XL Fortran for AIX V8.1.1

ランゲージ・リファレンス


配列エレメント

配列エレメントとは、配列を作成するスカラー・データです。各エレメントは、タイプおよび型付きパラメーター、さらには INTENTPARAMETER、および TARGET 属性を親配列から継承します。 POINTER 属性は継承しません。

配列エレメント指定子 によって配列エレメントを識別します。配列エレメント指定子の形式は、次のとおりです。



>>---+-array_name--------+--(--subscript_list--)---------------><
     '-array_struct_comp-'
 
 

array_name
配列の名前です。

array_struct_comp
構造体のコンポーネントで、その右端の comp_name は配列です。

subscript
スカラー整数式です。

+----------------------------------IBM 拡張----------------------------------+

subscript は、XL Fortran 内の実数式です。

+--------------------------------IBM 拡張の終り-------------------------------+

添え字値 は、各添え字式の値と配列の次元によって異なります。この値によって、配列エレメント指定子で識別すべき配列のエレメントが決まります。

関連情報:

構造体コンポーネント
配列セクションおよび構造体コンポーネント

配列エレメントの順序

配列のエレメントは、配列エレメント順序 という順序で、ストレージ内に並べられています。この順序においては、添え字は最初の次元で最初に変更され、続いて、残りの次元で変更されます。

たとえば、A(2, 3, 2) として宣言された配列は、次のエレメントを持ちます。

   配列エレメントの位置                配列エレメントの順序
 -------------------------             -------------------
          A(1,1,1)                              1
          A(2,1,1)                              2
          A(1,2,1)                              3
          A(2,2,1)                              4
          A(1,3,1)                              5
          A(2,3,1)                              6
          A(1,1,2)                              7
          A(2,1,2)                              8
          A(1,2,2)                              9
          A(2,2,2)                             10
          A(1,3,2)                             11
          A(2,3,2)                             12


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