DB2 Alphablox 8.4.0.1 (8.4 フィックスパック 1) のリリースでは、お客様から報告された下記のバグ (APAR) に対する修正が適用されています。さらに DB2 Alphablox 8.4.0.1 では、Microsoft Internet Explorer 7 のサポートが追加されます。
重要: この版は、既存の DB2 Alphablox 8.4 インストール済み環境にのみインストールできます。
システム要件およびインストール手順 (インストール前に行う必要のあるステップを含む) については、「インストール・ガイド 」(英語、ドイツ語、日本語、韓国語、ブラジル・ポルトガル語、中国語 (簡体字)、中国語 (繁体字)) を参照してください。
このリリースの新機能、バグ修正、およびアップグレードとマイグレーションの可能性についての情報は、「リリース概要 」(英語、 チェコ語、フランス語、ハンガリー語、日本語、韓国語、ブラジル・ポルトガル語、ポーランド語、ロシア語、スペイン語、中国語 (簡体字)、中国語 (繁体字)) を参照してください。
DB2 Alphablox V8.4 のインストールまたは DB2 Alphablox V8.4 へのアップグレードの前に、「リリース概要」に記載されているアップグレードおよびマイグレーションに関する情報を確認してください。 さらに、以下の情報も確認してください。
UNIX プラットフォーム用の DB2 Alphablox インストーラーは、実行可能ファイル "./bin/java
" がメイン JDK ディレクトリーに対して相対的な位置に存在することを期待します。
JDK によっては、このファイルがデフォルトで含まれていない可能性があります。
そのようなケースでは、jre
ディレクトリーの下にある Java ファイルを指し示すシンボリック・リンクを作成することができます。
たとえば、メインの JDK ディレクトリーから次のようにします。
cd bin
ln -s ../jre/bin/java java
x86_64 Linux および PPC64 Linux システムで V8.4.0.1 にアップグレードする場合は、常にステップバイステップのインストール・オプションを選択してください。そうすれば、インストーラーが現在の設定を適正に収集でき、追加の JDBC ドライバーが適切に追加されることになります。
-Dabx.ws.admin.port.override=<port-number>
-Dabx.cluster.log.file.suffix=serverName
<port-number>
は通常 WebSphere でサーバー・インスタンスが作成されると生成されます。この値は、「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」の下でサーバーの名前を選択して「ポート (Ports)」をクリックすると表示されます。
上記の <port-number>
に使用する値は、SOAP_CONNECTOR_ADDRESS のポート名のポート番号です。警告: 過去の DB2 Alphablox 8.4 のインストール済みの環境で UTF-8 をサポートするために DB2 Alphablox のファイル・ベース・リポジトリーを変換した場合は、DB2 Alphablox 8.4.0.1 のリリースのインストール後に NativeContervert ユーティリティーを再実行することはしないでください。
ファイル・ベースの DB2 Alphablox リポジトリーを Linux または UNIX システム上で使用する予定の場合は、リポジトリー・データが適切に格納および取り出しされるように、ご使用のオペレーティング・システム用の LANG
環境変数が UTF-8 に設定されていることを確認してください。
ロケール・サポートのインストールおよび構成の方法については、サーバーの資料を参照してください。
ファイル・ベースの DB2 Alphablox リポジトリーを使用して前のリリースからアップグレードする場合は、必ず NativeConverter ユーティリティーを実行して、ご使用のリポジトリーを変換してください。 「インストール・ガイド」 >『インストール後のタスク』>『一般的なインストール後のタスク』>『複数のロケールをサポートするように DB2 Alphablox Repository をマイグレーションする』を参照してください。
IBM(R) JDK V1.4.2 と Tomcat 3.2.4
最新バージョンの IBM JDK v1.4.2 SR4 は Tomcat 3.2.4 で機能しますが、SR3 または SR2 は機能しません。SR4 またはそれ以前の GA バージョン (Windows/IA32、cn1420-20040626) を使用できます。
データベース・リポジトリーとしての Sybase
このリリースから、Sybase はデータベース・リポジトリーとしてサポートされなくなりました (データ解析のための Sybase への接続は引き続きサポートされます)。DB2 Alphablox V8.4 へアップグレードする前に、リポジトリー変換ユーティリティーを使用して、リポジトリーを別のデータベースまたはファイル・システムに変換する必要があります。このユーティリティーは、DB2 Alphablox インストール済み環境の <alphablox_dir>/tools/convert/
