IBM Performance Optimization Toolkit for Rational Performance Tester バージョン 6.1.2 のインストール・ガイド

IBM(R) Performance Optimization Toolkit 6.1.2 for Rational(R) Performance Tester にようこそ。このガイドには、ツールキットのインストールとセットアップに関する情報が記載されています。

制限および次善策に関する最新情報については、ツールキットの「リリース情報」を参照してください。

IBM Performance Optimization Toolkit は、Rational Performance Tester 製品がインストールされていることを前提としています。 このツールキットは以下のフィーチャーを備えています。

目次


ハードウェア前提条件

ツールキット

このツールキットをインストールするためには、事前に以下のハードウェアを インストールしておく必要があります。以下の数字は、同じマシンにデータ収集インフラストラクチャーもインストールすることを前提としています。

データ収集インフラストラクチャー

マシンにデータ収集インフラストラクチャーをインストールするには、以下のハードウェアが最低限必要です。ただし、同じマシンにワークベンチもインストールする場合は別です。


ソフトウェア前提条件

ツールキット

ツールキットのこの更新をインストールするためには、事前に以下のソフトウェアをインストールしておく必要があります。

重要: このツールキットをインストールする前に、Rational Performance Analyst および Rational Performance Tester のすべてのベータ版をアンインストールし、上で示した該当する Rational Software Development Platform 製品をインストールしてください。

データ収集インフラストラクチャー

データを収集したい分散アプリケーションに関与するすべてのホストにデータ収集インフラストラクチャーをインストールしてください。 また、このツールキットをインストールするローカル・マシンにもデータ収集インフラストラクチャーをインストールすることをお勧めします (これは一部のシナリオでは必須です)。

Linux に関する注意: データ収集インフラストラクチャーの Hyades Data Collection Engine フィーチャーは、libstdc++-libc6.2-2.so.3 共用ライブラリーを使用してコンパイルされます。この共用ライブラリーが /usr/lib ディレクトリーにあることを確認してください。ない場合は、オペレーティング・システムの インストール・メディアに付属の RPM パッケージ compat-libstdc++ をインストールする 必要があります。

データ収集インフラストラクチャーは以下のプラットフォームでテスト済みです。

Red Flag Advance Server v4.0 (Intel IA32 上) ではテストされていませんが、実行するはずです。

一般に、データ収集インフラストラクチャーは JVM バージョン 1.4 以上で機能します。以下はデータ収集インフラストラクチャーがテストされた JVM バージョン (java -fullversion) です。


サポートされているデータ収集シナリオのサーバー要件

このツールキットは、分散アプリケーションのパフォーマンス・プロファイル・データを収集してワークベンチに送ります。このワークベンチで、収集したデータを表示し分析することができます。 Tivoli Monitoring for Transaction Performance (TMTP)、IBM Tivoli Composite Application Manager for Response Time Tracking (ITCAM for RTT)、または IBM Tivoli Composite Application Manager for WebSphere (ITCAM for WebSphere) の管理サーバー・データベースに照会して、実稼働環境にデプロイされたアプリケーションの過去のパフォーマンス・データを収集することができます。また、IBM Performance Optimization Toolkit for Rational Performance Tester があれば、開発環境やテスト環境でライブ・アプリケーションをモニターし、そのデータをリアルタイムで収集することもできます。

実稼働環境では、以下のシステム管理ソフトウェアの管理サーバー・データベースに照会することによってデータを収集できます。

ライブ Web アプリケーションに関しては、データ収集インフラストラクチャーは、以下の Web サーバーからパフォーマンス・プロファイル・データを収集します。

これらの製品のインストールついての完全な説明は、インストール・ガイドを参照してください。以下に示すインストールに関する説明には、データ収集インフラストラクチャーと共に使用するために必要なこれらの製品の構成方法に関する情報が含まれています。


ツールキットのインストール、開始、およびアンインストール (Windows の場合)

ツールキットのインストール

ツールキットをインストールする前に、環境変数 TEMP または TMP が少なくとも 100 MB のフリー・スペースのある有効な一時ディレクトリーを指していることを確認します。 これは、製品のインストールに必要な スペースとは別です。

前提条件となる V6.x.0 ツールキットは、インストール手順書とともに、以下の Web サイトで入手可能です。

ツールキットをバージョン 6.x.1 にアップグレードするには、以下の処理を行います。

  1. 「スタート」 > 「IBM Rational」 > 「Rational Product Updater」を選択して、Rational Product Updater を起動します。
  2. 「更新の検索」をクリックします。これによって、インターネットにアクセスして、インストール済みのあらゆる Rational Software Development Platform 製品の入手可能な更新に関する情報を取得できます。
  3. 「更新」タブで、ツールキット用の 6.0.1 更新や、任意の基本製品 (表示されている場合) が選択されていることを確認します。
  4. 「更新のインストール」をクリックします。表示されたライセンス情報を参照します。
  5. この更新ツールは、ツールキットの更新およびその他の Rational 製品の必要な更新をダウンロードおよびインストールします。これには多少時間がかかる場合があります。
  6. インストールが完了したら、「クリーンアップ」をクリックして前バージョンを削除し、ハード・ディスク・スペースを解放します。このステップを行うと、前バージョンのツールキットにロールバックすることができなくなったり、すべての Rational Software Development Platform 製品を完全に除去しない限り、ツールキットを完全にアンインストールできなくなります。
この段階で、データ収集インフラストラクチャーをインストールする必要があります。『データ収集インフラストラクチャーのインストール』の説明を参照してください。
注:

