IBM Rational Synergy version 7.1a readme
IBM Corporation
2009 年 11 月 6 日

このファイルには、IBM Rational Synergy 7.1a に関する最新の製品情報と更新情報が含まれています。

このファイルは、以下のセクションに分かれています。

目次


Rational Synergy に関する最新ニュースおよび情報に関しては、Web サイト http://www.ibm.com/software/rational/support/にアクセスしてください。



システム要件

Rational Synergy 7.1a を実行するには、お使いのコンピュータに以下のオペレーティング システムが、サポートされているロケールでインストールされている必要があります。

CPU と OS のバージョン

ロケール

サーバー

ユーザー インターフェイス

Sun SPARC
Solaris® 10

China zh_CN.GB18030
Japan ja
Korea ko
Taiwan zh_TW.BIG5

Informix

Synergy GUI
Synergy Classic CLI

IBM
AIX® 6.1

China Zh_CN
Japan ja_JP
Korea ko_KR
Taiwan Zh_TW

Informix

Synergy GUI
Synergy Classic CLI

Pentium または同等
Red Hat® Enterprise
Linux 5 (32- or 64-bit)

China zh_CN.gb18030
Japan ja_JP.eucjp
Korea ko_KR.euckr
Taiwan zh_TW.big5

Informix

Synergy GUI
Synergy Classic CLI

Pentium または同等
Windows® Server 2003
R2 (32- or 64-bit)

Chinese (PRC)
Chinese (Taiwan)
Japanese
Korean

Informix

Synergy GUI
Synergy Classic GUI
Synergy Classic CLI

Pentium または同等
Windows XP
Service Pack 2

Chinese (PRC)
Chinese (Taiwan)
Japanese
Korean

サポートされません

Synergy GUI
Synergy Classic GUI
Synergy Clssic CLI

Pentium または同等
Windows Vista Business (32-bit)、クライアントのみ

Chinese (PRC)
Chinese (Taiwan)
Japanese
Korean

サポートされません

Synergy GUI
Synergy Classic GUI
Synergy Classic CLI

本リリースは、アジア言語文字へのサポートを一部制約付きで提供します。制約については本ドキュメントに記述されています。

Windows 上の Synergy クライアントは、同じ Windows ロケールの Synergy サーバー、または同じ国の UNIX® ロケールの Synergy サーバーに接続できます。 UNIX クライアントは、同じ UNIX ロケール内の Synergy サーバーのみに接続できます。 たとえば、日本国内の Solaris サーバー(「ja」 ロケール)は、「ja」 Solaris クライアント、「ja_JP.UTF-8」Linux クライアント、および日本語 Windows クライアントからアクセスできます。

Chinese ロケールのクライアントから Japanese ロケールのサーバーへ接続するような、ロケールをまたがる接続はサポートされません。


最小ハードウェア要件

サーバーについての最小ハードウェア要件は以下のとおりです:

クライアントについての最小ハードウェア要件は以下のとおりです:


前提条件

Rational License Server TL 2.0 がインストールされていて、動作可能であること。

Rational Directory Server 5.0 がインストールされていて、動作可能であること。


制約事項

Rational Synergy リリース 7.1a には以下の制約事項があります。

推奨構成など、システム要件についての追加情報に関しては、Rational サポート ウェブ サイト http://www.ibm.com/software/awdtools/synergy/sysreqs を参照してください。


互換性のある製品

Rational Synergy 7.1a は以下の製品と互換性があります:

* Rational Change を Rational Synergy 7.1a と使用する場合は、IBM Rational Information Center の Rational Change 5.2 readme を参照して、手動の手順を行ってください。

Rational Synergy 7.1a は DCM に関して以下のバージョンと互換性があります:

Rational Synergy 7.1a との DCM 互換性をサポートするために、以前のリリースの Synergy にパッチが必要になります。 Rational サポート ウェブ サイトを確認して最新情報を入手してください。


DCM と DCS


Rational Synergy 7.1a のインストール

IBM Passport Advantage にログインして、プラットフォーム固有の Rational Synergy インストール イメージをダウンロードするか、メディアキットを要求してください。

インストールの詳細については、『IBM Rational Synergy インストールガイド』を参照してください。このドキュメントは、IBM Rational Information Center で入手できます。


Rational Synergy 7.1a のライセンスの取得

Rational Synergy 7.1a は、IBM Rational License Server TL を使用します。 IBM Rational License Server TL は、旧 Telelogic 製品のライセンスを管理する FLEXlm ベースのライセンス サーバーです。

最新の Rational License Server TL をインストールして、新しいライセンスを要求してください。



Rational Synergy アジア向け製品リリースの機能

以下のセクションでは、Synergy 7.1a を含む Rational Synergy アジア向けリリースで使用可能な製品の機能について簡単に説明します。


文字セット

本リリースは Unicode 5.1 標準文字のサポートを提供します。サポートされている Unicode セット内の文字を表示する機能は、お使いのオペレーティング システム設定およびフォントに依存します。Rational Synergy はフォントを提供しません。


メタデータにおけるアジア言語文字のサポート

Rational Synergy は、以下の箇所を含むほとんどの属性においてアジア言語文字サポートします。

Rational Synergy のダイアログ内で IME(Input method editor)を有効にできます。したがって、IME がサポートする範囲の文字は入力可能です。 IBM Rational は、オペレーティング システム ベンダーが提供する標準の IME を使用して Rational Synergy の検証を行いました。 それ以外の他社製品の IME ではテストを行っていません。

