-qinlglue

説明

外部関数の呼び出しまたは関数ポインターを介した呼び出しに必要なポインター・グルー・コードをインライン化することにより、高速な外部結合を生成する。

構文

構文図を読む構文図をスキップする        .-noinlglue-.
>>- -q--+-inlglue---+------------------------------------------><
 

#pragma optionsも参照してください。

このオプションは 64 ビット・コンパイルにのみ適用されます。

グルー・コード はリンケージ・エディターによって生成され、2 つの外部関数の間で制御を渡す目的で使用したり、ポインターを介して関数を呼び出すときに使用します。 したがって、-qinlglue オプションは、 ポインターを介した関数呼び出しまたは外部コンパイル単位の呼び出しにしか影響を及ぼしません。 外部関数への呼び出しの場合は、例えば -qprocimported オプションを使用して、その関数がインポートされたものであることを指定します。

選択されたアーキテクチャーでのパフォーマンスの強化のために、グルー・コードのインライン化はハードウェア・チューニング・オプションの選択により自動化されるようになりました。-qtune=pwr4-qtune=pwr5-qtune=ppc970、または -qtune=auto を、これらのアーキテクチャーの 1 つを使用するシステム上で指定すると、-qinlglue オプションが自動的に使用可能になります。-qtune オプションをこのいずれかのサブオプションと共に使用して、グルー・コードのインライン化を使用不可にしたい場合は、必ず -qnoinlglue も指定してください。ただし、-qcompact は、他に指定されたオプションに関係なく、-qinlglue 設定をオーバーライドするため、-qinlglue を使用可能にしたい場合は、-qcompact を指定しないよう注意してください。

グルー・コードをインライン化すると、コード・サイズが大きくなる場合があります。オプション -qcompact はコード・サイズを縮小しますが、-qcompact は他に指定されているオプションに関係なく、-qinlglue をオーバーライドするので注意してください。

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