ディレクトリーに置かれています。
DB2 OLAP Server または Hyperion Essbase データ・ソース
DB2 Alphablox のインストールには、Hyperion Essbase ランタイム・クライアント・ライブラリーは含まれていません。 DB2 Alphablox を開始する前に、まず Essbase ランタイム・クライアント・ライブラリーをインストールしてから、ChangeEssbase.bat
または ChangeEssbase.sh
スクリプトを実行して、ARBORPATH が Essbase クライアント・ライブラリーを指すようにする必要があります。ChangeEssbase ユーティリティーは <alphablox_dir>/bin
に置かれています。
アップグレードの場合は、<alphablox_dir>/bin/{nt, eds}
の下にある以前のクライアント・ライブラリーを別の場所にコピーしてから、ChangeEssbase ユーティリティーを実行してください。このユーティリティーは、<alphablox_dir>/bin
ディレクトリー内のライブラリー・ファイルの保管を許可しなくなりました。詳しくは、「管理者用ガイド」>『基本管理タスク』>『Essbase クライアント・ライブラリー・ユーティリティーの使用』を参照してください。-input.encoding
オプションを使用して DOS エンコードを指定する必要があります。エクスプローラー・ウィンドウで ChangeEssbase.bat
をダブルクリックする代わりに、DOS ウィンドウで以下のように入力します。 ChangeEssbase.bat -input.encoding <encoding>
ChangeEssbase.bat -input.encoding cp866
DataBlox.getQuery()
メソッドの結果は、結果セット API の呼び出しによって作成されます。
そのため、照会に指定される全体像は無視され、基礎のキューブ用に定義されているすべての階層が戻されます。Microsoft SQL Server を DB2 Alphablox リポジトリーとして使用し、なおかつ複数ロケール・サポートを提供する必要がある場合は、VARCHAR ではなく NVARCHAR フィールドを使用して、ユーザーが入力するブックマーク情報が正しく保管されるようにする必要があります。
インストール後の新しい環境で、以下の手順を実行してください。
<alphablox_dir>/repository/servers/mssql.dmlsql
および mssqlv2005.dmlsql
というファイルを編集します。次のようにします。DDL.
" で始まる行を見つけ、VARCHAR をすべて NVARCHAR に変更します。重要: Microsoft SQL Server 2000 の JDBC ドライバーと Microsoft SQL Server 2005 の JDBC ドライバーの両方を有効にしていると、
2000 版の JDBC ドライバーが先にロードされた場合、これが URL 接頭部 "jdbc:sqlserver://
" を正しく受け入れないという既知の問題があります。リポジトリー変換ユーティリティーを使用してファイル・リポジトリーを Microsoft SQL Server 2005 データベースに変換する際、このユーティリティーは Microsoft SQL Server 2000 の JDBC ドライバーに最初に接続します。そのため、Microsoft SQL Server 2000 の JDBC ドライバーが操作を実行できないというエラーが出される可能性があります。これに対する回避策としては、リポジトリー変換ユーティリティーを実行する前に SQL Server 2000 の JDBC ドライバーをリネームするか削除することによって、2000 版の JDBC ドライバーを一時的にこのユーティリティーから隠すという方法があります。
前のリリースからアップグレードする場合は、DB2 Alphablox テクニカル・サポートに連絡してください。1 つの母国語のみをサポートする場合は、 Microsoft SQL Server のデータベース照合を正しく設定するようにしてください。それ以外の変更は不要です。
ReportBlox は複数ロケールをサポートしません。
照会ビルダーと FastForward は双方向言語をサポートしません。
<theme>_dhtml.css
ファイルの csGrdFnt
クラス定義に指定されているフォント・ファミリー名のリストに追加する必要があります。DB2 Alphablox を WebLogic 水平クラスターで使用するときには、新規アプリケーションをクラスターにデプロイするために WebLogic Admin Console を使用して、クラスターへの適切なデプロイメントが確実に行われるようにする必要があります。
