#pragma novector

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説明

#pragma novector ディレクティブは、次のループを自動的にベクトル化しない ようにコンパイラーに指示します。

構文


構文図

このディレクティブは、-qhot=vector が有効になっている場合のみ、効果があります。-qhot=vector が有効になっていると、コンパイラーは、連続する配列のエレメント (例えば、平方根、逆数平方根) に関してループ内で実行される特定の操作をベクター・ライブラリー・ルーチンの呼び出しに変換します。この呼び出しは、同時にいくつかの結果を計算します。これは、各結果を逐次計算するよりも高速です。

#pragma novector ディレクティブは、コンパイラーが for ループに対する命令を自動的にベクトル化することを防ぎます。このディレクティブの影響を受ける for ループは、このディレクティブの後に続く最初のプログラム・ステートメントでなければなりません。

#pragma novector ディレクティブは、その直後の for ループに対してのみ適用されます。このディレクティブは、指定されたループ内でネストされる可能性のある他の for ループ上では影響はありません。

#pragma novector は、ループ最適化および並列処理のディレクティブとともに使用することができます。

関連参照

汎用プラグマ
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