この用語集では、本書で頻繁に使用する用語を解説します。
この用語集には、米国規格協会 (ANSI) によって作成された定義、および「IBM Dictionary of Computing」から抜粋した項目が含まれています。
- A
- アクティブ・プロセッサー (active processor)
- オンライン・プロセッサー を参照。
- 実引き数 (actual argument)
- プロシージャー参照で指定される式、変数、プロシージャー、選択戻り指定子のいずれか。
- 別名 (alias)
- 複数の名前を介してアクセス可能な 1 つのストレージ。
それぞれの名前はそのストレージの別名になる。
- 英字 (alphabetic character)
- 言語で使用される文字またはその他の記号 (数字を除く)。
通常は、英大文字、小文字の A 〜 Z に加え、特定の言語で使用可能な
その他の特殊記号 (たとえば $ や _ など) を指す。
- 英数字 (alphanumeric)
- 文字セットに関するもの。この文字セットには、文字、数字に加え、
通常はその他の文字 (たとえば、句読符号、数学記号など) が含まれる。
- 情報交換用米国標準コード (American National Standard Code for Information Interchange)
- ASCII を参照。
- 引き数 (argument)
- 関数やサブルーチンへ引き渡される式。
実引き数 (actual argument)、仮引き数 (dummy argument) も参照。
- 引き数関連付け (argument association)
- プロシージャー起動時の実引き数と仮引き数の関係。
- 算術定数 (arithmetic constant)
- 整数、実数、複素数のいずれかの型の定数。
- 算術式 (arithmetic expression)
- 1 つ以上の算術演算子と算術 1 次子からなり、計算結果が単一の数値として表される。
算術式は、符号なし算術定数、算術定数の名前、算術変数への参照、
関数参照、算術演算子または括弧を使ったこのような 1 次子の組み合わせ。
- 算術演算子 (arithmetic operator)
- 算術演算を実行させる記号。
組み込み算術演算子は次のとおり。
+ 加算
- 減算
* 乗算
/ 除算
** 指数
- 配列 (array)
- 順序付けられたスカラー・データのグループを含むエンティティー。
配列内のオブジェクトはすべて、同一のデータ型と型付きパラメーターを持つ。
- 配列宣言子 (array declarator)
- ステートメントの一部であり、プログラム単位内で使用される
配列について記述するもの。
配列宣言子では、配列の名前、含まれる次元数、各次元のサイズを指定する。
- 配列エレメント (array element)
- 配列名と 1 つ以上の添え字で識別される配列中の単一データ項目。添え字 も参照。
- 配列名 (array name)
- 順序付けられたデータ項目のセットの名前。
- 配列セクション (array section)
- 配列であり、構造体コンポーネントではないサブオブジェクトのこと。
- ASCII
- 1 文字が 7 ビット (パリティー検査ビットも含め 8 ビット) によって構成されるコード化文字セットを用いて、データ処理システム、データ通信システム、およびそれらの関連装置の間で情報交換をおこなうのに使用される標準コード。
この ASCII セットを構成する文字の種類として、制御文字と図形文字とが含まれる。
Unicode も参照。
- 非同期 (asynchronous)
- 時間が同期していないか、通常のまたは予測可能な時間間隔で生起しないイベントについて形容する。 たとえば、入力イベントはユーザーによって制御され、プログラムは入力イベントを
後で読み取ることができる。
- 割り当てステートメント (assignment statement)
- 式の計算結果に基づいて、
変数を定義または再定義する実行可能ステートメント。
- 関連名 (associate name)
- ASSOCIATE 構文内で、この構文の選択子が認識される名前。
- 属性 (attribute)
- データ・オブジェクトの特性。型宣言ステートメント、
属性仕様ステートメント、デフォルト設定のいずれかで指定される。
- 自動並列化 (automatic parallelization)
- 明示的にコーディングされた DO ループ、
および配列言語のためのコンパイラーが生成した DO ループとを、
コンパイラーが並列化しようとする処理。
- B
- 2 進定数 (binary constant)
- 1 つ以上の 2 進数字 (0 と 1) からの定数。
- バインド (bind)
- 識別子をプログラム内の別のオブジェクトに関係させること。
たとえば、識別子を値、アドレス、または別の識別子に関係させること、
または仮パラメーターと実パラメーターを関連させることなど。
- 無名共通ブロック (blank common)
- 名前のない共通ブロック。
- ブロック・データ・サブプログラム (block data subprogram)
- BLOCK DATA ステートメントが先頭にあるサブプログラム。
名前付き共通ブロックにおいて、変数の初期化に使用される。
- BSS ストレージ (bss storage)
- 初期化されていない静的ストレージ。
- busy-wait
- スレッドが堅固なループ内で実行されていて、
作業をすべて終了したので行うべき新しい作業がないため、
他の作業を探しているときの状態。
- バイト定数 (byte constant)
- バイト型の名前付き定数。
