URL 要求をファイルへマッピングするときに使用する、サーバー用のルールのセットを作成または変更できします。 マッピング・ルールのリストを使用して、サーバーの Web リソースの仮想レイアウトを定義することができます。 サーバーは仮想レイアウトを使用して、要求を実際のファイルにマッピングします。 これにより、ファイルとディレクトリーの物理的な位置を、要求を出したユーザーに影響を与えることなく変更することが可能になります。 また仮想レイアウトを使用すると、サーバーが他のファイル・システムおよびサーバーから、そのサーバーが持つリソースのセットの一部としてリソースを表示することができます。
サーバーは要求された URL を受け取り、マッピング・ルールのリストを通じてこれを処理します。 処理はリストの上から始まって下に向かうため、リスト内のルールの順序は重要です。 処理は、要求が受け入れられたとき、拒否されたとき、または他のサーバーへリダイレクトされたときに終了します。 Map アクションでは、処理中に URL を変更することができます。 サーバーは変更された新しい URL を後続のルールの処理に使用します。
仮想ホストを使用している場合には、サーバーに複数のマッピング・ルールのセットを指定し、要求が出されたホストに応じて使用することができます。
たとえば、/cgi-bin/ で始まる、hostA について受け取った要求は /customerA/cgi/ ディレクトリーへ マッピングされ、hostB について受け取った同じ要求は /customerB/cgi/ ディレクトリーへ マッピングされるように要求することができます。