同期サーバー 管理ガイド
DB2 Everyplace 同期サーバーが実行された後、そのサーバーと通信するためにモバイル・デバイスを構成する必要があります。DB2 Everyplace 同期サーバーは TCP/IP を使用してモバイル・デバイスと通信を行います。ほとんどのデバイスが、モデム、無線 LAN (802.11b)、またはイーサネット・インターフェースを使った TCP/IP 接続をサポートします。このセクションでは、シリアル架台を使用してサーバーに接続された Palm OS デバイスへの TCP/IP 接続を、どのように Windows のリモート・アクセス・サービスを使用して行うかを説明しています。イーサネット架台を Palm OS デバイス用に持っている場合は、このステップを完了させる必要はありません。
その代わり、
MochaSoft Mocha W32 PPP シェアウェア・プログラムを使用してデバイスに接続することができます。Mocha W32 PPP については、次のサイトをご覧ください。
http://www.mochasoft.dk/
Windows のリモート・アクセス・サービスで使用するためのシリアル架台をセットアップするには、次のようにします。
- シリアル架台を Windows ワークステーションに接続します。
- コントロール パネルをオープンして、「モデム」をダブルクリックします。
- 「モデムのプロパティー」ウィンドウが開きます。現在、定義されているモデム接続がある場合は、「追加」をクリックして「新しいモデムのインストール」ウィンドウをオープンしてください。モデム接続が定義されていない場合は、「Install New Modem (新しいモデムのインストール)」ウィンドウが自動的に表示されます。
- 「Install New Modem (新規モデムのインストール)」ウィンドウで「Don't detect my modem (モデムを検出しない)」を選択します。
- 「Next (次へ)」をクリックします。
- 「Models (モデル)」フィールドにある「Dial-Up Networking Serial Cable between 2 PCs」を選択します。
- 「Next (次へ)」をクリックします。
- シリアル架台が接続されるシリアル・ポートを選択します。
- 「Next (次へ)」をクリックします。
- 「Finish (終了)」をクリックして、Windows
のリモート・アクセス・サービスで使用するためのシリアル架台のセットアップを完了させます。
Windows のリモート・アクセス・サービスを Windows ワークステーション上で構成するには、以下のようにします。
- コントロール パネルで「ネットワーク」アイコンをダブルクリックしてください。
- 「サービス」タブを選択してください。
- リモート・アクセス・サービスが「ネットワーク・サービス」のところにリストされるはずです。リストされていない場合は、「Add (追加)」をクリックしてください。
- リモート・アクセス・サービスを「Network Service (ネットワーク・サービス)」リストから選択し、「OK」をクリックします。
- 「Remote Access Service (リモート・アクセス・サービス)」をダブルクリックします。「Remote Access Setup (リモート・アクセスのセットアップ)」ウィンドウが表示されます。
- 「Dial-Up Networking Serial Cable between 2 PCs Device」を選択してください。
- 「Configure」をクリックします。「Configure Port Usage (ポート使用法の構成)」ウィンドウが表示されます。このウィンドウにより、RAS がこのポートからダイヤルアウトするのか、このポートで接続を受けるのか、あるいは、その両方かを指定することができます。
- データ同期の場合は、「Receive calls only」ラジオ・ボタンを選択してから、「OK」をクリックします。
- ネットワーク・オプションを変更するには、「Network (ネットワーク)」をクリックしてください。システムによって「Network Configuration (ネットワーク構成)」ウィンドウが表示されます。
- ネットワーク・パスワードが正しく受け取られるようにするには、「Allow any authentication including clear text」チェック・ボックスを選択してください。
- 「TCP/IP」を選択してください。「TCP/IP」チェック・ボックスの横の、「Configure」をクリックしてください。システムによって「RAS TCP/IP Configuration (RAS TCP/IP 構成)」ウィンドウが表示されます。このウィンドウにおいて、クライアントがネットワーク全体にアクセスできるかどうか、および IP アドレスをどのように割り当てるかを設定することができます。
- 「Allow remote TCP/IP clients to access」の所にある「Entire Network (ネットワーク全体)」を選択してください。
- DHCP がネットワークにインストールされている場合は、「Use DHCP to assign remote TCP/IP client addresses」を選択してください。DHCP がネットワークにインストールされていない (またはそれを使用しない) 場合は、「Use static address pool」を選択してください。「Begin」フィールドに、システム管理者から入手した静的 TCP/IP アドレスを設定してください。「End」フィールドに、システム管理者から入手した静的 TCP/IP アドレスを設定してください。
- 「OK」をクリックします。
- 「OK」をクリックして、「Network Configuration (ネットワーク構成)」ウィンドウを終了させてください。
- 「Continue」をクリックして、「Remote Access Setup (リモート・アクセスのセットアップ)」ウィンドウを終了させてください。
- 「Close (クローズ)」をクリックして「Network (ネットワーク)」ウィンドウを終了させてください。
- ワークステーションをリブートしてください。
- 注:
- ワークステーションのリブート後、キャプチャー・プロセスと同期サーバーを再始動させる必要があります。
デバイスへの接続の構成が終わった後、Palm OS デバイスの構成 にあるステップに従って、このチュートリアルで指定したユーザー ID とパスワードを使用して
Palm OS デバイスの構成を完了させてください。
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