ルール状況 - フィールド・ヘルプ

最新の統計

名前
ルール用に選択する名前。この名前には、任意の英数字、下線、ハイフン、 またはピリオドを使用できます。1 文字から 20 文字まで使用できますが、ブランクを入れることはできません。

ルール・タイプ
ルールのタイプ。使用できるタイプは次の通りです。
  • IP - クライント IP アドレスに基づきます。
  • 時刻 - 時刻に基づきます。
  • 接続 - ポートの 1 秒当たりの接続数に基づきます。
  • 活動中 - ポートで活動中の接続の総数に基づきます。
  • ポート - クライアント・ポートに基づきます。
  • コンテンツ - クライアントの URL 要求に基づきます。

構成の送信元
これは、WAS 構成ファイルが CBR 構成にマップされたときにのみ適用されます。 このファイルがマップされている場合、ここでの設定は、構成の送信元が WAS であるか、そうでない場合はユーザーであることを指示します。

適用回数
ルールが追加されて以降、または executor が再始動されて以降に、このルールが適用された回数。

パターン
ルール・タイプの「コンテンツ」を選択した場合のみ適用が可能です。使用したいパターン構文を、以下の制限を使用して入力します。
  • スペースなし
  • 特殊文字: ("\" の前に文字を使用する場合を除く)
    '*' : ワイルドカード (0 から x 文字の任意の文字と突き合わせる)
    '(' : 論理グループ化に使用
    ')' : 論理グループ化に使用
    '&' : 論理 AND
    '|' : 論理 OR
    '!' : 論理否定
    
  • 予約済みキーワード (常に後ろに '=' が付きます):
    Method   : 変換時に要求を検索するために HTTP プロトコルに
               よって使用されます。たとえば、GET、POST などが
               あります。
    URI      : URL 要求のパス。
    Version  : 要求の特定のバージョン。
               HTTP/1.0 または HTTP/1.1 のいずれか
    Host     : host: ヘッダーからの値。
               注: HTTP/1.0 プロトコルではオプションです。
    [key]    : Dispatcher が検索できる任意の有効な
               HTTP ヘッダー名。たとえば、User-Agent、
               Connection、referer など。
    

例: http://www.company.com/path/webpage.htm をブラウザーで表示させると、次のようになります。

 
   Method=GET
   URI=/path/webpage.htm
   Version=HTTP/1.1
   Host=www.company.com
   Connection=Keep-Alive

パターン構文とシナリオについて詳しくは、 Load Balancer Administration Guide で 「Configure rules-based load balancing」および「Content rule (pattern) syntax」を参照してください。



構成設定

該当する場合、「ルール状況」パネルで以下の構成設定を編集して、「構成の更新」をクリックします。

範囲の開始値
範囲の下限値で、ルールが真であるかどうかを判別するために使用します。 値の種類とそのデフォルトは、ルールのタイプにより異なります。
  • IP - シンボル名または 10 進表記形式のクライアントのアドレス。 デフォルト値は 0.0.0.0 です。
  • 時刻 - 整数。デフォルト値は 0 で、これは真夜中の 0 時を表します。
  • 接続 - 整数。デフォルト値は 0 です。
  • 活動中 - 整数。デフォルト値は 0 です。

範囲の終了値
範囲の上限値で、ルールが真であるかどうかを判別するために使用します。 値の種類とそのデフォルトは、ルールのタイプにより異なります。
  • IP - シンボル名または 10 進表記形式のクライアントのアドレス。 デフォルト値は 255.255.255.254 です。
  • 時刻 - 整数。デフォルト値は 24 で、これは真夜中の 0 時を表します。
  • 接続 - 整数。デフォルト値は、2 の 32 乗から 1 を引いた値です。
  • 活動中 - 整数。デフォルト値は、2 の 32 乗から 1 を引いた値です。

優先度 (オプショナル)
ルールが検討される順序を表す整数。設定した最初のルールに優先度が付けられていない場合、 デフォルトで優先度 1 が与えられ、最初に評価されます。次のルールには優先度の値として 11 が与えられ、2 番目に評価されます (すぐ前の優先度の値 + 10、この場合では 1 + 10)。 3 番目の値 = 21、4 番目の値 = 31、 以下同様です。ルールは数値順に評価され、番号が小さいほど優先されます。

