XL Fortran for AIX V8.1.1

ランゲージ・リファレンス


第 16 章 浮動小数点制御および照会のプロシージャー

XL Fortran には、浮動小数点の状況やプロセッサーの制御レジスターを直接的に照会および制御できる方法がいくつかあります。これには、以下のものが含まれます。

fpgets および fpsets サブルーチンは、それぞれ浮動小数点演算の状況の検索と設定を行います。オペレーティング・システム・ルーチンを直接呼び出す代わりに、これらのサブルーチンは fpstat という論理値の配列を使用して、情報をあちらこちらに渡します。また、XL Fortran は、浮動小数点状況とプロセッサーの制御レジスターを直接制御できるプロシージャーを xlf_fp_util モジュールに備えています。このプロシージャーは fpgets および fpsets サブルーチンよりも効率的です。このプロシージャーは、浮動小数点および制御レジスターを直接操作するインライン・マシン・インストラクションにマップされます。

XL Fortran は、IEEE 浮動小数点状況セマンティクスの Fortran 2000 ドラフト標準規則を利用するために、IEEE_ARITHMETICIEEE_EXCEPTIONS、および IEEE_FEATURES モジュールを提供します。


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