システム・ポリシー・セットのコレクション

このページを使用して、システム・ポリシー・セットに関する情報を表示したり、システム・ポリシー・セットを管理します。ポリシー・セットは、ポリシーの指定コレクションです。システム・ポリシー・セットか、またはサービスの定義方法に関するアサーションを使用して、トラスト・サービスへのアクセスを構成します。

この管理コンソール・ページを表示するには、「サービス」>「ポリシー・セット (Policy sets)」>「システム・ポリシー・セット (System policy sets)」をクリックします。

選択

この先のアクションのために選択したい既存のシステム・ポリシー・セット名の横にチェック・ボックスが提供されます。

既存のシステム・ポリシー・セットを管理するには、システム・ポリシー・セットのチェック・ボックスを選択し、次に以下のいずれかのアクションを選択します。

アクション 説明
削除 選択した 1 つ以上のシステム・ポリシー・セットを除去します。デフォルト・ポリシー・セットを削除することはできません。
コピー 選択した既存ポリシー・セットのコピーを作成できる新規パネルを開きます。コピーしたポリシー・セットの固有名と、オプションで説明を入力します。添付とバインディングを元のバージョンからコピーに転送するかどうかも指定する必要があります。一度にコピーするのに選択できるのは 1 つのポリシー・セットのみです。
エクスポート 選択したポリシー・セットをエクスポートできる新規パネルを開きます。一度にエクスポートするのに選択できるのは 1 つのポリシー・セットのみです。

ポリシー・セットのインポートはサポートされていません。

新規

カスタム・システム・ポリシー・セットの作成および定義を指定します。

データ型: ボタン
名前

使用可能なシステム・ポリシー・セットのリストを提供します。

この列には、デフォルト・システム・ポリシー・セット名およびカスタム・システム・ポリシー・セット名のリストが表示されます。 WebSphere Application Server では、 以下の 2 つの デフォルト・システム・ポリシー・セットが提供されます。
  • TrustServiceSecurityDefault は、デフォルト・トラスト・ポリシー・セットです。このトラスト・ポリシー・セットは、メッセージのセキュリティーを提供する公開鍵と秘密鍵、および非対称アルゴリズムを指定します。RSA を使用して、本文、タイム・スタンプ、WS-Addressing ヘッダーをデジタル署名することにより、メッセージの保全性を保持します。 メッセージの機密性は、RSA を使用して本文と署名を暗号化することで守られます。このポリシー・セットは、トラスト操作要求の実行と更新に対し、WS-Security の仕様に準じます。
  • TrustServiceSymmetricDefault は、デフォルト・トラスト・ポリシー・セットです。このトラスト・ポリシー・セットは、メッセージのセキュリティーを提供する、派生するキー・アルゴリズム、および対称アルゴリズムを指定します。HMAC-SHA1 を使用して、本文、タイム・スタンプ、WS-Addressing ヘッダーをデジタル署名することにより、メッセージの保全性を提供します。 メッセージの機密性は、AES を使用して本文と署名を暗号化することで守られます。このポリシー・セットは、トラスト操作要求の検証と取り消しに対し、WS-Security および WS-SecureConversation の仕様に準じます。

すべてのカスタム・システム・ポリシー・セット (例えば、EcommerceTrustServiceSecurity) もリストに表示されます。システム・ポリシー・セット名をクリックして、選択したポリシー・セットに関する追加の詳細情報を表示します。

データ型: ストリング
デフォルト: TrustServiceSecurityDefault および TrustServiceSymmetricDefault
編集可能

システム・ポリシー・セットが編集可能であるかどうかに関する情報を示します。

この列では、ポリシー・セットが、編集可能なユーザー定義のカスタム・ポリシー・セットであるのか、または、ポリシー・セットが読み取り専用で編集不可のデフォルト・ポリシー・セットであるのかを示します。このフィールドで表示される値は、「編集可能」または「読み取り専用」です。

データ型: ストリング
デフォルト: 読み取り専用
説明

現在存在するシステム・ポリシー・セットの簡単な説明を行います。

この列では、使用可能なポリシー・セットの簡単な説明を行います。 デフォルト・システム・ポリシー・セットの情報を編集することはできません。作成するカスタム・ポリシー・セットについては、このポリシー・セットを作成する際にその説明を作成することができます。あるいは、いつでも、任意のカスタム・ポリシー・セットを編集し、詳細パネルで説明を変更することができます。説明フィールドはオプションです。

データ型: ストリング



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関連タスク
関連資料
システム・ポリシー・セットの設定

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