Rational Synergy では、特定の状況において、文字列やテキスト属性の内容の表示や編集のために、外部のビューアーとエディタを使用できます。 たとえば、Rational Synergy Classic の[Task Browsing]ダイアログには[Edit]ボタンがあり、[Task Description]を編集できます。 コマンドラインにも、同様な機能が提供されています。 たとえば、"ccm attr -m" コマンドを使用して、通常の権限チェックの下で、任意のテキスト属性値を編集できます。 すべての場合において、外部のビューアーおよびエディタに送信されるテキストは、デフォルトのシステム エンコーディングでコード化され、エディタから返されるテキストは同じエンコーディングであると想定されています。 つまり、多くの場合、他のロケールからの文字はこのはたらきによって失われるか変更されます。 たとえば、中国語文字と日本語文字の両方を含む属性は、Shift JIS エンコーディングである日本語システム上では "ccm attr -m" コマンドを使って編集できません。 中国語文字は、失われるか、または無効な日本語文字で置き換えられます。

Rational Synergy ファイルと属性のエンコーディングに関する情報については、ファイル エンコーディングの項を参照してください。


ソースファイル中のアジア言語文字のサポート

Rational Synergy アジア向けリリースでは、ソースファイル内におけるアジア言語文字の使用をサポートします。

Rational Synergy にバンドルされたグラフィック比較/マージ ツール(Synergy の比較/マージ機能)は、アジア言語文字を含むソースファイルをサポートします。 詳細については、比較/マージの項を参照してください。

ソースファイルについては、広範囲のエンコーディングがサポートされていますが、UTF-16 と UTF-32 に関する情報について下記を参照してください。 また、キーワード拡張(Keyword Expansion)に関する制約を確認してください。 ASCII と互換性のないエンコーディング(EBCDIC など)のファイルは、バイナリ タイプとして定義しておく必要があります。 Rational Synergy ファイルと属性のエンコーディングの詳細については、ファイル エンコーディングの項を参照してください。

Rational Synergy で使用するエディタが特定のエンコーディングを処理できることを確認するのは、ユーザーの責任となります。 一部のエディタではファイルのオープン時と保存時にエンコーディングを指定できますが、エディタによっては、ファイルのエンコーディングとしてデフォルトのシステム エンコーディングのみを想定しているものもあります。ご注意ください。

ある特定のエンコーディングを使ったファイルについては、ascii サブタイプを持つソース ファイルでもバイナリとして扱われることがあります (UTF-16 または UTF-32 エンコーディングのファイルについては、ほとんどすべてがそうなります)。 これは、オブジェクトの Rational Synergy タイプは asciiascii のサブタイプだが、内部的に Rational Synergy はそのファイルをバイナリとして扱う、ということを意味します。 あるファイルがバイナリとして扱われるのは、null バイト、Control-Z、またはその他の大量の非印刷文字がある場合です。 UTF-16 や UTF-32 のファイルが多くの場合バイナリとして扱われるのは、大量の null バイトを含む可能性が高いためです。 バイナリとして扱われるファイルについては、以下のような条件が付与されます。


比較/マージ

グラフィック Synergy 比較/マージ ツールは、数多くのファイル エンコーディングをサポートします。 ツールを最初に起動したときに、ホームプロファイル ディレクトリにある .ccm_merge.enc ファイルにエンコーディングのリストを作成する許可を求めてきます。 そのリストを使うと、比較またはマージを開始するときにファイル エンコーディングを選択できます。 リストを小さくとどめたい場合は、.ccm_merge.enc ファイルを編集してメニュー項目からエンコーディングを削除し、比較/マージツールを再起動します。 リスト全体を復元したい場合は、一度 .ccm_merge.enc ファイルを削除します。

マージまたは比較対象のファイルについて不適切なエンコーディングを選択した場合は、ツールはそれを検知してユーザーにプロンプトし、他のエンコーディングを選択するように指示します。 誤ったエンコーディングであることをツールが自動検知しない場合や、画面上に不正な文字が表示された場合は、ツールを再起動して正しいエンコーディングを明示的に選択し直します。

Synergy の比較/マージツールは、異なるエンコーディングのファイルについては、マージおよび比較をサポートしません。

ツールがホームプロファイル ディレクトリに作成するもう 1 つのファイルは、.ccm_merge.dat です。 このファイルには、直近に使用されたエンコーディングを含むデフォルトの設定が保存されます。 .ccm_merge.dat ファイルを編集して、デフォルトの比較/マージ設定を変更することも可能です。


ファイル エンコーディング

Rational Synergy が標準出力および標準エラー出力ストリームにテキストを書き出す場合、システムのデフォルト エンコーディングが使用されます。 Rational Synergy が標準入力ストリームからテキストを読み込む場合は、システムのデフォルトエンコーディングが使用されていると想定して処理します。 したがって、多くのエンコーディングでは、CLI を使用するスクリプトが複数のロケールからの属性値を取り扱えない可能性があります。 これは、複数のロケール、たとえば中国語と日本語など、の特定の文字を同時には表現できないためです。

Windows では、プログラムはコマンドライン パラメータをデフォルトのシステム エンコーディングか、または Unicodeで読み込みます。 Unicode でパラメータを読み込むプログラムは、複数ロケールからの文字列を取り扱えます。 デフォルトのシステム エンコーディングを使用するプログラムは、通常単一のロケールのみを取り扱います。

