浮動小数点変数

浮動小数点変数には、次の 3 つの型があります。

浮動小数点型のデータ・オブジェクトを宣言するには、次の浮動指定子を使用します。

>>-+-float-------+---------------------------------------------><
   +-double------+
   '-long double-'
 
 

単純な浮動小数点宣言の宣言子は、ID です。単純な浮動小数点変数の初期化は、 浮動定数、または、整数あるいは浮動小数点数に評価される変数または式を使用して行います。変数のストレージ・クラスによって、 変数を初期化する方法が決まります。

浮動小数点データ型の例

次の例では、ID pidouble 型のオブジェクトとして定義します。

double pi;

次の例では、float 変数である real_number を初期値 100.55 で定義します。

static float real_number = 100.55f;
注:
f サフィックスを浮動小数点リテラルに追加しない場合は、その数は、型 double になります。 型 float のオブジェクトを、型 double のオブジェクトで初期化する場合、コンパイラーは暗黙的に、型 double のオブジェクトを型 float のオブジェクトに変換します。

次の例では、float 変数である float_var を初期値 0.0143 で定義します。

float float_var = 1.43e-2f;

次の例では、long double 変数である maximum を宣言します。

extern long double maximum;

次の例では、配列 table を型 double の 20 個のエレメントで定義します。

double table[20];

関連参照

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