XL Fortran for AIX V8.1.1
ランゲージ・リファレンス
整数タイプに変換します。
引き数タイプおよび属性
- A
- タイプは整数、実数、複素数のいずれかでなければなりません。
- KIND (オプション)
- スカラー整数の初期化式でなければなりません。
クラス
エレメント型関数
結果タイプおよび属性
- 整数
- KIND が存在する場合は、kind 型付きパラメーターは KIND で指定されたものになります。存在しない場合は、kind タイプ・パラメーターはデフォルトの整数タイプになります。
結果値
- ケース (i): A のタイプが整数の場合は、INT (A) = A です。
- ケース (ii): A のタイプが実数の場合は、次の 2 つのケースがあります。
|A| < 1 の場合は、INT (A) は値 0 を持ち、|A| >= 1 の場合は、INT (A) は絶対値が A の絶対値を超えない最大整数で、符号が A の符号と同じである整数になります。
- ケース (iii): A のタイプが複素数の場合は、INT (A) は、ケース (ii) の規則を A の実数部分に適用することによって得られる値になります。
- この値を指定された整数タイプで表現できない場合は、結果は不定になります。
例
INT (-3.7) は値 -3 を持ちます。
特定名
| 引き数タイプ
| 結果タイプ
| 引き数渡し
|
INT
| デフォルトの実数
| デフォルトの整数
| なし
|
IDINT
| 倍精度実数
| デフォルトの整数
| なし
|
IFIX
| デフォルトの実数
| デフォルトの整数
| なし
|
IQINT (1)
| REAL(16)
| デフォルトの整数
| なし
|
注:
- IBM 拡張
関連情報
プログラムを XL Fortran に移植したときの INT の別の動作については、「ユーザーズ・ガイド」の
-qport コンパイラー・オプションを参照してください。
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