必要な GNU、Perl、Java およびブラウザー・パッケージがインストール済みかどうかを検査する

XL C/C++ V8.0 をインストールする前に、GNU、Perl、および Java(TM) パッケージの必要なバージョンがオペレーティング・システムと共にインストールされているかどうかを検査する必要があります。 サポートされるオペレーティング・システムごとに必要なパッケージのリストについては、サポートされるオペレーティング・システムに必要な GNU、Perl、および Java パッケージの表を参照してください。

インストール・プロセスの後でコンパイラーを構成したり、またはコンパイラーと共に提供される資料を使用したりできるようにするには、それらのタスクをサポートするパッケージを持っていることも確認してください。 特定のタスクをサポートするパッケージを参照してください。

サポートされるオペレーティング・システムに必要な GNU、Perl、および Java パッケージ

コンパイラーをインストールする前にインストールしておく必要がある GNU、 Java、およびオペレーティング・システムのパッケージは、使用中の Linux(R) オペレーティング・システムに依存します。

表 6. RHEL4 オペレーティング・システムに必要な GNU、Perl、および Java パッケージ
パッケージ名 バージョンの要件
gcc 3.4.3
gcc-c++ 3.4.3
glibc 2.3.4
glibc-devel 2.3.4
libgcc 3.4.3
libstdc++ 3.4.3
libstdc++-devel 3.4.3
libgcj 3.4.3
Perl 5.0 またはそれ以上
注:
Perl V5.0 は、SLES9 および RHEL4 オペレーティング・システムと共に出荷され、自動的にインストールされます。
表 7. SLES9 オペレーティング・システムに必要な GNU、Perl、および Java パッケージ
パッケージ名 バージョンの要件
gcc 3.3.3
gcc-c++ 3.3.3
gcc-64bit 9
glibc 2.3.3
glibc-64bit 9
glibc-devel-64bit 9
libgcc 3.3.3
libgcc-64bit 9
libstdc++ 3.3.3
libstdc++-64bit 9
libstdc++-devel-64bit 9
Perl 5.0 またはそれ以上
注:
Perl V5.0 は、SLES9 および RHEL4 オペレーティング・システムと共に出荷され、自動的にインストールされます。
java2 1.3.1
java2-jre 1.3.1

特定のタスクをサポートするパッケージ

XL C/C++ V8.0 にパッケージされた資料をインストールする場合は、Web ブラウザーおよび PDF ビューアーをサポートするグラフィカル・デスクトップ環境 (K Desktop Environment または Gnome など) が必要です。

パッケージのインストールを検査するコマンド

以下のコマンドを使用して、必要なパッケージの正しいバージョンがインストール済みかどうかを検査できます。

   rpm -qa | grep package_name

例: gcc-c++ のインストール済みバージョンの判別

gcc-c++ がインストール済みかどうかを調べるには、gcc-c++ パッケージについて次のように照会します。

   rpm -qa | grep gcc-c++

gcc-c++ バージョン 3.3.3 がインストール済みの場合は、以下の出力と同様な結果が得られます。

   gcc-c++-3.3.3-43.24

注:
RHEL4 上では、32 ビットと 64 ビットの両方の glibc-devel および libstdc++-devel パッケージが必要です。 コンパイラーをインストールする前に、これらのパッケージが使用可能であることを確認するには、32 ビットまたは 64 ビット GCC の場所を判別できなかった (RHEL4 のみ)の説明を参照してください。 RHEL4 上のパッケージの名前は構造化されており、32 ビットのパッケージか 64 ビットのパッケージかに関係なく同じ名前であるため、この節の例を使用してこれらのパッケージがインストール済みかどうかを検査しないようにしてください。 結果として、出力では 32 ビット、64 ビット、または両方のパッケージかどうかが示されません。