フォーマット・ストリングを使用すると、インポートする文書の日付、時刻、タイム・スタンプ、および数字のフォーマットを指定することができます。
日付、時刻、およびタイム・スタンプのフォーマット・ストリングを指定するには、以下のパターン文字を使用してください。
記号 |
意味 |
表示 |
例 |
G |
年号指定 |
(テキスト) |
AD |
y |
年 |
(数値) |
1996 |
M |
月 |
(テキストおよび数値) |
March および 03 |
d |
月のうちの日 |
(数値) |
15 |
h |
午前/午後の時刻 (1-12) |
(数値) |
12 |
H |
時刻 (0-23) |
(数値) |
0 |
m |
分 |
(数値) |
30 |
s |
秒 |
(数値) |
55 |
S |
ミリ秒 |
(数値) |
978 |
E |
曜日 |
(テキスト) |
Tuesday |
D |
年のうちの日 |
(数値) |
189 |
F |
月のうちの曜日 |
(数値) |
2 (7 月の 2 番目の水曜日) |
w |
年のうちの週 |
(数値) |
27 |
W |
月のうちの週 |
(数値) |
2 |
a |
午前/午後のマーカー |
(テキスト) |
PM |
k |
時刻 (1-24) |
(数値) |
24 |
K |
午前/午後の時刻 (0-11) |
(数値) |
0 |
z |
時間帯 |
(テキスト) |
Pacific Standard Time |
' |
テキストのエスケープ文字 |
(区切り文字) |
|
' ' |
単一引用符 |
(リテラル) |
' |
このパターンの文字のうち、A-Z 以外の文字は、引用符付きテキストとして扱われます。例えば、フォーマット・ストリング "mm/dd/yy" は "03/15/96" と表示されます。
テキスト表示文字の場合、省略形は 3 文字以下で表し、完全形は 4 文字以上で表してください。例えば、フォーマット・ストリング "dd MMM yyyy" は "15 Mar 1996" と表示され、"MMMM dd yyyy" は "March 15 1996" と表示されます。
数値表示文字の場合、フォーマット・ストリングの文字数は、表示される最小桁数を表します。それよりも短い数値の場合には、最小桁数に達するまでゼロが埋め込まれます。例えば、フォーマット・ストリング "h:mm a" では "6:30 PM" と表示されるのに対し、"hh:mm a" では "06:30 PM" と表示されます。
数字フォーマット・ストリングを指定するには、以下の記号を使用してください。
記号 |
意味 |
0 |
数字 |
# |
数字。ゼロは、数が存在しないことを表します。 |
. |
小数点を表すプレースホルダー |
, |
グループ化区切り文字を表すプレースホルダー |
; |
フォーマットの区切り |
- |
負を表すデフォルトの接頭部 |
% |
100 を掛けてパーセント単位で表示 |
ë |
1000 を掛けて千単位で表示 |
ñ |
通貨符号。通貨記号によって置き換えられます。二重に使用されている場合、国際通貨記号によって置き換えられます。パターン内で使用される場合、小数点の代わりに通貨用 10 進区切り文字を使用します。 |
X |
その他の任意の文字を接頭部または接尾部で使用することができます。 |
' |
接頭部または接尾部で特殊文字を引用するために使用します。 |
数字フォーマット・ストリングは、以下のコンポーネントを使用して入力してください。
コンポーネント |
定義 |
パターン |
パターンは、完全なフォーマット・ストリングです。列に正の値と負の値の両方が入る可能性がある場合には、パターンを 2 つのサブパターンで構成する必要があります。最初のサブパターンは正の数値のフォーマットを表し、2 番目のサブパターンは負の数値のフォーマットを表します。2 つを区切るために、2 番目のサブパターンの前に ";" を入れてください。例えば、フォーマット・ストリングとして "#00.0# ;-##0.0#" と入力することができます。 |
サブパターン |
サブパターンは、パターンの一部となる完全なフォーマット・ストリングです。サブパターンは正または負の数値のフォーマットを表します。サブパターンは、接頭部、整数、小数部、および接尾部の順に配置して構成することができます。 |
接頭部 |
接頭部は、列内のそれぞれの数値の前に付けられる 1 つまたは複数の文字です。接頭部は、値の一部として処理されることがないように、数字フォーマット・ストリングの中で指定する必要があります。数字および小数点以外の文字は、接頭部または接尾部に組み込む必要があります。例えば、サブパターン "$ ##0.0#" の中で、"$" は接頭部です。 |
接尾部 |
接尾部は、列内のそれぞれの数値の後に付けられる 1 つまたは複数の文字です。接尾部は、値の一部として処理されることがないように、数字フォーマット・ストリングの中で指定する必要があります。数字および小数点以外の文字は、接頭部または接尾部に組み込む必要があります。例えば、サブパターン "#0 yrs" の中で、"yrs" は接尾部です。 |
整数 |
整数は、数字ストリング内の、小数点の前にある数字で構成されます。整数の数字は "#" または "0" で表されます。桁数が固定されていないことを示すためには、数字記号の後に "*" を付けてください。 |
小数部 |
小数部は、数字ストリング内の、小数点の後にある数字で構成され、直前に "." が付きます。例えば、サブパターン "##0.0#" の中で ".0#" は小数部です。 |
数字フォーマット・ストリングでは、以下の形式の表記を使用することもできます。
表記 |
意味 |
* |
* の直前 (小数点の後にある場合) または直後 (小数点の前にある場合) にある要素と同じタイプの 0 個以上の要素を表します。例えば、フォーマット・ストリング "*#0.00" の場合、小数部の長さが 2 桁で、小数点の前の整数が少なくとも 1 桁であれば、列の数値は任意の長さでかまいません。フォーマット・ストリング "00.0#*" の場合の列の数値は、小数部が 1 桁以上で、整数の桁数は 2 桁になります。 |
1* |
1* の直前 (小数点の後にある場合) または直後 (小数点の前にある場合) にある要素と同じタイプの 1 個以上の要素を表します。例えば、フォーマット・ストリング "1*#0.00" の場合、小数部の長さが 2 桁で、小数点の前の整数が少なくとも 2 桁であれば、列の数値は任意の長さでかまいません。フォーマット・ストリング "00.0#1*" の場合の列の数値は、小数部が 2 桁以上で、整数の桁数は 2 桁になります。 |
| |
「いずれか 1 つ」の関係を表します。例えば、フォーマット・ストリング "*#0 (apples|oranges|bananas)" の場合、それぞれの値の数値の後に "apples"、"oranges"、または "bananas" が続きます。 |
/ |
「いずれか 1 つ」の関係を表します。例えば、フォーマット・ストリング "*#0 (apples/oranges/bananas)" の場合、それぞれの値の数値の後に "apples"、"oranges"、または "bananas" が続きます。 |
.. |
値が、.. の前の文字から、.. の後の文字までの間 (両端の文字を含む) の任意の文字であることを表します。例えば、フォーマット・ストリング "1..8" の場合、列の値は、1 から 8 までの間の任意の数値になります。 |
- |
値が、- の前の集合内の文字のうち、- の後の集合内の文字を除く、任意の文字であることを表します。例えば、フォーマット・ストリング "(1..12) - 7" の場合、列の値は、1 から 12 までの間の、7 以外の数値になります。 |
[] |
これで囲まれた要素がオプションであることを表します。 |
() |
要素をグループ化するために使用することができます。 |
<> |
これで囲まれた要素がリテラル・ストリングであることを表します。例えば、値の一部として " という文字を表示したい場合には、" を <"> と入力する必要があります。 |