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C に適用 C++ に適用

目的

ダイナミック・リンクの場合は指定したライブラリー・ファイル libkey.so を検索してから libkey.a を検索し、静的リンクの場合は単に libkey.a を検索する。

構文


構文図

デフォルト

コンパイラーのデフォルトでは、いくつかのコンパイラー・ランタイム・ライブラリーのみが検索されます。デフォルトの構成ファイルは、-l コンパイラー・オプションで検索するためにデフォルトのライブラリー名を指定し、-L コンパイラー・オプションでデフォルトのライブラリー用検索パスを指定します。

また、デフォルトの検索パスにない追加のライブラリー用検索パス情報を提供する必要があります。検索パスは、-Ldirectory オプションで変更することができます。

C および C++ 実行時ライブラリーは自動的に追加されます。

-l オプションは、後から認識されたものが累積されます。コマンド行で後に指定された -l オプションは、前の -l によって指定されたライブラリーのリストを置換するのではなく、そのリストへの追加を行います。ライブラリーはコマンド行に表示される順序で検索されるため、ライブラリーを指定する順序は、アプリケーション内のシンボル・レゾリューションに影響を与える可能性があります。

詳しくは、オペレーティング・システムの ld に関する資料を参照してください。

myprogram.C をコンパイルし、/usr/mylibdir ディレクトリーにあるライブラリー mylibrary (libmylibrary.a) とリンクするには、以下を入力します。

xlc++ myprogram.C -lmylibrary -L/usr/mylibdir

関連タスク

構成ファイル内のコンパイラー・オプションの指定

関連参照

コンパイラーのコマンド行オプション
B
L
付録 C, XL C/C++ 内のライブラリー IBM Copyright 2003