-qcinc

C++ のみ

説明

extern "C" { } ラッパーを組み込みファイルのコンテンツのまわりに配置するようコンパイラーに命令する。

構文

構文図を読む構文図をスキップする        .-nocinc--------------------.
>>- -q--+-cinc--=--directory_prefix-+--------------------------><
 

ここで、

directory_prefix このオプションの影響を受けるファイルが検出されるディレクトリーを指定します。

指定されたディレクトリーの組み込みファイルは、組み込みファイルの最初のステートメントの前にトークン extern "C" { が挿入されて、組み込みファイルの最後のステートメントの後に } が付加されます。

アプリケーション myprogram.C にヘッダー・ファイル foo.h が組み込まれており、このファイルがディレクトリー /usr/tmp にあって、以下のコードが含まれていると想定します。

int foo();

以下のように入力してアプリケーションをコンパイルすると、

xlc++ myprogram.C -qcinc=/usr/tmp

以下のようにヘッダー・ファイル foo.h がアプリケーションに組み込まれます。

extern "C" {
int foo();
}

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