ビット単位包含 OR |

| (ビット単位包含 OR) 演算子は、各オペランドの値 (2 進形式) を比較し、 いずれかのオペランドのどのビットの値が 1 であるかを示すビット・パターンの値を生成します。 両方のビットが 0 であると、その結果のビットは 0 になり、 それ以外の結果は 1 になります。

オペランドは両方とも、整数型または列挙型でなければなりません。各オペランドには、通常の算術変換が実行されます。 結果には、変換されたオペランドと同じ型が保持されます。結果は、左辺値ではありません。

ビット単位包含 OR 演算子には、結合属性と可換属性の両方があるので、コンパイラーは、 複数のビット単位包含 OR 演算子を含む式の中でオペランドの再配置を行うことができます。 | 文字は、3 文字表記文字の ??! によって表されることに注意 してください。

次の例では、16 ビットの 2 進数で表された、ab の値と 、a | b の結果を示します。

a のビット・パターン 0000000001011100
b のビット・パターン 0000000000101110
a | b のビット・パターン 0000000001111110
注:
ビット単位 OR (|) を、論理 OR (||) 演算子と混同しないでください。 例えば、次のような場合です。


1 | 4 は 5 になります。
一方、
1 || 4 は true になります。

関連参照

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