浮動小数点アーキテクチャー (乗加算命令は使用しない) を使用するシステム上のプログラムの倍精度結果を再現するには、 -qfloat オプションの nomaf サブオプションを指定します。このサブオプションを使用すれば、コンパイラーが乗加算演算を行わないようになります。その結果、正確度とパフォーマンスは低下しますが、倍精度算術演算に関する IEEE 標準がより厳守されます。
XL Fortran を実行しているシステムのものと異なる REAL 項目のデフォルト・サイズを持つプログラムの結果を再現するには、 -qrealsize オプション (-qrealsize オプションページ) を使用して、 XL Fortran でのコンパイル時にデフォルトの REAL サイズを変更します。
結果を再現したいシステムが、DOUBLE PRECISION 変数に割り当てられるデフォルトの実定数に対して完全な倍精度で保存される場合は、-qdpc または -qrealsize オプションを使用してください。
結果が他のシステムと整合性があることが重要な場合は、 -qfloat オプションの設定に norsqrt および nofold を入れてください。 -O3 を指定する場合は、-qstrict も入れてください。