UNIX では、コマンドライン パラメータのエンコーディングは、現在のロケールのエンコーディングのみです。 エンコーディングが Unicode(たとえば UTF-8 など)の場合は、複数ロケールからの文字を正しく取り扱えます。 現在のロケールのエンコーディングが Unicode でない(たとえば EUC など)場合は、プログラムは単一のロケールからのコマンドライン文字のみしかサポートできません。

ソースファイルは、エディタ、ビューア、マージツールなどに対して非変換のバイトストリームとして送受されます。 ソースファイルの実際のエンコーディングと一致するツールとツール オプションの選択は、ユーザーの責任で行われます。

Rational Synergy は、自分用のシステムファイルのエンコーディングとして、特定のエンコーディング、つまり UTF-8 またはシステムエンコーディングを前提としています。 7 ビットの ASCII 文字のみを含むファイルは、UTF-8 と Shift_JIS などのシステムエンコーディングの両方と互換であることに注意してください。

ccm_home/etc/ccm.properties
ccm_home/etc/ccm.help.file.properties
ccm_home/etc/ccm.server.properties
ccm_home/etc/ccm.ini
ccm_home/etc/om_hosts.cfg
ccm_home/etc/ignored_file_patterns
database/db/MDL_INFO
database/etc/dcm*.txt
database/lib/Unix/migrate.rul
database/lib/Windows/migrate.rul
database/lib/notify/*.tpl
database/pt/attrange.dft

ccm_home/bin ディレクトリ以下にあるすべてのファイル
database/bin ディレクトリ以下にあるすべてのファイル
database/db/DBINFO
database/etc/NTftp.in
database/etc/Unixftp.in

database/lib/notify/Unix ディレクトリ以下にあるスクリプト
database/lib/notify/Windows ディレクトリ以下にあるバッチファイル

ccm_home/etc/remexec.cfg
ccm_home/etc/ccminit
ccm_home/etc/ccm_locales.map
ccm_home/etc/ccm.svm.properties
ccm_home/etc/javatoolargs
ccm_home/etc/system_info.txt
ccm_home/etc/trusted_clients
database/lib/ccminit
database/lib/notify/Unix/*.def
database/lib/notify/Windows/*.def


ロケールとエンコーディングのマッピング

Rational Synergy は、ロケールとエンコーディングについて、複数の名前または別名をサポートします。 たとえば、日本においてはロケールとして「ja_JP.eucJP」といった完全名ではなく、より簡便な名称である「ja」を使ってログインすることが多いでしょう。 Rational Synergy は、こういった別名のうち一般的な形式のものを掲げた表を内部に保持しています。 そして、必要に応じてそのリストを拡張する方法も提供しています。

有効な synergy_encodingsUTF8BIG5eucJPEUC-KRSJISGB18030 です。 エンコーディングの詳細については、サポート ウェブ サイトにて、テクニカル ノート "Encoding Translations" を参照してください。


エンコーディングの変換

Rational Synergy は、同一のソースファイルに対して、異なるエンコーディングをサポートします。 この機能によって、ソースファイルは格納場所に合ったエンコーディングを使用することができます。 各オブジェクトについて 3 種の異なるエンコーディングを指定できます、 つまり、サーバーのエンコーディング、Windows ワークエリアのエンコーディング、UNIX ワークエリアのエンコーディングです。 この指定によって、ファイルが特定の場所から別の場所にコピーされる際に適切なエンコーディングの変換が行われます。 この機能を有効にするためには、以下の 2 つの属性の設定が必要です。

encoding_conversions 属性は、モデルオブジェクトに設定します。 この属性が TRUE に設定されると、そのデータベースについて複数エンコーディング機能が有効になります。 この属性が存在しないか、FALSE に設定されていると、データベースについてこの機能が有効にはなりません。

encoding_rules 属性は、オブジェクトタイプに設定します。 この属性は、ファイルがクライアントとサーバー間でコピーされるときにエンコーディング変換を起動するために指定します。 encoding_rules 属性は以下の形式を取ります。

Server-encoding:encoding
Unix-wa-encoding:encoding
Windows-wa-encoding:encoding

UNIX および Windows ワークエリア エンコーディングの指定はオプションです。 encoding は、iconv のような標準のエンコーディング変換プログラムが認識可能な、文字エンコーディング名である必要があります。 エンコーディングについてさらに詳細な情報が必要な場合は、サポート ウェブ サイトにて、テクニカル ノート "Encoding Translations" を参照してください。


制約事項

このセクションでは、アジア文字がサポートされない機能領域について説明します。 この機能領域においては Rational Synergy 7.1a ではベースである 7.1 の機能性を完全には提供しません。 また、製品の使用にあたってのその他の問題点も説明します。

ASCII に限定される文字列

一部の文字列またはテキストフィールド/値では、制御文字以外(ただし空白文字は含む)の 7 ビット ASCII 文字のみがサポートされます。 この制限の適用されるフィールドと値は以下の通りです。

命名規則と制限

一部の文字は、オペレーティング システム、INFORMIX、または Rational Synergy によって区切り文字として予約されており、オブジェクト名としては使用できません。たとえば、コロン(:)、スラッシュ(/)、バックスラッシュ(\)文字などは、オブジェクト名に使用できません。 プロジェクト名にタブを含むことは許されません。 詳細については、Rational Synergy ヘルプと『IBM Rational Synergy 管理者ガイド』を参照してください。

