#pragma omp threadprivate

説明

omp threadprivate ディレクティブは、スレッドに private になる名前付きのファイル・スコープ、名前スペース・スコープ、または静的ブロック・スコープ変数を作成します。

構文

#pragma omp threadprivate (list)

ここで、list は、変数のコンマ区切りのリストです。

omp threadprivate データ変数の各コピーは、そのコピーを最初に使用する前に一度初期化されます。 threadprivate データ変数を初期化するために、オブジェクトが使用前に変更された場合、振る舞いは指定解除されます。

スレッドは、omp threadprivate データ変数の別のスレッドのコピーを参照してはなりません。プログラムの直列領域およびマスター領域の実行時に、参照は常にデータ変数のマスター・スレッドのコピーに対して行われます。

omp threadprivate ディレクティブの使用は、以下の点で管理されています。

関連参照

並列処理を制御するプラグマ IBM Copyright 2003