リリース情報


15.9 第 8 章 問題判別

レプリケーション・アナライザーは Windows 32 ビット・システムおよび AIX 上で起動します。 AIX 上でアナライザーを実行する場合、/usr/local/bin/analyze との競合を回避するために、sqllib/bin ディレクトリーがご使用の PATH 環境変数の /usr/local/bin よりも前にあることを確認してください。

レプリケーション・アナライザーには次の追加のオプションのキーワードがあります。CT および AT。

CT=n
n 日前以降のキャプチャー・トレース表の項目のみを表示します。キーワードはオプションです。このキーワードを指定しない場合、デフォルトは 7 日となります。

AT=n
n 日前以降のアプライ・トレール表の項目のみを表示します。キーワードはオプションです。このキーワードを指定しない場合、デフォルトは 7 日となります。

例:

analyze mydb1 mydb2 f=mydirectory ct=4 at=2 deepcheck q=applyqual1

レプリケーション・アナライザーで、以下のキーワード情報が更新されました。

deepcheck
アナライザーが、以下の情報を含むより完全な分析を実施することを指定します。変更データ (CD) および作業単位 (UOW) 表のプルーニング情報、 DB2 (OS/390 版) 表スペース区画および圧縮の詳細、サブスクリプション・キーと関連するターゲット索引の分析、サブスクリプション予定表、およびサブスクリプション・セットの SQL ステートメント・エラー。分析にはすべてのサーバーが含まれます。キーワードはオプションです。

lightcheck
以下の情報が報告書から除外されます。 ASN.IBMSNAP_SUBS_COLS 表のすべての列の詳細、サブスクリプションのエラー、変則性、省略、および誤ったあるいは非効率的索引。この情報の縮小により、リソースが節約され、より小さな HTML 出力ファイルが作成されます。このキーワードはオプションで、deepcheck キーワードと相互に排他的です。

アナライザー・ツールは AS/400 プラットフォームのレプリケーションの PTF で入手可能です。これらのツールはレプリケーション環境に関する情報を収集し、 HTML ファイルが作成されて IBM サービス技術員に送られ、問題判別の手助けとなります。AS/400 版のツールを入手するには、適切な PTF (例えば、製品 5769DP2 には、PTF SF61798 またはそれに代わる最新のもの) をダウンロードしてください。

『トラブルシューティング』セクションに以下の問題と解決を追加してください。

問題: アプライ・プログラムが変更の複製を行わずにループする。アプライ・トレール表が STATUS=2 を示す。

サブスクリプション・セットには複数のソース表が含まれています。そのセット内の 1 つのソース表のホット・スポット処理を向上させるために、そのソース表について内部 CCD 表が定義されていますが、その内部 CCD 表は別のサブスクリプション・セットにあります。ソース表が更新されても、内部 CCD 表を取り込むアプライ・プロセスは非同期的に実行されます (例えば、アプライ・プログラムが開始されないとか、イベントが起動されないなど)。複製するアプライ・プログラムは、内部 CCD 表が更新されるのを待っているため、ソース表からターゲット表への更新はループします。

ループを停止するには、内部 CCD 表に対してアプライ・プログラムを開始 (またはレプリケーションを引き起こすイベントをトリガー) します。アプライ・プログラムは内部 CCD 表を取り込み、ループしているアプライ・プログラムがすべてのソース表からの変更を行えるようにします。

複数のアプライ・プログラムによって取り込まれた内部 CCD 表を持つソース表を含んだサブスクリプション・セットで、似たような状態が起きる場合があります。

   


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