ロード・バランシング

可用性とは、インターネット・トラフィックの処理のために非常に重要なものです。 応答が遅かったり、接続が拒否されると、ユーザーの不満が生じます。 Load Balancer は優れた high availabilityスケーラビリティー、およびロード・バランシングを備えています。

Web トラフィック・ロード・バランシングの第 1 世代はラウンドロビン DNS と呼ばれ、 ハード・コーディングされた Web アプリケーション・サーバーの IP アドレスのリスト間でトラフィックを 循環させるドメイン・ネーム・サーバー (DNS) を持っていました。 DNS ラウンドロビンはすべての要求を同等に処理し、サーバーの可用性やそこにかかる負荷を考慮しないため、 このバランシングは最適とは言いがたいものです。 また、DNS にはポートによって区別する機能がありません。

Load Balancer は次世代のロード・バランシング・ソフトウェアです。TCP/IP セッション要求をサーバー・グループに属する異なるサーバーに送信し、 要求を処理するために最適なサーバーを自動的に検索します。 また、Load Balancer はコンテンツ・ベースのルーティングを行うため、要求は URL 要求のコンテンツに応じて特定のサーバーにルーティングされます。 HTTP トラフィックについては、キャッシング・プロキシーを使用して実行されます。

ルール・ベースのバランシング

ルール・ベースのバランシングはルールを、またルールに従っていれば、ロード・バランシングを行う一連のサーバーを使用します。 これは、パケットをいつ、どのサーバーへ送信するかを微調整するために使用できます。 Load Balancer は、最高優先度から最低優先度まで、追加したすべてのルールを検討し、 正しいことが判明した最初のルールで停止して、ルールに関連したサーバー間でコンテンツのロード・バランシングを行ないます。 Load Balancer には、以下のタイプのルールがあります。

  • クライアント IP アドレス
  • クライアント・ポート
  • 時刻
  • 接続数の合計 (毎秒)
  • ポートで活動中の接続数
  • 予約済み帯域幅
  • 共用帯域幅
  • コンテンツ
  • メトリック特有のルール: メトリック合計とメトリック平均
  • 常に真
  • 要求のコンテンツ
  • IP ヘッダーの TOS (Type of Service) のコンテンツ

バランシングはハードウェア・リソースを最大化します。 Load Balancer には、Web サーバーのピーク需要の問題に対し、強力で柔軟性があり、またスケーラブルなソリューションが装備されています。


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