プログラム・ソース・ファイル内のコンパイラー・オプションの指定

#pragma ディレクティブを使用すると、プログラム・ソース内でコンパイラー・オプションを指定できます。

プラグマは、コンパイラーに対してインプリメンテーションを定義した命令です。プラグマには、以下の一般的な書式があり、character_sequence は、特定のコンパイラーの命令および引き数 (ある場合) を提供する一連の文字です。


構文図

プラグマの character_sequence は、特に指定がない限り、マクロ置換されます。複数のプラグマの構成は、1 つの #pragma ディレクティブで指定できます。コンパイラーは、認識されないプラグマを無視し、無視したことを示す通知メッセージを発行します。

プログラム・ソース・ファイルでプラグマ・ディレクティブにより指定されたオプションは、ほかのプラグマ・ディレクティブを除く、ほかのすべてのオプション設定をオーバーライドします。 2 回以上同じプラグマ・ディレクティブを指定する効果はさまざまです。特定の情報についてはそれぞれのプラグマに関する説明を参照してください。

プラグマ設定は組み込まれたファイルに持ち越すことができます。プラグマ設定からの望ましくない副次作用の可能性を除くには、プログラム・ソースでプラグマ定義の振る舞いが必要なくなった時点でプラグマ設定のリセットを考慮する必要があります。一部のプラグマ・オプションは reset または pop サブオプションを提供し、これを実行するのを助けます。

これらの #pragma ディレクティブは、これらのディレクティブが適用されるオプションの詳細記述にリストされます。各種の #pragma プリプロセッサー・ディレクティブに関する詳細な説明については、汎用プラグマ を参照してください。

関連概念

コンパイラー・オプション

関連タスク

コンパイラーの起動
コマンド行におけるコンパイラー・オプションの指定
構成ファイル内のコンパイラー・オプションの指定
アーキテクチャー固有の (32 ビットまた は 64 ビットの) コンパイル用コンパイラー・オプションの指定
矛盾するコンパイラー・オプションの解決

関連参照

汎用プラグマ
並列処理を制御するプラグマ IBM Copyright 2003