単一のデフォルト場所以外の場所への XL Fortran V10.1 のインストール

システムから既存のコンパイラーを削除する前に、新規の更新を試行したい場合、その新規の更新をデフォルト場所以外の場所にインストールする必要があります。新規の更新を使用するための検証を行った後、以下のタスクを行うことにより、 多分、デフォルト場所にそれをインストールすることになります。

  1. デフォルト場所以外の場所から新規の更新を削除する。
  2. デフォルト場所から前の更新を削除する。
  3. 新規の更新をデフォルト場所へインストールする。

注:
デフォルト場所への新規の更新のインストールに xlf_install ユーティリティーを使用すると、お客様に代わって、このユーティリティーが前の更新を削除します。

デフォルト場所以外の場所に XL Fortran V10.1 をインストールする場合は、 xlf_install ユーティリティーを使用することはできません。xlf_install ユーティリティーは、XL Fortran V10.1/opt/ibmcmp/ (デフォルト) ディレクトリーにインストールします。

以下の両方の基準を満たすためには、XL Fortran V10.1 をデフォルト場所以外の場所にインストールする必要があります。

現行作業ディレクトリーにXL Fortran V10.1 の全パッケージが入っており、それ以外の RPM パッケージは入っていない場合、以下のコマンドを使用すれば、すべての XL Fortran V10.1 パッケージを単一のデフォルト場所以外の場所へインストールすることができます。

   rpm -ivh *.rpm --prefix installation_path

注:
再配置されたコンパイラーを構成する場合、xlf_configure ユーティリティーを使用してください。 new_install ユーティリティーを使用しないでください。