パッケージを複数のデフォルト・ロケーション以外の場所にインストールする

特殊な状態の場合のみ、別のパッケージを別の場所にインストールすることをお勧めします。
注: パッケージを異なるサブディレクトリーにインストールしたい場合、どのパッケージも /opt/ibmcmp/ ディレクトリーにはインストールしないでください。

表 1 には、同一のディレクトリーにインストールしなければならないパッケージ、および、任意のディレクトリーにインストールできるパッケージについての情報が提供されています。

表 1. パッケージを複数のデフォルト・ロケーション以外の場所にインストールする場合の規則
パッケージ名 パッケージの説明 デフォルト・ロケーション以外の場所 へのインストールの規則
xlsmp.msg.rte XL SMP ランタイム・メッセージ XL SMP パッケージは、すべて同じ場所にインストールされなければならない。 本書の残りの部分では、この場所を指すのに名前 xlsmprt_path が使用されています。
xlsmp.rte XL SMP ランタイム動的ライブラリー
xlsmp.lib XL SMP ランタイム静的ライブラリー
xlmass.lib IBM Mathematical Acceleration Subsystem (MASS) ライブラリー 任意のロケーション。本書の残りの部分では、この場所を指すのに名前 xlmass_path が使用されています。
xlf.msg.rte XL Fortran ランタイム環境メッセージ 上記の他のランタイム・パッケージと同じ場所にインストールされなければならない。
xlf.rte XL Fortran ランタイム環境 XL Fortran ランタイム・パッケージは、すべて同じ場所にインストールされなければならない。 本書の残りの部分では、この場所を指すのに名前 xlrte_path が使用されています。
xlf.rte.lnk XL Fortran ランタイム環境リンク
xlf.lic XL Fortran ライセンス 任意のロケーション。本書の残りの部分では、この場所を指すのに名前 lic_path が使用されています。
xlf.lib XL Fortran コンパイラー・ライブラリー XL Fortran コンパイラーおよびライブラリー・パッケージは、すべて同じ場所にインストールされなければならない。 本書の残りの部分では、この場所を指すのに名前 xlcmp_path が使用されています。
xlf.cmp XL Fortran コンパイラー・ファイル
xlf.help XL Fortran の資料 任意の場所 (オプション) 本書の残りの部分では、この場所を指すのに名前 doc_path> が使用されています。
xlf.samples XL Fortran サンプル 任意の場所 (オプション) 本書の残りの部分では、この場所を指すのに名前 smpls_path> が使用されています。
再配置可能 RPM パッケージをデフォルト・ロケーション以外の任意の場所にインストールするには、デフォルト以外のディレクトリーにインストールしたいパッケージのグループごとに以下のコマンドを発行します。
   rpm -ivh package --prefix  package_installation_path
ここで、package_installation_path は、/opt/ibmcmp/ 以外のディレクトリーで、表 1 にリストされた適切なパスの 1 つに対応しています。