ツールキットの開始

ツールキットは、すでにインストールした Rational Software Development Platform 製品 (Rational Performance Tester、Rational Application Developer、または Rational Software Architect) の追加部分としてインストールされます。 ツール群を使用するには、通常の方法でそのプログラムを起動します。 たとえば、「スタート」メニューから、「プログラム」>「IBM Rational」>「Rational Software Development Platform」を選択します。

インストール後に初めて開始すると、すでにデフォルトのワークスペース・ディレクトリーが指定されてダイアログ・ボックスが開きます。作業内容をどこか他の場所に 保管したい場合は、ワークスペースの名前とロケーションを変更することができます。 このワークスペースを常に使用したい場合は、「このワークスペースをデフォルトとして使用し、今後この質問を表示しない」チェック・ボックスを有効にします。 デフォルト値は、「ウィンドウ」>「設定」>「ワークベンチ」>「始動とシャットダウン」ページで製品を開始した後に変更することができます。

最初にワークベンチでは、製品の概要 (ツールキットの概要情報を含む) や新機能についての情報のほか、基本製品のチュートリアル、サンプル、外部 Web リソースへのリンクを提供する一連の「ようこそ」ページが開くことがあります。 しばらく時間を取ってこれらのオプションを 探索してください。また、ヘルプ・メニューから選択可能な情報のソースにも 注目してください。 これらの「ようこそ」ページに戻るには、「ヘルプ」 > 「ようこそ」を選択します。

ツールキットのアンインストール

注: データ収集インフラストラクチャーがインストール済みの場合、ツールキットをアンインストールする前に、まずデータ収集インフラストラクチャーをアンインストールしてください。詳しくは、『 データ収集インフラストラクチャーのアンインストール』を参照してください。

ツールキットをアンインストールするには、以下のようにします。

  1. すべての Rational Software Development Platform プログラムを閉じ、データ収集インフラストラクチャーを停止します。
  2. コントロール パネルを開いて (Windows の「スタート」メニュー)、「プログラムの追加と削除」ウィンドウを開きます。 「Rational 分散パフォーマンスおよび問題分析ツール V6.0」を選択し、「変更と削除」をクリックします。 アンインストール・ウィザードのステップに従って製品をアンインストールします。
  3. plug-ins または features ディレクトリー内のすべてのファイル は、これらのディレクトリーに常駐するユーザー・データおよび サード・パーティーのプラグインを含め、自動的に削除されます。ユーザーの作業データを含む workspace ディレクトリーは 削除されません。 残される他のいくつかのディレクトリーには、次のようなものがあります。
  4. すべてのツールキット・ファイルを完全に削除するには、その他の Rational Software Development Platform 製品もアンインストールする必要があります。これらの製品のインストール・ガイドのアンインストール手順に従ってください。Platform インストール・ディレクトリー内のすべてのファイルおよびディレクトリーが除去されたことを確認します。その後、これらの製品を再インストールできます。

    注: V6.x.1 への更新時に「クリーンアップ」ボタンをクリックしなかった場合は、このステップをスキップできます。クリーンアップのステップを行わなかった場合は以下のようになります。

    1. Rational Software Development Platform インストール・ディレクトリーの updater\eclipse サブディレクトリーから以下のコマンドを実行して、Rational Product Updater をロールバック・モードで実行します。
      rpu -enableRollback
    2. 「ロールバック」タブで、6.0.1 ツールキットの更新を選択して、「更新のロールバック」をクリックします。これによって、互換性を確保するために、その他の Rational Software Development Platform 製品が強制的にロールバックされます。更新は後で再適用できます。
    3. ロールバックが完了したら、Rational Product Updater を終了します。
    4. 上記のステップ 1 から 3 に従って、ツールキットをアンインストールします。

必須フィーチャーの 1 つ以上を部分的にアンインストールしようとすると、次のようなエラー・メッセージが表示されます。

無効な選択:
ide_required をアンインストールできません: アンインストールのための root が設定されていません

この問題を回避するには、アンインストール・ウィザードの「製品のアンインストール」 チェック・ボックスを選択します。アンインストール・パネルが再初期化されます。ここで、ツールキット全体を アンインストールしたり、アンインストールしない フィーチャーの選択をクリアすることができます。

 


ツールキットのインストール、開始、およびアンインストール (Linux の場合)

