プリプロセッサーの概要

プリプロセス は、C および C++ ファイルがコンパイラーに渡される前に、それらのファイルに対して行われる予備操作です。これによって、以下のことを実行できます。

トークン は、空白で区切られた一連の文字です。 プリプロセッサー・ディレクティブで認められている空白は、 スペース、水平タブ、垂直タブ、改ページ、およびコメントだけです。 改行文字も、プリプロセッサー・トークンを分離することができます。

プリプロセスされるソース・プログラム・ファイルは、有効な C または C++ プログラムでなければなりません。

プリプロセッサーは、以下のディレクティブによって制御されます。

#define
マクロを定義します。
#undef
プリプロセッサー・マクロ定義を除去します。
#error
コンパイル時エラー・メッセージ用のテキストを定義します。
#include
別のソース・ファイルからテキストを挿入します。
#if
定数式の結果に基づいて、ソース・コードの部分を条件により抑止 します。
#ifdef
マクロ名が定義されている場合に、ソース・テキストを条件によりインクルードします。
#ifndef
マクロ名が定義されない場合に、ソース・テキストを条件によりインクルードします。
#else
直前の #if#ifdef#ifndef、 または #elif テストが失敗した場合に、条件によりソース・テキストをインクルードします。
#elif
直前の #if#ifdef#ifndef、 または #elif テストが失敗した場合に、 定数式の値を基にして、条件によりソース・テキストをインクルードします。
#endif
条件テキストを終了します。
#line
コンパイラー・メッセージの行番号を提供します。
#pragma
コンパイラーに対してインプリメンテーション定義の命令を指定します。

関連参照

IBM Copyright 2003