この節では、考えられる 2 つのインストール・シナリオでの手順を示します。
- すべてのコンパイラー・パッケージを単一のデフォルト・ロケーション以外の場所にインストールできます。
例えば、すべてのパッケージをデフォルト・ディレクトリー /opt/ibmcmp/ にインストールするのではなく、/home/mydirectory/ などの選択したディレクトリーにインストールできます。
このための手順は、すべてのパッケージを単一のデフォルト・ロケーション以外の場所にインストールするに示しています。
- 特殊な状態の場合のみ、1 グループのコンパイラー・パッケージを複数の異なる場所にインストールできます。
例えば、すべてのコンパイラー・ライブラリー・パッケージを 1 つのディレクトリーにインストールし、ランタイム環境パッケージを別のディレクトリーにインストールしたりできます。
ただし、一定のパッケージをまとめて同じライブラリーにインストールしなければならない場合もあります。パッケージを複数のデフォルトではないディレクトリーにインストールする場合の規則および手順は、パッケージを複数のデフォルト・ロケーション以外の場所にインストールするに示しています。
いずれのシナリオの場合にも、コンパイラーの前のバージョンをシステムからアンインストールしてから、新しいバージョンをインストールするようにお勧めします。アンインストール手順については、XL Fortran のアンインストールを参照してください。