SWT スタンドアロン・サンプル - イメージ・アナライザー

ImageAnalyzer サンプルは、イメージ・ファイルを開き、そのビジュアル・コンテンツおよびイメージ・データの要約を表示します。ユーザーは、スケーリングおよび Alpha ブレンドなどイメージのさまざまな要素を調整し、これらの変更をファイルに保管することができます。

ImageAnalyzer は GIF、JPEG、BMP、ICO、および PNG 型のイメージ・ファイルをロードおよび表示します。ロードされたファイルがインターレースされた GIF または PNG、または進行中の JPEG で、「増分表示」が選択されている場合、ImageAnalyzer はファイルをロードする際にイメージ増分を表示します。ファイルにアニメーション GIF が含まれている場合、「次へ」、「前へ」、および「アニメーション表示」ボタンが使用可能になり、ファイル内のイメージを循環したり、アニメーション表示するのに使用できます。 GIF で背景色が定義されている場合は、多くのアニメーション GIF と同様、「背景」を選択することによって、その GIF の背景色が使用されます。イメージに透過性 (GIF、PNG、または ICO で可能) がある場合、「マスクの表示」を選択すると、イメージの右側にイメージの透過性マスクがドローされます。透過性を確認するには、ImageAnalyzer の背景色を変更してください。透過性をオフにするには、「透過性の表示」を選択解除します。イメージがロードされると、「スケール」コンボでスケールすることができ、また「Alpha-K」コンボおよび「Alpha」メニューを使用してアルファ透過性を適用することができます。「ファイル」>「再オープン」を選択すると、スケーリングおよび Alpha 属性がデフォルト値に復元され、現行のイメージ・ファイルが再ロードされます。イメージに透過性がある場合、「ファイル」>「マスクの別名保存...」を選択すると、イメージの透過性マスクが保管されます。

SWT がイメージ・ファイルをロードすると、org.eclipse.swt.graphics.ImageData インスタンスが作成されます (ICO ファイルまたはマルチ・イメージ GIF の場合、ImageData インスタンス・アレイが作成されます)。 ImageAnalyzer は、現在ロードされているイメージ・ファイルについて、ピクセル・データも含め、ImageData インスタンス (複数も可) に保管されているデータをすべて表示します。イメージ表示のピクセルにカーソルを合わせると、そのピクセルの RGB 色データが表示されます。特定のイメージ (特にアニメーション GIF) については、イメージのロードに使用される org.eclipse.swt.graphics.ImageLoader インスタンスに追加データが保管されます。 ImageAnalyzer は、このデータも表示します。

サンプルの実行

SWT スタンドアロン・サンプルのセットアップの説明に従って、ワークスペースからサンプルをインストールして実行します。

メイン・クラスは org.eclipse.swt.examples.imageanalyzer.ImageAnalyzer です。

このサンプルは、サンプル・ランチャーを使用して実行することもできます。「スタンドアロン」カテゴリーから「イメージ・アナライザー」項目を選択し、「実行」をクリックしてください。