パフォーマンス最適化のオプション

表 15. 定義されている最適化レベルのオプション
オプション名 タイプ デフォルト 説明
-O、-qoptimize-qoptimize -flag-qopt -qnooptimize コンパイル中に、選択したレベルでコードを最適化する。

表 16. ABI パフォーマンス・チューニングのオプション
オプション名 タイプ デフォルト 説明
-qdataimported -qopt - インポートとしてデータにマークを付ける。
-qdatalocal -qopt - ローカルとしてデータにマークを付ける。
-qlibansi -qopt -qnolibansi ANSI C ライブラリー関数の名前が付いたすべての関数が実際はシステム関数であると見なす。
-qminimaltoc -qopt -qnominimaltoc 各オブジェクト・ファイルの別々のデータ・セクションに TOC を入れることによって、64 ビット・コンパイルでの TOC オーバーフローを阻止する。
-qproclocal、-qprocimported、-qprocunknown -qopt -qproclocal、-qprocimported、-qprocunknownを参照してください。 関数にローカル、インポート、または不明のマークを付ける。
-qtocdata -qopt -qnotocdata. アプリケーションが使用するスレッド局在のストレージ・モデルを指定する。
-qunwind -qopt -qunwind アプリケーションがどのプログラム・スタックのアンワインド・メカニズムにも依存しないことをコンパイラーに伝える。
表 17. 最適化を制限するオプション
オプション名 タイプ デフォルト 説明
-qprefetch -qopt -qprefetch コンパイル・コードでプリフェッチ命令の生成を使用可能にする。
-qsmallstack -qopt -qnosmallstack スタック・フレームのサイズを削減するようコンパイラーに命令する。
-qspill -qopt -qspill=512 レジスター割り振り予備域のサイズを指定する。
-qstrict -qopt -qstrictを参照してください。 プログラムのセマンティクスを変更する可能性がある -O3 オプションによる積極的な最適化をオフにする。

表 18. プロセッサーおよびアーキテクチャー最適化のオプション
オプション名 タイプ デフォルト 説明
-qarch -qopt -qarch=ppc64grsq 実行可能プログラムを実行するアーキテクチャーを指定する。
-qcache -qopt - 特定の実行マシンのキャッシュ構成を指定する。
-qdirectstorage -qopt -qnodirectstorage ライトスルーが使用可能になっていること、あるいはキャッシュが抑制されたストレージが参照される可能性のあることをコンパイラーに通知する。
-qtune -qopt -qtuneを参照してください。 実行可能プログラムの最適化対象とするアーキテクチャーを指定する。
表 19. ループ最適化のオプション
オプション名 タイプ デフォルト 説明
-qhot -qopt -qnohot 最適化中に高位ループ分析および変換を実行するようコンパイラーに命令する。
-qstrict_induction -qopt -qstrict_inductionを参照してください。 プログラムのセマンティクスを変更する可能性のあるループ帰納変数の最適化を使用不可にする。
-qunroll -qopt -qunroll=auto プログラムの内部ループをアンロールする。

表 20. コード・サイズ縮小のオプション
オプション名 タイプ デフォルト 説明
-qcompact -qopt -qnocompact 最適化と共に使用すると、可能な場合に、実行速度を犠牲にしてコード・サイズを削減する。
C++ のみ -qeh -qopt -qeh 例外処理を制御する。
C++ のみ -qkeepinlines -qopt -qnokeepinlines 参照されていない外部インライン関数の定義を保持または廃棄するようにコンパイラーに命令する。

表 21. プログラム全体の分析のオプション
オプション名 タイプ デフォルト 説明
-qipa -qopt -qipaを参照してください。 プロシージャー間分析 (IPA) と呼ばれる最適化のクラスをオンにしたりカスタマイズする。

表 22. 関数のインライン化のオプション
オプション名 タイプ デフォルト 説明
-qinline -qopt -qinlineを参照してください。 関数の呼び出しを生成する代わりに、関数のインライン化を試みる。
-Q -flag -Qを参照してください。 関数のインライン化を試行する。

表 23. パフォーマンス・データ収集のオプション
オプション名 タイプ デフォルト 説明
-qpdf1、-qpdf2 -qopt -qnopdf1-qnopdf2 プロファイル指示のフィードバックによって最適化を調整する。
-qshowpdf -qopt -qnoshowpdf -qpdf1 および最小の -O と共に使用された場合、 追加の呼び出しとブロック・カウントのプロファイル情報を実行可能ファイルに追加する。