XL Fortran には、浮動小数点の状況やプロセッサーの制御レジスターを直接的に 照会および制御できる方法がいくつかあります。 これには、以下のものが含まれます。
fpgets および fpsets サブルーチンは、 それぞれ浮動小数点演算の状況の検索と設定を行います。 オペレーティング・システム・ルーチンを直接呼び出す代わりに、 これらのサブルーチンは fpstat という論理値の配列を使用して、情報を あちらこちらに渡します。
また、XL Fortran は、浮動小数点状況とプロセッサーの制御レジスターを 直接制御できるプロシージャーを xlf_fp_util モジュールに備えています。 このプロシージャーは fpgets および fpsets サブルーチンよりも効率的です。 このプロシージャーは、浮動小数点および制御レジスターを直接操作する インライン・マシン・インストラクションにマップされます。
XL Fortran は、IEEE 浮動小数点状況セマンティクスの Fortran 2003 ドラフト標準 規則を利用するために、IEEE_ARITHMETIC、
IEEE_EXCEPTIONS、および IEEE_FEATURES モジュールを組み込みます。