P
 
パック (pack)
元の形式に回復できるような方法でデータを圧縮して保管すること。
埋め込み (pad)
フィールド内の未使用の場所をデータ (通常は 0、1、または空白) で埋めること。
ページ (page)
(1) 仮想記憶システムにおいて、仮想アドレスを持ち、実記憶装置と補助記憶装置の間を 1 単位とし転送される固定長ブロック。 I. A。 (2) ストレージ・メディアにおける定義済みのスペース単位。
パラメーター (parameter)
(1) C および C++ 言語において、関数宣言または定義の一部として宣言され、その関数に入るときに値を受け取るオブジェクト、または、関数に類似したマクロ定義内でマクロ名の後に続く ID。 X/Open。(2) プログラムまたはプロシージャー間で受け渡しされるデータ。IBM
パラメーター宣言 (parameter declaration)
関数が受け取る値の記述。パラメーター宣言によって、ストレージ・クラス、およびその値のデータ型が決まる。
親クラス (parent class)
基底クラス (base class) を参照。
親ノード (parent node)
ツリー構造において、従属ノードが 1 つ以上あるノード。 下位ノード (child node)ルート (root) を参照。
親プロセス (parent process)
(1) spawn または exec 関数呼び出しを使って、他のプロセスの作成を開始するプログラム。 (2) 他のプロセスを作成するプロセス。
親ウィンドウ (parent window)
子となるウィンドウに、それらを描画する方法および場所についての情報を提供するウィンドウ。親ウィンドウによって、子ウィンドウとシステム内の他のウィンドウとの間の関係が定義される。 子ウィンドウ (child window)所有者ウィンドウ (owner window) を参照。
パス名 (path name)
(1) ファイルを識別するために使用されるストリング。パス名は、先頭のスラッシュ (オプショナル)、およびそれに続くスラッシュで区切られたゼロ個以上のファイル名を持つ。パス名がディレクトリーを参照している場合は、末尾に 1 つ以上のスラッシュが付くこともある。複数の連続したスラッシュは 1 つのスラッシュと同じとみなされる。 2 つの連続したスラッシュで始まるパス名は、インプリメンテーションごとに解釈してよいが、3 個以上のスラッシュは単一のスラッシュとして扱われる。 (2) ファイルに至るすべてのディレクトリーを指定するファイル名。
パターン (pattern)
(1) 正規表現の表記で使用される、またはパス名を展開するために使用される文字シーケンス。前者の場合は各種文字ストリングを選択する手段として、後者の場合はパス名を選択する手段として使用される。 2 つのパターンの構文は類似しているが、同じではない。 X/Open。 (2) 認識可能な形状、フォーム、または構成。 IBM。 (3) コンピューター・グラフィックスにおいて、イメージを構成する、色調が整えられた画素 (ペル) と整えられていない画素の組み合わせ。 (4) 検索パターンを定義する正規表現。(5) AIX グラフィックスにおいて、システム画面上に表示するポリゴンのテクスチャーを定義する、16x16、32x32、または 64x64 のビット配列。IBM
一時停止 (pause)
メディアを一時的に停止すること。一時停止したビジュアルはそのまま表示され続けるが、オーディオは再生されない。
画素 (pel)
ピクセル (pixel) を参照。
パイプ (pipe)
あるプロセスの出力が別のプロセスの入力になるようにデータを送信すること。パイプ演算子 (|) を使用すると、あるコマンドの標準出力を別のコマンドの標準入力に接続することができる。この方法で接続された 2 つのコマンドはパイプラインを構成する。 IBM
ピクセル (pixel)
画素。アドレス指定が可能で、可視状態および不可視状態を切り替えることができる、表示画面の最小の領域。
ポインター (pointer)
データ・オブジェクトまたは関数のアドレスを保持する変数。
ポインター・クラス (pointer class)
ポインターをインプリメントするクラス。
メンバーへのポインター (pointer to member)
あるクラスのオブジェクト内のある型のメンバーを識別するために使用されるオブジェクト。
ポイント・サイズ (point size)
ポイントで表した書体のサイズ。この場合のサイズとは、文字の高さを指す。1 インチは 72 ポイントである。 書体 (typeface) を参照。