Rational Synergy は、名前やその他の文字列についてその長さに制約を設けています。 この長さ制約は、文字数ではなくバイト数で示されます。 一部のエラーメッセージは、この長さ制約を文字数として説明していますが、それは正しくありません。 あくまでバイト数として解釈してください。 すべての文字列は、Rational Synergy の内部では UTF-8 として保持されています。 したがって、アジア文字の長さ制約は、通常はバイト数の長さ制約の約 3 分の 1 となります。 たとえば、オブジェクト名の長さは最大で 155 バイトであり、これは 51 個のアジア文字に相当します。バージョン文字列は最大で 32 バイトであり、10 個のアジア文字に相当します。

パスワードへのアジア文字の使用

オペレーティング システムの制限により、rexec を使用して Windows から UNIX へのリモート セッションを起動する場合、パスワードには ASCII 文字しか使用できません。 パスワードに非 ASCII 文字がある場合は、UNIX データベース上で ESD を使用して Windows セッションを起動する必要があります。 リモートセッションの開始についてのこの制約は、DCM 自動受取りにも適用されます。 IBM は、DCM 自動受取り機能を使用する場合は ccm_root のパスワードを ASCII 文字のみに限定することを推奨します。

日付の取り扱い

CLI および Rational Synergy Classic では、クエリやタスクの完了予定ダイアログなどにおける日付入力については、以下の形式のみがサポートされます。

Rational Synergy は、ロケールごとに適切な形式のカレンダー ウィジェットをサポートします。ただし暦の種類は、グレゴリオ暦のみです。

日付出力のデフォルト表示形式は、YYYY/MM/DD です。 CCM_DATETIME_FMT 環境変数を使用して、他の日付表示形式を選択することもできます。 ただし、非数値型の日付形式は常に動作するとは限りません。また、非数値型の日付形式は日付入力域にコピーできません。

移行に関する制約事項

任意のエンコーディングのソースのプレーン ファイルからの移行(マイグレーション)は、サポートされています。 SCCS、RCS、CVS、PVCS のアーカイブからの移行はサポートされません。

キーワード展開

Rational Synergy 7.1a では、ソースファイルにおけるキーワード展開(Keyword expansion)機能は、新しいモデル属性 keyword_expansion の設定によって、デフォルトで無効になっています。

キーワード展開は、このモデル属性を TRUE に設定することで有効化できます。

ccm attr -c keyword_expansion -f -t boolean -v TRUE base-1:model:base

キーワード展開は、この属性を削除するか、FALSE に設定することで無効化できます。

ccm attr -c keyword_expansion -f -t boolean -v FALSE base-1:model:base
または
ccm attr -d keyword_expansion base-1:model:base

キーワード展開によって挿入される文字列は、対象のソースファイルのエンコーディングにかかわらず、常に UTF-8 あることに注意してください。 ソースファイルが UTF-8 を使用している場合、または、キーワード展開によって生成された文字列が常に 7 ビット ASCII である場合には、正しく動作します。

しかし、ソースファイルが UTF-8 以外のエンコーディングを使用している場合、およびキーワードによって置き換える値がアジア文字や非 ASCII 文字を含む場合は、キーワード展開は無効な結果を生成します。

空白文字を含む名前をもつソースファイル内でのキーワード展開は、コンパイル時に文法エラーを引き起こします。 ソースコードのファイル名に空白文字を使用しないか、キーワードをコメントアウトまたは削除してください。

Import コマンドと Export コマンド

ccm import コマンドと ccm export コマンドは、本リリースではサポートされません。

Informix Archive コマンドと Restore コマンド

ccmsrv archive コマンドと ccmsrv restore コマンドは、本リリースではサポートされません。

ObjectMake

ObjectMake は、本リリースではサポートされません。

ACcent および GUILD のカスタマイズ

ACcent および GUILD のカスタマイズは、本リリースではサポートされません。 カスタム データベース パックファイルは提供されません。 GUILD ファイルは 7 ビット ASCII 文字のみをサポートするため、ローカライズ用には使用できません。



バージョン 7.1a の新機能

リリース 6.6a からの変更点は以下のとおりです。詳細については、各セクションを参照してください。

重要! Rational Synergy 7.1a にアップグレードする前に、本 readme と『IBM Rational Synergy アップグレード ガイド』の付録 B の内容をよく読んでください。


パフォーマンスの改善

Rational Synergy リリース 7.1a の主要な改善点は、WAN(Wide Area Network)でのアクセスにおけるパフォーマンスの改善です。 この改善によって、世界各地に分散した開発チームのメンバーは、複雑で管理の手間がかかるデータ複製を行わなくても、中央 Synergy サーバーにアクセスして作業ができるようになります。

パフォーマンス改善を最も強く体感できるのはユーザーが遅延の大きいネットワークを使用している場合ですが、大半の LAN(Local Area Network)ユーザーもこの改善を享受できます。

パフォーマンスの改善の目的で、Rational Synegy 7.1a では "ウェブモード" という新しい通信アーキテクチャを導入しました。 Synergy セッションは、6.6a と同等であるトラディショナルモードか、より高速で WAN ユーザーおよび遠隔ユーザーに適したウェブモードのどちらかで開始できます。


ウェブ モード

ウェブ モードとトラディショナル モードは、操作面ではほぼ同等です。相違点は以下で説明します。

ユーザーの大半はウェブ モードを使用して作業が行えます。 トラディショナル モードは、管理者とマイグレーションを実行するユーザー向けです。

トラディショナル モードは、将来のリリースで段階的に廃止される予定ですが、リリース 7.1a ではアップグレードのリスクを最小化するために用意されています。ウェブ モードが適さないと判断したユーザーは、当面はトラディショナル モードを使用できます。