以前のキューブ定義を DB2 Alphablox V8.4 にマイグレーションするときには、レベル・キーが自動的に生成され、追加されます。階層の最上位にあるレベルの生成されるレベル・キーは、レベル式に一致する 1 つのレベル・キー式によって構成されます。最上位レベルより下のレベルは、それ自体とその祖先すべてのレベル式に対応するレベル・キー式を持ちます。
<null>
値を持つメンバーが表示されない場合でも、<null>
に評価されるレベル式値の固有なレベル・キーを持っていることを確認してください。-Dabx.cubing.temp.directory=<directory>
<directory>
はクラスター内の各垂直ノードによって変える必要があります。APAR |
要約 |
---|---|
PJ31104 | ブックマークがリストアされるとき、Alphablox キューブ・ブックマークに対する列ソート・オプションが適用されない |
PJ31413 | 以下の要件を満たしている場合、別名と特定の名前を差し替えることができない |
PJ31309 | legendStyle は有効なチャート・プロパティーでなければならない |
PJ31310 | ダイヤル・チャートに凡例が正しく表示されない |
PJ31290 | BookmarkMatcher の性能が低く使い物にならない |
PJ31211 | ウォーターフォール・メンバーのドリルダウン時に多くのエラーが発生する |
PJ31222 | 日本語および中国語のウィンドウでダイヤル・チャートが機能しない |
PJ31231 | 照会が選択リストを介して発行されると、ReportBlox のやりとりが停止する |
PJ31233 | クエリー・ビルダーのデフォルト照会が翻訳されている |
PJ31247 | ヒストグラム・パレート (ソートされたヒストグラム) チェック・ボックスが持続しない |
PJ31311 | ウォーターフォール図の軸情報が正しくない |
PJ31407 | 別名および removeSuffix に関してトラフィック・ライトの障害が発生する |
PJ31414 | PersistenceBlox と DB2 の接続が閉じない。 |
PJ31439 | parentFirst と parentLast を切り替えると順序が正しくなくなる。 |
PJ31483 | FormEventListener を使用して MemberSelectFormBlox の可視性を表示すると、PresentBlox のメニュー/データ・リストが表示されなくなる。 |
PJ31490 | Windows 2003 Active Directory LDAP からユーザー・クレデンシャルを取得できない。 |
PJ31494 | setAxisLabelLayout のデフォルトについての説明が正しくない。 |
PJ31520 | PageBlox 上に 5 つのスライサー・ディメンションを配置すると、選択時に隣接するセルが黒くなる。 |
PJ31526 | Excel テンプレート - セル・フォーマットの種類が多すぎる。 |
PJ31523 | DataBlox の XML へのレンダリングが失敗する。 |
PJ31302 | resolveMember が、リレーショナル・キューブを含む [cubeName].memberName に対して機能しない。 |
PJ31537 | ReportBlox PDF が、日本語データ用に中国語フォントを要求する。 |
PJ31545 | render=html の場合、ソートされたヘッダーに大きなフォントが使用される。 |
PJ31563 | 最初の位置にある場合、メンバー・フィルターには calculatedMember のみが含まれる。 |
14739,344,0 | ユーザー名の中でドメインが省略されている場合、SSAS (MSOLAP 2005) に接続しようとすると WL サーバーが異常終了する。 |
PJ31575 | 初期化が完了する前に WebSphere に接続すると致命的エラーが発生する。 |
PJ31589 | 付属の E メール Bean クラス・ファイルが生成する E メール添付の表および図が壊れている |
PJ31615 | データ・レイアウト・パネルを介してディメンションが移動されると、getChartCurrentDimensions が正しくないメンバーを戻す |
PJ31428 | 拡張/縮小モード (またはセル内の他のイメージ) を使用すると、PDF ファイル内のグリッド線が崩れる |
PJ31626 | Essbase ブリッジに関連した Alphablox でのコード変換エラー (マッピングの失敗) の問題 |
PJ31633 | SerializedMDBQuery で replaceMembers を呼び出すと、NullPointerException が発生する |
PJ31648 | y1FormatMask が分割を処理できない |
PJ31668 | Excel へのエクスポートの場合、FastForward の ReportBlox で DBCS が使用できない |
PJ31247 | ヒストグラム・パレート (ソートされたヒストグラム) チェック・ボックスが持続しない |
PJ31693 | BFO が使用可能なフォントを見つけられないと、Alphablox でループが発生する |
