idirfirst

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目的

#include "file_name" ディレクティブで組み込むファイルの検索順序を指定する。

構文


構文図

#pragma optionsも参照してください。

-qidirfirst-I オプションと一緒に使用してください。

idirfirst オプションを使用しない 場合に、#include "file_name" ディレクティブで組み込まれるファイルの標準の検索順序は、以下のとおりです。

  1. 現行のソース・ファイルがあるディレクトリーを検索します。
  2. -I オプションで指定した 1 つ以上のディレクトリーを検索します。
  3. 標準の組み込みディレクトリーを検索します。

-qidirfirst を指定すると、 -I オプションで指定したディレクトリーが検索されてから、現行のファイルがあるディレクトリーが検索されるようになります。

-qidirfirst は、 #include <file_name> ディレクティブの検索順序には影響を及ぼしません。

-qidirfirst は、 #include "file_name" および #include <file_name> の両方について検索順序を変更する -qnostdinc オプションとは無関係です。

ファイルの検索順序については、 相対パス名を使用したインクルード・ファイルのディレクトリー検索順序 で説明しています。

最後の有効な #pragma options [no]idirfirst は、それ以後の #pragma options [no]idirfirst によって置き換えられるまで、有効なままです。

myprogram.c をコンパイルして、インクルード・ファイルについて /usr/tmp/myinclude を検索させてから現行ディレクトリー (ソース・ファイルがある) を検索させるには、以下を入力します。

xlc myprogram.c -I/usr/tmp/myinclude -qidirfirst

関連タスク

相対パス名を使用したインクルード・ファイルのディレクトリー検索順序

関連参照

コンパイラーのコマンド行オプション
I
stdinc
#pragma options IBM Copyright 2003