stdinc

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目的

#include <file_name> および #include "file_name" ディレクティブによって組み込まれるファイルに使用するディレクトリーを指定する。-qnostdinc オプションは、標準のインクルード・ディレクトリーを検索パスから除外します。

構文


構文図

#pragma optionsも参照してください。

-qnostdinc を指定した場合、-I directory オプションを使用して明示的にデフォルト検索パス・ディレクトリーを追加していない限り、コンパイラーは、これらのディレクトリーを検索しません。

フル (絶対) パス名を指定した場合は、このオプションはそのパス名に影響を与えません。しかし、相対パス名にはすべて影響します。

-qnostdinc は、 -qidirfirst から独立しています。 (-qidirfirst は、現行のソース・ファイルが置かれているディレクトリーを検索する前に、 -I directory で指定されたディレクトリーを検索します。)

ファイルの検索順序については、 相対パス名を使用したインクルード・ファイルのディレクトリー検索順序 で説明しています。

最後の有効な #pragma options [NO]STDINC は、それ以後の #pragma options [NO]STDINC によって置き換えられるまで、有効なままになります。

myprogram.c をコンパイルして、 #include "myinc.h" ディレクティブで myprogram.c に組み込まれるファイルについて、ディレクトリー /tmp/myfiles を検索させるには、以下のように入力します。

xlc myprogram.c -qnostdinc -I/tmp/myfiles

関連参照

コンパイラーのコマンド行オプション
I
idirfirst
#pragma options
相対パス名を使用したインクルード・ファイルのディレクトリー検索順序 IBM Copyright 2003