+-------------------------Fortran 2003 ドラフト標準--------------------------+
目的
指定された環境変数の値を戻します。
クラス
サブルーチン
引き数の型と属性
- NAME
- オペレーティング・システムの環境変数の名前を識別する文字ストリングです。
このストリングは大文字小文字の区別をします。
これは、スカラーで、型がデフォルトの文字で
なければならない INTENT(IN) 引き数です。
- VALUE (オプション)
- 環境変数の値です。環境変数が値を持たない場合や環境変数が存在しない場合には空のストリングとなります。
これは、スカラーで、型がデフォルトの文字で
なければならない INTENT(OUT) 引き数です。
- LENGTH (オプション)
- 値の有効な長さです。環境変数が値を持たない場合や環境変数が存在しない場合には 0 となります。
これは、スカラーで、型がデフォルトの整数で
なければならない INTENT(OUT) 引き数です。
- STATUS (オプション)
- 状況の値です。
これは、スカラーで、型がデフォルトの整数で
なければならない INTENT(OUT) 引き数です。
STATUS には以下のいずれかの値が入ります。
- 環境変数が存在し、その値が正常に VALUE に割り当てられている場合、または環境変数は存在するが値を持っていない場合は 0
- 環境変数が存在しない場合は 1
- VALUE 引き数が環境変数の値の有効な長さよりも小さい場合は -1
- その他のエラー状態が発生している場合は 3
- TRIM_NAME (オプション)
- NAME 内の後続ブランクを切り取るかどうかを指定する論理値です。デフォルトでは、NAME 内の後続ブランクは切り取られます。TRIM_NAME が存在し、その値が .FALSE. の場合、NAME 内の後続ブランクは有効であると見なされます。TRIM_NAME は、スカラーで、論理型でなければならない INTENT(IN) 引き数です。
例
integer num, len, status
character*15 value
call GET_ENVIRONMENT_VARIABLE('HOME', value, len, status)
print*, value
print*, len
print*, status
上記のプログラムで生成される出力例は次のとおりです。
$ a.out
/home/xlfuser (followed by two spaces)
13
0
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