配列エレメントとは、配列を作成するスカラー・データです。
各エレメントは、型および型付きパラメーター、さらには
INTENT、PARAMETER、
PROTECTED、
TARGET、
および VOLATILE 属性を親配列から継承します。
POINTER 属性は継承しません。
配列エレメント指定子 によって配列エレメントを識別します。 配列エレメント指定子の形式は、次のとおりです。
>>---+-array_name--------+--(--subscript_list--)--------------->< '-array_struct_comp-' |
+----------------------------------IBM 拡張----------------------------------+
添え字は、XL Fortran 内の実数式となります。
+------------------------------End of IBM 拡張-------------------------------+
添え字値 は、各添え字式の値と配列の次元によって異なります。 この値によって、配列エレメント指定子で識別すべき配列のエレメントが決まります。
関連情報:
配列のエレメントは、配列エレメント順序 という順序で、ストレージ内に並べられています。 この順序においては、添え字は最初の次元で最初に変更され、続いて、残りの次元で変更されます。
たとえば、A(2, 3, 2) として宣言された配列は、次のエレメントを持ちます。
Position of Array Element Array Element Order ------------------------- ------------------- A(1,1,1) 1 A(2,1,1) 2 A(1,2,1) 3 A(2,2,1) 4 A(1,3,1) 5 A(2,3,1) 6 A(1,1,2) 7 A(2,1,2) 8 A(1,2,2) 9 A(2,2,2) 10 A(1,3,2) 11 A(2,3,2) 12