+----------------------------------IBM 拡張----------------------------------+
OpenMP は、Fortran と C/C++ で移植可能な共用メモリーの並列処理を実現するための仕様です。 OpenMP 仕様では、並列環境を制御するために使用できる多くのコンパイラー・ディレクティブ、ライブラリー・ルーチン、および環境変数が提供されています。この節では、OpenMP の機能を簡単に概説します。
XL Fortran には多くの汎用ディレクティブが含まれています。ハードウェア・プラットフォームに固有なディレクティブについては、ハードウェア固有のディレクティブを参照してください。
OpenMP アプリケーション・プログラミング・インターフェースでは、並列領域、作業共用構造体、および同期構造体を定義する多くのディレクティブが提供されており、データを共用したり独占するためのサポートも提供されています。
詳細については、SMP ディレクティブ第 13 章, SMP ディレクティブを参照してください。
OpenMP API は、ランタイム実行環境を制御して照会するための一連のライブラリー・ルーチンや、一連の汎用ロック・ルーチン、およびポータブル・タイマー・ルーチンをサポートしています。
詳細については、 第 14 章, OpenMP 実行環境ルーチンおよびロック・ルーチンを参照してください。
OpenMP 環境変数では、ランタイム実行環境を制御するための機能も提供します。
詳細については、「ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
+--------------------------------IBM 拡張の終り-------------------------------+