依存関係
「依存関係」ページでは、あるプラグインから他のプラグインに対する依存関係が表示されます。 このページでは、プラグイン・プロジェクトにコードを提供し、コンパイルするためにはそのプロジェクトのクラスパス上になければならないプラグインをすべてリストする必要があります。 依存関係のリストを変更してファイルを保管すると、PDE が自動的にクラスパスを更新します。
必須プラグイン
「必須プラグイン」セクションでは、プラグイン・プロジェクトの他のプラグインに対する依存関係を、それらのプラグインを明示的に列挙することによって指定します。プラグイン依存関係のいずれかが欠落しているか未解決の場合は、実行時にプラグインが解決されないか実行されません。
ご使用のプラグインと依存関係があると思われるすべてのプラグインのリストを参照するには、「追加...」ボタンを押します。
リスト内のプラグインの順序によって実行時のクラス・ロードの順序が決まるため、この順序は重要です。必要に応じ、「上へ」ボタンと「下へ」ボタンを使用してリスト編成してください。
個々のプラグインを選択して「プロパティー」ボタンをクリックすると、そのプラグインの依存関係に関するいくつかのプロパティーを設定できます。
インポート済みパッケージ
Eclipse ランタイムには、発信プラグインを明示的に示すことなくパッケージの依存関係を指定する柔軟性が備わっています。これらのパッケージは、「インポート済みパッケージ」セクションに列挙されます。
プラグインがインポートに使用できるパッケージのリストを参照するには、「追加...」ボタンを押します。 PDE は、既にプラグイン・クラスパス上にあるプラグインが提供するパッケージをフィルターに掛けて除外します。
各パッケージ依存関係には、いくつかのプロパティーを設定できます。
依存関係の自動管理
「依存関係の自動管理」セクションでは、柔軟なワークフローが新しく提供されます。このワークフローによって、まずプラグインをコード化し、次に PDE にそのコードを分析させてプラグイン依存関係のリストを自動生成することができます。
プラグインをリストに追加するには、「追加...」ボタンを押します。その結果、このアクションで開発ビルド・パスが増大し、それに伴ってコンテンツ・アシストの有効範囲も広くなります。
これらの依存関係はすぐに MANIFEST.MF ファイルに追加されることはありませんが、追加された場合と同様に、直ちにコーディングを開始することはできます。
いつでも、「依存関係を追加」のハイパーリンクをクリックして、コードを分析し、Require-Bundle ヘッダーか Import-Package ヘッダーを介して MANIFEST.MF ファイル内で正しい依存関係を生成するように PDE に指示することができます。
依存関係分析
「依存関係分析」セクションには、プラグインをより効率的に実行できるように、プラグイン依存関係を調べたり最適化したりする際に役立ついくつかのフィーチャーが含まれています。
依存関係としてリストされるすべてのプラグインの JAR は、プラグイン・ランタイム・クラスパスに置かれるため、不要な依存関係をリストしないようにすることが非常に重要です。そうでないと、クラス・ロードのパフォーマンスが低下します。「未使用の依存関係を検索」ハイパーリンクをクリックすると、PDE は、必須プラグインとインポート済みパッケージのリストから未使用項目と重複項目を検索し、それらの除去を提案します。