このアーキテクチャの詳細については、『IBM Rational Synergy管理者ガイド』を参照してください。


Rational Directory Server(RDS)を使用したユーザー認証

ウェブ モードのユーザーは、LDAP ディレクトリ サービスである RDS を使用して認証されます。 (以前のリリースでは、RDS は TDS(Telelogic Directory Server)という名称でした)

RDS のインストールとユーザー定義は、IBM Rational Change のような他の製品との間で共有できます。 ウェブ モードのユーザーは、アクセスしたい Synergy データベースにもユーザーとして登録する必要があります。 この登録によって、ユーザーはデータベース上にセッションを開始できます。 また、各データベースでのユーザーのロールの定義も行われます。

ウェブ モードのユーザーについて、サーバー上にオペレーティング システム(OS)アカウントを作成する必要はありません。 ウェブ モードは、頻繁に変更される可能性のある遠隔ユーザーやオフショアのユーザーに適しています。 なぜなら、ユーザーの追加について、システム管理者の手を借りなくても RDS と必要な Synergy データベースに追加するだけで済むからです。

トラディショナル モードのユーザーについては、以前のリリースと同様に OS 認証が行われます。 トラディショナル モードは、管理者とローカルの長期使用ユーザーに適しています。

ウェブ モードを開始するユーザーでは、UNIX の ESD(Engine Start Daemon)サービスは、不要になりました。 トラディショナル モードのユーザーがファイア ウォールを通してサーバーをアクセスする必要がある場合、または Rational Change を実行している場合は、サーバー上で ESD を実行する必要があります。 ウェブ モードのユーザーは、セッションを開始する際に ccm.ini ファイルに engine_daemon=true オプションを設定しないでください。

ウェブ モードのユーザーは、セッション開始時に常にパスワードを入力する必要があります。 Windows クライアント ユーザーでパスワードを指定せずにセッションを開始できる、"信頼されたユーザー"(trusted user)の機能は、ウェブ モードではサポートされていません。スクリプト内でのパスワードの使用方法については、「新しいコマンドライン インターフェイス(CLI)」の項の「セッションの開始と管理」を参照してください。

ユーザー認証の詳細については、『IBM Rational Synergy 管理者ガイド』を参照してください。


ウェブ モードの管理機能サポート

デフォルトで、1つの CCM サーバーがすべての Rational Synergy データベースを処理できます。 大量のユーザーをサポートするにあたってスケーラビリティを向上させるために、別の物理サーバー上に追加の CCM サーバーを作成して異なる Rational Synergy データベースの処理を行わせることができます。 すべてのバックエンド Rational Synergy セッションは、CCM サーバーをホストしている物理サーバー上で実行されます。 (注:1 つのデータベースから見ると対応する CCM サーバーは 1 つだけです)

Rational Synergy 7.1a では、CCM サーバーと Rational Synergy データベースの対応関係の管理方法が以下のように改善されました。

Rational Synergy エンドユーザーは、RDS パスワードをRational Synergy CCM サーバー 経由で変更できるようになりました。 CCMServerAddress/user URL をアクセスしてください。


新しいワークエリア

ワークエリアを管理するプログラムは、ウェブモードに対応してより効率的で高速になるように書き直されました。 トラディショナル モードでは以前のリリースと同様の手法でワークエリアの管理が行われます。

新しいワークエリアと従来のワークエリアは動作の点ではほぼ同じです。 ファイルシステム内のデータは同じなので、必要に応じてウェブ モード(新しいワークエリア)とトラディショナル モード(従来のワークエリア)を切り替えることもできます。 新しいワークエリアに問題がある場合のワークアラウンドとしてトラディショナル モードを使用できます。

重要! ある 1 つのワークエリアについて一時点でウェブ モードとトラディショナル モードの両方を実行することはできません。


コンポーネントベース開発のサポートの改善

Rational Synergy のコンポーネントベース開発をサポートするために以下の点が改善されました。


新しいコマンドライン インターフェイス(CLI)

Rational Synergy 7.1a は、ウェブモードのユーザーのために、Synergy CLI という名称の新しい CLI を提供します。

以前のリリースの CLI に変更はありませんが、名称は Classic CLI に変更されました。 この CLI は、トラディショナルモードと従来のワークエリアで動作します。 Classic CLI がまだ使用可能なので、現時点ですべてのスクリプトの Synergy CLI へのポーティングを急ぐ必要はありません。 (ただし、将来的には Classic CLI が廃止される予定であることに注意してください)

重要! ウェブモードの GUI セッションで管理しているワークエリアで実行するスクリプトがある場合、そのスクリプトは Synergy CLI を使用するように修正する必要があります。 ウェブモードのワークエリアとトラディショナルモードのワークエリアは互換性がありますが、ウェブモードとトラディショナルモードを同一のワークエリアに対して同時に実行すると、データ損失を招く可能性があります。

Synergy CLI は、ClassicCLI の機能の一部がまだ含まれていませんが、多くの面で従来よりも優れています。 Classic CLI よりも高速で、一貫性に優れ、フォーマッティング機能が改善され、新しいコマンドも提供しています。

Synergy CLI は、可能な限り Classic CLI との後方互換性を維持しているので、スクリプトの多くは修正なしで実行できます。 ユーザー向けのメッセージは改善されましたが、プログラム向けのメッセージ(スクリプトによって読み取られ処理されるようなメッセージなど)は変更されていません。