ツールキットのインストール

ツールキットをインストールする前に、以下のことを確認してください。

前提条件となる V6.x.0 ツールキットは、インストール手順書とともに、以下の Web サイトで入手可能です。

ツールキットをバージョン 6.x.1 にアップグレードするには、以下の処理を行います。

  1. インストール・ディレクトリーのサブディレクトリー updater/eclipse に移動して ./rpu.bin コマンドを実行し、Rational Product Updater を起動します。「プログラミング」 または 「IBM Rational」 の下のメインメニューにショートカットがある場合もあります。
  2. 「更新の検索」をクリックします。これによって、インターネットにアクセスして、インストール済みのあらゆる Rational Software Development Platform 製品の入手可能な更新に関する情報を取得できます。
  3. 「更新」タブで、ツールキット用の 6.0.1 更新や、任意の基本製品 (表示されている場合) が選択されていることを確認します。
  4. 「更新のインストール」をクリックします。表示されたライセンス情報を参照します。
  5. この更新ツールは、ツールキットの更新およびその他の Rational 製品の必要な更新をダウンロードおよびインストールします。これには多少時間がかかる場合があります。
  6. インストールが完了したら、「クリーンアップ」をクリックして前バージョンを削除し、ハード・ディスク・スペースを解放します。このステップを行うと、前バージョンのツールキットにロールバックすることができなくなったり、すべての Rational Software Development Platform 製品を完全に除去しない限り、ツールキットを完全にアンインストールできなくなります。

この段階で、データ収集インフラストラクチャーをインストールする必要があります。『データ収集インフラストラクチャーのインストール』の説明を参照してください。

注:

ツールキットの開始

ツールキットは、すでにインストールした Rational Software Development Platform プログラム (たとえば、Rational Performance Tester または Rational Application Developer) の追加部分としてインストールされます。 Software Development Platform をコマンド行から開始するには、インストール・ディレクトリーに 移動してコマンド ./rationalsdp.bin を実行します。

あるいは、Gnome (Red Hat のデフォルト) で作業している場合、製品のショートカットは 「プログラミング」>「Rational Software Development Platform」の下のメインメニューにあります。KDE (SuSE のデフォルト) で作業している場合、製品のショートカットは「IBM Rational」>「Rational Software Development Platform」になります。

インストール後に初めて開始すると、すでにデフォルトのワークスペース・ディレクトリーが指定されてダイアログ・ボックスが開きます。作業内容をどこか他の場所に 保管したい場合は、ワークスペースの名前とロケーションを変更することができます。 このワークスペースを常に使用したい場合は、「このワークスペースをデフォルトとして使用し、今後この質問を表示しない」チェック・ボックスを有効にします。 デフォルト値は、「ウィンドウ」>「設定」>「ワークベンチ」>「始動とシャットダウン」ページで製品を開始した後に変更することができます。

最初にワークベンチでは、製品の概要や新機能についての情報のほか、チュートリアル、サンプル、外部 Web リソースへのリンクを提供する一連の「ようこそ」ページが開くことがあります。 しばらく時間を取ってこれらのオプションを 探索してください。また、ヘルプ・メニューから選択可能な情報のソースにも 注目してください。 これらの「ようこそ」ページに戻るには、「ヘルプ」>「ようこそ」を選択します。

ツールキットのアンインストール

注: データ収集インフラストラクチャーがインストール済みの場合、ツールキットをアンインストールする前に、まずデータ収集インフラストラクチャーをアンインストールしてください。詳しくは、『 データ収集インフラストラクチャーのアンインストール』を参照してください。

Linux 上のツールキットをアンインストールするには、以下のステップに従ってください。

  1. root としてログインします。
  2. インストール・ディレクトリーの rpa_prod/_uninst/ サブディレクトリーに移動します。
  3. コマンド ./uninstall.bin を入力してアンインストールします。ファイル・マネージャーで作業を行っている場合は、ファイルをクリックしてアンインストーラーを起動することができます。
  4. plug-ins または features ディレクトリー内のすべてのファイル またはフィーチャーは、これらのディレクトリーに常駐するユーザー・データおよび サード・パーティーのプラグインを含め、自動的に削除されます。ユーザーの作業データを含む workspace ディレクトリーは 削除されません。 残される他のいくつかのディレクトリーには、次のようなものがあります。
  5. すべてのツールキット・ファイルを完全に削除するには、その他の Rational Software Development Platform 製品もアンインストールする必要があります。これらの製品のインストール・ガイドのアンインストール手順に従ってください。Platform インストール・ディレクトリー内のすべてのファイルおよびディレクトリーが除去されたことを確認します。その後、これらの製品を再インストールできます。

    注: V6.x.1 への更新時に「クリーンアップ」ボタンをクリックしなかった場合は、このステップをスキップできます。クリーンアップのステップを行わなかった場合は以下のようになります。

