Eclipse コンポーネントはアーカイブ・ファイルとして配布されます。個々のアーカイブには、フィーチャーとプラグインのコレクションが入っています。通常、アーカイブには、特定のコンポーネントによって提供されるすべての機能が含まれています。ただし、利用者が、複数のコンポーネントを必要とする場合や、いくつかのコンポーネントについてはその一部しか必要としない場合がよくあります。支援が受けられない場合、利用者は必要な機能のスーパーセットを含むアーカイブを手動で取り出し、その後、必要なフィーチャーおよびプラグインを手動で解凍する必要があります。これは、面倒で、かつエラーが起こりやすいプロセスです。
幸い、PDE にはバッチ指向のメカニズムであるパッケージャー が含まれており、これが役に立ちます。つまり、パッケージャーは、フィーチャーを含むアーカイブのリストと有用なフィーチャーのリストを、入力データとして受け取ります。次に、ZIP を取り出し、フィーチャー (およびそのプラグイン) を解凍して、それを出力 ZIP に再パッケージします。
以下では、パッケージャーを使い始めるときの基本的な手順を説明しています。
*nix マシンに *nix パッケージを作成し、ファイルのアクセス権を保存しておくことをお勧めします。
java -jar <eclipse install>/startup.jar -application org.eclipse.ant.core.antRunner
-buildfile <<eclipse install>/plugins/org.eclipse.pde.build_<version>/scripts/package.xml>
-DpackagingInfo=<path to your packaging configuration directory>
eclipse-SDK-3.1-win32.zip=http://download.eclipse.org/downloads/drops/R-3.1-200506271435/ | win32,win32,x86 | | sdk | eclipse
eclipse-PDE-3.1.zip=http://download.eclipse.org/downloads/drops/R-3.1-200506271435/ | | | runtime | pde
baseDirectory |
すべてのパッケージ化が行われるディレクトリー
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workingDirectory |
スクリプトが生成されるディレクトリー。
テンプレートの値は ${baseDirectory}/workingPlace です。
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downloadDirectory |
アーカイブがダウンロードされるフォルダー。
テンプレートの値は ${baseDirectory}/toPackage です。
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tempDirectory |
アーカイブの解凍先のフォルダー。
テンプレートの値は ${baseDirectory}/temp です。
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featurePaths |
ダウンロードしたアーカイブのルートの名前。
テンプレートの値は eclipse です。
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featureList |
再パッケージするフィーチャー ID のコンマ区切りのリスト。
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componentFilter |
featureList 内のフィーチャーがあるコンポーネントのコンマ区切りのリスト。
これによって選択可能なアーカイブがフィルターに掛けられ、パッケージャーはダウンロードしたファイル・セットを最適化することができます。
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contentFilter |
取り出すコンテンツ・タイプのコンマ区切りのリスト。
これによって使用可能なアーカイブのセットがフィルターに掛けられ、パッケージャーはダウンロードしたファイル・セットを最適化することができます。
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config |
再パッケージする構成 (オペレーティング・システム、ウィンドウ操作システム、アーキテクチャーの 3 要素をコンマで区切ったもの) の「&」区切りのリスト。 (例: win32, win32, x86 & linux, gtk, x86) |
archivesFormat |
アーカイブの形式。
構成 - 形式の "&" 区切りのリスト。
(例: win32, win32, x86 - antZip & linux, gtk, ppc - tar)。
構成にアーカイブ形式が指定されていない場合、デフォルトの形式は antZip です。
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zipargs |
ZIP に渡される追加の引数
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unzipargs |
unzip に渡される追加の引数
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archivePrefix |
結果として生成されるアーカイブの接頭部
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collectingFolder |
結果として生成されるアーカイブのルート・フォルダーの名前。
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buildId |
アーカイブのデフォルト名のビルド ID を制御します。
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buildType |
ビルド出力の命名に使用されるビルドのタイプ。
通常は I、N、M、S、... のいずれかです。
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buildLabel |
ビルドのラベル。
テンプレート値は ${buildType}.${buildId} です。
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archiveNamePrefix |
結果として生成されるアーカイブの名前を制御します。
デフォルト値は ${buildId} です。
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packagingProperties |
ルート・ファイルをパッケージ化するプロパティーを含むファイルの相対パス。
デフォルトでは、packaging.properties を指します。
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deltaPack |
デルタ・パックを生成するかどうかを指定します。
これにより、プラットフォームに依存しない部分は除外され、すべての構成がグループ化されて 1 つのアーカイブになります。
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