XL Fortran for AIX V8.1.1

ランゲージ・リファレンス

f_pthread_key_create

この関数は、スレッド固有データ・キーを獲得するために使用できます。該当するキーは引き数 key に戻されます。引き数 dtr は、この呼び出し点の後にスレッドが終了する時点で、このキーに関連したスレッド固有データを破壊するために使われるサブルーチンです。該当するデストラクターは、スレッド固有データをその引き数として受け取ります。デストラクターそのものはオプションです。これが指定されていないと、システムはこのキーに関連したスレッド固有データに対して、デストラクターを呼び出しません。スレッド固有データのキーの数が、プロセスごとに制限されていることに注意してください。キーの使用を管理するのはユーザーの責任です。プロセスごとの制限については、Fortran 定数 PTHREAD_DATAKEYS_MAX で確認できます。

戻りコード

この関数の実行中にエラーを検出すると、以下のいずれかのエラー・コードを戻します。

EAGAIN
キーの最大数を超えています。

EINVAL
引き数 key が無効です。

ENOMEM
このキーを作成するにはメモリーが不十分です。

integer function f_pthread_key_create(key, dtr)
    type(f_pthread_key_t), intent(out):: key
    external dtr
    optional dtr
end function


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