-qlinedebug

説明

デバッガー用に行番号およびソース・ファイル名の情報を生成する。

構文

構文図を読む構文図をスキップする        .-nolinedebug-.
>>- -q--+-linedebug---+----------------------------------------><
 

このオプションは最小限のデバッグ情報しか生成しないため、結果として得られるオブジェクト・サイズは、-g デバッグ・オプションを指定した場合に生成されるオブジェクトよりも小さくなります。 デバッガーを使用してソース・コードをステップスルーすることができますが、変数情報を表示したり照会することはできません。 トレースバック・テーブルを生成させると、 行番号が組み込まれます。

このオプションは、-O (最適化) オプションとともに使用しないでください。 生成される情報が不完全であったり、誤解のもととなる場合があります。

-qlinedebug オプションを指定した場合は、インライン・オプションがデフォルトで -Q! (関数をインライン化しない) になります。

-g オプションは、-qlinedebug オプションをオーバーライドします。 コマンド行に -g -qnolinedebug を指定した場合は、-qnolinedebug が無視され、以下の警告が出されます。

1506-... (W) Option -qnolinedebug is incompatible with option -g and is ignored

myprogram.c をコンパイルして実行可能プログラム testing を作成し、それをデバッガーを使用してステップスルーできるようにするには、以下のように入力します。

xlc myprogram.c -o testing -qlinedebug

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