浮動小数点リテラル

浮動小数点リテラル は、次のもので構成されます。

整数部と小数部は、両方とも 10 進数で作成されます。整数部か小数部のいずれか一方を省略できますが、 両方とも省略することはできません。また、小数点または指数部のいずれか一方を省略できますが、 両方とも省略することはできません。

     .-----------.     .-------.
     V           |     V       |
>>-+---+-------+-+--.----digit-+--+--------------+-+--+---+----><
   |   '-digit-'                  '-| exponent |-' |  +-f-+
   | .-------.                                     |  +-F-+
   | V       |                                     |  +-l-+
   +---digit-+--.--+--------------+----------------+  '-L-'
   |               '-| exponent |-'                |
   | .-------.                                     |
   | V       |                                     |
   '---digit-+--| exponent |-----------------------'
 
Exponent:
 
                  .-------.
                  V       |
|--+-e-+--+----+----digit-+-------------------------------------|
   '-E-'  +-+--+
          '- --'
 
 

float の大きさの範囲は、おおよそ 1.2e-38 から 3.4e38 までです。double または long double の大きさの範囲は、 おおよそ 2.2e-308 から 1.8e308 までです。 浮動小数点定数が長すぎたり、短すぎたりする場合は、結果は言語によって定義されていません。

サフィックス f または Ffloat 型を示し、 サフィックス l または Llong double 型を示します。 サフィックスを指定しないと、浮動小数点定数には、double 型が指定されます。

プラス (+) またはマイナス (-) シンボルを浮動小数点リテラルの前に置くことができます。 ただし、それはリテラルの一部ではありません。それは単項演算子と解釈されます。

浮動小数点リテラルの例を次に示します。

浮動小数点定数
5.3876e4 53,876
4e-11 0.00000000004
1e+5 100000
7.321E-3 0.007321
3.2E+4 32000
0.5e-6 0.0000005
0.45 0.45
6.e10 60000000000

C printf 関数を使用して、浮動小数点定数値を表示する場合は、 指定する printf 型変換コード修飾子が、その浮動小数点定数値に対して、十分な大きさであることを確認してください。

関連参照

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