ファイルベース方式
ファイルベース転送方式には電子メール、FTP、物理メディア (CD、磁気テープ、ディスケットなど) があります。
- 電子メール
パケットの転送方式として、既存の電子メール機構を使用することができます。
送信元では、パケットの圧縮とエンコードを行ってから、その結果生成されるデータを受信側のサイトの特定の電子メール エイリアスに送信します。
受信側では、その電子メール エイリアスを、受信した情報のデコードと解凍を行うスクリプトにリダイレクトします。
- FTP
FTP ユーティリティを使用すると、複製間でパケットを転送できます。
送信側では、MultiSite 管理者が (またはスクリプトにより)
パケットを作成して圧縮し、FTP を使用してファイルを
他のサイトの MultiSite 管理者がアクセスできる場所に
転送します。受信側サイトでは、スクリプトにより受け渡しのサイトをポーリングし、
新規ファイルを検索します。新規ファイルが到着している場合、スクリプトにより FTP でそれらを取り出し、
解凍して処理します。
- 物理メディア
パケットはファイルとして作成でき、それを CD、磁気テープ、
ディスケットに書き込み、そのメディアを他のサイトに送信できます。mkreplica と syncreplica コマンドには -out オプションが指定されており、このオプションによって、パケットが物理ファイル内に配置されます。