XL Fortran for AIX V8.1.1
ユーザーズ・ガイド
XL Fortran バージョン 8.1.1 では、以下の新しい機能と変更された機能を提供します。
新しいコンパイラー・オプションおよびサブオプションは、以下のとおりです。
|以下の XL Fortran 拡張がドラフトの Fortran 2000 標準から変更されました。
|
- |OPEN、READ、WRITE、
|および INQUIRE ステートメントが、外部ストリーム・ファイルの記憶単位に
|アクセスするためのストリーム I/O メソッドをサポートするようになりました。
- |PROTECTED 属性およびステートメントは、
|エンティティーと同じモジュールに定義されたモジュール・プロシージャーによってのみ、
|モジュール・エンティティーを変更できることを保証します。
- |VALUE 属性およびステートメントは、仮引き数で
|実引き数の値を渡すことができるようにする、仮引き数と実引き数との間の引き数関連を指定します。
|
以下の新しいパフォーマンス関連ディレクティブが追加されました。
- STREAM_UNROLL ディレクティブはコンパイラーに対して、ソフトウェア・プリフェッチとループ・アンロールを結合した機能を反復カウントの大きな DO ループに適用することを指示します。
- |UNROLL_AND_FUSE ディレクティブは、内部ループ本体を複製して、レプリカをアンロール・ループに結合します。これにより、反復カウントが削減され、一時データの自己再利用を使用してデータの局所性が改善されます。
- UNROLL ディレクティブによって、アンロールが外部ループに拡張されました。
HTML および PDF 形式の「ユーザーズ・ガイド」と「ランゲージ・リファレンス」の間で、重要な相互参照がリンクされました。現在表示しているトピックをクローズせずに、もう一方のブックに記載されている相互参照トピックを表示できるようになりました。
本書の直前の版からの変更点は、左側の余白にある垂直バー (|) で識別できます。
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