Rational Synergy 7.1a では、Synergy CLI 用の新しいヘルプが提供されています。 このセクションの説明の詳細については、この Synergy CLI ヘルプを参照してください。

セッションの開始と管理

Synergy CLI を開始するには、ccm start コマンドで-s (サーバー)フラグを使用し、値として CCM サーバーの URL を指定します。 以下の例を参照してください。

$ ccm start -d database_path -s http://galaxy:8400 -password

デフォルトで、UNIX 上でも Synergy CLI ではパスワードが必要です。 これは、ウェブモード セッションは RDS によって認証処理が行われるためです。 ccm set_password コマンドを使用すると、パスワードをユーザーのホームディレクトリの暗号化したファイルに保存できます。 このファイルが存在してユーザーがパスワードを指定していない場合は、Rational Synergy はこのファイルからパスワードを取得します。 ccm start -fpw file コマンドを使用すると、Rational Synergy に指定したファイルからパスワードを読み取らせることができます。

現在どの種類のセッションを実行中なのかを判別するには、ccm status コマンドを使用します。 Classic CLI セッションでは、"Classic Command Interface" と表示され、Synergy CLI セッションでは、"Command Interface" と表示されます。 以下の例を参照してください。

$ ccm status
Sessions for user fred:

Graphical Interface @ sirius:51765:192.168.22.33
Database: /vol/ccmdb/mydb/db

Private Session @ sirius:51771:192.168.22.33
Database: /vol/ccmdb/mydb/db

Classic Command Interface @ sirius:61029:192.168.22.33
Database: /vol/ccmdb/mydb/db

Command Interface @ sirius:52515:192.168.22.33 (current session)
Database: /vol/ccmdb/mydb/db

Current project: 'commons,fred'

("Private Session" は、トラディショナル モードの Synergy GUI セッションで使用しているバックエンド セッションを意味します。 "Private Session" は Synergy GUI 専用のセッションですので、このセッションに向けてコマンドを発行しないでください)

コマンド

Synergy CLI では以下のコマンドが利用できます。(Classic CLI の同じコマンドとほぼ同一の動作をします)

alias attr baseline candidate
cat change_type checkin checkout
checkpoint conflicts copy_project copy_to_file_system
create dcm delete delimiter
diff dir edit finduse
folder folder_template groups history
ln ls make merge
move process_rule project project_grouping
project_purpose properties query reconcile
relate release set show
soad soad_scope start stop
sync task type undo_update
unrelate update unalias unset
unuse use view work_area

このリストに記載されたコマンドの他に、Synergy CLI では以下の 4 つの新しいコマンドが導入されています。

以下のコマンドは、以下のオプション以外は Synergy CLI で使用できます。

ccm baseline コマンドは、コンポーネント タスクの作成、表示をサポートするように機能拡張されました。

ccm dcm コマンドには、新しいオプション、-mark_up_to_date-recompute -releases が提供されました。 詳細については、ヘルプを参照してください。

ccm finduse コマンドは、新しいオプションであるフォルダ、フォルダテンプレート、変更依頼用に機能拡張されました。 また、ある特定のオブジェクトを使用しているプロセルルールを検索するための新しいスコープが追加されました。

ccm folderccm folder_templateccm task -query サブコマンドは、コンポーネント タスク用の便利なクエリをサポートするように機能拡張されました。

ccm groups コマンドに新しい -unassign オプションが追加されました。 詳細については、ヘルプを参照してください。

ccm process_rule -copy_baseline_rules_only コマンドが実装され、ベースライン ルールの他のプロセスルールへのコピーがサポートされるようになりました。

ccm project コマンドの動作が変更されました。 詳細については、ヘルプを参照してください。

さまざまなオブジェクトの情報の表示形式が以下のように拡張されました。

以下の ccm コマンドは、Synergy CLI ではまだ使用できません。 これらのコマンドの大半は管理作業用です。これらのコマンドを実行するには、Classic CLI を使用してください。

archive_fix clean_cache clean_up collapse
db_udpate depend expand export
fs_check help import license
migrate resync typedef users
win_fixup

ccmdbccmsrvccmadm コマンドは、Synergy CLI の一部ではありませんが、以前のリリースと同様の形で使用可能です。

ccm bindsite コマンドのような "3.2 コマンド" は、Synergy CLI では使用できません。 これらのコマンドは、デフォルトでは定義されていませんが、以前のリリースにおいて技術サポートからの指示にしたがってお使いの .ccminit ファイルに設定している可能性があります。

サポート対象外になった機能

以下の機能は Synergy CLI ではサポートされません。将来サポートされる予定もありません。

コマンド フォーマット

Synergy CLI は、クエリやクエリに類似したコマンドの出力について、Classic CLI よりも優れたフォーマット オプションを提供し、見やすい書式のレポートを出力できます。 以下は利用可能なフォーマット オプションの一例です。

詳細については、ヘルプを参照してください。

オプション、プリファレンス、設定

Classic CLI は、プリファレンスをデータベース、インストール ディレクトリの ccm.ini ファイル、およびユーザーのホームまたはルート ディレクトリの ccm.ini ファイルから読み取ります