    1. Rational Software Development Platform インストール・ディレクトリーの updater\eclipse サブディレクトリーから以下のコマンドを実行して、ロールバック・モードで Rational Product Updater を実行します。
      rpu.bin -enableRollback
    2. 「ロールバック」タブで、6.0.1 ツールキットの更新を選択して、「更新のロールバック」をクリックします。これによって、互換性を確保するために、その他の Rational Software Development Platform 製品が強制的にロールバックされます。更新は後で再適用できます。
    3. ロールバックが完了したら、Rational Product Updater を終了します。
    4. 上記のステップ 1 から 4 に従って、ツールキットをアンインストールします。

必須フィーチャーの 1 つ以上を部分的にアンインストールしようとすると、次のようなエラー・メッセージが表示されます。

無効な選択:
ide_required をアンインストールできません: アンインストールのための root が設定されていません

この問題に対処するには、「製品のアンインストール」 チェック・ボックスを選択します。アンインストール・パネルが再初期化されます。ここで、ツールキット全体を アンインストールしたり、アンインストールしない フィーチャーの選択をクリアすることができます。

 


データ収集インフラストラクチャーのインストール、構成、開始、およびアンインストール

データ収集インフラストラクチャーは、パフォーマンス・データを収集するモニター対象アプリケーションの実行に関連するマシンにインストールする必要があります。 次に、それらのマシン上のアプリケーション・サーバーを、それぞれのアプリケーションのプロファイルを使用可能にするように構成する必要があります。 さらに、パフォーマンス・テストまたはロード・テスト・スケジュールを使用してデータを収集するには、ツールキット・フロントエンドがインストールされているのと同じマシンにデータ収集インフラストラクチャーをインストールする必要があります。

重要な注意事項

既存のデータ収集メカニズム (Agent Controller) のアンインストール

データ収集インフラストラクチャーは、他の Hyades ベースのデータ収集メカニズムと競合します。Agent Controller の前のバージョンまたは Hyades Data Collection Engine から 派生したソフトウェアがある場合は、それを停止してアンインストールし、このバージョンの Agent Controller をインストールする前に、除去されずに残ったファイルをすべてクリーンアップしてください。アンインストール後、以下のファイルが残る可能性があり、除去する必要があります。

Windows:

%RASERVER_HOME%\*.* (Agent Controller がインストールされているディレクトリー)
%SystemRoot%\system32\piAgent.dll (Windows の system32 ディレクトリー)
%SystemRoot%\system32\LogAgent.dll
%SystemRoot%\system32\hcbnd.dll
%SystemRoot%\system32\hcclco.dll
%SystemRoot%\system32\hccldt.dll
%SystemRoot%\system32\hccls.dll
%SystemRoot%\system32\hcclserc.dll
%SystemRoot%\system32\hcclsert.dll
%SystemRoot%\system32\hcclsm.dll
%SystemRoot%\system32\hcjbnd.dll
%SystemRoot%\system32\hclaunch.dll
%SystemRoot%\system32\hcthread.dll
%SystemRoot%\system32\piAgent.dll
%SystemRoot%\system32\rac.dll
%SystemRoot%\system32\sysperf.dll

Linux、AIX、HP-UX、Solaris:

$RASERVER_HOME/* (Agent Controller がインストールされているディレクトリー)
/usr/lib/libpiAgent.so (HP-UX では .sl)
/usr/lib/libLogAgent.so
/usr/lib/libhcbnd.so
/usr/lib/libhcclco.so
/usr/lib/libhccldt.so
/usr/lib/libhccls.so
/usr/lib/libhcclserc.so
/usr/lib/libhcclsert.so
/usr/lib/libhcclsm.so
/usr/lib/libhcjbnd.so
/usr/lib/libhclaunch.so
/usr/lib/libhcthread.so

アンインストールに関する完全な説明については、インストールした Agent Controller またはその他の Hyades ベースのデータ収集メカニズムに付属するアンインストールの説明を参照してください。

データ収集インフラストラクチャーのインストール (Windows または Linux の場合)

注: 長いパスまたはスペースを含むパスを使用して Windows Server 2003 マシンにデータ収集インフラストラクチャーをインストールする場合に発生する再現性の低い既知の問題があります。可能であれば、このようなディレクトリーの使用は避けてください。これは、ターゲット・インストール・ディレクトリーだけでなく、インストール元のディレクトリーにも適用されます。

データ収集インフラストラクチャーをインストールするには、次のように操作します。

  1. root ユーザー (Linux の場合) または管理者 (Windows の場合) としてログインします。
  2. インストール・イメージがある一時インストール・ディレクトリーに移動します。
  3. Linux の場合: ./setup.bin と入力し、「インストール」ウィンドウを表示します。Windows の場合: setup.exe をダブルクリックします。

    注 (Linux): インストーラーまたはインストールの残り部分を開始しようとしたときに障害が発生した場合は、関連するファイルの実行権を設定しなければならない可能性があります。 イメージをダウンロードして解凍した一時ディレクトリーから以下のコマンドを実行してください。

    chmod 755 setup.bin
    chmod 755 setup/lplinuxbin
    chmod 755 dci_linux/disk1/setup/setup.bin
  4. インストール・ウィンドウから、「IBM Rational Data Collection Infrastructure v6.0 のインストール」を選択します。
  5. 「ようこそ」ページが表示されたら、「次へ」をクリックします。
  6. 使用許諾契約書を読んで指示に従います。 「次へ」をクリックします。
  7. インフラストラクチャーのインストール先のディレクトリー名を指定します。

