同期サーバー 管理ガイド


モバイル・デバイス管理センターの取り扱い

モバイル・デバイス管理センターは、アプリケーションおよびデータに対する同じアクセス要求を持つユーザー・グループに同期サービスを提供できるようにするツールです。モバイル・デバイス管理センターを使用することにより、グループ・ユーザーに対して複写するデータを定義し、さらに必要に応じて個別ユーザーの複写定義の調整を行うことができるため、複数ユーザーの取り扱いが簡単になります。

このセクションでは、モバイル・デバイス管理センターを開始し、インターフェースを使用する方法を説明します。また、モバイル・デバイス管理センターを使用したモバイル・データ同期をセットアップするために実行するステップも簡単に説明します。

モバイル・デバイス管理センターの開始

Windows でモバイル・デバイス管理センターおよび DB2 コントロール・センターをオープンするには、「スタート」->「プログラム」->「IBM DB2 Everyplace」 ->「Start Mobile Devices Administration Center (モバイル・デバイス管理センターの開始)」を選択します。

UNIX でモバイル・デバイス管理センターおよび DB2 コントロール・センターをオープンするには、ディレクトリーを $DSYINSTDIR/Server に変更してから、dsyadmin.sh を実行します。

モバイル・デバイス管理センターのインターフェース

モバイル・デバイス管理センターは、DB2 コントロール・センターとよく似ています。このセクションでは、メイン・ウィンドウ内、およびオブジェクト・ノートブック内で現れるインターフェースの様子を説明します。

メイン・ウィンドウにおける制御

メイン・ウィンドウには、オブジェクト・ツリーおよびコンテンツ・ペイン、およびオブジェクトの管理を助けるツールバーがあります。

オブジェクト・ツリー


同期オブジェクトの表示および処理を行うには、このオブジェクト・ツリーを使用します。

コンテンツ・ペイン


個別の同期オブジェクトの表示および処理を行うには、コンテンツ・ペインを使用します。コンテンツ・ペインは、オブジェクト・ツリーにおいて選択したオブジェクト・フォルダー内のオブジェクトを表示します。

モバイル・デバイス管理センター・ツールバー


このツールバーは、DB2 コントロール・センターにあるツールバーと似ています。このツールバーにあるアイコンをクリックして、コントロール・センターの異なる領域 (コマンド・センターまたはスクリプト・センター) の処理、ジョブのスケジュールおよび実行、ツール設定の変更を行い、ヘルプを利用することができます。

コントロール・センターのツールバーの詳細については、コントロール・センターのヘルプを参照してください。

AIX で DB2 コントロール・センターのヘルプ・ファイルを表示するには、HTML ブラウザーで ~/sqllib/doc/html/db2help/index.htm をオープンします。モバイル・デバイス管理センターのヘルプ・ファイルを表示するには、HTML ブラウザーで ~/sqllib/doc/html/db2help/dsysync/dsyhmsttfrm.htm をオープンします。

コンテンツ・ペイン・ツールバー


コンテンツ・ペインにおける同期オブジェクトおよび情報の表示を、要求に合わせて調整するには、コンテンツ・ペイン下のツールバーを使用します。

入力フィールド

ノートブックおよびウィンドウにおける必須フィールドは、赤色のボックスで囲まれています。オプション・フィールドは、青色のボックスで囲まれています。さらに、無効な情報を入力した場合は、システムはポップアップ・メッセージを出して警告します。

キーボードによるカスタム・コントロールへのアクセス

キーボードを使用して、グラフィカル・ユーザー・インターフェース上にあるコントロールにアクセスすることができます。次のコントロールは DB2 に固有のものです。

キーボードを使用して このプッシュボタンにアクセスするには、タブ・キーを使用してプッシュボタンを選択し、Enter キーを押してください。


[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 | 索引 ]