標準インクルード・パスを制御するコンパイラー・オプションは、以下の表に示してあります。
paths の値は、コマンド行でユーザーが指定します。
構成ファイルを使用した場合、paths
の値は、2 番目の列で名前を指定した属性の値です。
デフォルトで使用される構成ファイルは、vac_configure
ユーティリティーで作成されたものです。コンパイラーは構成ファイルの各属性を処理して、インクルード・ファイル
のために適切な検索パスが使用されるようにするために、対応するオプションを作成します。
Linux 特有の構成オプションおよび関連した属性、32 ビット・モードおよび 64 ビット・モード | |||
オプション名 | 属性 | 使用法 | 競合解決 |
---|---|---|---|
-qgcc_c_stdinc=<paths> |
gcc_c_stdinc gcc_c_stdinc_64 | gcc ヘッダーの検索ロケーションを指定します。 デフォルト値はありません。 | 同じコマンドで複数回指定した場合、最後のものが使用されます。 -qnostdinc オプションが有効な場合、このオプションは無視されます。 |
-qgcc_cpp_stdinc=<paths> |
gcc_cpp_stdinc gcc_cpp_stdinc_64 | g++ ヘッダーの検索ロケーションを指定します。 デフォルト値はありません。 | 同じコマンドで複数回指定した場合、最後のものが使用されます。 -qnostdinc オプションが有効な場合、このオプションは無視されます。 |
-qc_stdinc=<paths> |
xlc_c_stdinc xlc_c_stdinc_64 | IBM C ヘッダーの標準インクルード・ファイルの検索ロケーションを指定します。デフォルト値はありません。 | 同じコマンドで複数回指定した場合、最後のものが使用されます。 -qnostdinc オプションが有効な場合、このオプションは無視されます。 |
-qcpp_stdinc=<paths> |
xlc_cpp_stdinc xlc_cpp_stdinc_64 | IBM C++ ヘッダーの検索ロケーションを指定します。 デフォルト値はありません。 | 同じコマンドで複数回指定した場合、最後のものが使用されます。 -qnostdinc オプションが有効な場合、このオプションは無視されます。 |
関連参照