XL Fortran for AIX V8.1.1
ランゲージ・リファレンス
fiosetup_ 関数は、UNIT で指定された論理装置に対する、要求された I/O 動作の設定を行います。要求は、引き数 COMMAND で指定します。引き数 ARGUMENT は、COMMAND への引き数です。
Fortran インクルード・ファイル fiosetup_.h がコンパイラーとともに提供されており、fiosetup_ の引き数とエラー戻りコードに対するシンボリック定数を定義しています。
- UNIT
- 現在ファイルに接続されている論理装置です。
- COMMAND
- IO_CMD_FLUSH_AFTER_WRITE (1)。 すべての WRITE ステートメントの後で、指定した UNIT のバッファーがフラッシュされるかどうかを指定します。
-
- IO_CMD_FLUSH_BEFORE_READ (2)。 すべての READ ステートメントの前に、指定した UNIT のバッファーがフラッシュされるかどうかを指定します。 これは、現在バッファー内にあるデータをリフレッシュするのに使用することができます。
- ARGUMENT
- IO_ARG_FLUSH_YES (1)。 すべての WRITE ステートメントの後で、指定された UNIT のバッファーをフラッシュします。この引き数は、コマンド IO_CMD_FLUSH_AFTER_WRITE および
IO_CMD_FLUSH_BEFORE_READ とともに指定します。
-
- IO_ARG_FLUSH_NO (0)。I/O ライブラリーに、独自の判断でバッファーをフラッシュするよう指示します。 ある特定の装置タイプに接続された装置は、
IO_CMD_FLUSH_AFTER_WRITE の設定値にかかわりなく、各 WRITE 操作の後にフラッシュしなければならないことに注意してください。そのような装置には、端末およびパイプがあります。この引き数は、コマンド IO_CMD_FLUSH_AFTER_WRITE および
IO_CMD_FLUSH_BEFORE_READ とともに指定します。これが、両方のコマンドにおけるデフォルト設定です。
結果タイプおよび属性
結果値
例
FUNCTION fiosetup_(UNIT, COMMAND, ARGUMENT)
INTEGER(4) fiosetup_, IRESULT
INTEGER(4) UNIT, COMMAND, ARGUMENT
INCLUDE 'fiosetup_.h'
OPEN ( UNIT=42, FILE="foo", ...)
IRESULT = fiosetup_(42, &
IO_CMD_FLUSH_AFTER_WRITE, &
IO_ARG_FLUSH_YES)
The service routine FIOSETUP_ returns 0 if it
succeeds. Otherwise, it returns
one of the following error codes:
IO_ERR_NO_RTE (1000) the run-time
environment is not running.
IO_ERR_BAD_UNIT(1001) 指定された UNIT が接続されていない。
IO_ERR_BAD_CMD (1002) 無効なコマンド。
IO_ERR_BAD_ARG (1003) 無効な引き数。
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