Synergy CLI は、プリファレンスをデータベース、インストール ディレクトリの ccm.properties ファイル、およびユーザーのホームまたはルート ディレクトリの ccm.properties ファイルから読み取ります。 インストール ディレクトリの ccm.properties ファイルを見て、何を設定できるかを確認してください。 コマンド出力書式オプションなど数多くのオプションが利用できます。 Classic CLI でサポートされていたプリファレンスの一部は Synergy CLI では利用できません。

オブジェクト仕様

Synergy CLI ではすべてのタイプのオブジェクトを識別するための完全で一貫した構文を用意しています。 すべてのコマンドにわたり、さまざまな仕様を一貫して使用できます。 詳細についてはヘルプを参照してください。

対話モードと個別操作モード(piped mode)

Classic CLI では ccm プログラムを実行し、ccm> プロンプトに対して対話的にコマンドを入力したり、ccm source コマンドを使用してファイルからコマンドを読み取って実行できます。 この後者の仕組みを使用すると ccm プロセスをコマンドごとに起動するコストを回避できるため、パフォーマンスの観点から一部のスクリプトやプログラムの内部で使用されています。 このモードは Synergy CLI ではまだ使用できません。

コンピュータ間セキュリティ上の制限

Classic CLI は、ユーザーが他のコンピュータで実行されている CLI に対してコマンドを発行することを許可します。 これを実現するために、非推奨の .rhosts ファイルを認証用に使用しています。

Synergy CLI ではこの機能はサポートされません。Synergy CLI セッションの起動後、すべてのコマンドは ccm start コマンドが実行されたマシン上で発行される必要があります。 これによって、コマンドを発行したユーザーは確実にセッションをアクセスする許可を得ていることになります。

標準入出力(stdout)、標準エラー出力(stderr)、リターン ステータス

Classic CLI では、すべての出力が標準出力に向かいます。 Synergy CLI では、正常な結果と進捗メッセージは標準出力に向かい、エラー メッセージは標準エラー出力に向かいます。 新しい CLI を使ったスクリプトをコーディングする場合、標準出力だけではなく標準エラー出力からも出力を取り出してください。

Synergy CLI は、より一貫したコマンドのリターン ステータスを返します。 以下のステータス値が使用されます。

戻り状態... 意味
0 成功
1、2、3 無効なコマンド構文、または無効なオプション、または無効な引数
4、8 実行中のエラー
5 コマンドは実装されていません
6 クエリが結果を返しません
7 コマンドの使用法を表示

Classic CLI スクリプトの Synergy CLI への変換

技術サポートサイトにて、Classic CLI スクリプトの Synergy CLI への変換に関するドキュメントを参照してください。


Synergy グラフィック ユーザー インターフェイス(GUI)の変更

Synergy GUI は、ウェブ モードまたはトラディショナル モードで起動できます。 本ドキュメントで説明している点以外は、すべての機能面で同等です。

Synergy GUI をウェブ モードで開始するには、開始ダイアログの[サーバー]フィールドに CCM サーバーのURLを指定します。 ここにホスト名を入力すると、セッションはトラディショナル モードで起動されます。(Classic GUI はトラディショナル モードでのみ実行されます)

Synergy GUI は画面の右下隅にサーバー名またはホスト名を表示します。 URL は、実行中のセッションがウェブ モードであることを示し、ホスト名は実行中のセッションがトラディショナル モードであることを示します。

Synergy GUI のその他の変更点


Windows クライアントのデプロイメント

Rational Synergy Windows クライアント ユーザーは、Rational Synergy デプロイメント機能を使用して Rational Synergy クライアントをインストール、パッチできるようになりました。 Windows デスクトップでの管理者権限は不要になりました。

Rational Synergy をインストールしているユーザーが管理者権限を持っている場合は、Rational Synergy クライアントは、ローカルマシン上のすべてのユーザーにインストールされ、 その後クライアントを更新するには、エンドユーザーに管理者権限が必要になります。これが以前のリリースでのクライアントの動作でした。

Rational Synergy をインストールしているユーザーが管理者権限を持っていない場合は、Rational Synergy クライアントは、カレント ユーザーのみにインストールされます。 レジストリエントリは、HKEY_LOCAL_MACHINE ではなく HKEY_CURRENT_USER になりました。これによって、Rational Synergy デプロイメント機能を使用してユーザーは自動でサーバーからの自分のクライアントの更新、パッチをできるようになりました。

注意:Windows Vista には自動デプロイメントを抑止するような追加のセキュリティ制約があります。


新しいアーカイバ

Rational Synergy 7.1a では、新しいアーカイバを使用してソースファイルをアーカイブします。 この新しいアーカイバは、スケーラブルで信頼性があり高速です。また ASCII とバイナリの両方のデータタイプに対して使用できます。 この変更について管理者以外のすべてのユーザーは意識する必要はありません。

Rational Synergy 7.1a から、高速なファイルのチェックインを目指してアーカイブが非同期的に行われるようになりました。 チェックイン時に、ソースファイルについてワークエリアと Rational Synergy サーバーの間で同期が取られますが、チェックイン操作はファイルのアーカイブの完了を待ちません。 この方法によって、チェックインのパフォーマンスは、特にサイズの大きいファイルについて向上しました。

すべての関連ツールとコマンド、たとえば ccm clean_cacheccm archive_check、は、新しいアーカイバおよび非同期のアーカイブとともに適切に動作するように修正されました。

各データベースにはそのデータベースの全ユーザーがチェックインしたファイルのアーカイブを専用に行うバックエンド セッションが 1 つあります。 管理者は CCM サーバーを設定して、特定のデータベースについてアーカイブ専用セッションであるバックエンドセッションの数を増やすことができます。 CCM サーバーの構成については。『IBM Rational Synergy 管理者ガイド』を参照してください。


