プリプロセッサーの Error ディレクティブ (#error)

プリプロセッサーの error ディレクティブ を使用すると、 プリプロセッサーはエラー・メッセージを生成して、コンパイルを失敗させます。

#error ディレクティブの形式は、次のとおりです。

             .--------------------.
             V                    |
>>-#--error----preprocessor_token-+----------------------------><
 
 

引き数 preprocessor_token は、マクロ展開されません。

#error ディレクティブは、コンパイル時の安全チェックとして、 #if-#elif-#else 構造の #else 部でよく使用されます。 例えば、#error ディレクティブをソース・ファイルで使用すると、 プログラムのバイパスすべきセクションに到達したら、コードが生成されないようにすることができます。

例えば、以下のディレクティブ

#define BUFFER_SIZE 255
 
#if BUFFER_SIZE < 256
#error "BUFFER_SIZE is too small."
#endif

は、次のエラー・メッセージを生成します。

BUFFER_SIZE is too small.

関連参照

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