目的
整数型に変換します。
クラス
エレメント型関数
引き数の型と属性
- A
- 型は整数、実数、複素数のいずれかでなければなりません。
- KIND (オプション)
- スカラー整数の初期化式でなければなりません。
結果の値と属性
- 整数
- KIND が存在する場合は、kind 型付きパラメーター
は KIND で指定されたものになります。
存在しない場合は、kind 型付きパラメーターはデフォルトの整数型になります。
結果の値
- ケース (i): A の型が整数の場合は、INT (A) = A です。
- ケース (ii): A の型が実数の場合は、次の 2 つのケースがあります。
|A| < 1 の場合は、INT (A) は値 0 を
持ち、|A| >= 1 の場合は、INT (A) は絶対値が A の絶対値を超えない最大整数で、符号が A の符号と同じである整数になります。
- ケース (iii): A の型が複素数の場合は、INT (A) は、
ケース (ii) の規則を A の実数部分に適用することによって得られる値になります。
- この値を指定された整数型で表現できない場合は、結果は不定になります。
例
INT (-3.7) は値 -3 を持ちます。
特定名
| 引き数型
| 結果型
| 引き数渡し
|
INT
| デフォルトの実数
| デフォルトの整数
| なし
|
IDINT
| 倍精度実数
| デフォルトの整数
| なし
|
IFIX
| デフォルトの実数
| デフォルトの整数
| なし
|
IQINT (1)
| REAL(16)
| デフォルトの整数
| なし
|
注:
- IBM 拡張.
関連情報
プログラムを XL Fortran に移植したときの INT の
別の動作については、「XL Fortran ユーザーズ・ガイド」の
-qport コンパイラー・オプションを参照してください。
