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使用者の手引き


MQSeries インターネット・ゲートウェイの検証と使用

MQSeries インターネット・ゲートウェイを介して MQ アプリケーショ ンを使用するには、ユーザーは以下のことを行う必要があります。
  1. Web サーバーを構成し、開始する。
  2. 幾つかの資源をセットアップする。
  3. Web-aware アプリケーションを開始する。
  4. メッセージを特定の HTML 形式で入力し、 それを MQSeries Web-aware アプリケーションに実行依頼する。
Web-aware アプリケーションは、MQSeries インターネット・ ゲートウェイと対話するように書き込まれたアプリケーションのことです。

サンプル・フォームとサンプル Web-aware アプリケーションが MQSeries インターネット・ゲートウェイに用意されています。 インストールの初期検査テストの実行には、ユーザーはインストール中に提供されるデフォルト資源と共にサンプル dmqsamp1 を使用できます。

そのサンプルでシステムの検証が終わると、ユーザーはゲートウェイを構成して、 ユーザー自身の資源を使用できます。 またサンプル・フォームとサンプル・アプリケーションを、 ユーザー自身のものを書き込むテンプレートとして使用できます。


Web サーバーの構成と開始

MQSeries インターネット・ゲートウェイ・ファイルをインストールすると、 ユーザーはゲートウェイを検出して認識するための Web サーバーを構成する必要があります。 すべてのサーバー機能の構成は、 '.mqf' という拡張子を MQSeries インターネット・ゲートウェイ・プログラム・ファイルにマップします。 HTML 入力フォームはすべての Web サーバー・インターフェースに対して同じですので、 ユーザーがサーバーに 2 つ以上のインターフェースを構成する場合には、 ゲートウェイは検出した最初の構成済みインターフェースを使用します。

Web サーバーの名前をクリックして、そのサーバーの構成手順を参照してください。

構成を完了したときには、ユーザーの Web サーバーを再始動してください。

MQSeries 資源の設定

幾つかのデフォルト MQSeries 資源が MQSeries インターネット・ゲートウェイと共に提供されますので、 これらのデフォルトを初期インストールの検証に使用することをお勧めします。 次のプロシージャーはそのデフォルトのセットアップおよび使用方法を説明しています。

以下のすべてのアクションがユーザーの Web サーバー・マシンで実行されなければなりません。 各ステージで、ユーザーは呼出し先のファイルが保管されているディレクトリーに移動するか、 あるいはコマンドにファイルへの完全なパスを組み込むことができます。

  1. Web サーバーに MQ 資源へのアクセスを可能にするには、そのサーバーのもとでのユーザー名が mqm グループに 組み込まれなければなりません。 ユーザー名がまだグループに組み込まれていなければ、 ユーザーが良く知っているメソッドを使用して追加してください。
    その新規名を使用するには、ユーザーは QMGR を停止して、再始動しなければなりません。
  2. デフォルト MQSeries キュー管理プログラムがない場合には、次のコマンドを入力して、 1 つの着呼側 DMQSAMP を作成してください。 CRTMQM -Q DMQSAMP

  3. 次のコマンドを入力して、デフォルト・キュー管理プログラムを開始してください。 STRMQM

  4. 次のコマンドを使用して、MQSeries インターネット・ゲートウェイ・サンプル・キューを作成してください。 RUNMQSC <DMQSAMP.TST サンプル・アプリケーション・キューは DMQSAMP1 および DMQSAMP2 と呼ばれ、 ゲートウェイがメッセージを検索することになっているキューは DMQGATEWAY と呼ばれます。

  5. MQSeries クライアント (GC88-7495)、第 1 部、チャネルの使用、 『サーバーに両方の定義を作成』に説明されているように、 サーバーとクライアントの接続を定義してください。
    これは、 UNIX プラットホームでは /var/mqm に、OS/2 と Windows NT では mqm ディレクトリーに バイナリー・モードでコピーされるべき AMQCLCHL.TAB と呼ばれるファイルを作成します。
    定義を作成するときには、次のことに注意してください。

