f_pthread_setspecific(key, arg)

目的

この関数は、引き数 key によって識別されるキーに関連した、 呼び出しスレッドのスレッド特有データを設定するのに使用できます。 引き数 arg (オプション) は、設定するスレッド固有データを識別します。 arg が指定されていないと、スレッド固有データは NULL に設定されます。 これは、各スレッドごとの初期値です。整数ポインターのみを arg 引き数として渡すことができます。 arg が整数ポインターでない場合、結果が不確定になります。

実引き数 arg は変数でなければならず、代入ステートメントの左に 代入できなければなりません。ベクトル添え字を持つ配列セクションを引き数 arg に渡すと、 結果は予測できません。

クラス

関数

引き数の型と属性

key
TYPE(f_pthread_key_t)、INTENT(IN)

arg
整数ポインター、INTENT(IN)、OPTIONAL

結果の値と属性

INTEGER(4)

結果の値

正常終了した場合、この関数は 0 を戻します。 それ以外の場合は、以下のいずれかのエラーを戻します。

EINVAL
引き数 key が無効です。

ENOMEM
データをキーに関連させるにはメモリーが不十分です。
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