- バイト型 (byte type)
- 1 バイトのストレージを表すデータ型。LOGICAL(1)、
CHARACTER(1)、INTEGER(1) のいずれかを使用できる場合に使用可能。
- C
- 文字定数 (character constant)
- 1 つ以上の英字からなる文字ストリング。アポストロフィまたは二重引用符で囲まれる。
- 文字式 (character expression)
- 文字オブジェクト、文字によって評価される関数参照のいずれか。
また、連結演算子 (括弧は任意) で分離されるこれらの順序列の場合もある。
- 文字演算子 (character operator)
- 文字データに対して実行される操作を表す記号 (たとえば、連結 (//) など)。
- 文字セット (character set)
- プログラミング言語用またはコンピューター・システム用のすべての有効文字。
- 文字ストリング (character string)
- 連続した文字の列。
- 文字サブストリング (character substring)
- 文字ストリングの連続する一部分。
- 文字型 (character type)
- 英数字で構成されるデータ型。
データ型 (data type) も参照。
- チャンク (chunk)
- 連続するループ反復のサブセット。
- 照合順序 (collating sequence)
- 複数の文字が、ソート、マージ、比較、および索引付きのデータの順番処理の目的で並べられるときの順序。
- コメント (comment)
- プログラムにテキストを含めるための言語構文。
プログラムの実行内容には関係ない。
- 共通ブロック (common block)
- 呼び出し側プログラムと 1 つ以上のサブプログラムによって参照されることのあるストレージ域。
- コンパイル (compile)
- ソース・プログラムを実行可能プログラム (オブジェクト・プログラム) へ変換すること。
- コンパイラー・ディレクティブ (compiler directive)
- ユーザー・プログラムの実行内容ではなく、
XL Fortran の実行内容を制御するソース・コード。
- 複素定数 (complex constant)
- 順序付けられた 1 対の実定数または整定数。
コンマで区切られ、括弧で囲まれて示される。
最初の定数が複素数の実数部で、2 番目の定数が虚数部である。
- 複素数 (complex number)
- 順序付けられた 1 対の実数からなる数値。a+bi の書式で表される。
a および b は実数で、i の平方は -1 である。
- 複素数型 (complex type)
- 複素数の値を表すデータ型。この値は順序付けられた 1 対の実数データ項目であり、
コンマで区切られ、括弧で囲まれて示される。最初の項目が複素数の実数部で、2 番目の
項目が虚数部である。
- 準拠 (conform)
- 普及している標準に従うこと。実行可能プログラムが Fortran 95 標準に記述されているフォームとリレーションシップのみを使用しており、かつこの実行可能プログラムが Fortran 95 標準に従った解釈を持つのであれば、実行可能プログラムは Fortran 95 標準に適応している。実行可能プログラムが標準適応となるようにプログラム単位が実行可能プログラムに
含まれている場合、このプログラム単位は Fortran 95 標準に適応している。
標準に規定されている解釈を満たすようにプロセッサーが標準適応プログラム
を実行する場合、このプロセッサーは標準に適応している。
- 接続装置 (connected unit)
- XL Fortran では、OPEN ステートメントによる
名前付きファイルへの明示的接続、暗黙的接続、事前接続といった 3 つの方法のいずれかでファイルに接続された装置。
- 定数 (constant)
- 不変の値を持つデータ・オブジェクト。定数には 4 つのクラスがあり、数字 (算術)、真理値 (論理)、
文字データ (文字)、型なしのデータ (16 進値、8 進値、2 進値) がこれらに当たる。変数 (variable) も参照。
- 構文 (construct)
- SELECT CASE、DO、IF、WHERE のいずれかの
ステートメントで始まり、対応する終端ステートメントで終わるステートメントの順序列。
- 継続行 (continuation line)
- ステートメントをその最初の行を越えて継続させる行。
- 制御ステートメント (control statement)
- ステートメントの連続的な順次呼び出しを変更するのに使用されるステートメント。
制御ステートメントは、条件ステートメント (IF など) の場合と、
命令ステートメント (STOP など) の場合がある。
- D
- データ・オブジェクト (data object)
- 変数、定数、または定数のサブオブジェクト。
- データ・ストライピング (data striping)
- データを複数の記憶装置に分散すること。
これによって I/O 操作を並列実行でき、パフォーマンスが向上する。
ディスク・ストライピング (disk striping) とも呼ばれる。
- データ転送ステートメント (data transfer statement)
- READ、WRITE、PRINT の各ステートメント。
- データ型 (data type)
- データと機能の特徴を定義する特性および内部表現。
組み込みの型としては、整数、実数、複素数、論理、文字の各型がある。
組み込み (intrinsic) も参照。
- デバッグ行 (debug line)