    注: Rational Software Development Platform 製品 (Rational Application Developer または Rational Performance Tester など) と同じマシンにインストールする場合は、その製品が Agent Controller をインストールしたロケーションにデータ収集インフラストラクチャーをインストールする必要があります。

    「次へ」をクリックします。

  8. 次のページに使用可能なフィーチャーが表示されます。この場合は、デフォルトで選択されるフィーチャーが 1 つだけです。 「次へ」をクリックします。
  9. 次のページで、データ収集インフラストラクチャーが使用する Java ランタイムを指定します。ここに入力された JRE が Java アプリケーションを起動するために、データ収集インフラストラクチャーによって使用されます。JRE バージョン 1.4.2 を指定することをお勧めします。「次へ」をクリックします。
  10. オプション: バージョン 5.0 または 5.1 を使用している場合、「WebSphere Application Server」ページで、このマシンのどこにサーバーをインストールしたか指定してください。 これは、データを収集したいアプリケーションが実行される予定のサーバーです。注: WebSphere Application Server バージョン 6.0 を使用している場合、自動的に検出されるため、ここで何も指定する必要はありません。「次へ」をクリックします。
  11. 「ホスト・リスト」ページで、データ収集エンジンへのアクセスを許可するホストを指定します。次の中から選択できます。

    「次へ」をクリックします。

  12. 「セキュリティー」ページで、「使用不可にする」を選択します。「使用可能にする」オプションは、Rational Performance Tester と競合するため、サポートされません (これは既知のバグです)。セキュリティー対応の代替手段として、前のページにある「ホスト・リスト」オプションを使用します。「次へ」をクリックします。
  13. 要約ページを検討し、「次へ」をクリックします。ファイル転送が開始され、データ収集インフラストラクチャーがインストールされます。

    注: インストールのこの段階でエラーが発生し、Rational Application Developer 製品から Agent Controller がインストールされている場合は、インストールを終了し、Agent Controller をアンインストールし (Rational Application Developer インストール・ガイドに記載されている指示に従う)、データ収集インフラストラクチャーのインストールを再度試みてください。

  14. インストールが完了したら、「終了」をクリックします。
  15. Tivoli データ収集コンポーネントをインストールする別のインストール・ウィザードが開きます。 「次へ」をクリックします。
  16. ウィザードの指示に従い、使用許諾契約書を読みます。 「次へ」をクリックします。
  17. インストール情報の要約を検討し、「次へ」をクリックします。 ファイル転送が開始され、Tivoli データ収集コンポーネントがインストールされます。
  18. インストールが完了したら、「終了」をクリックします。

次に、データ収集インフラストラクチャーを使用するためにアプリケーション・サーバーを構成します。

データ収集インフラストラクチャーのインストール (AIX、HP-UX、または Solaris の場合)

データ収集インフラストラクチャーをインストールするには、次のように操作します。

  1. root ユーザーとしてログオンします。
  2. インストール・イメージがあるディレクトリーから、以下のコマンドを実行してください。
    /installDCIComponents.sh -console
  3. 以下の情報を入力するようにインストール・プロセスから促されます。 それぞれに見合った情報を入力します。
    1. ライセンス受諾。
    2. データ収集インフラストラクチャーのインストール・ディレクトリー。./rpa_dci などのディレクトリー名を入力します。
    3. データ収集インフラストラクチャーが使用する Java ランタイムへのパス。ここに入力された JRE が Java アプリケーションを起動するために、データ収集インフラストラクチャーによって使用されます。JRE バージョン 1.4.2 を指定することをお勧めします。
    4. オプション: WebSphere Application Server V5.0 または V5.1 がインストールされているロケーションへのパス。 これは、データを収集したいアプリケーションが実行される予定のサーバーです。注: WebSphere Application Server バージョン 6.0 を使用している場合、自動的に検出されるため、ここで何も指定する必要はありません。
    5. データ収集エンジンへのアクセスを許可するホスト。次のいずれかを入力してください。
      • ANY - すべてのクライアントがアクセスできます。
      • LOCAL - ローカル・ホスト・アクセスだけがアクセスできます。
      • CUSTOM - 指定されたクライアントのリストがアクセスできます。次に、クライアント名のリストをコンマで区切って入力します。
    6. セキュリティー設定。FALSE と入力します。 security = TRUE オプションは、Rational Performance Tester と競合するため、サポートされません (これは既知のバグです)。セキュリティー対応の代替手段として、前のステップにある CUSTOM オプションを使用します。
  4. 上記情報の入力を完了すると、コアのデータ収集インフラストラクチャーがインストールされます。
  5. Agent Controller インストールのライセンス受諾をインストール・プロセスから促されます。
  6. Agent Controller コンポーネントのインストール・ロケーションとしてデフォルトのロケーションを受け入れます (そうしないと製品が正しく機能しません)。 すると、Agent Controller コンポーネントがインストールされます。
  7. Tivoli ARM データ収集エンジン・コンポーネントのライセンス受諾をインストール・プロセスから促されます。
  8. Tivoli ARM データ収集エンジン・コンポーネントのインストール・ロケーションとしてデフォルトのロケーションを受け入れます (そうしないと製品が正しく機能しません)。 すると、Tivoli ARM データ収集エンジン・コンポーネントがインストールされます。

