与えられた型の式 e は、以下の状況のいずれかの場合で使用されると、
暗黙的に変換 されます。
- 式 e が、算術演算または論理演算のオペランドとして使用される。
- 式 e が、if 文または繰り返しステートメント
(for ループなど) の中で、条件として使用される。
式 e は、bool (C では int) に変換されます。
- 式 e が、switch 文の中で使用される。
式 e は、整数型に変換されます。
- 式 e が、初期化で使用される。
これには、次の場合が含まれます。
- 代入が e とは異なる型を持つ左辺値に行われる。
- 関数に、パラメーターとは異なる型を持つ e の引き数値が提供されている。
- 式 e が、関数の return ステートメントに指定されていて、e
が、関数の定義済み戻り型とは異なる型を持っている。
コンパイラーが以下のステートメントを許す場合にかぎって、
コンパイラーは、式 e から型 T への暗黙的な変換を許します。
T var = e;
例えば、異なるデータ型の値を足す時、まずは両方の値を同じ型に変換します。
short int の値と int の値を加算する場合、short int
の値を int 型に変換します。
キャスト演算子、関数スタイル・キャスト、または C スタイル・キャストのうちのいずれかを使用して、
明示的な型変換を行うことができます。
関連参照