- デバッグ用のソース・コードを含む行。修正するソース・フォームにだけ含めることが許可される。デバッグ行は、1 桁目の D または X で定義される。デバッグ行の処理は、-qdlines および -qxlines コンパイラー・オプションで制御される。
- デフォルトの初期化 (default initialization)
- 派生型の定義の一部として指定された値を持つオブジェクトの初期化。
- 定義可能変数 (definable variable)
- 割り当てステートメントの左側に名前または指定子を表示することによって値を変更可能な変数。
- 区切り文字 (delimiters)
- 構文のリストを囲むために使用する
括弧またはスラッシュ (あるいはその両方) の組。
- 非正規数 (denormalized number)
- 非常に小さな絶対値と低精度の IEEE 数。
非正規数は、ゼロの指数とゼロ以外の小数部で表される。
- 派生型 (derived type)
- データがコンポーネントを持つ型。各コンポーネントは、
組み込み型または別の派生型のいずれかである。
- 数字 (digit)
- 負数ではない整数を表す文字。
たとえば、0 〜 9 のいずれかの数字。
- ディレクティブ (directive)
- コンパイラーに指示や情報を与えるコメントの型。
- ディスク・ストライピング (disk striping)
- データ・ストライピング (data striping) を参照。
- DO ループ (DO loop)
- DO ステートメントで繰り返し呼び出されるステートメントの範囲。
- DO 変数 (DO variable)
- DO ステートメントで指定される変数。
DO の範囲内にある 1 つ以上のステートメントの
各オカレンスに先立ち、初期化または増分される。
範囲内のステートメントの実行回数の制御に使用される。
- DOUBLE PRECISION 定数 (DOUBLE PRECISION constant)
- デフォルトの実際の精度の 2 倍の精度を持つ実数型の定数。
- 仮引き数 (dummy argument)
- 括弧で囲まれたリストに名前が記述されたエンティティー。
FUNCTION、SUBROUTINE、ENTRY、ステートメント関数の
いずれかのステートメントのプロシージャー名の後ろに存在する。
- 動的ディメンション (dynamic dimensioning)
- 配列が参照される度にその境界を再評価するプロセス。
- 動的エクステント (dynamic extent)
- ディレクティブについての動的エクステントとは、
ディレクティブの字句エクステントおよび字句エクステント内から呼び出されたすべてのサブプログラムである。
- E
- 編集記述子 (edit descriptor)
- 整数、実数、および複素数データの形式設定を制御する省略形のキーワード。
- エレメント型 (elemental)
- 組み込み演算、プロシージャー、割り当てを修飾する形容詞で、配列のエレメントまたは規格対応の配列とスカラーのセット
の対応したエレメントに対して個別に適用される。
- 埋め込まれたブランク (embedded blank)
- 前後をブランク以外の文字で挟まれたブランク。
- エンティティー (entity)
- 次のものを表す一般用語。
プログラム単位、プロシージャー、演算子、インターフェース・ブロック、共通ブロック、外部装置、ステートメント関数、型、
名前付き変数、式、構成のコンポーネント、名前付き定数、ステートメント・ラベル、構文、名前リスト・グループなど。
- 環境変数 (environment variable)
- プロセスの操作環境を記述する変数。
- 実行可能プログラム (executable program)
- 自己完結型プロシージャーとして実行できるプログラム。
メインプログラムと、オプションで、モジュール、サブプログラム、Fortran 以外の外部プロシージャーからなる。
- 実行可能ステートメント (executable statement)
- プログラムにある処置、たとえば、計算する、
条件をテストする、通常の順次実行を変更するなど、を引き起こさせるステートメント。
- 明示的初期化 (explicit initialization)
- データ・ステートメント初期値リスト、ブロック・データ・プログラム単位、型宣言ステートメント、
または配列コンストラクターで宣言された値を持つオブジェクトの初期化。
- 明示的インターフェース (explicit interface)
- 有効範囲単位内で参照されるプロシージャーのためのもので、内部プロシージャー、モジュール・プロシージャー、
組み込みプロシージャー、インターフェース・ブロックを持つ外部プロシージャー、有効範囲単位内の
再帰的プロシージャー参照、インターフェース・ブロックを持つダミー・プロシージャーのいずれかのプロパティー。
- 式 (expression)
- オペランド、演算子、括弧の順序列。
変数、定数、関数参照、または、計算を指す。
- 拡張精度定数 (extended-precision constant)
- 連続的な 16 バイトのストレージに記憶される実数値に対するプロセッサー近似値。
- 外部ファイル (external file)
- 入出力装置にある一連のレコード。
内部ファイル (internal file) も参照。
- 外部名 (external name)
- リンカーが、一つのコンパイル単位から別のもうひとつのコンパイル単位への参照を解決するのに使用する共通ブロック、サブルーチン、または その他のグローバル・プロシージャーの名前。
- 外部プロシージャー (external procedure)
