Rational® ClearQuest® は、2 つのユーザー認証方式を提供します。従来型の Rational ClearQuest 認証を使用するか、LDAP ディレクトリ サーバーを使用して認証を行う業界標準の Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) 認証を使用できます。Rational ClearQuest 認証の場合、ユーザーはユーザー名とパスワードを入力してログオンし、 その入力が Rational ClearQuest データベース セット (スキーマ リポジトリ) に保存されているものと一致するかどうかを Rational ClearQuest が検証します。LDAP 認証の場合、ユーザーはユーザー名とパスワードを同じ [Rational ClearQuest ログイン] ウィンドウに入力し 、Rational ClearQuest は一致するユーザー レコードがあるかどうか LDAP ディレクトリをチェックします。
Rational ClearQuest データベース セットに照らしてユーザーを認証する場合は、ユーザー管理ツールを使用してユーザー名とパスワード情報の入力と管理を行います。
LDAP 対応ディレクトリに照らしてユーザーを認証する場合は、そのディレクトリで保守されているユーザー名とパスワードを使用します。LDAP 認証の使用によって、ユーザーが記憶する必要のあるパスワードの数が減少し、管理とユーザー サポートのコストを削減できます。また、LDAP を使用した場合は、ディレクトリに実装されたパスワード管理ポリシーの施行によってセキュリティが向上します。
使用する認証タイプ (LDAP または Rational ClearQuest) に関係なく 、Rational ClearQuest は認証を実行します。つまり、Rational ClearQuest データベース内の情報を使用して、ユーザー データベース アクセスおよびグループ参加が判別されます。認可情報を指定し、 ユーザー プロファイルを保守するには、ユーザー管理ツールを使用します。