レポート作成パラダイムの新規データ プル モデルへのシフト

Rational® ClearQuest® によって、データ プル レポート作成モデルに新たなサポートが提供され、従来のデータ プッシュ モデルに大幅な柔軟性が追加されます。

バージョン 7.1 より前の ClearQuest では、データ プッシュ モデルを使用して、レポートを実行します。Crystal Reports のデータ プッシュ モデルの場合、クエリーとレポート書式 (両方とも ClearQuest ユーザー データベースに保管されています) を指定して、レポートを定義します。レポートを実行すると、ClearQuest クライアントによってクエリーが実行され、Crystal Reports のランタイム エンジンに結果がプッシュされて、レンダリングが行われます。データ プッシュ モデルでは、複数のデータ ソースや結果セットのレポート作成は行われません。

ClearQuest バージョン 7.1 には、データ プル レポート作成モデルのサポートが導入されています。データ プル モデルを使用して、BIRT や Crystal Reports などのレポート作成システムで、データ ソースを構成し、レポートを実行する際に、これらの構成したソースからデータを引き出すことができます。 この方法を適用することで、複数のデータ ソースやデータ セットを使用してレポートを作成したり、エンタープライズ レポート サーバーを使用してレポートの保管や管理を行ったりすることが可能になり、柔軟性が大幅に向上します。新しい Web アプリケーションである、ClearQuest 用のレポート サーバーは、ClearQuest Web をインストールする際のオプションのサブコンポーネントとして含まれます。 ClearQuest 用のレポート サーバーでは、ClearQuest Reporting Driver を使用して、データ プル レポートの管理と実行をサポートします。


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