基本インストールの作業

以下の条件がすべて該当する場合に限り、『基本』(デフォルト) のインストール方法を使用するようにお勧めします。 以上の条件でニーズが満たされる場合、基本インストールが最も簡単で、時間のかからない方法です。単一のインストール・ツールを使用するだけで、コンパイラーの前のバージョンのアンインストール、最新のバージョンのインストール、およびコンパイラーの構成を自動的に行うことができるからです。

はじめて XL C/C++ V8.0 をインストールする場合は、表 1 の手順に従ってください。 XL C/C++ V8.0 の更新をインストールする場合は、表 2 の手順に従ってください。

表 1. 基本インストールのステップ: 新規またはアップグレードのインストール
作業 詳細についての参照先 . . .
root ユーザーまたは管理者特権を持つユーザーになります。 オペレーティング・システムと共に提供される資料
システム前提条件がすべて満たされていることを確認します。 システム前提条件
デフォルト・パスを使用し、xlc_install ツールを使用して、コンパイラーをインストールおよび構成します。 基本インストール
コンパイラー・パッケージが正常にインストールされたことを確認して、インストールをテストします。
コンパイラーのマニュアル・ページを使用可能にします。 マニュアル・ページの使用可能化
システムのロケールまたはエンコードが英語 (en_US) でない場合は、コンパイラー・エラー・メッセージを使用可能にします。 それ以外の場合は、このステップをスキップできます。 エラー・メッセージの使用可能化
(オプション) インストール・プロセスでコンパイラー呼び出しコマンドへのシンボリック・リンクの作成を選択していない場合、絶対パスを指定しなくても呼び出しコマンドが見つかるように環境をセットアップします。それ以外の場合は、このステップをスキップできます。 呼び出しコマンド用の環境のセットアップ
表 2. 基本インストールのステップ: 更新のインストール
作業 詳細についての参照先 . . .
root ユーザーまたは管理者特権を持つユーザーになります。 オペレーティング・システムと共に提供される資料
システム前提条件がすべて満たされていることを確認します。 システム前提条件
xlc_install ツールを使用して更新パッケージをインストールします。 xlc_install ユーティリティーを実行して、基本インストールを更新する
コンパイラー・パッケージが正常にインストールされたことを確認して、インストールをテストします。
(オプション) 更新プロセスでコンパイラー呼び出しコマンドへのシンボリック・リンクの作成を選択していない場合、絶対パスを指定しなくても呼び出しコマンドが見つかるように環境をセットアップします。それ以外の場合は、このステップをスキップできます。 呼び出しコマンド用の環境のセットアップ