このオプションの設定値は、シンボル・テーブルに示される情報を決定する。
ここで、
unref すべての typedef 宣言、struct 型定義、union 型定義、および enum 型定義を、GNU GDB デバッガーによる処理用に組み込むことを指定します。 -g オプションと一緒にこのオプションを使用して、デバッガーで使用するための追加のデバッグ情報を生成します。
-g オプションを指定すると、デバッグ情報がオブジェクト・ファイルに組み込まれます。オブジェクトおよび実行可能ファイルのサイズを最小にするために、コンパイラーは、参照されるシンボルに関する情報しか組み込みません。デバッグ情報は、-qsymtab=unref を指定しない限り、参照されない配列、ポインター、またはファイル・スコープ変数については生成されません。
-qsymtab=unref を使用すると、オブジェクトおよび実行可能ファイルのサイズが大きくなる可能性があります。
static 永続的なストレージ・クラスを持つ、ユーザー定義の非外部名 (初期化される静的変数または初期化されない静的変数など) を、名前リストに追加します。
デフォルトでは、静的変数はシンボル・テーブルに追加されません。
myprogram.c をコンパイルして静的シンボルがシンボル・テーブルに追加されるようにするには、次のように入力します。
xlc myprogram.c -qsymtab=static
デバッガーで使用するために、myprogram.c 内のすべてのシンボルをシンボル・テーブルに組み込むには、次のように入力します。
xlc myprogram.c -g -qsymtab=unref