-exp/ort
[-cl/an clan-name ] [ -site site-name ] -fam/ily family-name
-u/ser username [-p/assword ] password [-max/size max-packet-size
[-lim/it num-packets ] ]
{ { -sh/ip| -fsh/ip }
-wor/kdir directory [ -sc/lass storage-class ]
[-pex/pire date ]
[-not/ify email ]
| -out { packet-file-pname | staging-area-pname } }
replica ...
-imp/ort
[-cl/an clan-name ] [ -site site-name ] -fam/ily family-name
-u/ser username [-p/assword ] password
{ -rec/eive[ -sc/lass storage-class ]
| { packet-file-pname | staging-area-pname } ... }
[ -plug/epoch ]
複製を 1 つ以上のシブリング複製と同期することは、3 つのフェーズのプロセスです。
更新パケットの内容:
いずれの場合も、syncreplica -export は、指定されたすべての宛先で使用する単独の論理更新パケットを作成します。そのパケットは、それらの特定の複製のみを更新する場合に使用できます。
MultiSite は、複製の効率的な更新を目的としています。syncreplica -export は、以前に送信された操作の除外を試行します。(ただし、同じ複製にある操作を複数回送信しても問題ありません。最初の操作はインポートされ、以降の同じ操作は無視されます。)
syncreplica -export は、-workdir オプションで指定したディレクトリに一時ファイルを保管します。このディレクトリは、事前に存在していてはならず、エクスポート パケットを作成した後、削除されます。
更新パケットは、パケットを受信した同期サーバーに関連付けられた、該当する複製に適用されます。特定の複製または記憶場所を指定する必要はありません。
インポート処理では、更新パケットが正しい順序で適用されます。したがって、パケットはコマンド ラインで任意の順に指定できます。
インポート フェーズ中、データベースの複製は通常のデータベース操作ではロックされませんが、他のすべての MultiSite 操作に対してはロックされます。
syncreplica -import は、以下の状態では更新パケットを処理しません。
この場合、syncreplica -import を実行すると、説明のメッセージが表示されます。
syncreplica -import は、複製に操作を適用し始めた後に失敗し、エラー メッセージが表示されることがあります。たとえば、別のプロセスでデータベースをロックしたために、インポートが失敗することがあります。 データベースがアンロックされると、syncreplica -import を実行して、更新パケット全体の処理を実行し直すことができます。
既に正常処理された更新パケットをインポートしても問題ありません。同じ変更は 2 度行われません。
syncreplica -import を一度呼び出して、同期サーバーと関連付けられたすべてのターゲット複製にパケットを正常に適用すると、更新パケットは、コマンドが処理を完了する時点で削除されます。パケットが複数の syncreplica -import コマンドで処理される場合、更新パケットは削除されません。
サイト: 現在のサイトです。このホストに複数のサイトがある場合は、-site を指定する必要があります。
ファミリー: デフォルトはありません。ファミリーを指定する必要があります。
スキーマ リポジトリ ファミリー: ファミリー名は MASTR です。
-limit オプションは syncreplica が生成するパケットの数を制限します。各パケットの大きさは max-packet-size を超えることはありません。記憶ベイまたはステージング域のディスク スペースが制限されている場合は、このオプションを使用します。
-fship (強制発送) を使用すると発送サーバーが起動し、更新パケットが即時に送信されます。-ship を使用しても、このサーバーは起動されません。
更新パケットは自動的に配信されません。配信するには適切な方法を使用します。-out を指定してパケットを作成し、ストア アンド フォワード機能を使用して配信できます。
date-time 引数は、以下のどの形式でもかまいません。
time は、現地のタイム ゾーンに合わせた 24 時間形式で指定します。time を省略した場合、デフォルト値は 00:00:00 です。date を省略した場合、デフォルト値は today です。世紀、年、特定の日付を省略した場合は、最新のものが使用されます。タイム ゾーンに関係なく同じ時刻を適用する場合は、UTC を指定します。UTC 時間に対して正のオフセットを指定するにはプラス (+) 演算子を、負のオフセットを指定するにはマイナス (-) 演算子を使用します。時間や分のオフセットを付けないで UTC を指定すると、デフォルト設定はグリニッジ標準時 (GMT) になります。(協定世界時 (UTC) 1970 年 1 月 1 日以前の日付は無効です。)
電子メール通知が無効の Windows ホストでエラーが発生した場合、メッセージは Windows イベント ビューアに表示されます。メッセージには、このオプションで指定された e-mail-address 値と、操作の状態をこのユーザーに通知することを要求する注記が含まれています。
サイト: 現在のサイトです。このホストに複数のサイトがある場合は、-site を指定する必要があります。
ファミリー: デフォルトはありません。ファミリーを指定する必要があります。
スキーマ リポジトリ ファミリー: ファミリー名は MASTR です。
