「記憶域変更ブレークポイント」ダイアログ・ボックス

「記憶域変更ブレークポイント」ダイアログを使用して、新しいブレークポイントを設定するか、 AIX または Windows で既存のブレークポイントを再定義して、特定アドレスの記憶域が変更された場合に常に実行を停止するようにします。 値が変更した場合にのみ実行が停止します。同じデータが記憶域に移動したとき、ブレークポイントは停止を起動しません。

注意: 呼び出しスタック上のアドレスに記憶域変更ブレークポイントを設定する場合は、 必ずブレークポイントを削除してから、それに関連付けられたルーチンを終了します。 そうしない場合、ルーチンから戻るときに、ルーチンのスタック・フレームがスタックから削除されますが、ブレークポイントはそのアドレスでアクティブのままになります。 そこで、スタックにロードされる他のルーチンは、ブレークポイントを含んでいます。

以下に、コントロールおよびコントロール・グループに関する説明があります。グループおよびサブグループ名は イタリック体 で表示されています。 コントロール名は太字で表示されています。

必須パラメーター このグループのコントロールを使用して、デバッグするプログラムにブレークポイントを置く場所を定義します。
アドレスまたは式 このフィールドには、アドレスを入力するか、アドレスを評価する式を入力します。
監視するバイト数 このフィールドを使用して、値を指定し、デバッガーにモニターさせるバイト数を指定します。

有効範囲は、プログラムをデバッグしているオペレーティング・システムによって決定されます。
任意選択パラメーター ブレークポイントが起動されたときの追加の制御を指定します。
@@スレッド この選択リストから、ブレークポイントを配置するスレッドを選択します。 リストからスレッド ID を選択するには、ブレークポイントを配置するスレッドを強調表示します。 このリストは、マルチスレッド・プログラムをサポートするプラットフォームでのみ使用可能です。
頻度 頻度コントロールを使用して、ブレークポイントで停止するタイミングと、 スキップするタイミングを指定します。 デバッガーは、ブレークポイントを検出する回数の情報を記録しています。 セクションのこれらのフィールドでは、最初にデバッガーを停止させるのは、ブレークポイントをどのように検出した場合か、 デバッガーを何回停止させるか、どのように検出したときにデバッガーにそれ以降の作業を中止させるかを指定します。
開始点 デバッガーを停止させる最初のブレークポイント検出を入力します。 たとえば、デバッガーに最初から 5 回までの検出をスキップさせたい場合は、"6" を入力します。
終了点 デバッガーを停止させる最後のブレークポイント検出を入力します。 たとえば、検出を 20 回した後で、デバッガーにブレークポイントを無視させる場合は、"20" を入力します。 必ずブレークポイントで停止させるには、「無限」を入力します。
次の回数ごと このブレークポイントでデバッガーに停止させる頻度を入力します。 たとえば、4 回検出するたびに 1 回だけ停止させる場合は、"4" を入力します。
押しボタン
OK 指定した設定を使用して、記憶域変更ブレークポイントを作成してから、「記憶域変更ブレークポイント」ダイアログ・ボックスをクローズします。
設定 指定した設定を使用して、記憶域変更ブレークポイントを作成しますが、「記憶域変更ブレークポイント」ダイアログ・ボックスはオープンしたままになります。これによって、ブレークポイントを複数作成することができます。
デフォルト 任意選択パラメーター」グループの設定を、 次に新しいブレークポイントを設定する場合のデフォルト設定として使用できるように保管します。
キャンセル 新しいブレークポイントを作成せずに、「記憶域変更ブレークポイント」ダイアログ・ボックスをクローズします。
ヘルプ このヘルプ・パネルを表示します。