XL Fortran for AIX V8.1.1

ランゲージ・リファレンス

f_pthread_exit

このサブルーチンを明示的に呼び出して、入り口サブルーチンから戻る前に呼び出しスレッドを終了させることができます。行われる処置は、呼び出しスレッドの状態によって異なります。切り離し状態以外の状態であれば、呼び出しスレッドは結合されるまで待機します。スレッドが切り離し状態である場合、あるいは、それが他のスレッドによって結合されている場合は、呼び出しスレッドは安全に終了します。最初にスタックがポップおよび実行され、その後、スレッド固有データがデストラクターにより破棄されます。最後に、スレッドのリソースが解放されて、結合しているスレッドに引き数 ret が戻されます。このサブルーチンの引き数 ret はオプションです。現時点では、引き数 ret は整数ポインターに制限されています。これが整数ポインターでないと、その動作は不定です。

戻りコード

このサブルーチンが戻ることはありません。引き数 ret を指定しないと、このスレッドの出口状況として NULL が指定されます。

subroutine f_pthread_exit(ret)
    pointer(ret, byte)
    optional ret
    intent(in) ret
end subroutine


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