XL Fortran for AIX V8.1.1

ユーザーズ・ガイド


ファイル形式のインプリメンテーション

XL Fortran は、以下のような方法でファイルをインプリメントします。

不定様式順次アクセスファイル
レコードの長さを含む整数が各レコードの前後に入れられます。整数の長さは、32 ビット・アプリケーションの場合は 4 バイトです。整数の長さは、uwidth 実行時オプションを 32 (デフォルト) に設定する場合は 4 バイト長で、 64 ビット・アプリケーション用に uwidth を 64 に設定する場合は 8 バイト長です。

定様式順次アクセスファイル
XL Fortran プログラムは、定様式順次ファイルを読み取るとき、改行文字 (X'0A') が現れるたびにそれをレコード分離文字として使用して、ファイルをいくつかのレコードに分割します。

出力時には、I/O システムは各レコードの終わりに改行文字を書き込みます。プログラム自体も改行文字を書き込むことができますが、この方法はお勧めできません。単一レコードが書き込まれるように見えても、読み取りまたはバックスペースされるときには複数のレコードとして処理されるからです。

直接アクセス・ファイル
XL Fortran は、長さが XL Fortran ファイルのレコード長の倍数であるファイルで直接アクセス・ファイルをシミュレートします。ユーザーは OPEN ステートメントに、直接アクセス・ファイルのレコード長 (RECL) を指定する必要があります。 XL Fortran はこのレコードを使用して、それぞれのレコードを区別します。

たとえば、レコード長が 100 バイトの直接アクセス・ファイルの 3 番目のレコードは、 AIX ファイルの単一レコードの 201 番目のバイトから始まり、 300 番目のバイトで終わります。

直接アクセス・ファイルのレコードの長さがレコードに書き込みたいデータの量よりも多い場合は、XL Fortran はレコードの右側をブランク (X'20') で埋め込みます。 |

ストリーム・アクセス不定様式ファイル:
|不定様式ストリーム・ファイルは、ファイル記憶単位の集まりとして表示されます。 |XL Fortran では、ストリーム・アクセスのファイル記憶単位は 1 バイトです。

|不定様式ストリーム・アクセス用に接続されたファイルには、次のような特性があります。 |

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ストリーム・アクセス定様式ファイル:
|定様式ストリーム・アクセス用に接続されたレコード・ファイルには、次のような特性があります。 |

|定様式ストリーム・アクセス用に接続されたファイルには、次のような特性があります。 |

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