リリース情報


|29.6 共通ウェアハウス・メタデータ交換 (CWMI) を使用したインポートおよびエクスポート

|29.6.1 入門

|タグ言語ファイルの既存のサポートに加えて、データウェアハウスセンターは、 |共通ウェアハウス・メタモデル (CWM) 標準に準拠する XML ファイルとの間で |メタデータをインポートおよびエクスポートできるようになりました。 |これらの CWM 準拠 XML ファイルのインポートおよびエクスポートは、 |共通ウェアハウス・メタデータ交換 (CWMI)|呼ばれます。

|次のデータウェアハウスセンター・オブジェクトからメタデータをインポートおよび |エクスポートできます。 |

|CWMI インポートおよびエクスポート・ユーティリティーは現在、次の種類のメタデータを |サポートしていません。スケジュール、ウェアハウス・スキーマ、ユーザー、およびグループ。

|データウェアハウスセンターは、インポートおよびエクスポート・プロセスの |結果を含むログ・ファイルを作成します。一般にログ・ファイルは、 |x:¥program files |¥sqllib¥logging ディレクトリー (x: は DB2 が |インストールされているドライブ) または VWS_LOGGING 環境変数として指定された |ディレクトリーに作成されます。ログ・ファイルはプレーン・テキストです。 |テキスト・エディターで表示することができます。

|29.6.2 メタデータのインポート

|メタデータは、データウェアハウスセンターから、またはコマンド行から |インポートすることができます。

|インポート・プロセスを通じて作成された新しいオブジェクトは、デフォルトの |データウェアハウスセンター・セキュリティー・グループに割り当てられます。 |詳しくは、「リリース情報」の『インポート後のセキュリティーの更新』を |参照してください。

|ステップに関するメタデータをインポートしている場合は、複数のファイルを |ステップに関連付けることができます。ステップに関するメタデータは XML ファイルに |保管されますが、ステップは BLOB として保管された関連データを持っている場合が |あります。BLOB メタデータは XML ファイルと同じファイル名を持っていますが、 |これは番号の拡張子の付いた個別のファイルです。関連ステップ・ファイルはすべて、 |インポート時には同じディレクトリーになければなりません。

|テストまたは実動モード時のステップの更新

|データウェアハウスセンターがステップのメタデータを更新するためには、 |ステップが開発モードになければなりません。ステップがテストまたは実動モードに |ある場合は、メタデータをインポートする前にステップを開発モードにデモートして |ください。 |

  1. |データウェアハウスセンターにログオンします。
  2. |デモートしたいステップを右クリックし、「モード」を |クリックします。
  3. |開発」をクリックします。 |

|これでステップが開発モードになります。メタデータのインポート後、 |ステップをテストまたは実動モードに戻してください。

|データウェアハウスセンターからのデータのインポート

|メタデータをデータウェアハウスセンターからインポートすることができます。 |

  1. |データウェアハウスセンターにログオンします。
  2. |左のペインで「ウェアハウス」をクリックします。
  3. |選択」-> |メタデータのインポート」-> |ファイルの交換」をクリックします。
  4. |「メタデータのインポート」ウィンドウで、インポートしたいメタデータを含む |ファイル名を指定します。ファイル名を入力するか、またはファイルをブラウズして |探すことができます。 |
  5. |メタデータのインポート」ウィンドウで、 |了解」をクリックして終了します。 |データウェアハウスセンターがファイルをインポートしている間、 |進行」ウィンドウが表示されます。 |

|コマンド行を使用してメタデータをインポート

|コマンド行を使用してメタデータをインポートすることもできます。 |インポート・コマンドの構文は次の通りです。

|CWMImport XML_file dwcControlDB dwcUserId dwcPW [PREFIX = DWCtbschema]
|

XML_file インポートしたい XML ファイルの完全修飾パスとファイル名 (ドライブ名とディレクトリーを含む)。このパラメーターは必須です。
dwcControlDB メタデータをインポートしたいウェアハウス・コントロール・データベースの名前。このパラメーターは必須です。
dwcUserId ウェアハウス・コントロール・データベースに接続するために使用するユーザー ID。このパラメーターは必須です。
dwcPW ウェアハウス・コントロール・データベースに接続するために使用するユーザー・パスワード。このパラメーターは必須です。
[PREFIX=DWCtbschema] データウェアハウス・センター・システム表のデータベース・スキーマ名。PREFIX= に値が指定されない場合、デフォルトのスキーマ名は IWH になります。このパラメーターはオプションです。

|29.6.3 インポート・ユーティリティー実行後のメタデータの更新

|インポート後のセキュリティーの更新

|セキュリティー上の観点から、データウェアハウスセンターはパスワードを |インポートまたはエクスポートしません。新しいオブジェクトに対して、必要に応じて |パスワードを更新する必要があります。インポートの考慮事項について詳しくは、 |データウェアハウスセンター管理の手引き」、第 12 章、 |「データウェアハウスセンター・メタデータのエクスポートおよびインポート」を |参照してください。

|メタデータをインポートすると、すべてのオブジェクトがデフォルト・セキュリティー・グループ に割り当てられます。 |オブジェクトに対してアクセス権を持つグループを変更することができます。 |

