tbtable

C に適用 C++ に適用

目的

関数の型、スタック・フレーム、およびレジスター情報を含め、各関数についての情報を含むトレースバック・テーブルを生成する。トレースバック・テーブルは、そのコードの終わりのテキスト・セグメントに配置されます。

構文


構文図

サブオプションは、以下のとおりです。


none トレースバック・テーブルを生成しません。スタック・フレームをアンワインドすることはできないので、例外処理は使用不可となります。
full 名前およびパラメーターの情報が入った完全なトレースバック・テーブルを生成します。 -qnoopt または -g を指定した場合には、これがデフォルトです。
small 生成されるトレースバック・テーブルには名前やパラメーターの情報は入りませんが、トレースバックとして完全に機能します。最適化は指定したが -g は指定していない場合には、これがデフォルトです。

#pragma optionsも参照してください。

このオプションは 64 ビット・コンパイルにのみ適用され、32 ビット・コンパイルで指定された場合には無視されます。

#pragma options ディレクティブは、コンパイル単位の最初のステートメントより前に指定しなければなりません。

多くのパフォーマンス測定ツールでは、最適化されたコードを適切に分析するために完全なトレースバック・テーブルが必要です。コンパイラー構成ファイルには、この要件に合った項目が入っています。最適化されたコードに完全なトレースバック・テーブルが不要な場合は、コンパイラー構成ファイルを以下のように変更することによって、ファイル・スペースを節約することができます。

  1. C または C++ コンパイル・スタンザの options 行から、 -qtbtable=full オプションを除去する。
  2. DFLT スタンザの xlCopt 行から、 -qtbtable=full オプションを除去する。

これらの変更を行うと、 tbtable オプションのデフォルトが以下のようになります。

関連参照

コンパイラーのコマンド行オプション
g
O、optimize
#pragma options IBM Copyright 2003