IBM 標準への準拠

Rational Synergy release 7.1a は、製品の品質の確保と知的財産の保護を目的に IBM の技術的要件、法的要件、市場要件に準拠しました。

IBM 標準への準拠のための Rational Synergy 7.1a の更新過程で以下の点が変更されました。


Rational Synergy 7.1a へのアップグレード

Rational Synergy 7.1a は多くの改善点と内部変更を伴ったリリースです。 『IBM Rational Synergy アップグレードガイド』で説明しているように、アップグレードの前には、テストを十分に行ってください。

Rational Synergy 7.1a は、アップグレード過程で使用する新しいユーティリティを提供します。 詳細については、『IBM Rational Synergy アップグレードガイド』の付録 B を参照してください。

重要! アップグレードの前に、『IBM Rational Synergy アップグレード ガイド』の付録 B の内容をよく読んでください。



既知の問題

既知の問題の最新の一覧は、IBM サポート サイトから入手してください。


解決された問題

Rational Synergy 7.1a で解決された問題の一覧は、IBM サポート サイトから入手してください。


サポートへの問い合わせ

Rational サポートの概要については、以下のサイトを参照してください。 http://www.ibm.com/software/rational/support/telelogic/
各地域でのサポート連絡先については、このサイトで提供しているガイドを参照してください。




特記事項

本書は米国 IBM が提供する製品およびサービスについて作成したものであり、 本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合があります。日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM の営業担当員にお尋ねください。本書で IBM 製品、プログラム、またはサービスに言及していても、その IBM 製品、プログラム、または サービスのみが使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の 製品、プログラム、またはサービスを使用することができます。 ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの 評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。

IBM は、本書に記載されている内容に関して特許権 (特許出願中のものを含む) を保有している場合があります。本書の提供は、お客様にこれらの特許権について 実施権を許諾することを意味するものではありません。 実施権についてのお問い合わせは、書面にて下記宛先にお送りください。

〒106-8711
東京都港区六本木 3-2-12
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法務・知的財産
知的財産権ライセンス渉外

以下の保証は、国または地域の法律に沿わない場合は、適用されません。
IBM およびその直接または間接の子会社は、本書を特定物として現存するままの状態で提供し、 商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保責任を含むすべての明示 もしくは黙示の保証責任を負わないものとします。国または地域によっては、法律の強行規定により、保証責任の制限が 禁じられる場合、強行規定の制限を受けるものとします。

この情報には、技術的に不適切な記述や誤植を含む場合があります。 本書は定期的に見直され、必要な変更は本書の次版に組み込まれます。 IBM は予告なしに、随時、この文書に記載されている製品またはプログラムに対して、 改良または変更を行うことがあります。

本書において IBM 以外の Web サイトに言及している場合がありますが、 便宜のため記載しただけであり、決してそれらの Web サイトを推奨するものでは ありません。それらの Web サイトにある資料は、この IBM 製品の資料の一部では ありません。それらの Web サイトは、お客様の責任でご使用ください。

IBM は、お客様が提供するいかなる情報も、お客様に対してなんら義務も負うことのない、 自ら適切と信ずる方法で、使用もしくは配布することができるものとします。 本プログラムのライセンス保持者で、(i) 独自に作成したプログラムと その他のプログラム (本プログラムを含む) との間での情報交換、 および (ii) 交換された情報の相互利用を可能にすることを目的として、 本プログラムに関する情報を必要とする方は、下記に連絡してください。

Intellectual Property Dept. for Rational Software
IBM Corporation
1 Rogers Street
Cambridge, Massachusetts 02142
U.S.A.

本プログラムに関する上記の情報は、適切な使用条件の下で使用すること ができますが、有償の場合もあります。

本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他のライセンス資 料は、IBM 所定のプログラム契約の契約条項、IBM プログラムのご使用条件、 またはそれと同等の条項に基づいて、IBM より提供されます。

この文書に含まれるいかなるパフォーマンス・データも、管理環境下で 決定されたものです。 そのため、他の操作環境で得られた結果は、異なる可能性があります。 一部の測定が、開発レベルのシステムで行われた可能性がありますが、 その測定値が、一般に利用可能なシステムのものと同じである保証はありません。 さらに、一部の測定値が、推定値である可能性があります。 実際の結果は、異なる可能性があります。お客様は、お客様の特定の環境に適したデータを確かめる必要があります。

IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、 もしくはその他の公に利用可能なソースから入手したものです。IBM は、それらの製品のテストは行っておりません。したがって、 他社製品に関する実行性、互換性、またはその他の要求については確証できません。 IBM 以外の製品の性能に関する質問は、それらの製品の供給者にお願いします。

本書には、日常の業務処理で用いられるデータや報告書の例が含まれています。 より具体性を与えるために、それらの例には、個人、企業、ブランド、 あるいは製品などの名前が含まれている場合があります。 これらの名称はすべて架空のものであり、 名称や住所が類似する企業が実在しているとしても、それは偶然にすぎません。

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UNIX は The Open Group の米国およびその他の国における登録商標です。

Cell Broadband Engine, Cell/B.E は、米国およびその他の国における Sony Computer Entertainment, Inc. の商標であり、同社の許諾を受けて使用しています。

Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは、Sun Microsystems, Inc. の米国およびその他の国における商標です。

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