XL C/C++ プログラムの実行

実行の取り消し
ランタイム・オプションの設定
他のシステムでのコンパイル済みアプリケーションの実行

XL C/C++ コンパイラーによって作成されたプログラム実行可能ファイルのデフォルト・ファイル名は、a.out です。 -o コンパイラー・オプションを指定すれば別の名前を選択することができます。

プログラム実行可能ファイルの名前を、 任意のランタイム引数とともにコマンド行に入力すれば、プログラムを実行できます。

間違ったコマンドを誤って実行することがあり得るので、 プログラム実行可能ファイルに (たとえば test または cp といった) システムまたはシェルのコマンドと同じ名前を付けることは回避する必要があります。 プログラム実行可能ファイルにシステム・コマンドまたはシェル・コマンドと同じ名前を付けるように決めた場合には、 プログラム実行可能ファイルが存在するディレクトリーに、./test といったパス名を指定することによって、そのプログラムを実行することができます。

実行の取り消し

プログラムの実行を中断するには、プログラムがフォアグラウンドにある間に Ctrl+Z キーを押してください。 実行を再開するには、fg コマンドを使用してください。

実行中のプログラムを取り消すには、 プログラムがフォアグラウンドにある間に Ctrl+C キーを押してください。

ランタイム・オプションの設定

環境変数の設定値を使用して、XL C/C++ コンパイラーで作成されたアプリケーションの特定のランタイム・オプションおよび動作を制御することができます。 他の環境変数は、実際のランタイムの動作を制御しませんが、 アプリケーションの実行の仕方に影響を与えることはあり得ます。

環境変数の詳細、 および環境変数がランタイムにアプリケーションにどのように影響を与えられるかに関する詳細については、環境変数と XL C/C++を参照してください。

他のシステムでのコンパイル済みアプリケーションの実行

XL C/C++ コンパイラーを使用して作成したアプリケーションを、 そのコンパイラーがインストールされていない他のシステムで実行したい場合には、 そのシステムにランタイム環境をインストールする必要があります。

最新の XL C/C++ Runtime Environment インストール・イメージを、 ライセンス交付および使用の情報と一緒に、 次のサイトにある XL C/C++ Support ページの Download セクションから取得することができます。

www.ibm.com/software/awdtools/xlcpp/support