|IBM DB2 OLAP スターター・キット 7.2 は、OLAP Integration Server から OLAP Metadata Catalog への |Open Database Connectivity (ODBC) 接続操作で、 ODBC.ini ファイルが必要です。
|ODBC.ini ファイルは ODBC ソフトウェア・パッケージにあり、Microsoft Office に |添付されています。ODBC ドライバーまたは ODBC アドミニストレーターを |インストールするアプリケーションの追加情報 |については、Web サイト http://support.microsoft.com/ を参照してください。
|AIX マシンでの Oracle ユーザーの場合: ODBC を Oracle 用に構成するには、 |MERANT 3.6 ドライバーを指すように ODBC.ini ファイルを |更新する必要があります。
|バージョン 7.2 では、OLAP スターター・キットは、リレーショナル・データ・ソースおよび |OLAP メタデータ・カタログとの ODBC 接続を管理します。これらの ODBC 接続に対応するため、 |OLAP スターター・キットは、Windows NT 4.0、Windows 2000、AIX、および Solaris で |ODBC ドライバーを使います。
|AIX および Solaris では、環境変数を ODBC 用に手動で設定し、 |odbc.ini ファイルを編集して、リレーショナル・データ・ソース |および OLAP メタデータ・カタログを構成する必要があります。新規にドライバーまたは |データ・ソースを追加する場合、あるいはドライバーまたはデータ・ソースを変更する場合は、 |odbc.ini ファイルを必ず編集してください。
|AIX または Solaris 上で DB2 OLAP スターター・キットを使用して、Merant ODBC ソースおよ |び DB2 データベースにアクセスする場合は、.odbc.ini ファイルの DB2 ソース・ |セクションにある "Driver=" 属性の値を次のように変更します。
|AIX: ドライバー名 /usr/lpp/db2_07_01/lib/db2_36.o
|AIX 用サンプル ODBC ソース項目:
|[SAMPLE] Driver=/usr/lpp/db2_07_01/lib/db2_36.o |Description=DB2 ODBC Database |Database=SAMPLE
|Solaris 操作環境: ドライバー名は、/opt/IBMdb2/V7.1/lib/libdb2_36.so
|Solaris 用サンプル ODBC ソース項目:
|[SAMPLE] Driver=/opt/IBMdb2/V7.1/lib/libdb2_36.so |Description=DB2 ODBC Database |Database=SAMPLE
|UNIX システムでは、環境変数を設定して、ODBC コア・コンポーネントへのアクセスを可能にする |必要があります。必須変数を設定する is.sh および |is.csh シェル・スクリプトがスターター・キット・ホーム・ |ディレクトリーにあります。ODBC データ・ソースに接続する前に、これらのスクリプトの |1つを実行しなければなりません。OLAP スターター・キットの実行に使用するユーザー名の |ログイン・スクリプトに、これらのスクリプトを組み込んでください。
|odbc.ini ファイルでデータ・ソースを構成するには、ODBC データ・ソースの名前と記述を追加し、 |またデータ・ソース名のために作成する別のセクションでは、ODBC ドライバー・パス、ファイル名、 |およびその他のドライバー設定値を入力する必要があります。インストール・プログラムは、 |サンプルの odbc.ini ファイルを ISHOME ディレクトリーに |インストールします。このファイルには、サポートされている ODBC ドライバーに関する |汎用の ODBC 接続および構成情報が含まれています。リレーショナル・データ・ソースおよび |OLAP メタデータ・カタログに対して、使用する ODBC ドライバーをマップするための開始点として |このファイルを使用してください。
|odbc.ini ファイル以外の別のファイルを使用する場合は、 |使用するファイルの名前に ODBCINI 環境変数を必ず設定してください。
|次の例で、odbc.ini を編集して、IBM DB2 固有の |ODBC ドライバーを使い、AIX で DB2 ユニバーサル・データベース・バージョン 6.1 の |リレーショナル・データ・ソース db2data に接続する方法を |説明します。vi エディターで |$ODBCINI コマンドを使い、odbc.ini を |編集して、以下のステートメントを挿入します。
| [ODBC Data Sources] | db2data=DB2 Source Data on AIX | ... | [db2data] | Driver=/home/db2inst1/sqllib/lib/db2.o | Description=DB2 Data Source - AIX, native