インストール中に発生したエラーはコンソールに表示されます。 エラー・メッセージには、インストール・エラー・ログ・ファイルの名前が示されます。このファイルから、発生したエラーの詳細情報を取得することができます。 エラーが発生するとその段階でインストールが停止され、次のコンポーネントはインストールされません。

HP-UX で WebSphere Application Server V6.x を使用している場合の重要な注意事項: データ収集インフラストラクチャーのインストール後、必ず SHLIB_PATH を設定してください。そうしないと、トランザクション・データが収集されず、ARM 内で NoClassDef エラーが報告されます。SHLIB_PATH を設定するには、以下のコマンドを実行します。

export SHLIB_PATH=$(SHLIB_PATH):$tivoli_comp/app/instrument/5301/lib/$(interp):$tivoli_comp/bin/$(interp)/USRLIB

次に、データ収集インフラストラクチャーを使用するためにアプリケーション・サーバーを構成します

データ収集インフラストラクチャーを処理するためのアプリケーション・サーバーの構成

アプリケーション・サーバーがパフォーマンス・データを正しくデータ収集インフラストラクチャーに送るようにするには、データ収集を開始する前にそのアプリケーション・サーバーを正しく構成して再始動する必要があります。

注:

アプリケーション・サーバーを構成するには、以下のようにします。

  1. 重要! 構成するアプリケーション・サーバーが実行中であることを確認します。
  2. コマンド行を開き、データ収集インフラストラクチャーのインストール・ディレクトリーの下にある rpa_prod ディレクトリーに移動します。
  3. 構成ユーティリティーは instrumentServer.sh (Windows の場合は instrumentServer.bat) と呼ばれます。 引数を指定しないでコマンド名を入力すると、コマンド構文の詳細が表示されます。
  4. 必要な引数を指定してコマンド名を入力すると、サーバーが構成されます。 下の例を参照してください。

サーバーを停止して再始動すると、変更が有効になります。

プロファイルを作成するアプリケーションのデータ収集に関連するマシン上の各サーバーごとに構成ステップを繰り返します (通常、アプリケーション・サーバーは 1 つだけですが、1 つのマシンに複数のアプリケーション・サーバーを置くこともできます)。

構成コマンドの構文と例

instrumentServer コマンドの構文を表示するには、引数を指定しないでコマンドを入力します。

AIX、HP-UX、Linux、Solaris:

./instrumentServer.sh

Windows:

instrumentServer

例:

Windows 以外のマシンで、ディレクトリー /opt/WebSphere/AppServer にインストールされている server1 という名前の IBM WebSphere Application Server V5.x サーバーを構成する (セキュリティーなし) 場合:

./instrumentServer.sh -install -type IBM -serverName server1 -serverHome /opt/WebSphere/AppServer -serverVersion 5

Windows 以外のマシンで、ディレクトリー /opt/WebSphere/AppServer にインストールされている server2 という名前の WebSphere Application Server V6.0 サーバーを、プロファイル名 profile1 およびセキュリティー使用可能で構成する場合:

./instrumentServer.sh -install -type IBM -serverName server2 -serverHome /opt/WebSphere/AppServer 
      -profileName default -user myUserId -password myPassword -serverVersion 6

Windows 以外のマシンで、BEA WebLogic サーバーを (示されている詳細で) 構成する場合:

./instrumentServer.sh -install -type BEA -serverName server1 -serverHome /opt/bea/weblogic81 
      -domain mydomain -domainPath /opt/bea/weblogic81/mydomain -javaHome /opt/bea/jdk141_02 
      -nodeManagedHost hostname.xyz.com -nodeManagedPort 7001 -adminServer my_server
      -startScript /opt/bea/weblogic81/mydomain/startManagedWeblogic.sh

Windows マシンで、C:\Program Files\was-5.1 にインストールされている my_Server という名前の WebSphere Application Server V5.1 サーバーを、セキュリティー使用可能で構成する場合:

instrumentServer -install -type IBM -serverName my_Server -serverHome "C:\Program Files\was5.1" 
      -user myUserId -password myPassword -serverVersion 5

