-D

説明

マクロ name#define プリプロセッサー・ディレクティブ内と同じに定義する。

構文

構文図を読む構文図をスキップする>>- -D--name--+-------------------+----------------------------><
              '-=--+------------+-'
                   '-definition-'
 

definition は、 name に割り当てるオプションの定義または値です。

-D コンパイラー・オプションによってマクロ名がまだ定義されていない場合、#define プリプロセッサー・ディレクティブを使用してソース・プログラムのマクロ名を定義することもできます。

-Dname= は、 #define name と同等です。

-Dname は、#define name 1 と同等です (これがデフォルトです)。

#define ディレクティブを使用して、すでに -D オプションによって定義されているマクロ名を定義すると、エラー状態の結果になります。

プログラムの移植性と標準の準拠を支援するために、オペレーティング・システムでは -D オプションで設定できるマクロ名を参照する幾つかのヘッダー・ファイルを提供しています。これらのヘッダー・ファイルのほとんどは、/usr/include ディレクトリー または /usr/include/sys ディレクトリーのいずれかに入っています。

ソース・ファイルに対する正しいマクロを確実に定義するには、 適切なマクロ名を指定して -D オプションを使用してください。

-D オプションによって定義されるマクロの定義解除に使用される -Uname オプションは、-Dname オプションより高い優先順位を持ちます。

  1. myprogram.c で、COUNT という名前のインスタンスをすべて 100 に置換するには、以下にように入力します。
    xlc myprogram.c -DCOUNT=100
    これは、ソース・ファイルの先頭に #define COUNT 100 を持つのと同じです。

関連情報