|次の例で、odbc.ini を編集して、MERANT バージョン 3.6 ODBC ドライバーを |使い、Oracle バージョン 8 (Solaris で) のリレーショナル・データ・ソース oradata に |接続する方法を説明します。この例では、LogonID および Password は、 |OLAP スターター・キットのユーザー名およびパスワードで使用する実際の値でオーバーライドされます。
| [ODBC Data Sources] | oradata=Oracle8 Source Data on Solaris | ... | [myoracle] Driver= | /export/home/users/dkendric/is200/odbclib/ARor815.so | Description=my oracle source
|AIX および Solaris での OLAP メタデータ・カタログの構成は、データ・ソースの構成と |類似しています。OLAP メタデータ・カタログ・データベースの場合、29.6.1.2, odbc.ini ファイルの編集 での説明の |ように、データ・ソースの名前とセクションを odbc.ini ファイルに |追加します。そのほかに必要な変更はありません。
|OLAP メタデータ・カタログ・データベースを ODBC データ・ソースとして構成する前に、 |サポートされている RDBMS に作成する必要があります。
|次の例で、odbc.ini を編集して、固有の ODBC ドライバーを |使い、DB2 バージョン 6.1 (Solaris で) OLAP メタデータ・カタログ TBC_MD に接続する方法を |説明します。
| [ODBC Data Sources] | ocd6a5a=db2 v6 | ... | [ocd6a5a] | Driver=/home/db2instl/sqllib/lib/db2.0 | Description=db2
|Windows NT または Windows 2000 システムで リレーショナル・データ・ソースを |構成するには、ODBC Administrator を実行してから、OLAP モデルおよびメタアウトラインの |作成に使用するデータ・ソースとの接続を作成する必要があります。Windows コントロール・パネルから |ODBC Administrator ユーティリティーを実行します。次の例で DB2 データ・ソースを作成します。 |ほかの RDBMS のダイアログ・ボックスは異なることがあります。
|ODBC Administrator でリレーショナル・データ・ソースを構成するには、 |以下のステップを実行します。
|Customers, products, markets
|など。次のような説明を入力すれば、 |サンプル・アプリケーション・データベースを記述できるでしょう。
|リレーショナル・データ・ソースのサンプル
|説明の中には、 |「OLAP Starter Kit Desktop」から接続するとき、選択可能なデータ・ソースを |特定するヒントがあります。
|データ・ソースの構成情報を編集するには、以下の通りにします。
|Windows NT または Windows 2000 で OLAP メタデータ・カタログを構成するには、 |ODBC Administrator を実行してから、OLAP メタデータ・カタログ・データベースが |含まれるデータ・ソースとの接続を作成します。
|次の例で DB2 データ・ソースを作成します。 |ほかの RDBMS のダイアログ・ボックスは異なることがあります。OLAP メタデータ・カタログの |データ・ソースを作成するには、次のステップを実行します。
|OLAP Catalog first
|サンプル・アプリケーション OLAP メタデータ・カタログの |データベースに接続していることを示すには、次の名前を入力すればよいでしょう。
| TBC_MD
|最初のモデルとメタアウトライン
|次のような説明を入力すれば、サンプル・アプリケーション OLAP メタデータ・カタログ・データベースを |記述できるでしょう。
|サンプルのモデルとメタアウトライン
|上記のような説明は、OLAP スターター・キット・デスクトップから |OLAP メタデータ・カタログに接続するときに選択する対象のカタログを特定する |ヒントとなります。
|データ・ソースの構成情報を編集するには、以下の通りにします。
|リレーショナル・データ・ソースおよび OLAP メタデータ・カタログの構成が完了すると、 |OLAP スターター・キットから接続することができます。次に、OLAP モデルおよび |メタアウトラインの作成、変更、および保存を行うことができます。
|SQL サーバー ODBC ドライバーは、SQL サーバー・データベースを呼び出す間に |タイムアウトになる可能性があります。データベースが使用中でないときに |再試行してください。ドライバー・タイムアウト期間を長くすれば、この問題を回避できる |場合があります。詳しくは、ご使用のドライバーの ODBC 文書を参照してください。
|ODBC 接続の問題およびソリューションの詳細については、 |「OLAP Integration Server System Administrator's Guide」 |を参照してください。