この関数は、ターゲットのスレッドを取り消すために使用できます。この取り消し要求がどのように処理されるかは、ターゲットのスレッドが持つ取り消し機能の状態によって異なります。ターゲットのスレッドは、引き数 thread によって識別されます。ターゲットのスレッドが遅延取り消し状態になっている場合は、ターゲットのスレッドが次の取り消し点に達するまで、この取り消し要求は保留されたままになります。ターゲットのスレッドがその取り消し機能を無効にしている場合は、それが再び有効になるまでこの要求は保留されたままになります。ターゲットのスレッドが非同期取り消し状態にある場合は、この要求は即時実行されます。スレッドの取り消しに関する詳細と、セキュリティーに関する考慮事項については、AIX オペレーティング・システム資料を参照してください。
戻りコード
この関数の実行時にエラーを検出すると、以下のエラー・コードを戻します。
例
integer function f_pthread_cancel(thread) type(f_pthread_t), intent(inout):: thread end function