以下のセクションでは本書で使用される規則を説明します。
次のテーブルでは本書で使用される表記上の規則を説明します。
書体 | 示す | 例 |
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太字 | コマンド、実行可能プログラム名、およびコンパイラー・オプション。 | デフォルトで、これらの呼び出しコマンドとともに -qsmp コンパイラー・オプション を使用する場合、オプション -qdirective=IBM*:SMP$:$OMP:IBMP:IBMT が指定されます。 |
イタリック体 | パラメーターまたは変数で、実際の名前または値をユーザーが提供する必要があります。イタリック体は、新規の用語を 照会するためにも使用されます。 | 固定ソース・フォームの trigger_constant の最大長は、ディレクティブに対しては 4 であり、1 つ以上の 行に続けられます。 |
大文字の太字 | Fortran プログラミング・キーワード、ステートメント、ディレクティブ、および組み込みプロシージャー。 | ASSERT ディレクティブは、ディレクティブの直後に 続く DO ループにのみ適用され、ネストされた DO ループには 適用されません。 |
小文字の太字 | 小文字のプログラミング・キーワードおよびライブラリー関数、コンパイラー組み込みプロシージャー、 ファイル名およびディレクトリー名、プログラム・コードの例、コマンド・ストリング、またはユーザー定義の名前。 | 未初期化のロック変数を使用して omp_destroy_lock を呼び出した場合、呼び出しの結果は未定義です。 |
本書中では、ダイアグラムは XL Fortran 構文を図示します。このセクションは、これらのダイアグラムの解釈と使用に 役立ちます。
変数名またはユーザー指定の名前が _list で終わっている場合は、これらの項のリストをコンマで区切って 指定できます。
句読記号、括弧、算術演算子、その他の特殊文字は、構文の一部として入力する必要があります。
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項目のうちの 1 つを選択する必要がある場合、スタックのうちの 1 項目がメインパス上に表示 されます。
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複数の項目からの選択がオプションの場合は、スタック全体をメインパスの下側に記述します。
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縦の並びの上側にある繰り返し矢印は、縦に積み重ねられている項目から複数の項目を選択できることを 示しています。
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次に示すのは解釈付きの構文図の例です。
.-,-. (1) V | >>-EXAMPLE-------char_constant--+-a-+--+---+----e-+-------------> '-b-' +-c-+ '-d-' >--name_list---------------------------------------------------><
この図表は次のように解釈します。
構文ステートメントは、左から右に読みます。
EXAMPLE char_constant {a|b}[c|d]e[,e]... name_list{name_list}...
次のリストは、構文ステートメントを説明しています。
本書で使用する例は、ストレージの節約、エラーのチェック、実行の高速化、 推奨される実務の実行方法を示すことなどは目的としていないので、 簡易なスタイルでコーディングされています。
本書中の例では、コンパイラー呼び出しコマンド xlf90、xlf90_r、xlf95、xlf95_r、xlf、xlf_r、f77、fort77、f90、 および f95 のどれを使用してもかまいません。 実際のソース・ファイルの場合は、XL Fortran プログラムのコンパイルに説明されているように、コマンドによっては、 他のものより適切なものもあります。
本書のサンプル・プログラム、および本書の記載事項を例証しているプログラムの一部は、 /opt/ibmcmp/xlf/10.1/samples ディレクトリーに入っています。
本書で使用されているパス名は、XL Fortran コンパイラーのデフォルト・インストール・パスを 想定しています。 デフォルトでは、XL Fortran は、選択したディスク上の次のディレクトリーにインストールされます。
/opt/ibmcmp/xlf/10.1
これとは異なる宛先 (relocation-path) をコンパイラーに対して選択することができます。 異なるパスを選択した場合、コンパイラーは次のディレクトリーにインストールされます。
relocation-path/opt/ibmcmp/xlf/10.1
本書の用語の中には、次のように、短縮されているものがあります。