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C に適用 C++ に適用

目的

通知メッセージを作成する。

構文

C に適用

        .-noinfo-------------------------------------.
        |       .-=--all---------------------------. |
>>- -q--+-info--+-+------------------------------+-+-+---------><
                  |      .-:-----------------.   |
                  |      V                   |   |
                  '-=--+---+----+--+-all---+-+-+-'
                       |   '-no-'  '-group-'   |
                       +-private---------------+
                       '-reduction-------------'
 
 

C++ に適用

        .-info=lan:trx-------------------------------.
        |       .-=--all:noppt---------------------. |
>>- -q--+-info--+-+------------------------------+-+-+---------><
        |         |      .-:-----------------.   |   |
        |         |      V                   |   |   |
        |         '-=--+---+----+--+-all---+-+-+-'   |
        |              |   '-no-'  '-group-'   |     |
        |              +-private---------------+     |
        |              '-reduction-------------'     |
        '-noinfo-------------------------------------'
 
 

-qinfo オプションおよび診断メッセージ・グループについては、以下の『』セクションで説明します。

#pragma infoおよび #pragma optionsも参照してください。

デフォルト

コマンド行で -qinfo を指定しなければ、コンパイラーは以下のことを想定します。

  1. C に適用 -qnoinfo
  2. C++ に適用 -qinfo=lan:trx

コマンド行で、サブオプションなしで -qinfo を指定すると、コンパイラーは以下のことを想定します。

  1. C に適用 -qinfo=all
  2. C に適用 -qinfo=all:noppt

サブオプションなしで -qinfo=all または -qinfo を指定すると、 C++ コードの ppt (プリプロセッサー・トレース) グループを除き、すべてのグループのすべての診断メッセージがオンになります。

-qnoinfo または -qinfo=noall を指定すると、すべてのグループのすべての診断メッセージがオフになります。

このコンパイラー・オプションの #pragma options info=suboption[:suboption ...] 形式、または #pragma options noinfo 形式を使用して、プログラム・コードの 1 つ以上の特定のセクションにあるメッセージを一時的に使用可能または使用不可にすることができます。

-qinfo オプションの有効な形式は、以下のとおりです。


all すべてのグループのすべての診断メッセージをオンにします。

C に適用 -qinfo 形式と -qinfo=all 形式の効果は同じです。

C++ に適用 オプションの -qinfo および -qinfo=all 形式は両方とも同じ効果がありますが、ppt グループ (プリプロセッサー・トレース) を組み込みません。

lan 言語レベルの影響を通知する診断メッセージを使用可能にします。これは C++ コンパイルのデフォルトです。
noall プログラムの特定の部分について、すべての診断メッセージをオフにします。
private 並列ループに対して private になった共用変数をリストします。
reduction 並列ループの中で縮約変数として認識されたすべての変数をリストします。
group 特定のメッセージのグループをオンまたはオフにします。ここで、group は以下の 1 つまたは複数です。

group
戻される、または抑止されるメッセージのタイプ

c99|noc99
C89 言語レベルと C99 言語レベルの間で異なる動きをする場合がある C コード。

cls|nocls
C++ クラス。

cmp|nocmp
符号なし比較で生じうる冗長度。

cnd|nocnd
条件式で生じうる冗長度または問題。

cns|nocns
定数を含む命令。

cnv|nocnv
型変換。

dcl|nodcl
宣言の整合性。

eff|noeff
効果のないステートメントおよびプラグマ。

enu|noenu
enum 変数の整合性。

ext|noext
未使用の外部定義。

gen|nogen
汎用診断メッセージ。

gnr|nognr
一時変数の生成。

got|nogot
goto 文の使用。

ini|noini
初期設定で起こりうる問題。

inl|noinl
インラインされていない関数。

lan|nolan
言語レベル効果。

obs|noobs
廃止されたフィーチャー。

ord|noord
評価の順序が指定されていない。

par|nopar
未使用パラメーター。

por|nopor
移送不能な言語構造体。

ppc|noppc
プリプロセッサーを使用した場合に起こりうる問題。

ppt|noppt
プリプロセッサー・アクションのトレース。

pro|nopro
欠落関数プロトタイプ。

rea|norea
到達できないコード。

ret|noret
戻りステートメントの整合性。

trd|notrd
データまたは精度の、起こりうる切り捨てまたは欠落。

tru|notru
コンパイラーで切り捨てられた変数名。

trx|notrx
16 進浮動小数点定数の丸め。

uni|nouni
初期化されていない変数。

upg|noupg
現在のコンパイラー・リリースの新しい振る舞いを、前のリリースと対比して示すメッセージを生成する。

use|nouse
未使用の自動変数および静的変数。

vft|novft
C++ プログラムでの仮想関数テーブルの生成。

zea|nozea
ゼロ範囲の配列。

myprogram.C をコンパイルして、変換および到達しないステートメントを除くすべての項目について通知メッセージを生成させるには、以下を入力します。

xlc++ myprogram.C -qinfo=all -qinfo=nocnv:norea

関連参照

IBM Copyright 2003