組み込みプロシージャーは、XL Fortran によってすでに定義されているプロシージャーです。詳細については、第 12 章, 組み込みプロシージャーを参照してください。
組み込みプロシージャーには、総称名で参照できるもの、特定名で参照できるもの、および両方で参照できるものがあります。
特定組み込み関数名は、実引き数として渡すことができます。特定組み込み関数の名前が総称組み込み関数と同じ場合、特定名が参照されます。特定組み込みプロシージャーに関連している仮プロシージャーに対するすべての参照においては、その組み込みプロシージャーのインターフェースと整合性のある引き数を使用する必要があります。
組み込みプロシージャーの名前を引き数として渡せるか否かについては、プロシージャーによって異なります。 プロシージャー参照において INTRINSIC 属性を実引き数として指定されている組み込みプロシージャーの特定名を使用することができます。
組み込みプロシージャー名は認識されるので、データ・オブジェクトが組み込みプロシージャーと同じ名前で宣言されていると、その組み込みプロシージャーは使用することができません。
総称インターフェース・ブロックは、インターフェース・ブロックに記述されているように、総称組み込み関数の拡張または再定義を行うことができます。その関数がすでに INTRINSIC 属性を持っている場合は拡張され、持っていない場合は再定義されます。