CYCLE

目的

CYCLE ステートメントは、 DO 構文または DO WHILE 構文の 現行の実行サイクルを終了させます。

構文


>>-CYCLE--+-------------------+--------------------------------><
          '-DO_construct_name-'
 
 

DO_construct_name
DO または DO WHILE 構文の名前です。

規則

CYCLE ステートメントは、DO 構文または DO WHILE 構文の中に 置かれ、DO_construct_name によって指定されている場合は特定の DO または DO WHILE 構文に属し、指定されていない場合は、このステートメントを直接囲む DO または DO WHILE 構文に属します。 このステートメントは、属している構文の現行のサイクルだけを終了させます。

CYCLE ステートメントを実行すると、DO または DO WHILE 構文の現行の 実行サイクルが終了します。 CYCLE ステートメント以降は、終了するラベル付きアクション・ステートメントを含め、すべての 実行可能ステートメントは実行されません。 DO 構文の場合、プログラムの実行は増分値の処理へと続きます。 DO WHILE 構文の場合、プログラムの実行はループ制御処理を使用して継続されます。

CYCLE ステートメントにはラベルを付けることができます。 ただし、このステートメントを DO 構文を終了させるラベル付きアクション・ステートメントとして使用することはできません。

LOOP1: DO I = 1, 20
   N = N + 1
   IF (N > NMAX) CYCLE LOOP1          ! cycle to LOOP1
 
   LOOP2: DO WHILE (K==1)
      IF (K > KMAX) CYCLE             ! cycle to LOOP2
      K = K + 1
   END DO LOOP2
 
   LOOP3:  DO J = 1, 10
      N = N + 1
      IF (N > NMAX) CYCLE LOOP1       ! cycle to LOOP1
      CYCLE LOOP3                     ! cycle to LOOP3
   END DO LOOP3
 
END DO LOOP1
END

関連情報

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