CVS は、あなたが注意しているファイルを誰かが変更したことを知らせる通知スキームを提供します。この機能は監視 と呼ばれます。あるファイルに対して監視 を設定することにより、誰かがこのファイルの 編集 を開始した場合に、CVS からその通知を E メール (またはその他の方法) で受け取ることができます。
CVS 監視には、監視 と編集 の 2 つの部分があります。最初の監視 は、どのファイルに関して通知を受け取るかの指定方法です。 2 つ目の編集 は、ファイルを変更しようとしていることを CVS サーバー (および他の人) に知らせる方法です。
編集 は、監視を設定していなくてもそれだけで役に立ちます。この方法で多くの人が作業します。これは、ファイルを編集するときに、他の誰かが既にそのファイルを編集しているかどうかが即時に通知されるからです。多くの人が、コミット時に変更をマージする必要があるかどうかを事前に知ることさえできればよいと考えているため、編集 はそれだけでほとんどの人に十分役立ちます。 編集 のみを使用するもう 1 つの利点は、サーバーに対する変更を管理する必要がないことです。これは監視 が行います。前述の通り、監視 が提供するのは、監視しているいくつかのファイルが変更されたことを E メールで通知することです。
これらの理由で、編集 はチーム CVS によってネイティブにサポートされます。 監視 はサポートしません。
前述の通り、チーム CVS には監視を設定できません。これを行うことに関して興味がある場合は、cvs の資料を参照してください。以下で、簡単に説明します。
監視と編集は CVS でのオプションです。この機能を使用するには、
「チーム」>「CVS」>「監視/編集」設定ページでこのオプションをオンにします。「チェックアウト時に監視/編集を使用するようプロジェクトを構成」を選択して、設定ダイアログを受け入れ、プロジェクトをチェックアウトしてください。プロジェクト内のすべてのファイルが読み取り専用でチェックアウトされます。これで、どのファイルが編集され、どのファイルが編集されていないのか (書き込み可能なファイルが編集されます) が
CVS クライアントに対して通知されます。このオプションをオンにする前にプロジェクトが既にチェックアウトされていた場合は、そのプロジェクトをもう 1 度チェックアウトするか、プロジェクトの
CVS プロパティー・ページで「このプロジェクトの監視/編集を使用」オプションを使用可能にしてください。この 2 つの操作のどちらかを行うと、プロジェクト内のファイルは読み取り専用になります。
一般の CVS クライアントでは明示的な編集の実行が要求されますが、チーム CVS は、ファイルの変更が開始された直後に自動的に編集を発行します。このサポートは Eclipse にまでおよぶため、テキスト・エディターでの入力、 Java リファクタリングの実行など、すべてにおいて CVS 編集が発行されます。また、リソースの「チーム」>「編集」コンテキスト・メニューを介して、明示的な編集を実行することもできます。
編集 が発行されたとき、既に誰かがそのファイルを編集している場合はすぐにそれが通知されます。さらに、CVS サーバーが E メールなどを通じて、そのファイルを監視 している人全員に通知します。監視は単に E メール通知を行うだけのため、監視リストをセットアップしていなくても、編集 は便利 (また一般的) なワークフローです。
好みに応じて、編集の自動発行をオフにすることができます。これは、操作している各ファイルに対して「チーム」>「編集」を手動で実行する必要があることを意味しています。この作業モードを使用するには、
「チーム」>「CVS」>「監視/編集」設定ページを開いて、「サーバーに通知せずにファイルを編集」を使用可能にしてください。
最後に、ファイルのコンテキスト・メニューから「チーム」>「エディターの表示」を選択して、いつでもそのファイルの編集者のリストを参照することができます。
ファイルを編集することを CVS に通知すると同時に、そのファイルをもう編集しないことを CVS に通知することも必要です。これは未編集 と呼ばれます。これで、誰かがファイルの編集者リストをチェックしたときに、まだそのファイルを操作している人がいるかどうかを知ることができます。これを行うには、以下の 2 つの方法のどちらかを行います。