OpenMP ディレクティブは、さまざまな型の並列領域 を定義することによって、共用メモリーの並列性を活用します。並列領域は、プログラム・コードの反復セグメントおよび非反復セグメントの両方を含むことができます。
プラグマは、以下の 4 つの一般的なカテゴリーに分かれています。
- 1 つ目のカテゴリーのプラグマは、作業がスレッドによって並列で行われる並列領域を定義できるようにするものです。ほとんどの OpenMP ディレクティブは、囲んでいる並列領域に、静的にバインドするか、または動的にバインドするかのいずれかです。
- 2 つ目のカテゴリーは、作業がどのように並列領域のスレッド全体に分散および共用されるかを定義できるようにするものです。
- 3 つ目のカテゴリーは、スレッド間の同期を制御できるようにするものです。
- 4 つ目のカテゴリーは、スレッド全体のデータの可視性のスコープを定義できるようにするものです。
並列環境での共用変数および Private 変数
プラグマを使用した並列処理の制御
並列処理を制御するプラグマ
並列処理のための OpenMP ランタイム・オプション
並列処理に使用する組み込み関数
OpenMP 仕様の完全な情報については、以下を参照してください。
