フィルタの使用法

フィルタは、リストやフォルダで指定した特徴をもつデバイスのみが見えるようにします。この際の選択条件を複数の組合せにして見えるデバイスをさらに絞り込むこともできます。フォルダを作成する際に、そのフォルダのために新たにフィルタを作成する、または以前に保存したフィルタを読込んでこのフォルダに適用することを選べます。フィルタの付いていないフォルダはその親フォルダのデバイスを全て含みます。

フィルタには 2 種類あります。

基礎: 一つ以上のよく使われるデバイス特性をフィルタ条件に選びます。

詳細: 値をリスト ボックスに入力する必要のある条件を含む、複数のフィルタ条件を作成できます。例えば、ジョブ時間切れが 90 秒の XYZ ブランドのプリンタ(使用可能なプリンタ機種の一覧に入っていない)がある場合、以下の二つを指定できます。

パラメータ 演算
Parameter Operation Value

複数の条件が選択されている時には、以下のようになります。

全ての条件を満たさなければならない」ラジオ ボタンをクリックすると、このフィルタで表示されるためには、そのデバイスは全ての条件を満たしていなければなりません。

「最低一つの条件を満たしていなければならない」ラジオ ボタンをクリックすると、このフィルタで表示されるためには、そのデバイスは最低一つの条件を満たしていなければなりません。

デバイスの種類:

フィルタにプリンタ、プリントサーバー、または両方を通すようにできます。どれにするかをデバイスの種類リスト ボックスで指定します。


例 1:基礎フィルタ

鈴木さんは、社内のプリンタが正常に働くように維持する係りになっていて、現在点検が必要なもの、または近々点検が必要になるものがどれか調べようとしています。このため彼は、以下のように基礎フィルタを作成します。

  1. プリンタのみを調べたいため、デバイスの種類リスト ボックスでプリンタを選択します。
  2. [フィルタの種類を選択]リストで、状況を選択します。
  3. ここで、全てのエラーおよび全ての警告を選択します。
  4. 適用をクリックすると、フィルタが作成されます。
  5. このフィルタを保存するために、フィルタに名前を付けて保存...ボタンをクリックします。

鈴木さんがこのフィルタをフォルダに適用すると、そのフォルダにはエラーまたは警報が発せられているプリンタのみが入ります。


例 2:詳細フィルタ

佐藤さんは、ファームウェア コード レベルが 1.10.17 のモノクロ プリンタのみを表示するフィルタを作成して保存しようとしています。このため彼女は、以下のように詳細フィルタを作成します。

  1. プリンタのみを集めたいため、デバイスの種類リスト ボックスでプリンタを選択します。
  2. 次に、以下のものを選択します。
    パラメータ 演算
  3. ここで、新規作成をクリックして別のフィルタ条件を作成し、パラメータおよび演算リスト ボックスで以下のものを選択します。ファームウェア コード(1.10.17)は手動でタイプ入力する必要があります。
    パラメータ 演算
  4. 両方の条件を満たすプリンタを集めたいので、「全ての条件を満たさなければならない」ラジオ ボタンをクリックします。
  5. このフィルタを保存するため、フィルタに名前を付けて保存...ボタンをクリックします。

佐藤さんがこのフィルタをフォルダに適用すると、そのフォルダにはファームウェア コード レベルが 1.10.17 のモノクロ プリンタのみが入ります。


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