オブジェクト は、値または値のグループを含むストレージの領域です。 それぞれの値には、その ID を使用して、 またはそのオブジェクトを参照する複雑な式を使用してアクセスできます。 さらに、各オブジェクトには、固有のデータ型 が指定されています。 オブジェクトの ID とデータ型は、両方とも、オブジェクトの宣言 で確立されます。
オブジェクトのデータ型によって、そのオブジェクトの初期ストレージ割り振りと、以降のアク セスでの値の解釈が決まります。このデータ型は、型チェック演算でも使われます。
C および C++ の両方には、組み込みデータ型すなわち基本 データ型と、 ユーザー定義のデータ型があります。標準データ型には、符号付き整数および符号なし整数、浮動小数点数、および文字が含まれます。 ユーザー定義データ型には、列挙、構造体、共用体が含まれます。すべての C++ クラスは、ユーザー定義の型として見なされます。
クラス型のインスタンスは、一般にクラス・オブジェクト と呼ばれます。 個別クラスのメンバーもまた、オブジェクトと呼ばれます。 すべてのメンバー・オブジェクトのセットが、1 つのクラス・オブジェクトを構成します。
関連参照