- 外部サブプログラムまたは Fortran 以外の手段で定義されるプロシージャー。
- F
- フィールド (field)
- データの特定のカテゴリーを保管するのに使用されるレコード内の領域。
- ファイル (file)
- レコードの順序列。
外部ファイル (external file)、内部ファイル (internal file) も参照。
- ファイル索引 (file index)
- i-ノード (i-node) を参照。
- 浮動小数点数 (floating-point number)
- 異なる数表示の対で表される実数。
数表示の 1 つである小数部と、暗黙的な浮動小数点の基数を 2 番目の数表示で示される数値でべき乗することによって得られる値との積。
- 形式 (format)
- (1) 文字、フィールド、行などの配置を定義すること。
通常は、表示、印刷出力、ファイルなどのために使用される。
- (2) 文字、フィールド、行などを配置すること。
- 定様式データ (formatted data)
- 指定の形式に従って、主記憶装置と 入出力 装置間で転送されるデータ。
リスト指示 (list-directed) および 不定形式レコード (unformatted
record) を参照。
- 関数 (function)
- 単一の変数またはオブジェクトの値を戻すプロシージャー。通常は単一の出口を持つ。組み込みプロシージャー (intrinsic procedure)、サブプログラム (subprogram) も参照。
- G
- 総称識別子 (generic identifier)
- INTERFACE ステートメントに存在する字句トークン。
インターフェース・ブロック内のプロシージャーすべてに関連する。
- H
- ハード制限 (hard limit)
- ルート権限を使用することによって上下のみができる、またはシステムや稼働環境のインプリメンテーション固有の問題であるため変更ができないシステム・リソースの限界。
ソフト限界 (soft limit) も参照。
- 16 進 (hexadecimal)
- システムに関連する基数が 16 の数字。
16 進数は、0 〜 9 と A (10) 〜 F (15) の範囲にある。
- 16 進定数 (hexadecimal constant)
- 通常は、特殊文字で始まる定数。16 進数字のみを含む。
- 高位変換 (high order transformations)
- 最適化の一種で、ループを構造化し直す。
- ホレリス定数 (Hollerith constant)
- XL Fortran による表現が可能な任意の文字のストリングで、
nH で始まるもの。
ここで、n はストリング内の文字数を示す。
- ホスト (host)
- 内部プロシージャーを含むメインプログラムまたはサブプログラムは、内部プロシージャーのホストと呼ばれる。
モジュール・プロシージャーを含むモジュールは、モジュール・プロシージャーのホストと呼ばれる。
- ホスト関連付け (host association)
- 内部サブプログラム、モジュール・サブプログラム、派生型の定義が、
ホストのエンティティーにアクセスするためのプロセス。
- I
- IPA
- プロシージャー間分析 (Interprocedural analysis)。最適化の一種で、プロシージャーの境界を超えて、また、別々のソース・ファイルに入ったプロシージャー呼び出しにまたがって最適化を行うことができる。
- 暗黙インターフェース (implicit interface)
- プロシージャーそのものからではなく、有効範囲単位から参照される
プロシージャーは、暗黙インターフェースを持つといわれる。
ただしこれは、このプロシージャーが、インターフェース・ブロックを持たない
外部プロシージャー、インターフェース・ブロックを持たないダミー・プロシージャー、
ステートメント関数のいずれかである場合のみ。
- 暗黙 DO (implied DO)
- 指標付け仕様 (DO ステートメントと
似ているが、DO という語の指定はない)。
この範囲は、ステートメントのセットではなく、データ・エレメントのリストである。
- 無限大
- オーバーフローまたはゼロ割り算で
作成された IEEE 数 (正または負)。無限大は、すべてのビットが 1 の指数部とゼロの小数部で表される。
- i ノード (i-node)
- オペレーティング・システム内の個別のファイルを説明する内部構造体。
各ファイルには 1 つの i ノードがある。
i ノードには、ファイルのノード、タイプ、所有者、および位置が含まれる。
i ノードのテーブルは、ファイル・システムの先頭近くに格納される。
ファイル索引 (file index) とも呼ばれる。
- 入出力 (input/output (入出力))
- 入力または出力、あるいはその両方に関するもの。
- 入出力リスト (input/output list)
- 入力または出力ステートメント内の変数のリスト。
読み取りまたは書き込みを行うデータを指定する。
出力リストには、定数、演算子、または関数参照を含む式、
括弧で囲まれた式のいずれかが含まれることがある。
- 整定数 (integer constant)
- 任意で符号が付けられる数字ストリング。小数点は付けない。
- インターフェース・ブロック (interface block)
- INTERFACE ステートメントから、
対応する END INTERFACE ステートメントまでのステートメントの順序列。
- インターフェース本体 (interface body)
- FUNCTION、SUBROUTINE のいずれかのステートメント
から、対応する END ステートメントまでの、インターフェース・ブロック内の