現在のホストの記憶ベイをスキャンします。このホストに関連した複製を対象としていた未処理の更新パケットは、ホスト上の該当する複製に適用されます。-sclass を使用すると、syncreplica は、指定された記憶クラスの記憶ベイのみをスキャンします。
syncreplica が複製作成パケットを検出すると、ストア アンド フォワード管理者にメールを送信します。 (現在のホストが Windows ホストで、電子メール通知が有効でない場合、メッセージは Windows イベント ビューアに表示されます。) これらの複製作成パケットをインポートするには、mkreplica を使用します。
multiutil syncreplica -export -clan telecomm -site boston_hub
-family SAMPL -user susan -p passwd -out c:¥cqms¥sanfran_hub_sync.xml
sanfran_hub
Multiutil: パケット ファイル `c:¥cqms¥sanfran_hub_sync.xml' が生成されました
multiutil syncreplica -export -clan telecomm -site boston_hub
-family DEV -user susan -p passwd -maxsize 500mb -workdir c:¥work
-ship -sclass cq_default sanfran_hub
Multiutil: パケット ファイル `C:¥work¥sync_BOSTON_HUB_26-March-02_10-55-16.xml' が生成されました
multiutil: Shipping order
"C:¥temp¥cqms¥ms_ship¥outgoing¥sh_o_sync_BOSTON_HUB_26-March-02_
10-55-16.xml" generated.
multiutil syncreplica -export -clan telecomm -site boston_hub
-family DEV -user susan -password p -maxsize 500mb -workdir
c:¥work -fship -sclass cq_default sanfran_hub
Multiutil: パケット ファイル `C:¥work¥sync_BOSTON_HUB_26-March-02_10-56-43.xml' が生成されました
multiutil: Shipping order "C:¥cqms¥ms_ship¥outgoing¥sh_o_sync_
BOSTON_HUB_26-March-02_10-56-43.xml" generated.
multiutil: Attempting to forward/deliver generated packets...
multiutil: -- Forwarded/delivered packet
C:¥cqms¥ms_ship¥outgoing¥sync_BOSTON_HUB_26-March-02_10-
---- NOTE: consult the NT event log for errors.
multiutil syncreplica -import -clan telecomm -site sanfran_hub
-family DEV
-user jcole -p passwd -receive -sclass cq_storage
Multiutil: boston_hub からの 4 トランザクションが MASTR データベースに再現されました。
Multiutil: boston_hub からの 2 トランザクションが DEV データベースに再現されました。
Multiutil: パケット C:¥temp¥cqms¥ms_ship¥incoming¥sync_boston_hub_22-January-02_11-10-34.xml を削除しています
multiutil syncreplica -import -clan telecomm -site sanfran_hub
-family DEV -user jcole -p passwd c:¥cqms¥sanfran_hub_sync.xm
Multiutil: boston_hub からの 1 トランザクションが MASTR データベースに再現されました。
Multiutil: boston_hub からの 2 トランザクションが DEV データベースに再現されました。
Multiutil: パケット c:¥cqms¥sanfran_hub_sync.xml を削除しています。
multiutil syncreplica -import -clan telecomm -site sanfran_hub
-family DEV -user jcole -p passwd c:¥cqms¥sanfran_hub_sync.xml
Multiutil: The UPDATE_PACKET packet sent from boston_hub at
2002-01-22 15:15:50 is destined for schema revision 2, not 1;
サイト管理者がデータベースをアップグレードしてから syncreplica を再実行してください。
Multiutil: boston_hub からの 2 トランザクションが MASTR データベースに再現されました。
Multiutil: パケット c:¥cqms¥sanfran_hub_sync.xml を保存しています。
multiutil syncreplica -import -clan telecomm -site boston_hub
-family DEV -user susan -p passwd -receive
Multiutil: SANFRAN_HUB からの 1 トランザクションが MASTR データベースに再現されました。
Multiutil: SANFRAN_HUB からの 2 トランザクションが DEV データベースに再現されました。
Multiutil: パケット C:¥temp¥cqms¥ms_ship¥incoming¥sync_SANFRAN_HUB_07-February-02_11-24-49.xml を削除しています