omp_set_nested(enable_expr)

目的

omp_set_nested サブルーチンは、 ネストされた並列性を使用可能および使用不可にします。

.FALSE. と評価される scalar_logical_expression を指定して このサブルーチンを呼び出すと、ネストされた並列性が使用不可になります。 ネストされた並列領域は逐次化され、現在のスレッドによって実行されます。 これはデフォルト設定です。

.TRUE. と評価される scalar_logical_expression を指定して このサブルーチンを呼び出すと、ネストされた並列性が使用可能になります。 ネストされた並列領域では、追加のスレッドを配置することができます。 追加のスレッドを配置するかどうかは、 それぞれの実行時環境が決定します。 したがって、並列領域の実行に使われるスレッドの数は、 ネストされた領域ごとに異なります。

このサブルーチンは、OMP_NESTED 環境変数よりも優先されます。

クラス

サブルーチン

引き数の型と属性

enable_expr
論理型

結果の値と属性

デフォルトの論理値

結果の値

なし IBM Copyright 2003