showpdf

C に適用 C++ に適用

目的

-qpdf1 および最小最適化レベル -O と共に使用して、追加呼び出しおよびブロック数プロファイル情報を実行可能ファイルに追加する。

構文

        .-noshowpdf-.
>>- -q--+-showpdf---+------------------------------------------><
 
 

このオプションは、-qpdf1 コンパイラー・オプションと共に指定した場合にのみ有効です。

-qpdf1 および -O の最小最適化レベルと共に指定した場合、コンパイラーは、追加のプロファイル情報を、コンパイルされるアプリケーションに挿入して、アプリケーション内のすべてのプロシージャーに関する呼び出しおよびブロック数を収集します。コンパイルされたアプリケーションを実行すると、呼び出しおよびブロック数がファイル ._pdf に記録されます。

トレーニング・データを使用してアプリケーションを実行した後、 showpdf ユーティリティーを使用して ._pdf ファイルの内容を取り出すことができます。このユーティリティーは、 -qpdf ページに説明されています。

例では、プログラム・ファイル hello.c に対して次のソースを想定しています。

#include <stdio.h>
 
void HelloWorld()
{
 printf("Hello World");
}
 
main()
{
 HelloWorld();
}

以下を使用してソースをコンパイルします。

xlc -qpdf1 -O -qshowpdf hello.c

結果として得られるプログラム実行可能ファイルを実行します。

a.out

showpdf ユーティリティーを実行して、実行可能ファイルに対する呼び出し数およびブロック数を表示します。

showpdf
showpdf ユーティリティーが、以下のようなデータを戻します。
HelloWorld(4):  1 (hello.c)
 
Call Counters:
  5 | 1  printf(6)
 
Call coverage = 100% ( 1/1 )
 
Block Counters:
  3-5 | 1
  6 |
  6 | 1
 
Block coverage = 100% ( 2/2 )
 
 
-----------------------------------
main(5):  1 (hello.c)
 
Call Counters:
  10 | 1  HelloWorld(4)
 
Call coverage = 100% ( 1/1 )
 
Block Counters:
  8-11 | 1
  11 |
 
Block coverage = 100% ( 1/1 )
 
Total Call coverage = 100% ( 2/2 )
Total Block coverage = 100% ( 3/3 )

関連参照

コンパイラーのコマンド行オプション
pdf1、pdf2 IBM Copyright 2003