概要

概要」ページには次の 2 つの目的があります。

  1. 重要なプラグインのプロパティーを定義する 2 つのメインセクション、「一般情報」と「実行環境」が含まれています。
  2. プラグインを開発、テスト、およびデプロイする方法に関するクイック・リファレンスとして、「プラグイン・コンテンツ」、「拡張」、「テスト」、「エクスポート」の各セクションが設けられています。これらのセクションにはハイパーリンク機能があり、クリックすることによって他のページに移動したり、コマンドを呼び出したりすることができます。

 

一般情報

一般概要

ID」は必須で、plugin.dtd に準拠していなければなりません。

バージョン」は必須で、major.minor.micro.qualifier (例: 1.3.0) という形式でなければなりません。

名前」は、プラグインの翻訳可能なプレゼンテーション名です。このフィールドは必須です。

プロバイダー」は、プラグイン・プロバイダーの翻訳可能な名前です。このフィールドはオプションです。

プラットフォーム・フィルター」は有効な LDAP ストリングで、プラグインを実行するには、稼働システムで true に設定する必要があります。例えば、次のフィルターは、プラグインが win32 ウィンドウ操作システムのプラットフォームでのみ実行されるように設計されていることを表しています。Eclipse-PlatformFilter: (ws=win32) ユーザーがこの要件に合わないプラットフォームで Eclipse を実行しようとすると、プラグインは暗黙のうちにそのランタイムから無視されます。

アクティベーター」は、プラグインのライフ・サイクルを制御する Java クラスです。これが必要なのは、プラグインの開始またはシャットダウン時に作業を行う必要がある場合のみです。

 

実行環境

バンドル実行環境は、プラグインの実行に必要な最低レベルの JRE を指定します。 Eclipse を実行するために使用される JRE が要件を満たしていない場合、プラグインは作動しません。

実行環境

使用可能な実行環境のリストを参照して、ご使用のプラグインに最も適した実行環境を追加するには、「追加...」ボタンを押します。例えば、J2SE-1.4 をそのプラグインのバンドル実行環境として宣言した場合、プラグインはバージョン 1.4 以降の JRE でのみ実行されます。

指定した実行環境の適切なサブセット (例えば J2SE-1.4CDC-1.1/Foundation-1.1) 以外の実行環境でプラグインを実行できるようにするには、この両方の実行環境を指定する必要があります。

プラグインのエクスポート中、プラグイン・コードは、MANIFEST.MF ファイル内で最初にリストされている実行環境に関連した JRE と照合してコンパイルされます。  「JRE の関連付けを構成...」リンクをクリックすると、 Windows」>「設定...」>「Java」>「インストール済みの JRE」>「実行環境 設定ページが開き、OSGi 実行環境のリストと、システム上にインストールされている互換性がある JRE の対応リストが表示されます。

プラグインの実行環境のリストを更新する場合は必ず、このリンクを介してクラスパスおよびコンパイラー準拠設定を更新し、正しい JRE と照合してコンパイルし、最初の実行環境に最適の設定になるようにする必要があります。