コンパイラーの起動

IBM(R) XL C/C++ コンパイラーは、下の構文を使用して起動します。ここで、invocation は、有効な XL C/C++ 呼び出しコマンドに置き換えることができます。


構文図

コンパイラー呼び出しコマンドのパラメーターは、入力ファイル名、コンパイラー・オプション名、およびリンケージ・エディター・オプション名にすることができます。 C++ コンパイルでは、munch ユーティリティーに渡すための munch オプションもパラメーターに含めることができます。

コンパイラー・オプションは、広範囲の種類の関数を実行します。例えば、コンパイラー特性の設定、オブジェクト・コードおよび作成されるコンパイラー出力の記述、いくつかのプリプロセッサー関数の実行などです。

リンク・エディットしないでコンパイルするには、 -c コンパイラー・オプションを使用します。 -c オプションによって、コンパイル完了後にコンパイラーが停止され、-o オプションが使用されて異なるオブジェクト・ファイル名が指定されていない限り、各 file_name.c 入力ソース・ファイルごとに出力としてオブジェクト・ファイル file_name.o が作成されます。リンケージ・エディターは起動されません。同じ呼び出しコマンドを使用し、-c オプションを付けずにオブジェクト・ファイルを指定することにより、そのオブジェクト・ファイルを後でリンク・エディットすることができます。

注:
デフォルトでは、呼び出しコマンドはコンパイラーとリンケージ・エディターを両方とも 呼び出します。このコマンドは、リンケージ・エディター・オプションをリンケージ・エディターに渡します。その結果、これらの呼び出しコマンドは、すべてのリンケージ・エディター・オプションの受け入れも行います。

関連概念

コンパイラー・モード


関連タスク

コンパイラー・オプションの指定
リンケージ・エディターの起動


関連参照

コンパイラーのコマンド行オプション
メッセージ重大度レベルとコンパイラー応答
矛盾するコンパイラー・オプションの解決 IBM Copyright 2003