デバッガー用に行番号およびソース・ファイル名の情報を生成する。
このオプションは最小限のデバッグ情報しか生成しないため、結果として得られるオブジェクトのサイズは、 -g デバッグ・オプションを指定した場合に生成されるオブジェクトよりも小さくなります。デバッガーを使用してソース・コードのステップを実行することはできますが、変数情報を表示させたり照会したりすることはできません。トレースバック・テーブルを生成させると、行番号が組み込まれます。
このオプションは、-O (最適化) オプションとともに使用しないでください。生成される情報が不完全であったり、誤解のもととなる場合があります。
-qlinedebug オプションを指定した場合は、インライン・オプションがデフォルトで -Q! (関数をインラインにしない) になります。
-g オプションは、 -qlinedebug オプションをオーバーライドします。コマンド行で -g -qnolinedebug を指定した場合は、 -qnolinedebug が無視され、以下の警告が出されます。
1506-... (W) Option -qnolinedebug is incompatible with option -g and is ignored
myprogram.c をコンパイルして実行可能プログラム testing を作成し、デバッガーでステップ実行できるようにするには、次のように入力します。
xlc myprogram.c -o testing -qlinedebug