コンパイラー・メッセージおよびリスト情報

コンパイラーは、 C または C++ ソース・プログラムのコンパイル中にプログラム・エラーを検出すると、診断メッセージを標準エラー装置に発行し、該当するオプションが選択されている場合には、診断メッセージをリスト・ファイルに発行します。

コンパイラー・メッセージ

コンパイラーは C または C++ 言語特定のメッセージを出します。

ngclang のアートワークコンパイラー・オプション -qsrcmsg を指定し、エラーが特定のコード行にある場合は、再構成されたソース行、または一部のソース行が、エラー・メッセージとともに stderr ファイルに含まれます。再構成されたソース行とは、すべてのマクロが展開された、プリプロセス済みのソース行です。

-qsource コンパイラー・オプションを指定する場合、コンパイラーはソース・リストにメッセージを置きます。例えば、コマンド行呼び出し xlc -qsource filename.c を使用してファイルをコンパイルする場合、現行ディレクトリーには filename.lst という名のファイルが見えます。

-qflag オプション、または -w オプションを指定すると、重大度に応じて出される診断メッセージを制御することができます。プログラム内に潜在する問題についての追加の情報メッセージを得るには、 -qinfo オプションを使用します。

コンパイラー・リスト

コンパイラーによって作成されるリストは、デバッグに役立ちます。正しいオプションを指定すれば、コンパイルのすべての局面での情報を要求することができます。リストは、以下のセクションの組み合わせから構成されます。

ヘッダー・セクションを除く各セクションには、それを識別するセクション見出しがあります。セクション見出しは、二重かぎ括弧で囲まれています。

関連参照

メッセージ重大度レベルとコンパイラー応答
コンパイラー・メッセージ・フォーマット
flag
info
source
srcmsg
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