-qreport

説明

プログラム・ループが並列化され、最適化される方法を示す変換レポートを作成するようコンパイラーに命令する。そして、-qipa=clonearch コンパイラー・オプションによって指定されたアーキテクチャーに対してクローン化されるプロシージャーを示す変換レポートも作成するよう命令する。変換レポートは、コンパイラー・リストの一部として組み込まれます。

構文

構文図を読む構文図をスキップする        .-noreport-.
>>- -q--+-report---+-------------------------------------------><
 

このオプションは -qhot-qsmp、または -qipa=clonearch も有効でない限り無効です。

-qreport を、-qhot と一緒に指定すると、 疑似 C のコード・リストとループの変換方法の要約を作成するようにコンパイラーに命令が出されます。 この情報を使用して、プログラムでのループの実行を調整することができます。

-qreport-qsmp と一緒に指定すると、プログラムがデータを処理する方法やプログラムでのループの自動並列化を示すレポートも作成するようコンパイラーに命令が出されます。 この情報を使用して、プログラムでのループを並列化する方法、 またはしない方法を決定することができます。

疑似 C のコード・リストは、コンパイルできるようにはなっていません。 プログラムには疑似 C のコードは組み込まないでください。 また、疑似 C のコード・リストに名前が表示される可能性のある内部ルーチンを、 明示的に呼び出すことはしないでください。

コンパイラー・リストにループの最適化方法を示すレポートを組み込むように myprogram.C をコンパイルするには、以下のように入力します。

xlc++_r -qhot -O3 -qreport myprogram.C

myprogram.C をコンパイルし、コンパイラー・リストに並列化されたループがどのように変換されているかを示すレポートも組み込むには、以下のように入力します。

xlc++_r -qsmp -O3 -qreport myprogram.C

関連情報