PJ31682 | icu4j_3_4_2 の com.ibm.icu.util.TimeZone.getDefault(TimeZone.java:700) での java.lang.NullPointerException |
PJ31707 | BiDi の場合、ポートレットでの GridBlox 列の配置が正しくない |
PJ31324 | ヒストグラムで軸ラベルが 90 度の角度に水平にオーバーラップする |
PJ31044 | 複数のメンバーが指定されていると、cellFormat not() 節が失敗する |
40,951,122 | リポジトリー変換ユーティリティーによるメモリーの消費のため、アップグレードができない |
PJ31138 | PageBlox ディメンションと PageBlox メンバーに、DBCS がヌル文字として含まれる |
PJ31139 | ReportBlox の PDF 出力の幅が広いと、列データのオーバーラップが起きる |
PJ31140 | チャートの凡例に抑止した行が表示される - 回帰 |
PJ31141 | 列メンバーに対して改ページを指定すると、最初の行メンバーの直後に改ページが入る |
PJ31158 | ReportBlox は外部 PDF サーバーを使用する必要がある |
PJ31159 | 回帰 - ストリング・データを含むセルを編集すると、ParseException が発生する |
PJ31160 | DataBlox が削除および定義されるページ・リフレッシュを行うと、サーバーが異常終了する |
PJ31161 | ChartBlox.getHistogramOptions() がない |
PJ31162 | PDF の pageBreak プロパティーに、正しくないメンバーが表示される |
PJ31148 | E メール・メッセージ本文を作成するときに PresentBlox の render=printer の設定を使用すると、正しくない HTML が生成される |
PJ31129 | render=printer の場合、前の Blox コンポーネントが連結される |
PJ31242 | render=printer の場合にフレームセットで nullPointerException が発生する |
PJ31268 | 画面のサイズを変更すると、表の中のスクロール・バーがほとんど表示されなくなる |
PJ31315 | メンバー・フィルター・ページの開始時のエラー |
PJ31388 | Oracle データベース使用時の負のスケールのエラー |
PJ31364 | データ・セルのスパンニングのサポート |
PJ31374 | 間隔を置かずに Alphablox サーバーに接続すると、「 RenderManager Could not find object」エラーが出される |
CSD PJ3135 | PresentBlox 内で <blox:toolbar visible=false/> を指定しても、ツールバーが非表示にならない |
PJ31363 | alphablox calc エディターの問題 |
PJ31390 | 回帰: セル内のテキスト・データに関してトラフィック・ライトが正しく機能しない |
PJ31386 | デフォルトの Excel テンプレートへのエクスポートが選択されたときのフォーマットの問題 |
PJ31416 | レポートのページ数が 2 ページ以上の場合、PDF レンダリングが中断する |
PJ31452 | メンバーに括弧が含まれている場合、フォーマット・マスクおよびトラフィック・ライトに関して無効な有効範囲が生成される |
PJ31454 | 他方の軸のソートが除去されると、誤ったメンバーに対してソート順序が適用される |
PJ31470 | PDF の非常に長いデータ・ストリングを含むセルは、テキストを折り返してデータが重なり合わないようにする必要がある |
PJ31482 | キューブ・マネージャー・ダイアログが始動しない |
PJ31476 | コンボ棒/折れ線グラフに、RDB データに対する線が表示されない |
PJ31500 | Excel でパーセンテージ・フォーマット・マスクを使用すると値が 100 倍になる |
PJ31511 | 「Excel プロパティー (Excel properties)」タブに、PageFilterDimension および PageFilterSelection の DBCS のガーベッジが表示される |
PJ31538 | QueryFilter オブジェクトの動作の変更 |
PJ31590 | 内部ディメンションがドリル可能な場合、mergedHeaders で縮小が機能しない |
PJ31579 | GroupBlox (ReportBlox) の render=xls の問題 |
PJ31624 | MSAS ディメンションが、リーフ・メンバーであるときに、親として表示される |
PJ31647 | AsyncDataNavigation の例では、兄弟を表示するとき、単一レベルのドリルダウンしか行われない |
この製品に関する最新情報については、以下を参照してください。
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