次のいずれかの条件が該当する場合、
XL Fortran for
Linux の実行前に、コンパイラーを構成 (または再構成) する必要があります。
- xlf_install を使用して、コンパイラーをインストールしていない。
- コンパイラーがデフォルト・ロケーション以外の場所にインストールされているか、インストール後にコンパイラー・コンポーネントが再配置された。
コンパイラーによって提供される構成ツールには、new_install と xlf_configure の 2 つがあり、いずれもインストール後は installation_path/xlf/10.1/bin/ディレクトリーに入れられます。
以下の条件が
すべて満たされた場合は、
new_install ユーティリティーを使用してコンパイラーを構成するようにお勧めします。
- XL Fortran for Linux の 1 つのバージョンのみがご使用のシステムにインストールされている。
- GCC の 1 つのバージョンのみがご使用のシステムにインストールされていて、PATH 環境変数内で検索できる。
- root または管理者特権を持っている。
- 構成ファイルをデフォルト・ディレクトリー /etc/opt/ibmcmp/xlf/10.1/ に生成したい。
詳細な説明については、
new_install ユーティリティーを実行する (上級者向け) を参照してください。
以下のいずれかの条件が該当する場合にのみ、xlf_configure ユーティリティーを直接呼び出すようにしてください。
- XL Fortran for Linux の複数のバージョンがシステムにインストールされている。
- new_install コマンドからエラーが受け取られた。 (インストールおよび構成のトラブルシューティング を参照してください。)
- 生成された構成ファイルをデフォルト・ロケーション以外の場所に置きたい。
- GCC の複数のバージョンがシステム上にインストールされており、どの GCC バージョンを構成ファイル内で参照したいかを指定する必要がある。
注: xlf_configure を使用してコンパイラーを構成する場合、書き込み許可を持っている場所に出力構成ファイル xlf.cfg を書き込むことができます。
この場合は、root または管理者特権が必要ありません。
詳細な説明については、xlf_configure ユーティリティーを直接実行する (上級者向け)を参照してください。