ステートメントの順序列。
- 妨害 (interference)
- DO ループ内の 2 つの反復内容が互いに依存している状態。
- 内部ファイル (internal file)
- 内部記憶域にある一連のレコード。 外部ファイル (external file) も参照。
- プロシージャー間分析 (interprocedural analysis)
- IPA を参照。
- 組み込み (intrinsic)
- Fortran 言語標準によって定義済みでこれ以上の定義や仕様がなくてもどの有効範囲単位内でも使用できる型、演算、割り当てステートメント、プロシージャーを修飾する形容詞。
- 組み込みモジュール (intrinsic module)
- コンパイラーによって提供され、どのプログラムでも使用可能なモジュール。
- 組み込みプロシージャー (intrinsic procedure)
- コンパイラーによって提供され、どのプログラムでも使用可能なプロシージャー。
- K
- キーワード (keyword)
- (1) ステートメント・キーワードは、ステートメント (またはディレクティブ)
の構文の一部の語で、ステートメントを識別するために使用する。
- (2) 引き数キーワードは、仮引き数のための名前を指定する。
- kind 型付きパラメーター (kind type parameter)
- 組み込み型の使用可能な種類のラベルを付けたパラメーターの値。
- L
- 字句エクステント (lexical extent)
- ディレクティブ構成内に直接現れる全てのコード。
- 字句トークン (lexical token)
- 分割できない固有の解釈を持つ文字の順序列。
- リンク・エディット (link-edit)
- ロード可能なコンピューター・プログラムをリンカーによって作成すること。
- リンカー (linker)
- 別々にコンパイルまたはアセンブルされたオブジェクト・モジュール間の相互参照を解決し、
最終アドレスを割り当て、再配置可能ロード・モジュールを作成するプログラム。
単一のオブジェクト・モジュールがリンクされる場合には、リンカーはただ単純にそのモジュールを再配置可能にする。
- リスト指示 (list-directed)
- 事前定義の 入出力 形式。データ・リスト内の型、
型付きパラメーター、エンティティーの値に応じて異なる。
- リテラル (literal)
- ソース・プログラム内の記号または数量。データへの参照ではなく、
データそのものを指す。
- リテラル定数 (literal constant)
- 組み込み型のスカラー値を直接表す字句トークン。
- ロード・バランシング (load balancing)
- 作業負荷を複数のプロセッサー間で均等に配分することを目的とした最適化ストラテジー。
- 論理定数 (logical constant)
- 真 (true) または偽 (false) (つまり、T または F)
の値を持つ定数。
- 論理演算子 (logical operator)
- 次のような論理式の演算を表す記号。
.NOT. (論理否定)
.AND. (論理積)
.OR. (論理和)
.EQV. (論理等価)
.NEQV. (論理非等価)
.XOR. (排他的論理和)
- ループ (loop)
- 繰り返し実行されるステートメント・ブロック。
- M
- _main
- プログラマーがメインプログラムに名前を付けていない場合に、
コンパイラーが割り当てるデフォルトの名前。
- メインプログラム (main program)
- プログラムの実行時に最初に制御が渡されるプログラム・ユニット。
サブプログラム (subprogram) も参照。
- マスター・スレッド (master thread)
- スレッドのグループのヘッド・プロセス。
- モジュール (module)
- ほかのプログラム単位からアクセスされる定義を含む
プログラム単位、またはこの定義にアクセスするプログラム単位。
- mutex
- スレッド間の相互排他を
提供するプリミティブ・オブジェクト。相互排他 (mutex) は、一度に連携スレッドのうちの確実に 1 つだけが
データへのアクセスやアプリケーション・コードの実行を許されるようにするために、複数のスレッド間で調整的に使用される。
- N
- NaN (not-a-number)
- 数値に対応しない浮動小数点形式にエンコードされたシンボリック・エンティティー。静止 NaN (quiet NaN)、シグナル通知 NaN (signalling NaN) も参照。
- 名前 (name)
- 最初が英文字で、その後に 249 文字までの英数字 (英文字、数字、下線) が
続く字句トークン。
FORTRAN 77 では、シンボル名と呼ばれていたので注意。
- 名前付き共通ブロック (named common)
- 複数個の変数で構成される個別の名前付き共通ブロック。
- 名前リスト・グループ名 (namelist group name)
- READ、WRITE、および PRINT ステートメントで使用する名前のリストを
指定する NAMELIST ステートメント内の最初のパラメーター。
- 負のゼロ (negative zero)
- 指数および小数部が両方ともゼロであるが、符号ビットが 1 である IEEE 表記。
負のゼロは正のゼロと等しいとして扱われる。
- ネスト (nest)
- ある種類の 1 つ以上の構造体を、同じ種類の構造体に組み込むこと。
たとえば、あるループ (ネストされるループ) を別のループ (ネストするループ)
内にネストしたり、あるサブルーチン (ネストされるサブルーチン) を