Web-awareアプリケーションの開始

次のコマンドを入力して、サンプル MQSeries アプリケーションをユーザーの サーバー・マシンで開始してください。

AIX、HP-UX、および Solaris の場合
dmqsamp1 DMQSAMP1 DMQSAMP &
For OS/2 および Windows/NT の場合
start dmqsamp1 DMQSAMP1 DMQSAMP
ユーザーが MQSeries インターネット・ゲートウェイ・デフォルト・キュー管理プログラムを使用していない場合には、 'DMQSAMP' をユーザーが使用したいキュー管理プログラムの名前で置き換えてください。
ユーザーのシステム・デフォルト・キュー管理プログラムを使用している場合には、 コマンドにキュー管理プログラム名を組み込む必要はありません。

メッセージを特定の HTML 形式で入力

サンプル・フォームが MQSeries インターネット・ゲートウェイ 設置システムの 'mqm\dmqgate\doc' サブディレクトリーに提供されています。 フォームが、簡単なメッセージを送受信するサンプル・プログラム dmqsamp1 を 実行するために提供されています。 ユーザーが設置システムを検証している場合には、 次のプロシージャーを使用してメッセージをユーザーの MQSeries システムへ送信してください。 ユーザー自身の資源とアプリケーションを使用したい場合には、 ユーザー自身のフォームを作成するためのテンプレートとしてサンプルを使用してください。
  1. ユーザーの Web ブラウザーのサンプル・フォーム dmqsamp1.htm をオープンしてください。

    注:読者が今この情報を読者の Web サーバー設置システムから表示している場合には、 読者は表示されているフォームをリンクにより実行依頼できます。 そうでない場合は、読者はリンクからフォームを表示できるだけです。

  2. MQ アプリケーションに送信したいデータを入力してください。

  3. Apache または Lotus Domino Web サーバーを使用している場合は、ファイル内で示されているように、 サンプル・ソース・ファイル内の ACTION ラインを編集してください。 (上記で、'dmqsamp1.htm' によって表示されるサンプル・ソース・ファイルは、 MQSeries インターネット・ゲートウェイの設置システムの 資料ディレクトリーの中の 'dmqsam1d.htm' です。 その他のサンプル HTML ファイルは、'install_dir\tools\dmqgate\samples\' ディレクトリーに保管されています。

  4. フォームを実行依頼してください。
ユーザーが Web サーバーに接続状態にあり、上記タスクをすべて実行した場合には、 ユーザーのメッセージは MQSeries インターネット・ゲートウェイを介して送信され、 アプリケーションがタスクを完了したときに応答がユーザーのブラウザーに送信されます。

サンプル・フォームを使用して受信する応答の例を見るには、 ここをクリックしてください。

たとえばサーバー・アプリケーションが実行していないなどの理由で、 ゲートウェイに設定されたタイムアウト内にアプリケーションが応答できない場合には、 ユーザーはウェブ・ブラウザーにメッセージを受信します。 メッセージには、再試行ボタンがあります。 ユーザーは別のタスクで Web ブラウザーの使用を続行できます。 そしてユーザーのメッセージに対する応答が使用可能かどうか検査したいときには、 タイムアウト・メッセージ・ページに戻り、ボタンをクリックしてください。

プログラムが正常に完了しない場合には、エラー・メッセージがユーザーのブラウザーに戻るはずです。 ユーザーがエラー・メッセージで提供された情報では問題を訂正できない場合には、 一層多くの援助を求めるために、 'MQSeries インターネット・ゲートウェイの問題解決'へ進んでください。


資源とアプリケーションの使用

提供されたデフォルトを使用してユーザーの設置システムの検証が終わると、 ユーザーは MQ 資源を使用してゲートウェイを構成できます。 そしてユーザーの Web-aware アプリケーションと HTML フォームを書き込むことができます。

必要なプロシージャーを見るには、次のリストの 1 つの項目をクリックしてください。


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