概要: Load Balancer (バージョン 5)

文書ライブラリーの Edge Component InfoCenter に アクセスしてください。

Edge コンポーネントのセルフ・ヘルプ情報は、 「WebSphere Application Server サポートの Web サイト」の 「Technote」データベース上で使用可能です。

WebSphere Application Server 製品の関連情報は、 「WebSphere Application Server 製品ライブラリー」から 使用可能です。

Load Balancer タスクの実行方法については、左側のナビゲーション領域から「操作一覧」を クリックしてください。キーワードによって情報を検索するには、「索引」タブをクリックします。

Load Balancer は、インターネットまたはイントラネット上のサーバーに動的なロード・バランシング、 スケーラビリティー、ハイ・アベイラビリティーを提供する管理および構成ツールです。

バージョン 5.1.1 の主要改善点:

  • 追加の Linux プラットフォームのサポート

    Edge コンポーネント v5.1.1 修正パッケージでサポートされている Linux プラットフォームと その他すべてのハードウェアおよびソフトウェアに関する最新情報については、 システム要件に アクセスしてください。

  • UNIX ベース・システムにおける Mozilla ブラウザー要件

    UNIX ベースのシステムで、ヘルプを表示するデフォルトのブラウザーは Mozilla 1.x です。

  • 修正された不良箇所 --

    この修正パッケージで修正された Load Balancer 不良箇所のリストを表示するには、 「WebSphere Application Server Web サイト・サポート」ページを 参照してください。

    • 「サポート」ページから、検索項目カテゴリー「Edge コンポーネント」を入力し、 結果を「ダウンロード」に限定して「サブミット」をクリックします。
    • リンクに従って修正サービスのダウンロード・サイトに進み、 Edge コンポーネントについて修正された不良箇所のリストを表示します。

バージョン 5.1 の主要改善点:

  • JDK アップグレード要件

    Load Balancer は、現時点で JDK 1.4.1 をサポートしています

バージョン 5.0.2 (修正パッケージ 2) の主要改善点:

  • s390 Linux (31 ビット・モード)、ppc64 Linux (64 ビット・モード)、Solaris 9 (32 ビットまたは 64 ビット・モード)、 および Windows Server 2003 のサポート

    すべてのサポート済みハードウェアおよびソフトウェアに関する最新情報については、 WebSphere Application Server の「システム要件」Web ページに アクセスしてください。

  • WebSphere Application Server のロード・バランシング

    この機能は、CBR コンポーネントを対象としています。
    CBR は、WebSphere Application Server 形式の類縁性を使用して、Web アプリケーションのロード・バランシング 要求を WebSphere Application Server (バージョン 5) サーバーに送る機能をサポートするようになりました。 CBR には、WebSphere Application Server 構成のロード・バランシングを実行するため、HTTP プラグイン構成 ファイルを CBR 構成ファイルに自動的にマップする機能があります。

バージョン 5.0.1 (修正パッケージ 1) の主要改善点:

  • HP-UX 11i v1 (32 ビットまたは 64 ビット・モード) および AIX v5.2 (32 ビットまたは 64 ビット・モード) のサポート
  • すべてのサポート済みハードウェアおよびソフトウェアに関する最新情報については、 WebSphere Application Server の「システム要件」Web ページに アクセスしてください。

バージョン 5.0 の主要改善点:

  • AIX および Solaris プラットフォームにおける 64 ビット・モードのサポート

    すべてのサポート済みハードウェアおよびソフトウェアに関する最新情報については、 WebSphere Application Server の「システム要件」Web ページに アクセスしてください。

  • Cisco CSS Controller コンポーネントの機能拡張

    Cisco CSS スイッチは、接続情報の取り出し、および重み設定用に SNMP インターフェースが付属したハードウェア・ベースの ロード・バランサーです。Cisco CSS Controller (従来の呼称は Cisco Consultant) は、Cisco CSS スイッチによって ロード・バランシングされるサーバーをモニターする Load Balancer コンポーネントで、正確なロード・バランシング が行えるようにするための適切な重みを提供します。このコントローラーにより、Cisco CSS スイッチのサーバー・ロード・ バランシング機能が強化され、アプリケーションおよびシステム認識が拡大しました。

  • Nortel Alteon Controller コンポーネント

    この機能は、Load Balancer の新しいコンポーネントです。
    Nortel Alteon Controller は、前のリリースで提供されている Cisco CSS Controller に類似したコンポーネントです。 Nortel Alteon Web スイッチは、接続情報の取り出し、および重み設定用に SNMP インターフェースが付属したハードウェア・ベースの ロード・バランサーです。Nortel Alteon Controller は、Alteon スイッチによってロード・バランシングされる サーバーをモニターする新たな Load Balancer コンポーネントで、正確なロード・バランシング が行えるようにするための適切な重みを提供します。このコントローラーにより、Nortel Alteon スイッチのサーバー・ロード・ バランシング機能が強化され、アプリケーションおよびシステム認識が拡大しました。