別のサブルーチン (ネストするサブルーチン) 内にネストしたりする。
- 実行不能ステートメント (nonexecutable statement)
- プログラム単位、データ、編集情報、ステートメント関数
のいずれかの特性を記述するステートメントで、プログラムの実行処理には関係がないもの。
- 非既存ファイル (nonexisting file)
- アクセス可能なストレージ・メディアに物理的には存在しないファイル。
- 正規 (normal)
- 非正規、無限大、または NaN でない浮動小数点数。
- 非数字 (not-a-number)
- NaN を参照。
- 数値定数 (numeric constant)
- 整数、実数、複素数、バイト数のいずれかを表す定数。
- O
- 8 進 (octal)
- システムに関連する基数が 8 の数字。8 進数は、0 〜 7 の範囲にある。
- 8 進定数 (octal constant)
- 8 進数からなる定数。
- 1 トリップ DO ループ (one-trip DO-loop)
- 反復カウントが 0 でも、到達したら 1 回は実行される DO ループ。
(このループ・タイプは FORTRAN 66 からものである。)
- オンライン・プロセッサー (online processor)
- マルチプロセッサー・マシンにおいて、活動化されている (オンラインにされている) 方のプロセッサー。オンライン・プロセッサーの個数は、マシンに実際にインストール済みの物理プロセッサーの個数より小か等しい。アクティブ・プロセッサー (active
processor) とも呼ばれる。
- 演算子 (operator)
- 1 つまたは 2 つのオペランドが関係する個々の計算の仕様要素。
- P
- 埋め込み (pad)
- フィールドまたは文字ストリングの未使用の位置を、
ダミー・データ (通常は、ゼロまたはブランク) で埋めること。
- ページ・スペース (paging space)
- 仮想記憶域内に常駐しているが、
現在はアクセスされていない情報を保管するためのディスク・ストレージ。
- PDF
- プロファイル指示フィードバック (profile-directed feedback) を参照。
- pointee 配列 (pointee array)
- 整数 POINTER ステートメントまたはその他の仕様ステートメントにより宣言されている、明示的形状配列、または、想定サイズ配列。
- ポインター (pointer)
- POINTER の属性を持つ変数。
ポインターは、ターゲットに関連するものでなければ、参照したり、定義したりしてはならない。
ポインターが配列である場合、関連するポインターでなければ、形状を持たない。
- 事前接続ファイル (preconnected file)
- 実行可能プログラムの実行時に、最初に装置に接続されるファイル。
標準エラー、標準入力、および標準出力はすべて事前接続ファイルである (それぞれ、装置 0、5、6 に接続される)。
- 暗黙規定 (predefined convention)
- 暗黙に指定されたデータ・オブジェクトの型と長さの仕様。
明示的な仕様が指定されていない場合、名前の最初の文字が基準となる。
最初の文字が I 〜 N の場合、長さが 4 の整数型となる。
最初の文字が A 〜 H、O 〜 Z、$、_ の場合、長さが 4 の実数型となる。
- 存在 (present)
- ある仮引き数が実引き数と関連しており、かつ、この実引き数が呼び出しプロシージャーに存在する仮引き数である場合、または
呼び出しプロシージャーの仮引き数でない場合、この仮引き数はサブプログラムのインスタンスに存在する。
- 1 次子 (primary)
- 式の最も単純な形式。オブジェクト、配列コンストラクター、構造体コンストラクター、関数参照、括弧で囲まれた式のいずれか。
- プロシージャー (procedure)
- プログラムの実行時に呼び出されることのある計算。
プロシージャーは、関数またはサブルーチンの場合もある。
また、組み込みプロシージャー、外部プロシージャー、モジュール・プロシージャー、
内部プロシージャー、ダミー・プロシージャー、ステートメント関数などの場合もある。
サブプログラムに ENTRY ステートメントが含まれていると、
このサブプログラムは複数のプロシージャーを定義することがある。
- プロファイル指示フィードバック (profile-directed feedback、PDF)
- 条件付き分岐や頻繁に実行されるコード・セクションのパフォーマンスを、アプリケーションの実行中に収集された情報を使用して改善する最適化の型。
- プログラム単位 (program unit)
- メインプログラムまたはサブプログラム。
- 純粋 (pure)
- 副次作用がないことを示す、プロシージャーの属性。
- Q
- 静止 NaN (quiet NaN)
- 例外をシグナル通知しない NaN (非数字) 値。静止 NaN の意図は、NaN の結果を後続の計算に伝えることにある。
NaN、シグナル通知 NaN (signalling NaN) も参照。
- R
- ランダム・アクセス (random access)
- ファイルからのまたはファイルへの、レコードの読み取り、書き込み、除去を、任意の順序で行うことができる
アクセス方式。
順次アクセス (sequential access) も参照。
- ランク (rank)
- 配列のディメンション数。
- 実定数 (real constant)
- 実数を表す 10 進数のストリング。
実定数には、小数点または 10 進指数、あるいはその両方が含まれている。
- レコード (record)
- ファイル内でまとめて扱われる値の順序列。
