ID での大/小文字の区別と特殊文字

コンパイラーでは、ID 内の大文字と小文字が区別されます。 例えば、PROFITprofit は、別の ID を表します。

関数名や変数名に、下線 (_) で始まる ID を使用しないでください。

ID の先頭文字は、文字でなければなりません。 _ (下線) は文字と見なされます。ただし、下線で始まる ID は、 グローバル・ネーム・スペース・スコープでの ID 用に、コンパイラーによって予約されています。

2 つの連続する下線を含んでいる ID、または後に 1 つの大文字が続く 1 つの下線で始まる ID は、 すべてのコンテキストで予約されています。

ドル記号は、-qdollar コンパイラー・オプションを 使用してコンパイルされる場合、あるいはこのオプションを含む拡張言語レベルの 1 つで コンパイルされる場合は、ID に使用することができます。

標準のライブラリー関数を使用するときには常に、適切なヘッダーをインクルードする必要があります。

システム呼び出しおよびライブラリー関数の名前は、 該当するヘッダーをインクルードしない場合は予約語ではありませんが、 これらの名前を ID としては、使用しないようにしてください。 事前定義の名前を重複使用すると、コードの保守を行う人が混乱したり、リンク時または実行時の エラーの原因になります。プログラムにライブラリーをインクルードする場合は、名前が重複しないように、 そのライブラリーの関数名に注意を払ってください。標準のライブラリー関数を使用するときには常に、適切なヘッダーをインクルードする必要があります。

関連参照

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