構成ファイルは、呼び出された時にコンパイラーが使用する情報を指定します。XL Fortran は、 インストール時にデフォルト構成ファイル /etc/opt/ibmcmp/xlf/10.1/xlf.cfg を 提供します。
単一ユーザー・システム上で実行している場合、またはコンパイル・スクリプトや makefiles を持つコンパイル環境をすでに 持っている場合は、デフォルトの構成ファイルをそのままにしておくこともできます。
それ以外の場合、特に多数のユーザーにいくつかの一連のコンパイラー・オプションの中から選択できるようにさせたい場合は、 次のように新しく命名したスタンザを構成ファイルに追加して、既存のコマンドにリンクする新規コマンドを作成することもできます。 たとえば、以下と同様の方法で指定して、xlf95 コマンドとのリンクを作成することができます。
ln -s /opt/ibmcmp/xlf/10.1/bin/xlf95 /home/username/bin/my_xlf95
他の名前でコンパイラーを実行すると、コンパイラーは対応するスタンザにリストされているオプション、ライブラリーなどを 使用します。
認識されないオプションのほとんどは、いずれの場合もリンカーに 渡されますが、-W コンパイラー・オプションによってリンカーにオプションを渡すよりも、 この属性を設定した方が便利です。
include = -l/path1, -l/path2, ...