XL Fortran の複数バージョンの同一システムへのインストール (上級者向け)

XL Fortran V10.1 のインストールに先立って、XL Fortran の旧バージョンをアンインストールすることを強くお勧めします。 デフォルト場所 (/opt/ibmcmp/) へ新規バージョンをインストールするために xlf_install ユーティリティーを使用すると、お客様に代わって、このユーティリティーが旧ファイルを削除します。

この章の手順は、コンパイラーのインストールの経験があり、 かつ、システムにインストールされているすべてのコンパイラー製品のすべてのバージョンのファイル構造に精通している方を意図しています。

同一システム上に XL Fortran の複数バージョンをインストールするに先立って、 以下のオプションを検討してください。

XL Fortran の後継バージョンへのマイグレーションを段階的に行いたい場合は、異なるインストール場所に各バージョンをインストールする必要があります。単一のデフォルト場所以外の場所への XL Fortran V10.1 のインストール の情報を参照してください。

XL Fortran の異なるバージョンを長期間、 維持する場合は、両バージョンを同じインストール場所にインストールしてください。 XL Fortran の複数バージョンを同じロケーション・パスに共存させることができます。ただし、 後継バージョンが、それより先行のランタイム・パッケージを使用しないことが条件となります。既存のバージョンがデフォルト場所にインストールされている場合、 追加のバージョンをインストールするために xlf_install を使用してしないでください。さもないと、旧ファイルを、 お客様に代わって、削除してしまいます。その場合は、以下の手順、すなわち XL SMP および XL Fortran ランタイム・ファイルの更新、 および XL Fortran V10.1 のインストール を使用してください。