プラグイン・プロジェクトの作成
Eclipse プラグインをビルドするために、任意の Java IDE を使用できます。ただし、Eclipse SDK では、プラグインの開発に特定のツールが提供されています。ここでは、Eclipse SDK を使用してプラグインをビルドするステップを説明します。これは、この方法が一般的だからです。まだ Eclipse ワークベンチと Java IDE についてよく知らない方は、説明する手順の詳細について、「Java 開発ユーザー・ガイド」または PDE ガイドを参照してください。ここでは、ツールではなく、コードに焦点を当てます。ただし、開始するには、いくつかの IDE ロジスティクスがあります。
プラグイン・プロジェクトの作成
作業を含めるプロジェクトを作成する必要があります。プラグイン開発環境 (PDE) のコード生成機能を使用して、始点となるテンプレートを取得します。これにより、Java コードを作成するためのプロジェクトがセットアップされ、デフォルトのプラグイン・マニフェスト・ファイル (下記で説明) およびクラスが生成され、ビューが保持されます。
- 「新規プロジェクト...」ウィザード (
「ファイル」>「新規」>「プロジェクト...」) を開き、「プラグイン開発」カテゴリーから「プラグイン・プロジェクト」を選択して、「次へ」をクリックする。
- 「プラグイン・プロジェクト」ページでプロジェクト名として com.example.helloworld を使用し、「Java プロジェクトの作成」のボックスにチェックマークを付ける (これはデフォルトです)。ページ上の他の設定は、デフォルト設定のままにしておき、「次へ」をクリックして、デフォルトのプラグイン・プロジェクト構造を受け入れます。
- 「プラグイン・コンテンツ」ページでデフォルトの設定を確認する。このウィザードでは、プラグインの ID として com.example.helloworld を設定します。
また、このウィザードでは、ユーザーのプラグインのプラグイン・クラスも生成します。これにより、UI
へのコントリビュートに関する追加情報を指定できます。これらのデフォルトは受け入れ可能であるため、「次へ」をクリックします。
- 「テンプレート」ページで、「以下のテンプレートを使用してプラグインを作成」ボックスにチェックマークを付ける。次に「ビュー付きプラグイン」テンプレートを選択します。「次へ」をクリックします。
- 最小限の機能を備えたプラグインを作成するため、ここでデフォルトの設定を変更して、できるだけ簡単にする必要があります。「メイン・ビュー設定」ページで、指定されているデフォルトを以下のように変更します。
- 「Java パッケージ名」を com.example.helloworld.views から com.example.helloworld に変更する (このビューに個別のパッケージは必要ありません)。
- 「ビュー・クラス名」を HelloWorldView に変更する。
- 「ビュー名」を Hello View に変更する。
- 「ビュー・カテゴリー ID」は、デフォルトの com.example.helloworld のままにする。
- 「ビュー・カテゴリー名」を Hello Category に変更する。
- ビューアー・タイプは、デフォルトのテーブル・ビューアーのままにする (コードでビューアー・タイプを変更して、より簡単にします)。
- 「リソース・パースペクティブにビューを追加」ボックスのチェックマークを外す。
- 「次へ」をクリックして次のページに進む。
- プラグインに対して余分なフィーチャーが生成されないように、「ビュー・フィーチャー」ページのすべてのボックスのチェックマークを外す。「終了」をクリックして、プロジェクトおよびプラグイン・スケルトンを作成します。
- プラグイン開発パースペクティブに切り替えるかどうかを確認されたら、「はい」と答える。
- 新規プロジェクトにナビゲートし、内容を検討する。
スケルトン・プロジェクト構造には、複数のフォルダー、ファイル、および Java パッケージが含まれています。この段階で重要なファイルは、plugin.xml、MANIFEST.MF (マニフェスト)
ファイル、およびユーザー・プラグインの Java ソース・コードです。最初にビューのインプリメンテーションを確認し、その後、マニフェスト・ファイルを検討します。