ポート状況 - フィールド・ヘルプ

最新の統計

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Cluster (クラスター)
クライアントの接続先となるクラスターの名前またはアドレス。 クラスターの値は、シンボル名か、または小数点付き 10 進数形式のいずれかです。 0.0.0.0 というクラスター値を使用して、ワイルドカード・クラスターを指定することができます。 詳しくは、 Load Balancer 管理ガイド で「Use a wildcard cluster to combine server configurations」セクションを参照してください。

Cluster Address (クラスター・アドレス)
クライアントの接続先であるアドレス。 クラスター・アドレスは、10 進表記 IP アドレスか、またはマシンのホスト名のいずれかを使用できます。 クラスターの値を解決できない場合、物理マシンのこの IP アドレスを入力する必要があります。

ポート番号
ポートの番号。

サーバー数
このポート上で実行中であるサーバーの数。

サーバーの最大重み
このポート上のサーバーの最大重み。重みは、executor の内部カウンター、advisor からのフィードバック、 およびメトリック・サーバーのようなシステム監視プログラムからのフィードバックに基づくものです。

活動中の総接続数
このポートで現在活動中の総接続数。

接続数/秒
このポートの現在の 1 秒当たりの接続数。

転送 K バイト数/秒
このポート上での 1 秒当たりの転送 K バイト数。

ハーフ・オープン接続数
このポート上でのハーフ・オープン接続の数。

転送メソッド
このポートの転送メソッド・プロトコルを表示します。
  • MAC ベース転送 (デフォルト)
  • NAT/NAPT
  • Content Based Routing

プロトコル転送 (Content Based Routing 転送メソッドでのみ有効)
転送メソッドで使用しているプロトコルのタイプ (HTTP または SSL) を示します。


構成設定

「構成設定」タブの任意の値を編集して、「構成の更新」をクリックします。

ステイル・タイムアウト (秒数)
接続が除去されるまでに、接続でなんらアクティビティーがないままにできる秒数。 ポート 21 のデフォルト値は 900 です。ポート 23 のデフォルト値は 259,200 です。 他のポートのデフォルト値はすべて 300 で、executor およびクラスター・レベルで設定することもできます。

重み限界
このポートの重み限界。デフォルト値は 20 で、executor およびクラスター・レベルで設定することもできます。

最大サーバー数
このポートのサーバーの最大数。 デフォルト値は 32 で、executor およびクラスター・レベルでも設定可能です。

スティッキー時間 (秒数)
このポートのスティッキー時間。 スティッキー時間を使用して、クライアントと特定のサーバーとの間での類縁性関係を作成できます。 スティッキー時間を超過した後、クライアントは、直前のとは異なるサーバーへ送信される場合があります。 デフォルト値は 0 ですが、これはポートがスティッキーでないことを意味します。 スティッキー時間は、executor およびクラスター・レベルで設定することもできます。
注: cbr 転送メソッドを使用している場合、スティッキー時間は SSL プロトコルでのみ有効で、 HTTP プロトコルでは有効ではありません。
注: クライアントが一度ポート・レベルで類縁性レコードを持つと、 スティッキー時間内のそのクライアントからの以降の要求は、ルールによって分析されません。ポート類縁性は、 ルール類縁性よりも優先されます。

ポート・プロトコル
ポート・プロトコル。クラスターごと、またはポートごとに上書きできます。使用可能な値は、 TCP (Transmission Control Protocol)、UDP (User Datagram Protocol)、 または両方のプロトコル (TCP/UDP) であり、 executor およびクラスター・レベルで設定することもできます。デフォルト値は TCP/UDP です。