  1. |データウェアハウスセンターにログオンします。
  2. |変更したいオブジェクトを含むフォルダーを右クリックします。
  3. |プロパティー」をクリックし、次に |セキュリティー」タブをクリックします。
  4. |選択ウェアハウス・グループ」リストから |グループを除去するか、または「使用可能ウェアハウス・グループ」リストから |グループを追加します。
  5. |了解」をクリックします。 |

|29.6.4 メタデータのエクスポート

|メタデータは、データウェアハウスセンターから、またはコマンド行から |エクスポートすることができます。

|一部のステップは、BLOB として保管されたメタデータを持っています。 |BLOB メタデータは、ステップの XML と同じファイル名を持つ個別のファイルにエクスポートされますが、 |拡張子には番号が付けられます (.1.2、以下同様)。

|データウェアハウスセンターからのデータのエクスポート

|メタデータをデータウェアハウスセンターからエクスポートすることができます。 |

  1. |データウェアハウスセンターにログオンします。
  2. |左のペインで「ウェアハウス」をクリックします。
  3. |選択」->「メタデータのエクスポート」->「ファイルの交換」を |クリックします。
  4. |「メタデータのエクスポート」ウィンドウで、エクスポートしたいメタデータを含む |ファイル名を指定します。ファイル名を入力するか、またはファイルをブラウズして |探すことができます。 |
  5. |「メタデータのエクスポート」ウィンドウに正しいファイル名が表示されたら、 |使用可能オブジェクト」リストでエクスポートしたい |メタデータを持つオブジェクトをクリックします。
  6. |> 記号をクリックして、選択したオブジェクトを |使用可能オブジェクト」リストから |選択オブジェクト」リストへ移動します。 |エクスポートしたいオブジェクトがすべて「選択オブジェクト」リストに |リストされるまで、上記を繰り返してください。
  7. |了解」をクリックします。 |

|データウェアハウスセンターは、エクスポートすることを選択した |データウェアハウスセンター・オブジェクトに関する情報を含む |入力 ファイルを作成し、次に |これらのオブジェクトに関するメタデータをエクスポートします。 |データウェアハウスセンターがファイルをエクスポートしている間、 |進行ウィンドウが表示されます。

|コマンド行を使用してメタデータをエクスポート

|メタデータをコマンド行からエクスポートするには、まず |入力 ファイルを作成しておかなければなりません。 |入力ファイルは拡張子が .INP のテキスト・ファイルで、エクスポートしたい |オブジェクト・タイプごとにすべてのオブジェクトをリストします。データウェアハウスセンターから |エクスポートするときは、入力ファイルは自動的に作成されますが、コマンド行からエクスポートする |には入力ファイルを最初に作成しておく必要があります。入力ファイルはテキスト・エディターで |作成できます。データウェアハウスセンターに示される順に、オブジェクト名をすべて |入力してください。ファイルは必ず、読み取り/書き込みディレクトリーに作成してください。 |エクスポート・ユーティリティーを実行すると、データウェアハウスセンターは、 |入力ファイルのあるディレクトリーに XML ファイルを書き込みます。

|入力ファイルの例を以下に示します。

|<PROC>
|Tutorial Fact Table Process
|<IR>
|Tutorial file source
|Tutorial target
|<UDP>
|New Program group

|<PROC> (processes) セクションで、エクスポートしたいプロセスを |すべてリストします。<IR> (information resources) セクションで、 |エクスポートしたいウェアハウス・ソースおよびターゲットをすべてリストします。 |データウェアハウスセンターは自動的に、これらのソースとターゲットに関連付けられた |表と列を組み込みます。<UDP> (user defined programs) セクションで、 |エクスポートしたいプログラム・グループをすべてリストします。

|メタデータをエクスポートするには、次のコマンドを DOS コマンド・プロンプトに |入力してください。

|CWMExport INPcontrol_file dwcControlDB dwcUserID dwcPW [PREFIX=DWCtbschema]
|

INPcontrol_file エクスポートしたいオブジェクトを含む .INP ファイルの完全修飾パスとファイル名 (ドライブおよびディレクトリーを含む)。このパラメーターは必須です。
dwcControlDB エクスポート元となるウェアハウス・コントロール・データベースの名前。このパラメーターは必須です。
dwcUserID ウェアハウス・コントロール・データベースに接続するために使用するユーザー ID。このパラメーターは必須です。
dwcPW ウェアハウス・コントロール・データベースに接続するために使用するパスワード。このパラメーターは必須です。
[PREFIX=DWCtbschema] データウェアハウス・センター・システム表のデータベース・スキーマ名。PREFIX= に値が指定されない場合、デフォルト値は IWH になります。このパラメーターはオプションです。


[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 | 索引 ]