omp_set_nested サブルーチンは、ネストされた並列性を使用可能および使用不可にします。
.FALSE. と評価される scalar_logical_expression を指定してこのサブルーチンを呼び出すと、ネストされた並列性が使用不可になります。ネストされた並列領域は逐次化され、現在のスレッドによって実行されます。これはデフォルト設定です。
.TRUE. と評価される scalar_logical_expression を指定してこのサブルーチンを呼び出すと、ネストされた並列性が使用可能になります。ネストされた並列領域では、追加のスレッドを配置することができます。追加のスレッドを配置するかどうかは、それぞれの実行時環境が決定します。したがって、並列領域の実行に使われるスレッドの数は、ネストされた領域ごとに異なります。
このサブルーチンは、OMP_NESTED 環境変数よりも優先されます。
結果タイプおよび属性
デフォルトの論理値