GO TO (計算)

目的

計算型 GO TO ステートメントは、複数の実行可能ステートメントの 1 つにプログラム制御を移します。

構文



>>-GO TO--(--stmt_label_list--)--+---+--arith_expr-------------><
                                 '-,-'
 
 

stmt_label
計算 GO TO と同じ有効範囲単位内にある 実行可能ステートメントのステートメント・ラベルです。 同じステートメント・ラベルを stmt_label_list 内に 2 回以上 指定することができます。

arith_expr

スカラー整数式です。

+----------------------------------IBM 拡張----------------------------------+

実数または複素数にすることもできます。 式の値が整数でない場合、使用前に XL Fortran によって INTEGER(4) に変換されます。

+------------------------------End of IBM 拡張-------------------------------+

規則

計算 GO TO ステートメントを 実行すると、arith_expr が計算されます。 その結果の値が stmt_label_list への指標として使用されます。 次に、制御が、その指標で識別されるステートメント・ラベルを持つ ステートメントに移ります。 たとえば、arith_expr の値が 4 であれば、stmt_label_list 内の 4 番目にある ステートメント・ラベルを持つステートメントに制御が移ります。 ただしこの場合、リストには少なくとも 4 つのラベルが存在していなければなりません。

arith_expr の値が 1 より小さいか、またはリスト内のステートメント・ラベルの個数より大きい 場合、GO TO ステートメントは機能せず (CONTINUE ステートメントと 同様)、その次のステートメントが実行されます。

      INTEGER NEXT
         
  ·
  ·
  ·
GO TO (100,200) NEXT 10 PRINT *,'Control transfers here if NEXT does not equal 1 or 2'  
  ·
  ·
  ·
100 PRINT *,'Control transfers here if NEXT = 1'  
  ·
  ·
  ·
200 PRINT *,'Control transfers here if NEXT = 2'

関連情報

IBM Copyright 2003