main への引き数

関数 main は、パラメーターの指定ありでも、なしでも宣言することができます。

int main(int argc, char *argv[])
 

パラメーターにはどのような名前でも付けることはできますが、 それらは通常、argc および argv と呼ばれています。

最初のパラメーターの argc (引き数カウント) は、int 型で、 コマンド行に入力する引き数の数を示します。

2 番目のパラメーターの argv (引き数ベクトル) の型は、char 配列オブジェクトへのポインターの配列型です。 char 配列オブジェクトは、ヌル終了ストリングです。

argc の値は、配列 argv 内のポインターの数を示します。 プログラム名が使用可能な場合、argv 内の最初のエレメントは、文字配列を指し、 この配列には、プログラム名または実行しているプログラムの起動名が含まれています。 名前が判別不可能な場合、argv 内の最初のエレメントはヌル文字を指します。

この名前は、関数 main への引き数の 1 つとしてカウントされます。 例えば、プログラム名だけをコマンド行に入力すると、argc の値は 1 で、argv[0] は、そのプログラム名を指します。

コマンド行に入力された引き数の数に関係なく、argv[argc] には、常に NULL が入っています。

関連参照

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