- 関係式 (relational expression)
- 算術式または文字式の次に関係演算子が続き、その次に別の
算術式または文字式が続く式。
- 関係演算子 (relational operator)
- 関係条件または関係式を表すのに使用される語または記号。
.GT. より大
.GE. より大か等しい
.LT. より小
.LE. より小か等しい
.EQ. 等しい
.NE. 等しくない
- 結果変数 (result variable)
- 関数の値を戻す変数。
- 戻り指定子 (return specifier)
- ステートメント (たとえば CALL ステートメント) のために指定される引き数で、サブルーチンが RETURN ステートメント中に指定したアクションに応じて、どのステートメント・ラベルに制御を戻すべきかを示す引き数。
- S
- スカラー (scalar)
- (1) 配列ではない単一のデータ。
- (2) 配列となるための特性を持たないもの。
- スケール因数 (scale factor)
- 実数内での小数点の位置を示す番号 (入力の際に、指数がなければ、
数の大きさを示す数字)。
- 有効範囲 (scope)
- 実行可能プログラムの一部分。この部分では、
字句トークン 1 つにつき 1 つの解釈がある。
- 有効範囲属性 (scope attribute)
- 実行可能プログラムの一部分。この範囲内では、
字句トークンには、特定の指定プロパティーまたは
エンティティーの 1 つの解釈が与えられる。
- 有効範囲単位 (scoping unit)
- (1) 派生型の定義。
- (2) インターフェース本体 (ただし、インターフェース本体に
含まれる派生型の定義とインターフェース本体は除く)。
- (3) プログラム単位またはサブプログラム (ただし、これらに含まれる
派生型の定義、インターフェース本体、サブプログラムは除く)。
- セレクター (selector)
- ASSOCIATE 構文内の関連名に関連付けられるオブジェクト。
- セマンティクス (semantics)
- 複数の文字や複数文字の集合における、その意味上の関係。
これは解釈方法や使用法からは独立している。
構文規則 (syntax) も参照。
- 順次アクセス (sequential access)
- ファイル内のレコードの論理順序に従って、ファイルの読み取り、
書き込み、除去を行うアクセス方式。ランダム・アクセス (random access) も参照。
- シグナル通知 NaN (signalling NaN)
- オペランドとして現れるといつもそれを無効な演算例外としてシグナル通知する NaN (非数字)。
シグナル NaN の意図は、
初期化されていない変数の使用などのプログラム・エラーをキャッチすることにある。
NaN、静止 NaN (quiet NaN) も参照。
- スリープ (sleep)
- 別のスレッドがそのスレッドに作業を実行するようにシグナルを送るまで実行が完全に中断されている状態。
- SMP
- 対称マルチプロセッシング (symmetric
multiprocessing) を参照。
- ソフト制限 (soft limit)
- 処理に対して現在有効なシステム・リソースの制限。
ソフト制限の値は、ルート権限がなくても処理によって拡大または緩和できる。
リソースに対するソフト制限は、ハード制限の設定値を超えて拡大することはできない。
ハード限界 (hard limit) も参照。
- スピル・スペース (spill space)
- レジスターに保持する変数の数が多過ぎて、
プログラムがレジスターの内容用の一時ストレージを必要とする場合に備えて、
個々のサブプログラムに確保するスタック空間。
- 仕様ステートメント (specification statement)
- ソース・プログラムで使用されているデータについての情報を提供するステートメント。このステートメントは、データ・ストレージを割り振るための情報も提供する。
- スタンザ (stanza)
- ファイル内の行グループのことで、
この行グループは共通の機能を持っているか、
あるいはシステムの一部を定義している。
スタンザは通常ブランク行かコロンで分離されており、
各スタンザには名前が付いている。
- ステートメント (statement)
- 実行処理の順序列または宣言のセット内で、1 つのステップを表す言語構文。
ステートメントには大きく分けて、実行可能と実行不能の 2 つのクラスがある。
- ステートメント関数 (statement function)
- 後ろに仮引き数のリストが続く名前。これは、
組み込み式または派生型の式と等価であり、
プログラム全体にわたってこれらの式の代わりに使用することができる。
- ステートメント・ラベル (statement label)
- 1 〜 5 桁の番号。ステートメントの識別に使用される。
ステートメント・ラベルは、制御権の移動、DO の範囲の
定義、FORMAT ステートメントへの参照のために使用することができる。
- ストレージ関連付け (storage association)
- 2 つのストレージ順序列間の関係 (ただしこれは、一方の記憶装置が
もう一方の記憶装置と同一の場合のみ)。
- 構造体 (structure)
- 派生型のスカラー・データ・オブジェクト。
- 構造体コンポーネント (structure component)
- その型のコンポーネントに対応する、派生型のデータ・オブジェクトの一部。
- サブオブジェクト (subobject)
- 名前付きデータ・オブジェクトの一部。ほかの部分とは別々に参照されたり、
定義されたりすることがある。
