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抽象クラス (abstract class)
(1) 他のクラスの基底クラスとして使用される、少なくとも 1 つの純粋仮想関数を持つクラス。抽象クラスは、概念を表す。これから派生したクラスは概念のインプリメンテーションを表す。抽象クラスのオブジェクトを構築することはできない。つまり、インスタンス化することはできない。 参照クラス (reference class) を参照。 具象クラス (concrete class) と対比。 (2) ポリモアフィズム (polymorphism) を可能にするクラス。
抽象データ型 (abstract data type)
データおよびそのデータに対して実行できる演算を保管するための構造体を含む数学モデル。一般的な抽象データ型としては、集合、ツリー、およびヒープがある。
アクセス (access)
あるクラス・メンバーが式または宣言内でアクセス可能であるかどうかを決める属性。 public、protected、または private のいずれかである。
アクセス宣言 (access declaration)
基底クラスのメンバーへのアクセスを調整するために使用される宣言。アクセスの変更方法は、宣言の使用 (using declaration) が推奨される (または ISO や標準に基づく) 方法である。
アクセス解決 (access resolution)
特定のクラス・メンバーのアクセス可能度を決定する処理。
アクセス指定子 (access specifier)
C++ キーワード public、private、または protected のいずれか。
アクション (action)
(1) ツールまたは関数が実行する変更の開始。 イベント (event)パブリック (public)メンバー関数 (member function) を参照。 (2) ビジュアル・プログラミングの場合、パーツが実行可能な関数の仕様。 VisualAge は、この仕様を使用してパーツ間の接続を生成する。アクションは、生成コード内でメンバー関数呼び出しに変換される。すべてのアクションは、パーツのクラスのメンバーである。ただし、public メンバー関数すべてがアクションというわけではない。
アクティブ時間 (active time)
オブジェクトの存続時間 (lifetime of an object) を参照。
アドレス (address)
ストレージ内の場所、システムまたはネットワーク内の装置、または他の任意のデータ・ソースを特定する名前、ラベル、または番号。
アドレス・スペース (address space)
(1) コンピューター・プログラムが使用可能なアドレスの範囲。 ANSI。 (2) プログラマーが使用可能なアドレスの完全な範囲。 (3) 特定のジョブが使用可能な仮想記憶域。 (4) AIX オペレーティング・システムの場合、プロセスがアクセス可能なコード、スタック、およびデータ。 IBM
集合体 (aggregate)
(1) 配列や、クラス、構造、または共用体 (ユーザーが宣言したコンストラクター、private または protected 非静的データ・メンバー、基底クラス、仮想関数のいずれも持たないもの)。 (2) リスト内の構造体または共用体のレイアウトを表示するためのコンパイル時オプション。 (3) 配列や、クラス、共用体、または構造 (ユーザーが宣言したコンストラクター、private または protected 非静的データ・メンバー、基底クラス、および仮想関数のいずれも持たないもの) (4) プログラミング言語の場合、データ型を形成するデータ項目の構造化コレクション。 I
AIX オペレーティング・システム (AIX operating system)
UNIX オペレーティング・システムの IBM インプリメンテーション。中でも RISC System/6000 システムが、AIX オペレーティング・システムを実行している。 UNIX オペレーティング・システム (UNIX operating system) を参照。
別名 (alias)
(1) 代替ラベル。コンピューター・プログラムで同一のデータ・エレメントを参照するために、1 つのラベルと 1 つ以上の別名を使用する場合がある。 (2) C++ 言語の場合、ネーム・スペースの代替名。 ネーム・スペース (namespace) を参照。(3) VisualAge C++ の場合、最適化中にどの別名表明を適用するかを決定するオプション。 (4) AIX オペレーティング・システムの場合、ネットワークで使用する代替名。
位置合わせ (alignment)
(1) 特定の機械依存境界に関連してデータを格納すること。 IBM。 (2) データ型およびアクティブ・パッキング・メソッドに対応する 1、2、4、8、または 16 バイト境界上のデータ・エレメントの位置決め。 境界合わせ (boundary alignment) を参照。 (3) グラフィカル・ユーザー・インターフェースでは、1 つ以上の参照点を使用してオブジェクトを線に合わせること。
あいまいな派生 (ambiguous derivation)
同じ名前のメンバーを持つ複数の基底クラスからクラスを派生するような派生のこと。
情報交換用米国標準コード (American National Standard Code for Information Interchange (ASCII))
7 ビット・コード化文字 (パリティー検査ビットを含めて 8 ビット) からなるコード化文字セットを使用する標準コードであり、データ処理システム、データ通信システム、および関連機器の間での情報交換に使用される。 ASCII セットは、制御文字と図形文字からなる。 注: IBM では、ASCII コードに対する拡張 (文字 128-255) を定義している。
米国規格協会 (American National Standards Institute (ANSI))
米国において、承認された団体が自発的な業界標準を作成および維持する際の手続きを確立するための、生産者、消費者、および一般的な利害団体からなる組織。 ANSI