ポリモアフィック関数 (polymorphic function)
複数のデータ型のオブジェクトに適用可能な関数。C++ では、次の 2 つの方法でポリモアフィック関数をインプリメントする。
  1. 多重定義関数 (呼び出しは、コンパイル時に解決される)
  2. 仮想関数 (呼び出しは、実行時に解決される)
ポリモアフィズム (polymorphism)
オブジェクト指向プログラミングの特性 の 1 つ。宣言時のオブジェクトの型ではなく、実行時のオブジェクトの型を基にして多重定義されたメンバー関数を呼び出すことができる。
移植 (port)
(1) 異なるオペレーティング・システムで使用するために、アプリケーションを適合させること。 マイグレーション (migrate) と対比。 (2) 異なるコンパイラー・システムまたはクラス・ライブラリーで使用するために、アプリケーションを適合させること。
移植性 (portability)
ソース・コードに変更を加えることなく、異なるオペレーティング・システムで正常にコンパイルするためのプログラミング言語の能力。
ポータブル文字セット (portable character set)
POSIX 1003.2 のセクション 2.4 で指定されている文字セット。 文字セット (character set)Portable Operating System Interface を参照。
Portable Operating System Interface (POSIX)
(1) 米国電子電気学会 (IEEE) で定義されている、オペレーティング・システム移植可能インターフェース標準のセット。現在は、ISO/IEC 国際標準 (ISO/IEC 9945) になっている。 (2) アプリケーション・プログラムと UNIX オペレーティング・システムの間の言語インターフェースを定義する IEEE 1003.1 標準。
位置付けプロパティー (positioning property)
コレクション内でエレメントを位置付けるために使用されるエレメントのプロパティー。例えば、キーの値は位置付けプロパティーとして使用することができる。
POSIX
Portable Operating System Interface を参照。
プラグマ (pragma)
ISO 標準で指定されていないプリプロセッサー・ディレクティブ。多くの場合、プラグマはコンパイラーおよびリンカーのアクションを制御する。プラグマは常に番号記号 (#) で始まる。
優先順位 (precedence)
異なったタイプの演算子をオペランドによってグループ化する優先順位システム。
前提条件 (precondition)
関数の呼び出し時に、その関数によって真であることが要求される条件。
定義済み関数 (predefined function)
組み込み関数 (built-in function) を参照。
定義済みマクロ (predefined macro)
IBM が提供している、オブジェクトに類似するいくつかのマクロのうちの 1 つ。マクロ (macro) を参照。
述部関数 (predicate function)
true または false という IBoolean 値を戻す関数。(IBoolean は、整数で表される Boolean 型である。)
プリエンプティブ・マルチタスク (preemptive multitasking)
ほぼ任意といってよい時点でスレッドに割り込み、待機中のスレッドにプロセッサーを割り当てるオペレーティング・システムの機能。これにより、複数のアプリケーションを並行して実行することができ、1 つのアプリケーションにシステムのリソースを独占させないようにすることができる。マルチタスク (multitasking) を参照。
準備 (preparation)
データをレンダリングする前に、ソースが実行するあらゆるアクティビティー。例えば、ドラッグ項目が、ソースのレンダリングが行われる 2 次スレッドを、そのソースが作成することを要求する場合など。システムは、ユーザーへの応答を継続するため他のタスクを実行することができる。
プリプロセッサー (preprocessor)
ソース・プログラムにプリプロセッサー・ステートメントが含まれていないかを調べ、そのステートメントを実行してソース・プログラムを変更する、コンパイラーのフェーズの 1 つ。
プリプロセッサー・ディレクティブ (preprocessor directive)
番号記号 (#) で始まり、プリプロセッサーが解釈する命令を含む、C および C++ のステートメント。
プリロール (preroll)
