同期サーバー 管理ガイド


エラー・ログおよびトレース・ファイルの管理

エラー・ログ・エントリーの自動パージ

モバイル・デバイス管理センターのエラー・ログ内のエントリーを何日間保持するかを指定することができます。指定した日数より古いログ・エントリーは、自動的にパージされます。この機能を使用すると、エラー・ログのサイズを小さいままに保てます。

エントリーを保持する日数を指定するには、次のようにします。

  1. テキスト・エディターを使用して、ディレクトリー ¥SyncServer¥Server¥classes¥com¥ibm¥mobileservices¥ の中の DSYGdflt.properties ファイルをオープンします。
  2. そのファイル内の Log.KeepDays の行を変更します。デフォルト値は 7 日です。この値を 0 に設定すると、自動パージは実行されず、すべてのエントリーが保持されます。

    たとえば、3 日より前のログ・エントリーをすべて自動的にパージしたい場合は、この行を次のように変更します。

    Log.KeepDays=3
    

トレース・レベルの定義

デフォルトでは、同期サーバーはエラー・メッセージのみをトレース・ファイルに記録します。しかし、診断の目的で、さらに詳しい情報を組み込むためのトレースをオンにしたい場合があります。トレースをオンまたはオフにするには、DSYTrace を使用します。

トレースの開始

  1. コマンド・プロンプトをオープンします。
  2. ¥SyncServer¥Server¥ ディレクトリーに切り替えます。
  3. コマンド・プロンプトで、次のように入力します。
    DSYTrace 1 -console
    

ここですべてのトレース・メッセージが .trace ファイルに記録されます。

トレースの停止

  1. コマンド・プロンプトをオープンします。
  2. ¥SyncServer¥Server¥ ディレクトリーに切り替えます。
  3. コマンド・プロンプトで、次のように入力します。
    DSYTrace 0 -console
    

これで、トレースが停止されます。ここでは、エラー・メッセージだけが .trace ファイルに記録されます。

DSYTrace コマンドは、¥SyncServer¥Server¥classes¥com¥ibm¥mobileservices¥ ディレクトリーの DSYGdflt.properties ファイルにある Trace.Level を変更します。トレースのオプションをさらに指定するには、コマンド行でオプションを付けずに DSYTrace とだけ入力するか、または DSYGdflt.properties ファイルをテキスト・エディターでオープンし、Trace.var パラメーターを変更します。ここで、var は特定のパラメーター変数です。


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