#pragma nosimd

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説明

#pragma nosimd ディレクティブは、このディレクティブのすぐ後に続く for ループで VMX (Vector Multimedia Extension) 命令を生成しない ようにコンパイラーに指示します。

構文


構文図

このディレクティブは、-qhot=simd-qarch=ppc970 とともに有効になっている場合のみ、効果があります。これらのコンパイラー・オプションが有効になっていると、コンパイラーは、連続する配列のエレメントに関してループ内で実行される特定の操作を VMX (Vector Multimedia Extension) 命令の呼び出しに変換します。この呼び出しは、いくつかの結果を一度に計算するため、個々の結果を連続して計算するよりは速くなります。

#pragma nosimd ディレクティブは、コンパイラーが、特定の for ループに対する VMX (Vector Multimedia Extension) 命令を生成することを防ぎます。このディレクティブの影響を受ける for ループは、このディレクティブの後に続く最初のプログラム・ステートメントでなければなりません。

#pragma nosimd ディレクティブは、その直後の for ループに対してのみ適用されます。このディレクティブは、指定されたループ内でネストされる可能性のある他の for ループ上では影響はありません。

#pragma nosimd は、ループ最適化および並列処理のディレクティブとともに使用することができます。

関連参照

汎用プラグマ
arch
enablevmx
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