アニメーション作成 (animate)
動作が生まれるように作成または設計すること。
アニメーション速度 (animation rate)
アニメーション表示中にボタンに次のビットマップが表示されるまでに経過するミリ秒。
無名共用体 (anonymous union)
名前が付いていない共用体を型として持つ名前が付いていないオブジェクト。
ANSI
米国規格協会 (American National Standards Institute)
API
アプリケーション・プログラミング・インターフェース (Application programming interface)
アプリケーション (application)
(1) 情報処理システムに課される使用目的。例えば、給与計算、航空機座席予約、ネットワーク・アプリケーションなど。 IBM。 (2) コンピューター上で、一定のタイプのユーザー指向作業を行うソフトウェア構成要素の集合。 IBM
アプリケーション・プログラミング・インターフェース (application programming interface (API))
アプリケーション・プログラムにサービスを提供する他のプログラムと通信するために、そのアプリケーション・プログラムが使用する言語およびメッセージ・フォーマット。
引き数 (argument)
関数呼び出し表記の括弧で囲まれたコンマ区切りリストの表記。 デフォルトの引き数 (default argument) を参照。
算術オブジェクト (arithmetic object)
AIX オペレーティング・システムにおける、浮動小数点、倍精度、または長倍精度型を持つ整数型オブジェクト。 IBM
算術アンダーフロー (arithmetic underflow)
アンダーフロー (underflow) を参照。
配列 (array)
同一の属性を持つデータ・オブジェクトからなる集合体であり、各データ・オブジェクトを添え字を付けることによって一意的に参照できるもの。
配列宣言子 (array declarator)
配列の名前、およびその配列のそれぞれの次元 (内のいくつかのエレメント) の (バウンド) を識別する配列宣言のパーツ。複数のバウンドが指定されている場合、宣言子は多次元配列を宣言する。
配列エレメント (array element)
(1) 配列内のデータ・エレメント。 (2) 配列名および索引を使用して識別およびアクセスされるオブジェクト。同じ型を持つオブジェクトの隣接する集合が配列の内容を構成する。
配列インプリメンテーション (array implementation)
Collection Class Library の場合、配列を使用した抽象データ型のインプリメンテーション。表形式インプリメンテーションとも言う。
ASCII
情報交換用米国標準コード (American National Standard Code for Information Interchange)
アセンブラー言語 (assembler language)
シンボリック・マシン言語ステートメントを含むソース言語。この言語では、コンピューターの命令フォーマットおよびデータ・フォーマットには 1 対 1 の対応がある。 IBM
非同期 (asynchronous)
(1) 共通タイミング・シグナルなどの特定のイベントの発生には依存しない 2 つ以上のプロセスを表す表現。 T。 (2) プログラム命令の実行に関して定期的な時間関係を持たない、すなわち、予期しないまたは予測不能な実行。 IBM同期 (synchronous) と対比。
非同期シグナル (asynchronous signal)
C または C++ プログラムの実行中はいつでも発生する可能性があるシグナル。ただしプログラムのアクティビティーには同期しない。通常はユーザー・アクションによって発生する。 VisualAge C++ でサポートされる非同期シグナルは SIGBREAK、SIGINT、および SIGTERM である。 シグナル (signal)同期シグナル (synchronous signal) を参照。
属性 (attribute)
(1) エンティティーまたはパーツの名前付きプロパティー。属性は、基盤となっているクラスのデータ・メンバー、その一部またはそのクラス自体、またはメンバー関数の戻り値の場合がある。 グラフィック属性 (graphic attributes) を参照。
オーディオ属性 (audio attribute)
音による記録情報に関するプロパティー。標準的なオーディオ属性は、消音、音量、バランス、高音、および低音である。
音声フォーマット (audio format)
オーディオ情報の格納および解釈方法。
音声トラック (audio track)
(1) プログラムのオーディオ (音) 部分。 (2) イメージから離れてオーディオが配置される物理的場所。 (2 つのオーディオ・トラックを持つシステムは、ステレオ音声または 2 つの独立した音声トラックのいずれかを持つことができる。) サウンド・トラックの同義語。
自動データ (automatic data)
一時データ (transient data) を参照。
自動ストレージ (automatic storage)
ルーチンまたはブロックに入るときに割り振られ、その後戻ったときに解放されるストレージ。スタック・ストレージまたは動的ストレージとも呼ばれる。 ヒープ・ストレージ (heap storage) と対比。
自動ストレージ管理 (automatic storage management)
メモリーを効果的に使用するために、オブジェクトの自動割り振りおよび自動割り振り解除を行うプロセス。
自動リセット・イベント (auto-reset event)
Windows オペレーティング・システムの場合、アプリケーションが完了した単一スレッドにシグナル通知するために使用するイベント。 イベント (event) を参照。
補助クラス (auxiliary classes)
他のクラスをサポートするクラス。
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