共用メモリー並列処理 (-qsmp)

一部の IBM プロセッサーは、共用メモリー並列処理が可能です。 この機能を活用するために必要なスレッド化されたコードを生成するには、 -qsmp を使用してコンパイルしてください。 このオプションは、-O2 最適化レベルを暗黙指定します。 サブオプションなしのオプションのデフォルト動作は、最適化を伴う自動並列化を行います。

一般に使用される -qsmp サブオプションが 下の表に要約されています。

一般に使用される -qsmp サブオプション
サブオプション 動作
auto ユーザー・アシスタンスなしで可能な並列コードの自動生成をコンパイラーに指示します。 このオプションはまた、すべての SMP ディレクティブを認識します。
omp 明示的並列化を指定するために OpenMP Fortran API でのコンパイルを 強制します。 -qsmp=omp は現在、-qsmp=auto とは非互換であることに注意してください。
opt 並列化とともに最適化をコンパイラーに指示します。 最適化は、他の最適化オプションなしの -O2 -qhot と同等です。 -qsmp のデフォルト設定は -qsmp=auto:noomp:opt です。
suboptions サブオプションの他の値では、スレッド・スケジューリング、ネストされた並列処理、 ロッキングなどの制御が提供されます。

-qsmp を最大限に活用する

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