Windows マシンで、BEA WebLogic サーバーを (示されている詳細で) 構成する場合:

instrumentServer -install -type BEA -serverName server1 -serverHome C:\bea\weblogic81 
      -domain mydomain -domainPath C:\bea\weblogic81\mydomain -javaHome C:\bea\jdk141_02 
      -nodeManagedHost localhost -nodeManagedPort 7001 -adminServer my_server
      -startScript C:\bea\weblogic81\mydomain\startManagedWeblogic.cmd

データ収集インフラストラクチャーの開始および停止

実行中のアプリケーションおよびテストでパフォーマンス・データを収集するには、データ収集インフラストラクチャーを開始する必要があります。

データ収集インフラストラクチャーを開始すると、Agent Controller コンポーネントが開始されます。従って、データ収集インフラストラクチャーを始動する前に、Agent Controller の他のインスタンスを停止しておくことが重要です。このため、Rational Performance Tester を使用している場合、(Agent Controller を開始する) Rational Performance Tester を始動する前に、データ収集インフラストラクチャーを (ローカル・マシンで) 開始する必要があります。

データ収集インフラストラクチャーをサポートするプラットフォームでは、データ収集インフラストラクチャーの開始と停止のためのエントリーがメイン起動メニュー (たとえば、Windows の「スタート」メニューなど) に表示されます。 したがって、たとえば Windows の場合は、「スタート」>「プログラム」>「IBM Rational」>「IBM Rational Software Development Platform」>「データ収集インフラストラクチャーの開始」または「データ収集インフラストラクチャーの停止」をクリックします。

それ以外の場合に、データ収集インフラストラクチャーを開始するには、次のように操作します。

  1. データ収集インフラストラクチャーのインストール・ディレクトリーにある rpa_prod/rpa_comp サブディレクトリーに移動します。
  2. ./start_DCI.bat/sh を実行します。

WebSphere Application Server における Web サービス・データの収集に関する注意事項: Websphere Application Server を始動する前に データ収集インフラストラクチャーを開始してください。そうしないと、Web サービス・データは収集できません。データ収集インフラストラクチャーの開始後にサーバーを再始動できない場合、JMX または管理コンソールを使用して ARM を使用不可にしてから使用可能にすることによって、ARM エンジンに強制的に再接続できます。

データ収集インフラストラクチャーを停止するには、次のように操作します。

  1. データ収集インフラストラクチャーのインストール・ディレクトリーにある rpa_prod/rpa_comp サブディレクトリーに移動します。
  2. ./stop_DCI.bat/sh を実行します。

HP-UX におけるトラブルシューティングのヒント: HP-UX で、データ収集インフラストラクチャーの ARM エージェント・コンポーネントの開始で問題が発生した場合、マシンに ARM エージェントの起動を妨げる構成上の制限がある場合があります。以下のカーネル構成パラメーターをチェックし、パラメーター値が指定された値以上であることを確認してください。

sema 1
semaem 16384
semmap 4098
semmni 4096
semmns 8192
semmnu 4092
semmsl 2048
semume 512
semvmx 32767

これらのカーネル構成パラメーターは、システムにおけるセマフォーの使用に関連しています。HP-UX のカーネル構成パラメーターの変更に関する詳細説明は、HP-UX システムの資料を参照するか、システム管理者にお問い合わせください。また、カーネル構成を更新したくない場合は、データ収集インフラストラクチャーのインストール・ディレクトリーにある tapm_ep.cfg というファイルを編集することもできます。このファイルには、2 つのパラメーターがあります。

IPCAppToEngSize=500
IPCEngToAppSize=500

これらの設定を以下のように変更します。

IPCAppToEngSize=50
IPCEngToAppSize=50

ただし、この変更による副次作用としてデータ収集のパフォーマンスが低下する可能性があります。

データ収集インフラストラクチャーへのホストの追加

データ収集インフラストラクチャーをすでにインストールした後 (あるいはすでに使用した後)に、以下の手順でアクセス・リストにホストを追加することができます。

  1. データ収集インストール・ディレクトリーの bin サブディレクトリーで SetConfig コマンドを実行します。
  2. これによって現在の設定を読み取り、新しい設定用のプロンプトが表示されます。
  3. ホスト・プロンプトが表示されたら、CUSTOM と入力します。
  4. 次に、追加するホストをコンマで区切ったリストを指定します。このリストが現在の構成に追加されます。

データ収集インフラストラクチャーのアンインストール

注: Rational Software Development Platform 製品 (Rational Performance Tester、Rational Application Developer、または Rational Software Architect など) もインストールされているマシンからデータ収集インフラストラクチャーをアンインストールすると、その製品がインストールした Agent Controller またはデータ収集コンポーネントが除去されます。 このツールキットのデータ収集インフラストラクチャーをアンインストールした後で、その製品と一緒に Agent Controller またはデータ収集コンポーネントを使用したい場合は、その製品のインストール手順に従ってそれを再インストールする必要があります。

同様に、Agent Controller をインストールした Rational Software Development Platform 製品 (Rational Application Developer または Rational Performance Tester など) をアンインストールすると、データ収集インフラストラクチャーのそのコンポーネントが除去され、使用不可になります。 データ収集インフラストラクチャーを再インストールする必要があります。

