このサブルーチンを明示的に呼び出して、入り口サブルーチンから戻る前に呼び出しスレッドを終了させることができます。行われる処置は、呼び出しスレッドの状態によって異なります。切り離し状態以外の状態であれば、呼び出しスレッドは結合されるまで待機します。スレッドが切り離し状態である場合、あるいは、それが他のスレッドによって結合されている場合は、呼び出しスレッドは安全に終了します。最初にスタックがポップおよび実行され、その後、スレッド固有データがデストラクターにより破棄されます。最後に、スレッドのリソースが解放されて、結合しているスレッドに引き数 ret が戻されます。このサブルーチンの引き数 ret はオプションです。現時点では、引き数 ret は整数ポインターに制限されています。これが整数ポインターでないと、その動作は不定です。
戻りコード
このサブルーチンが戻ることはありません。引き数 ret を指定しないと、このスレッドの出口状況として NULL が指定されます。
例
subroutine f_pthread_exit(ret) pointer(ret, byte) optional ret intent(in) ret end subroutine