最小の遅延時間で、再生機能または記録機能を開始するために装置を準備すること。
1 次式 (primary expression)
リテラル、名前、またはスコープ解決演算子 (::) で修飾された名前。
基本パーツ (primary part)
複合パーツ内で、フリー・フォーム域におけるその基底クラスを表現したもの。最初に複合パーツを作成したときに追加される。例えば、IFrameWindow ベースのコンポジットの基本パーツは、IFrameWindow* パーツ・インスタンスである。
1 次ソース・ファイル (primary source file)
構成ファイル内のビルドに対して定義されたソース・ファイル。各 1 次ソース・ファイルは、コンパイル中に一度しか処理されない。ソース・ファイル (source file)組み込みソース・ファイル (included source file) を参照。2 次ソース・ファイル (secondary source file) と対比。
1 次スレッド (primary thread)
プロセスの初期化時に最初に作成されるスレッド。スレッド (thread) を参照。
プリミティブ (primitive)
グラフィック・プリミティブ (graphic primitive) を参照。
プリミティブ属性 (primitive attribute)
グラフィック・プリミティブの指定可能な特性。 グラフィック属性 (graphic attributes) を参照。
優先キュー (priority queue)
そのエレメントに優先順位を割り当てているキュー。エレメントにアクセスすると、最も優先順位が高いエレメントが最初に取り出される。優先キューは、優先順位が最も高いものが最初に出る、という動作をする。 キュー (queue) を参照。
private
同じクラスのメンバー関数およびフレンドのみがアクセスできるクラスのメンバーに関連する用語。 protectedpublic と対比。
プロセス (process)
(1) データ処理タスクを実行する、コード、データ、および他のシステム・リソース (少なくとも 1 つの実行スレッドを含む) のコレクション。 (2) 実行中のアプリケーション、そのアドレス・スペース、およびそのリソース。 (3) 実行中のプログラムのインスタンス。 Win32 プロセスは、アプリケーションの実行可能ファイルのコードおよびデータを格納する 4 GB のアドレス・スペースを所有しているが、このプロセス自体は何も実行しない。またこのプロセスは、ファイル、動的メモリー割り振り、スレッドなど、いくつかのリソースを所有する。
プロファイル作成 (profiling)
プログラム内の各プロシージャーによって使用されたプロセッサー時間、およびプログラム実行時間のパーセンテージを示す、プログラムの統計的な分析を生成するプロセス。
プログラム (program)
(1) 特定のプログラミング言語の構文に準拠した命令セットを含む 1 つ以上のファイル。 (2) 自己完結型の実行可能モジュール。同じプログラムの複数のコピーを、別々のプロセスで実行することができる。
プログラム・グループ (program group)
プログラムのグループを表示するウィンドウ。
プログラム・ヒープ (program heap)
フリー・ストア (free store) を参照。
プロジェクト (project)
(1) 関連するオブジェクト (タスク) をグループ化するコンテナー。
プロパティー関数 (property function)
この関数の適用先のエレメントが特定のプロパティーまたは特性を持っているかどうかを判別するために使用される関数。プロパティー関数を使用すると、例えば、特定のプロパティーを持つすべてのエレメントを除去することができる。
protected
同じクラスのメンバー関数およびフレンド、またはそのクラスから派生したクラスのメンバー関数およびフレンドのみがアクセスできるクラス・メンバーに関係する用語。 privatepublic と対比。
プロトタイプ (prototype)
関数の戻りの型とその引き数の型の両方を含む関数宣言または定義。 関数プロトタイプ (function prototype) を参照。
public
すべての関数がアクセス可能なクラス・メンバーに関係する用語。 privateprotected と対比。
純粋仮想関数 (pure virtual function)
= 0; という形式の関数初期化指定子を持つ仮想関数。
 
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