概要

概要」ページでは、製品を定義し、製品を検査およびエクスポートするホット・リンクを提供します。

 

製品定義

製品は org.eclipse.core.runtime.products 拡張です。製品には、最低でも名前ID、そしてアプリケーションが必要です。

製品定義

プロダクト名」は、アプリケーションのタイトル・バーに表示される翻訳可能なストリングです。これは、org.eclipse.core.runtime.products 拡張のプロパティーとして定義されます。

製品 ID (product identifier)」コンボ・ボックスには、ワークスペースとターゲットで定義したすべての製品拡張の ID が取り込まれます。定義済み製品のいずれか 1 つを選択することも、「新規...」ボタンを使用してその場で新しい製品定義を作成することもできます。

製品はアプリケーションと関連付ける必要があります。アプリケーションは、製品の起動時にメインのエントリー・ポイントとして機能します。アプリケーションは org.eclipse.core.runtime.applications 拡張です。「アプリケーション」コンボ・ボックスには、ワークスペースとターゲットで定義したすべてのアプリケーション拡張の ID が取り込まれます。

製品構成は、プラグイン・ベースフィーチャー・ベースのいずれかです。デフォルトはプラグイン・ベースの構成です。単純で、フィーチャーなどの更新マネージャー 固有の概念を製品のビルド前に知らなくても構わないためです。もっとも、フィーチャー・ベースの構成の方が強力で、更新可能な 製品を配布できます。つまり、製品のパッチやアップグレードを後で更新サイトに公開して、ユーザーには Eclipse の更新マネージャー でこれらの更新データをダウンロードし、インストールしてもらうことができます。

 

テスト

製品構成をテストする場合は、「テスト」セクションのホット・リンクのいずれかをクリックするだけです。

製品テスト

プラグインのマニフェスト・エディターでも同様のホット・リンクが使用できますが、ここではかなりの違いがあります。つまり、同期化のステップがあります。

では、なぜ同期化が必要なのでしょうか。製品構成は、PDE のみが使用するためのもので、実行時に解釈されたり読み込まれたりするものではないことを思い出してください。このファイルに入力するいくつかのデータ (例えば、製品 ID、アプリケーション、ウィンドウ・イメージ、関連イメージなど) は、実行時に変更を実際に反映させるために、ブランド・プラグインの plugin.xml ファイルにコピーする必要があります。これを実行するのが同期化アクションです。これによって、plugin.xml には確実に、製品構成との同期の取れた最新のデータが入ることになります。

このセクションでホット・リンクを使用する場合、PDE はファイルの暗黙的同期を実行します。製品がその他の方法 (例えばコンテキスト・メニューの起動ショートカット) で起動される場合、自動同期は行われません。

 

エクスポート

Eclipse 製品をエクスポートするには、「エクスポート」セクションのホット・リンクを介して Eclipse 製品エクスポート・ウィザードを呼び出します。

製品のエクスポート

単一の製品構成を複数のプラットフォームにエクスポートするには、RCP デルタ・パックがインストールされている必要があります。これは、Eclipse SDK と同じ場所からダウンロードできます。 RCP デルタ・パックには、サポートされるすべてのプラットフォームで必要な、各プラットフォーム固有のフラグメントがすべて含まれています。

RCP デルタ・パックをターゲット・プラットフォームに入れると、PDE は org.eclipse.platform.launchers フィーチャーの存在を検出して、クロスプラットフォーム・エクスポート・モードを使用可能にします。