コマンド行からの Ant スクリプトの生成

Ant スクリプトは通常、プラグイン開発環境 (PDE) を使用して生成されますが、手操作によって、または別のスクリプトから生成を行うことも可能です。 
実際、PDE はさまざまなビルド・スクリプトを生成するための Ant タスクを公開しています。ビルド・スクリプト生成機能は以下のタスク内に存在します。各タスク用の引数もリストされています。 

<eclipse.fetch elements="bundle@org.eclipse.osgi"
buildDirectory="c:\toBuild"
directory="directory.txt"
configInfo="win32,win32,x86 & linux, motif, x86"
/>

<eclipse.buildScript elements="bundle@org.eclipse.osgi"
buildDirectory="c:\toBuild"
archivesFormat="macosx, carbon, ppc - tar"/>

ディレクトリー・ファイル・フォーマット

ディレクトリー・ファイルは、プラグインとフィーチャーが配置されている場所と、取り出すバージョンを示すために使用されます。これは、行フォーマットが「type@id=version, repositoryLocation, password,path」である Java プロパティー・ファイルです。   要素を取り出すためにマップ・ファイルを使用する場合、ディレクトリー・ファイルはすべてのマップ・ファイルの連結です。マップ・ファイルについて詳しくは、『リポジトリーからの取り出し』を参照してください。

ディレクトリー・ファイルの例

plugin@org.eclipse.pde.build=v20040622,:pserver:anonymous@dev.eclipse.org:/home/eclipse,
feature@org.eclipse.pde.builder=v20040622,:pserver:anonymous@dev.eclipse.org:/home/eclipse,,org.eclipse.pde.build/feature
plugin@org.eclipse.osgi=v20040617a,:pserver:anonymous@dev.eclipse.org:/home/eclipse,

ターゲットの使用

前述のタスクは、Eclipse が実行されている場合にのみ処理を行います。 Eclipse タスクを使用して Ant スクリプトを実行する特定のシナリオでは、Eclipse Ant Runner アプリケーションを使用してそのスクリプトを実行する必要があります。この特定の場合のためのコマンド行を次に示します。

  java -cp startup.jar org.eclipse.core.launcher.Main -application org.eclipse.ant.core.antRunner -buildfile build.xml

アプリケーションの後に表示されたパラメーターが、Ant に受け渡されるパラメーターであることに注意してください。