項目として表示することもできます。
IDE は、重大度を基にしたグループ化を提供します (デフォルト)。
JDT は SDK で Java の型のグループ化も提供します。
markerGroupings
は、IMarker の検査属性によって解決されます。そのマッピングの指定には、markerAttributeMappings
が使用されます。以下は、追加された markerGroupings
が表示された「グループ」メニューです。「問題」ビューは、現在重大度によってグループ化されています。