アプリケーション・サーバーの構成解除

データ収集インフラストラクチャーをアンインストールする前に、それと一緒に作動するように構成されたアプリケーション・サーバーをすべて構成解除する必要があります。 サーバーを構成解除するには、以下のようにします。

  1. コマンド行を開き、データ収集インフラストラクチャーのインストール・ディレクトリーの下にある rpa_prod ディレクトリーに移動します。
  2. 構成ユーティリティー (これはサーバーを構成解除するためにも使用されます) は、instrumentServer.sh (Windows の場合は instrumentServer.bat) と呼ばれます。 引数を指定しないでコマンド名を入力すると、コマンド構文の詳細が表示されます。
  3. -uninstall 引数および初期構成時に使用した他のすべての引数を指定して、コマンド名を入力します。 たとえば、Windows で、C:\Program Files\was-5.1 にセキュリティー使用可能でインストールされている my_Server という名前の IBM WebSphere Application Server V5.1 サーバー・インスタンスをアンインストールするには、次のようにします。
    instrumentServer -uninstall -type IBM -serverName my_Server -serverHome "C:\Program Files\was5.1" 
          -user myUserId -password myPassword -serverVersion 5

    元の構成引数のその他の例については、構成例を参照してください。 注: 構成されているすべてのサーバーはファイル serverConfig.xml にリストされます。

    注: 構成解除しないでサーバーをアンインストールしたり、サーバー・インスタンスを除去したりすると、instrumentServer ユーティリティーはそれが存在するとまだみなしますが、それにアクセスしてそれを構成解除することはできません。 これを行うと、データ収集インフラストラクチャーのアンインストール・プロセスは妨害されます。 これを解決するには、-force 引数を instrumentServer コマンドに追加します。 このようにすると、serverConfig.xml 内の対応する行が除去されるので、見つからないサーバーにアクセスして構成解除する必要がなくなります。 上記と同じ例の場合:

    instrumentServer -uninstall -force -type IBM -serverName my_Server -serverHome "C:\Program Files\was5.1" 
          -user myUserId -password myPassword -serverVersion 5
  4. サーバーを再始動します。

データ収集用に構成されたすべてのサーバーに対して構成解除ステップを繰り返します。 完了すると、serverConfig.xml ファイルが空になり、データ収集アンインストールが続行されます。

次に、データ収集インフラストラクチャーをアンインストールします。

データ収集インフラストラクチャーのアンインストール (Windows または Linux の場合)

データ収集インフラストラクチャーをアンインストールするには、オペレーティング・システムのインストール・マネージャー (たとえば、Windows の場合は「プログラムの追加と削除」ウィンドウ) を使用します。 プログラム IBM Rational データ収集インフラストラクチャー V6.1 を検索して除去します。

オペレーティング・システムにこのようなインストール・マネージャーがない場合、データ収集インフラストラクチャーをアンインストールするには、以下のようにします。

  1. データ収集インフラストラクチャーを停止します
  2. データ収集インフラストラクチャーのインストール・ディレクトリーにある dci_prod/_uninst サブディレクトリーに移動します。
  3. ./uninstall.bin を実行します。
  4. ウィザードの指示に従います。

データ収集インフラストラクチャーのアンインストール (AIX、HP-UX、または Solaris の場合)

データ収集インフラストラクチャーをアンインストールするには、次のように操作します。

  1. データ収集インフラストラクチャーのディレクトリーで、次のコマンドを実行してデータ収集インフラストラクチャーを停止します。
    rpa_prod/rpa_comp/rpa_boot_stop_unix.sh
  2. 以下のコマンドを表示した順序で実行して、各データ収集コンポーネントをアンインストールします。 各コンポーネントについてアンインストールの意図を確認し、アンインストールが完了するまで待ちます。 注: 以下の場合は、-console ではなく -silent を使用すれば、サイレントでアンインストールを実行できます。

    /dci_prod/_uninst/uninstall.bin -console
    /IBM_Agent_Controller/_uninst/uninstall.bin -console -W prod_id_uninstall.value=dci
    /tau_prod/_uninst/uninstall.bin -console
    /rpa_prod/tivoli_comp/_uninst/uninstall.bin -console

トラブルシューティング

データ収集インフラストラクチャーのアンインストール時に障害が発生した場合、アンインストール開始前にエージェントを停止したことを確認してください。

データ収集インフラストラクチャーのアンインストール後、WebSphere Application Server が始動しなくなった場合、以下のステップを実行することによって問題を修正できる可能性があります。

  1. <was_install>/config/cells/<cell>/nodes/<node>/servers/<server>/にある server.xml というファイルを開きます (<server> は例えば server1<cell> および <node> は例えばマシン名などです)。

  2. genericJvmArgs="<some set of strings>" という行が検索されます。

  3. これを genericJvmArgs="" という空ストリングに置換します。

これでアプリケーション・サーバーが始動できるようになります。


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