組み込みプロシージャー

組み込みプロシージャーは、XL Fortran によってすでに定義されているプロシージャーです。 詳細については、組み込みプロシージャーを参照してください。

組み込みプロシージャーには、総称名で参照できるもの、特定名で参照できるもの、および両方で参照できるものがあります。

総称組み込み関数
では、いくつかの例外を除いて、引き数が特定の型である必要はなく、 結果はその引き数の型と同じになるのが普通です。 同じプロシージャー名を複数の型の引き数 (型および kind 型付きパラメーターの引き数はどの特定の関数を 使用するかを判別します) を指定して使用することにより、総称名は簡単に組み込みプロシージャーを参照することが できます。

特定組み込み関数
では、特定の型の引き数を必要とし、結果も特有の型となります。

特定組み込み関数名は、実引き数として渡すことができます。 特定組み込み関数の名前が総称組み込み関数と同じ場合、特定名が参照されます。 特定組み込みプロシージャーに関連しているダミー・プロシージャーに 対するすべての参照においては、その組み込みプロシージャーのインターフェースと 整合性のある引き数を使用する必要があります。

組み込みプロシージャーの名前を引き数として渡せるか否かについては、 プロシージャーによって異なります。 プロシージャー参照において INTRINSIC 属性を実引き数として 指定されている組み込みプロシージャーの特定名を使用することができます。

組み込みプロシージャー名と他の名前の競合

組み込みプロシージャー名は認識されるので、 データ・オブジェクトが組み込みプロシージャーと同じ名前で宣言されていると、 その組み込みプロシージャーにはアクセスできません。

総称インターフェース・ブロックは、インターフェース・ブロックに 記述されているように、総称組み込み関数の拡張または再定義を行うことができます。 その関数がすでに INTRINSIC 属性を持っている場合は拡張され、 持っていない場合は再定義されます。 IBM Copyright 2003