XL Fortran for AIX V8.1.1

ユーザーズ・ガイド


第 4 章 XL Fortran プログラムの編集、コンパイル、リンク、実行

部分目次

  • XL Fortran ソース・ファイルの編集
  • XL Fortran プログラムのコンパイル
  • XL Fortran バージョン 2 プログラムのコンパイル
  • Fortran 90 プログラムまたは Fortran 95 プログラムのコンパイル
  • XL Fortran SMP プログラムのコンパイル
  • POSIX pthreads API サポートのレベル
  • 他のコンパイル・コマンドの作成
  • Fortran プログラムのコンパイル順序
  • コンパイルの取り消し
  • XL Fortran 入力ファイル
  • XL Fortran 出力ファイル
  • オプション設定の有効範囲と優先順位
  • コマンド行でのオプションの指定
  • ソース・ファイルでのオプションの指定
  • コマンド行オプションの「ld」または「as」コマンドへの引き渡し
  • コンパイラーの使用状況の追跡
  • POWER4、POWER3、 POWER2、 あるいは PowerPC システムでのコンパイル
  • C プリプロセッサーによる Fortran ファイルの引き渡し
  • XL Fortran プログラムに対する cpp ディレクティブ
  • C プリプロセッサーへのオプションの引き渡し
  • プリプロセスの問題の回避
  • XL Fortran プログラムのリンク
  • 別個のステップのコンパイルとリンク
  • ld コマンドを使用した 32 ビット SMP オブジェクト・ファイルのリンク
  • ld コマンドを使用した 64 ビット SMP オブジェクト・ファイルのリンク
  • ld コマンドを使用した 32 ビット非 SMP オブジェクト・ファイルのリンク
  • ld コマンドを使用した 64 ビット非 SMP オブジェクト・ファイルのリンク
  • ld コマンドへのオプションの引き渡し
  • リンク時のインターフェース・エラーの検査
  • 新しいオブジェクトと既存のオブジェクトのリンク
  • 既存の実行可能ファイルの再リンク
  • 動的リンクおよび静的リンク
  • リンク中の命名競合の回避
  • XL Fortran プログラムの実行
  • 実行の取り消し
  • 以前にコンパイルしたプログラムの実行
  • 別のシステム上でのコンパイルと実行
  • POSIX Pthreads のバイナリー互換性
  • POSIX Pthreads がサポートする実行時ライブラリーおよび組み込みディレクトリー
  • 実行時メッセージ用の言語の選択
  • 実行時オプションの設定
  • XLFRTEOPTS 環境変数
  • XLSMPOPTS 環境変数
  • OpenMP 環境変数
  • OMP_DYNAMIC 環境変数
  • OMP_NESTED 環境変数
  • OMP_NUM_THREADS 環境変数
  • OMP_SCHEDULE 環境変数
  • 実行時の動作に影響を与える他の環境変数
  • XL Fortran 実行時例外
  • ほとんどの Fortran プログラム開発は、編集、コンパイル / リンク (デフォルトは単一ステップ)、および実行のサイクルの繰り返しから構成されています。このサイクルの何らかの部分で問題を検出したら、最適化、デバッグなどに関して、この章以降を参照することが必要な場合があります。

    前提条件:

    1. 必須の AIX 設定 (たとえば、ある一定の環境変数およびストレージの限界) すべてがユーザー ID に対して正しくなければ、コンパイラーを使用することはできません。詳細は、環境変数の正しい設定方法を参照してください。
    2. 特殊化された目的 (移植やパフォーマンスの調整など) のためにコンパイラーを使用する前に、 XL Fortran コンパイラー・オプションの概要のオプションのカテゴリーを見て、 XL Fortran によってすでに解決策が提供されているかどうかを確認してください。
    3. Fortran プログラムの書き方についてさらに学ぶには、「XL Fortran for AIX ランゲージ・リファレンス 」を参照してください。

    この章の libxlf90_r.a に関する解説を libxlf90.a に関する解説に置き換えることができることに注意してください。その理由は、libxlf90.a ライブラリーから libxlf90_r.a ライブラリーへはリンクがあるからです。スレッド化されたアプリケーションかスレッド化されていないアプリケーションのいずれを作成しているにしても、別々のライブラリーに手動でリンクする必要はありません。 XL Fortran は、実行時にアプリケーションがスレッド化されているかどうかを判別します。


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