配列エレメント、配列セクション、構造体コンポーネント、サブストリングのいずれか。
- サブプログラム (subprogram)
- 関数サブプログラムまたはサブルーチン・サブプログラム。
FORTRAN 77 では、ブロック・データ・プログラム単位は、
サブプログラムと呼ばれていたので注意。メインプログラム (main program) も参照。
- サブルーチン (subroutine)
- CALL ステートメントまたは定義された割り当てステートメント
から呼び出されるプロシージャー。
- 添え字 (subscript)
- 括弧で囲まれた添え字エレメントまたは添え字エレメントのセット。
特定の配列エレメントを識別する配列名とともに使用される。
- サブストリング (substring)
- スカラー文字ストリングの連続する一部分。
(配列セクションでは、サブストリング・セレクターを指定することができるが、
結果はサブストリングにはならない。)
- 対称マルチプロセッシング (symmetric multiprocessing、SMP)
- 機能的に同一の複数プロセッサーを並列に使用して、単純で効率的なロード・バランシングを提供するシステム。
- 同期 (synchronous)
- 別のプロセス中の指定されたイベントの出現に合わせて、定期的に出現または出現を予見できる操作の形容。
- 構文 (syntax)
- ステートメントの構造に関する規則。
セマンティクス (semantics) も参照。
- T
- ターゲット (target)
- TARGET 属性を持つように指定された名前付きのデータ・オブジェクト。
ポインター用に ALLOCATE ステートメントによって作成されるデータ・オブジェクト、
またこのようなオブジェクトのサブオブジェクト。
- スレッド (thread)
- プロセスを制御している、コンピューター命令ストリーム。マルチスレッドのプロセスは、1 ストリームの命令 (1 スレッド) で開始して、その後、タスクを実行するために他の命令ストリームを作成することができる。
- スレッド可視変数 (thread visible variable)
- 1 つ以上のスレッドからアクセス可能な変数。
- タイム・スライス (time slice)
- タスクを実行するために割り当てられる、処理装置上の時間間隔。
その時間間隔が満了すると、処理装置時間は別のタスクに割り振られるため、
1 つのタスクが一定の制限時間を超えて処理装置を独占することはできなくなる。
- トークン (token)
- プログラム言語において、特別な形式の中に、或る定義済みの重みを持つ文字ストリング。
- トリガー定数 (trigger constant)
- コメント行をコンパイラーのコメント・ディレクティブとして識別する文字列。
- 型宣言ステートメント (type declaration statement)
- オブジェクトまたは関数の、型、長さ、および属性を指定するステートメント。
オブジェクトには、初期値を割り当てることができる。
- U
- 不定様式レコード (unformatted record)
- 内蔵記憶装置と外部記憶装置間で変更されずに伝送されるレコード。
- Unicode
- 最近の世界のいかなる言語で書かれたテキストの交換、処理、表示をもサポートする汎用文字エンコード標準。この標準は、いくつかの言語による多くの古典的でヒストリカルなテキストもサポートしている。ユニコード標準は、ISO 10646 で定義済みの 16-bit 国際文字セットを持っている。ASCII も参照。
- 装置 (unit)
- 入出力 ステートメントで使用するためにファイルを参照する手段。
装置は、ファイルに接続されるものと接続されないものとがある。
接続されている場合には、ファイルを参照する。
この接続は対称的である。つまり、装置がファイルに接続されていると、
このファイルは装置に接続されていることになる。
- アンセーフ・オプション (unsafe option)
- 不正なコンテキストで使用した場合に重大な不正結果を生じる可能性があるオプション。
それ以外のオプションは、デフォルトの結果とあまり異ならない、通常は許容される結果を生じる。
通常、アンセーフ・オプションを使用すると、
該当するコードがそのオプションをアンセーフにする条件に適合しないと断言していることになる。
- 使用関連付け (use association)
- 別々の有効範囲単位内での名前の関連付け。USE ステートメントで指定される。
- V
- 変数 (variable)
- 定義可能な値を持つデータ・オブジェクト。
この値は、実行可能プログラムの実行時に再定義することができる。
名前付きデータ・オブジェクト、配列エレメント、配列セクション、
構造体コンポーネント、サブストリングのいずれか。
FORTRAN 77 では、変数は必ずスカラーで、名前が付けられていたことに注意。
- X
- XPG4
- X/Open Common Applications Environment (CAE) Portability Guide Issue 4。XPG3 から POSIX 標準への
拡張機能が含まれている、POSIX.1-1990、POSIX.2-1992、および POSIX.2a-1992 の
スーパーセットである X/Open Common Applications Environment のインターフェースを
定義する文書。
- Z
- ゼロ長文字 (zero-length character)
- 長さが 0 の文字オブジェクト。常に定義される。
- ゼロ・サイズ配列 (zero-sized array)
- 下限を持つ配列。これは、対応する上限より大きい。
この配列は、常に定義される。
