char 指定子の構文は、次のとおりです。
>>-+----------+--char------------------------------------------>< +-unsigned-+ '-signed---'
char 指定子は、整数型です。
char は、基本文字セットからの文字を表すのに十分なストレージを持っています。 char に割り振られるストレージの量は、インプリメンテーションによって異なります。
文字リテラル (1 文字からなる) を使用して、または整数に評価する式を使用して、 型 char の変数を初期化します。
単一バイトを占有する数値変数を宣言するに は、signed char または unsigned char を使用します。
多重定義関数を区別する目的で、C++ の char は、
signed char および unsigned char とは別の型です。
char 型指定子の例
次の例では、ID end_of_string を、初期値 ¥0 (ヌル文字) を持つ、型 char の定数オブジェクトとして定義しています。
const char end_of_string = '¥0';
次の例では、unsigned char 変数である switches を、初期値 3 を持つものとして定義します。
unsigned char switches = 3;
次の例では、string_pointer を文字を指すポインターとして定義します。
char *string_pointer;
次の例では、name を文字を指すポインターとして定義します。 初期化の後で、name は、文字ストリング "Johnny" の最初の文字を指します。
char *name = "Johnny";
次の例では、文字を指す 1 次元配列のポインターを定義します。 配列には、3 つのエレメントがあります。 最初は、これらのエレメントは、ストリング "Venus" を指すポインター 、"Jupiter" を指すポインター、および "Saturn" を指すポインターです。
static char *planets[ ] = { "Venus", "Jupiter", "Saturn" };
wchar_t 型指定子は、ワイド文字リテラルを表すのに十分なストレージを持つ整数型です。(ワイド文字リテラルは、L'x' のように、文字 L を接頭部として付けた文字リテラルです。)
関連参照