  • Controller high availability

    この機能は、Cisco CSS Controller および Nortel Alteon Controller コンポーネントを対象としています。
    Load Balancer では Cisco CSS Controller コンポーネントと Nortel Alteon Controller コンポーネントの 両者に対して 高可用性機能をサポートするようになりました。この機能により、 プライマリー・サーバーに障害が起きても、コントローラーをバックアップ・サーバーにインストールして、 ロード・バランシング機能を引き継ぐことができます。

  • 接続数/秒ルールの拡張

    この機能は、Dispatcher および CBR コンポーネントを対象としています。
    この接続数/秒ルールの拡張により、接続数/秒ルールに "upserversonrule" オプションを指定することが できるようになりました。このオプションを指定すると、サーバー・セット内の 1 つ以上のサーバーがダウンしても 残りのサーバーが過負荷にならないようにすることができます。

  • CBR アクティブ Cookie 類縁性の拡張

    この機能は、CBR コンポーネントを対象としています。
    過去に実装されていた CBR アクティブ Cookie 類縁性は、サーバーへのクライアント接続の基準を、要求のクラスター およびポート上のサーバーとしていました。これは、異なるサーバー・セットが設定された複数のルールがある構成では問題が生じる ことがあります。この拡張により、1 つのクラスターおよびポート内に複数の類縁性を設定できるようになり、 クライアントが要求のコンテキストに基づき潜在的に多くの異なるサーバーが設定される類縁性を維持できるようになりました。

  • 「重量級」HTTPS advisor の新規導入

    この機能は、Dispatcher、CBR、および Site Selector コンポーネントを対象としています。
    従来の「軽量の」SSL advisor に加え、「重量級」HTTPS advisor のサポートが追加されました。 この HTTPS advisor は、サーバーに対して完全 SSL ソケットを確立する完全 SSL 接続をオープンします。 (これに対して、軽量の SSL advisor では、サーバーに対して完全 SSL ソケットを確立することはありません。)

  • Linux SNMP のサポート

    この機能は、Dispatcher コンポーネントを対象としています。
    Load Balancer では、Linux プラットフォームでの SNMP をサポートするようになりました。(SNMP は、 Load Balancer がサポートする他のすべてのプラットフォームでもサポートされています。)

  • リモート Web ベース管理のサポート

    この機能は、Load Balancer の全コンポーネントを対象としています。
    Load Balancer では、RMI (リモート・メソッド呼び出し) によるリモート管理に加えて、リモート Web ベース管理 をサポートするようになりました。

  • GUI からのコマンド行アクセスのサポート

    この機能は、Load Balancer の全コンポーネントを対象としています。
    コマンド行 (「コマンドの送信」) に GUI ツリーの「ホスト」ノードからアクセスできるようになりました。

  • 新たな問題判別ツール (lbpd)

    この機能は、Dispatcher コンポーネントを対象としています。
    Load Balancer の問題判別で、IBM サービスに送付していただく重要な情報をすばやく簡単に収集できる ツール (lbpd) が新たに導入されました。

  • Load Balancer から除去された機能
    以下の機能は、Load Balancer から除去されました。
    • Mailbox Locator コンポーネント
    • Server Directed Affinity (SDA)

Load Balancer には、次の 5 つの主要コンポーネントがあります。

  • Dispatcher - TCP および UDP アプリケーションに対してロード・バランシングを提供します。 Dispatcher は、動的に設定される重みと測定値を使用して、ローカル・エリア・ネットワークまたは 広域ネットワーク内にあるサーバーの負荷バランスを調整します。

    Dispatcher コンポーネントでは Content Based Routing (Caching Proxy 不要) も利用でき、指定された ルール・タイプを使用して Web ページのコンテンツを基準に、着信クライアント要求を HTTP サーバーに対して 負荷バランス調整します。

  • Content Based Routing (CBR) - Caching Proxy と連携して、指定された ルール・タイプを使用して Web ページのコンテンツを基準に、着信クライアント要求を HTTP サーバー または HTTPS サーバーに対して負荷バランス調整します。

  • Site Selector - 広域ネットワーク (WAN) 内のサーバーで稼動する Metric Server コンポーネントから 収集された重みと測定値を使用してそれらのサーバーの負荷バランスを調整します。

  • Cisco CSS Controller - Load Balancer 機能を使用して、 リアルタイムのロード・バランシング情報を Cisco Content Services Switch に提供します。

  • Nortel Alteon Controller - Load Balancer 機能を使用して、 サーバーの重み情報を Nortel Alteon ファミリーの Web スイッチに動的に提供します。