クロス・ポート類縁性 (Dispatcher の NAT/NAPT および MAC ベースの転送メソッドのみに適用されます)
デフォルトは、ポート自体のポート番号です。クロス・ポート類縁性を使用可能にするには、 次のようにクロス・ポート値をポートに設定します。
  • 同一クラスター・アドレスを共用する
  • 同一サーバーを共用する
  • (ゼロ以外の) スティッキー時間の値を同一にする
  • スティッキー・アドレス・マスク・ビットの値を同一にする
クロス・ポート類縁性とは、複数ポートをまたがった範囲に及ぶように拡張されたスティッキー/ 類縁性機能です。 最初にクライアントがそのポートのうちの 1 つに対する接続を作成すると、そのサーバーが選択されます。 同一ポートまたは共用ポート (クロス・ポート) 上の同一クライアントから以降の接続が行なわれると、 同じサーバーがアクセスされます。

スティッキー・アドレス・マスク・ビット
クライアントの IP アドレス・マスクに定義できる高位ビットの数。 使用できる値は、8、16、24 および 32 です。デフォルトは 32 ビットであり、 これを使用するとスティッキー/類縁性アドレス・マスキング・フィーチャーは使用できません。

スティッキー・アドレス・マスキングとは類縁性フィーチャーを拡張したものであり、 共通のサブネット・アドレス、すなわち IP アドレスの共通高位ビットに基づいてクライアントを グループ化するものです。 同一サブネットから行なわれる以降のすべての接続でスティッキー/類縁性アドレス・マスキングを使用できる場合、 同一のサーバーが選択されます。

ハーフ・オープン接続の最大数
起こりうるサービス妨害攻撃を示すためにアラート・シグナルが渡されるまでに使用できる、 ハーフ・オープン接続の数。デフォルトは 0 です。ハーフ・オープン接続の着信要求を分析するには、 この数を 0 より大きい整数に設定する必要があります。

TCP リセットの送信
(Dispatcher のみ) 活動化される (「はい」が選択される) と、Dispatcher は、重みが 0 である (0 で構成されているか、または advisor が「ダウン」とマークした場合) サーバーへの接続がクライアントにあるとき、 そのクライアントに TCP リセットを送信します。 TCP リセットによって、すぐに接続はクローズされます。 デフォルトは「いいえ」です。
注: TCP リセットは、Dispatcher の転送メソッドすべてに適用されています。 ただし、TCP リセット・フィーチャーを使用するには、「Executor 状況」パネルでクライアント・ゲートウェイ・アドレスを構成する必要があります。


リスト

サーバーのリスト
現在稼動中のサーバーの数値 (例: 9.37.52.11) による小数点付き 10 進数アドレス、 および重み (例: 10)。重みは、ポート上のすべてのサーバーに適用されます。要求は、 重みに基づいて複数サーバーの間で分配されます。 また、お互いのサーバーの重みは比例します。 たとえば、一方のサーバーの重みを 10 に設定し、他方の重みを 5 に設定すると、 10 に設定されたサーバーの受ける要求は 5 に設定されたサーバーの 2 倍になります。

サーバーを除去するには、リストでそのサーバーを強調表示して、「除去」をクリックします。

ルールのリスト
  • ルール名 - 現在活動中のルール。
  • ルール優先度 - ルールに割り当てられた優先度。優先度の数の少ないルールから順に評価されます。 (優先度 1 のルールは、優先度 2 のルールよりも前に評価されます。) 適合した最初のルールが使用されます。適合すると、それ以上のルールは評価されません。
  • ルール・タイプ - ルール・タイプは、クライアント IP アドレス、時刻、ポートの秒単位の接続数、 ポートの活動中の総接続数、クライアント・ポート、および常に真といった事項に基づいています。

    ルールを除去するには、リストでそのルールを強調表示して、「除去」をクリックします。

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ルール・ベースのロード・バランシングの詳細については、 Load Balancer 管理ガイド の 「Configuring rules-based load balancing」セクションを参照してください。



報告書

サーバー
報告されているサーバー。

活動中 %
活動中の接続に与えられる重みの割合。

新規 %
新規接続に与えられる重みの割合。

ポート %
ポートに与えられる重みの割合。

システム %
メトリック・サーバーの結果により決定されたシステム負荷に与えられる重みの割合。