同期サーバー 管理ガイド


DB2 Everyplace ソリューションのコンポーネント

モバイル・データの同期をとるための DB2 Everyplace ソリューションには、以下の主要コンポーネントがあります。

DB2 Everyplace データベース・エンジン
モバイル・デバイス上で実行されるソフトウェア。ソース・システムにあるデータのローカル・コピーへアクセスし、変更することを可能にします。DB2 Everyplace データベース・エンジンとデータベース・ソフトウェアを使用するアプリケーションの作成方法については、「DB2 Everyplace アプリケーション開発ガイド」を参照してください。

DB2 Everyplace 同期サーバー
ソース・データベースとターゲット・データベース間の双方向のデータ同期を管理するクライアント / サーバー・プログラム。

同期サーバーは、モバイル・デバイス上の同期クライアント・ソフトウェアとソース・サーバー上の DB2 UDB データベースまたは JDBC データベース間を仲介します。モバイル・デバイス管理センター (同期サーバーのためのグラフィカル管理ツール) は、ユーザー・グループによってアクセスされるデータのサブセットおよびファイルの定義を可能にします。同期サーバーは、ユーザーがデータの同期を要求するたびにこの管理情報にアクセスします。

DB2 Everyplace モバイル・アプリケーション・ビルダー
モバイル・デバイス用 DB2 Everyplace アプリケーションの迅速な作成およびテストを可能にするアプリケーション開発ツール。このツールの詳細については、DB2 Everyplace モバイル・アプリケーション・ビルダーのオンライン・ヘルプを参照してください。

図 1 は、ソリューションのツールがどのように連携して動作するかを示しています。

図 1. DB2 Everyplace ソリューション・ツールの動作方法


DB2 Everyplace ソリューションをセットアップするには、次の 2 つのメインタスクを実行します。

  1. DB2 Everyplace アプリケーションを開発します。

    これらのアプリケーションは、モバイル・デバイス上の DB2 Everyplace データベース表にモバイル・ユーザーがアクセスできるようにします。DB2 Everyplace モバイル・アプリケーション・ビルダー か、またはモバイル・デバイス用の別のアプリケーション開発ツール・セットを使用して、DB2 Everyplace のアプリケーションを開発することができます。 DB2 Everyplace のアプリケーションの開発の詳細については、「DB2 Everyplace アプリケーション開発ガイド」を参照してください。

  2. 同期のためのセットアップとモニター。

    ソース・サーバーから各ユーザー・グループがアクセスするデータを定義します。モバイル・ワーカーは、DB2 Everyplace 同期クライアントの API またはアイコンを使用して、サーバーに接続し、ソース・データを自分のモバイル・デバイスにコピーします。これらのアプリケーションを使用してこのデータを変更した後で、変更内容をソース・データベースに同期させます。


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