PROTECTED STREAM

目的

PROTECTED STREAM ディレクティブを使用すると、保護ストリームを管理できます。 これらのストリームは、ハードウェアで検出されるストリームによって置き換えられないように保護されています。

XL Fortran は、以下の 8 つの保護ストリームのディレクティブを提供します。

構文

PROTECTED ディレクティブには、以下の形式があります。



>>-PROTECTED_UNLIMITED_STREAM_SET_GO_FORWARD--(--prefetch_variable--,--stream_ID--)-><
 
 
注:
PowerPC 970 および POWER5(TM) で有効です。



>>-PROTECTED_UNLIMITED_STREAM_SET_GO_BACKWARD--(--prefetch_variable--,--stream_ID--)-><
 
 
注:
PowerPC 970 および POWER5 で有効です。



>>-PROTECTED_STREAM_SET_FORWARD--(--prefetch_variable--,--stream_ID--)-><
 
 
注:
POWER5 のみで有効です。



>>-PROTECTED_STREAM_SET_BACKWARD--(--prefetch_variable--,--stream_ID--)-><
 
 
注:
POWER5 のみで有効です。



>>-PROTECTED_STREAM_COUNT--(--unit_count--)--------------------><
 
 
注:
POWER5 のみで有効です。



>>-PROTECTED_STREAM_GO-----------------------------------------><
 
 
注:
POWER5 のみで有効です。



>>-PROTECTED_STREAM_STOP--(--stream_ID--)----------------------><
 
 
注:
POWER5 のみで有効です。



>>-PROTECTED_STREAM_STOP_ALL-----------------------------------><
 
 
注:
POWER5 のみで有効です。

prefetch_variable
プリフェッチされる変数です。 変数は、判別可能なストレージ・アドレスを持つデータ・オブジェクトでなければなりません。 この変数は、組み込みデータ型および派生データ型を含む、任意のデータ型が可能です。 この変数は、プロシージャー名、サブルーチン名、モジュール名、関数名、 リテラル定数、ラベル、ゼロ・サイズのストリング、ゼロ長の配列、 またはベクトル添え字を持つ配列にすることはできません。

stream_ID
プリフェッチされたストリームの ID です。 スカラーで、型は整数でなければなりません。 これは 0 から 7 までの任意の数字にできます。

unit_count
長さが制限された保護ストリームについてのキャッシュ・ラインの数です。 スカラーで、型は整数でなければなりません。 これは、0 から 1023 までの任意の数値にできます。 1024 キャッシュ・ラインより大きいストリームの場合は、PROTECTED_STREAM ディレクティブの代わりに PROTECTED_UNLIMITED_STREAM ディレクティブを使用してください。

関連情報

反復カウントの大きなループへのプリフェッチ技法の適用に ついては、STREAM_UNROLL ディレクティブを参照してください。 IBM Copyright 2003