「アクセス可能」という用語は、身体に障害のあるユーザーがうまく対話できるよう設計された、ソフトウェアを指すために使用されます。 アクセス可能ソフトウェアは、以下のさまざまな種類の身体障害を考慮に入れています。
支援テクノロジーとは、既存のオペレーティング・システムおよびアプリケーションのアクセシビリティを向上するために使用される、装置またはソフトウェアです。 支援テクノロジーについて広く説明することは、このプログラマーズ・ガイドの範囲外ですが、支援テクノロジーの存在を知ることは大切です。 ソフトウェアやドキュメンテーションのプログラミング時に、HTML のイメージに代替テキストを付けたり、ソフトウェアで行うアクションのすべてにキーボードからも同等の操作を行える機能を追加したりするなど、一見単純なことがらこそが、それらを活用する支援テクノロジーに大きな効果をもたらします。
ソフトウェアのアクセシビリティを向上する、プラグイン・ユーザー・インターフェースをビルドするときに使用できる基本的なコーディングのヒントがいくつかあります。 詳細については、『ユーザー・インターフェースをアクセス可能にするためのヒント』を参照してください。
IBM's Accessibility Center Website には、ソフトウェアおよび Web インターフェースを開発するためのガイドラインおよびチェックリストを含む、アクセシビリティのための便利なリソースがあります。
SWT はオペレーティング・システムのネイティブ・ウィジェットを使用するため、ユーザー・インターフェースは、ホスト・オペレーティング・システムにインストール済みの支援テクノロジーを継承する SWT と共にビルドされます。 SWT は、インターフェース AccessibleListener をインプリメントします。 これはコントロールの説明、ヘルプ・テキスト、およびキーボード・ショートカットなど基本のアクセシビリティをクライアントに提供します。 さらに情報が必要な支援テクノロジーを開発している、またはワークベンチの基本的なアクセシビリティを向上しようとしている場合は、独自のリスナーを追加し、プラットフォームでのアクセス可能性のデフォルトの動作を無効にできます。詳細については、パッケージ org.eclipse.swt.accessibility を参照してください。