-qmaxerr

説明

指定した重大度レベルまたはそれより高い重大度レベルのエラーの件数が num に達したときにコンパイルを停止するようコンパイラーに命令する。

構文

構文図を読む構文図をスキップする        .-nomaxerr---------------------.
>>- -q--+-maxerr--=--num--+----------+-+-----------------------><
                          |    .-s-. |
                          '-:--+-i-+-'
                               +-w-+
                               '-e-'
 

ここで、num は整数でなければなりません。 重大度レベルは、以下のいずれかになります。

sev_level 説明
i 通知
w 警告
e エラー (C のみ)
s 重大エラー

重大度レベルを指定していない場合は、-qhalt オプションの現行値が使用されます。

-qmaxerr オプションを複数回指定した場合は、 最後に指定した -qmaxerr オプションによって、 オプションの処理が決まります。-qmaxerr-qhalt オプションの両方を指定した場合は、最後に指定された -qmaxerr または -qhalt オプションが、-qmaxerr オプションで使用される重大度レベルを決定します。

エラーの数が指定した制限に達すると、 回復不能エラーが起こります。 出されるエラー・メッセージは以下のようなものです。

1506-672 (U) The number of errors has reached the limit of ...

-qnomaxerr を指定すると、 検出されたエラーの数に関係なく、ソース・ファイル全体がコンパイルされます。

診断メッセージは、-qflag オプションで制御することができます。

  1. 10 件の警告が検出されたら myprogram.c のコンパイルを停止するには、以下のコマンドを入力してください。
    xlc myprogram.c -qmaxerr=10:w
  2. 現行の -qhalt オプション値が s (重大) であると想定し、5 件の重大エラーが検出されたら myprogram.c のコンパイルを停止するには、以下のコマンドを入力してください。
    xlc myprogram.c -qmaxerr=5
  3. 3 件の通知メッセージを検出したら myprogram.c のコンパイルを停止するには、以下のコマンドを入力してください。
    xlc myprogram.c -qmaxerr=3:i
    または
    xlc myprogram.c -qmaxerr=3 -qhalt=i

関連情報