類縁性タイプ
類縁性オプションのデフォルトは「なし」です。 類縁性に基づくルールは、CBR コンポーネント、または Dispatcher コンポーネントの cbr 転送方式にのみ適用されます。

rule コマンドに類縁性オプションを設定するには、port コマンドのスティッキー時間オプションをゼロ (使用不可) にする必要があります。 ルールに類縁性を設定すると、ポートのスティッキー時間を使用可能にすることができません。

このルールに適用したい類縁性のタイプを選択してください。選択できる値は以下の通りです。

  • ルール類縁性なし - デフォルトのオプションは、「ルール類縁性なし」です。
  • 受動 Cookie (クッキー) 類縁性 - 同一サーバーに対する類縁性により、サーバーで生成された自己識別 Cookie (クッキー)s に基づいて、 Web トラフィックのロード・バランスを取ることができます。これは、サーバーの「Cookie (クッキー) 値」の他に、 ルールの「Cookie (クッキー) 名」と共に使用されます。
  • URI 類縁性 - クライアントが要求した URL に基づいて、同一のサーバーへの Web トラフィックのロード・バランスを取ることができるようにします。 これは、必要なキャッシングの量を最小に抑えるために、CBR がキャッシング・プロキシーを平衡化している シナリオを対象とするものです。
  • アクティブ Cookie (クッキー) 類縁性 - 選択されたサーバーを識別する CBR 生成 Cookie (クッキー) に基づいて、 類縁性を持つ、同一のサーバーへの Web トラフィックのロード・バランスを取ることができるようにします。 この生成された Cookie (クッキー) は、その後に Cookie (クッキー) の 有効期限が切れる、ルールのスティッキー時間の類縁性を持っています。
  • WAS 類縁性 - WAS 構成ファイルが CBR 構成にマップされたときにのみ適用されます。 これはユーザー設定可能フィールドではありません。

Cookie (クッキー) 名
管理者により設定される任意の名前で、ロード・バランサーの ID としての機能を果たします。 Cookie (クッキー) 名は、Cookie (クッキー) 値と共に、Load Balancer の ID としての役割を果たし、 Load Balancer から同一サーバー・マシンへ、Web サイトの後続の要求を送信することを可能にします。 Cookie (クッキー) 名の値は、受動 Cookie (クッキー) 類縁性にのみ適用されます。

スティッキー時間
スティッキー時間値はアクティブ Cookie (クッキー) にのみ適用されます。 スティッキー時間を使用して、クライアントと特定のサーバーとの間での類縁性関係を作成できます。 スティッキー時間を超過すると、前のサーバーとは異なるサーバーにクライアントが送信される場合があります。 デフォルト値は 0 で、これはルールがスティッキーではないことを意味します。

類縁性フィールドをアクティブ Cookie (クッキー) に設定し、ルールのスティッキー時間を正数に設定することで、 新しい方法でクライアントを特定のサーバーに対してスティッキーにすることができます。 アクティブ Cookie (クッキー) 類縁性のルールを使用可能にすると、新しいクライアント要求は標準の CBR アルゴリズムを使用して ロード・バランスを取られ、同一のクライアントからの後続の要求は最初に選択されたサーバーへ送信されます。

評価するレベル
総接続数ルールおよび活動中の接続数ルールにのみ有効です。 ポート上の全サーバーの評価、 またはルールの対象であるサーバーのみの評価を選択します。 総接続数 (毎秒) ルールを使用すると、評価を、正の重みを持つルールでの現行サーバーのベースにすることができます。


リスト

サーバーのリスト
現在ルールに関連付けられているサーバーのアドレスを表示します。


バックアップ・サーバーのリスト
これは、WAS 構成ファイルが CBR 構成にマップされたときにのみ適用されます。 これは編集可能テーブルではなく、WAS 構成ファイルが変更され、CBR 構成に再ロードされたときにのみ変更されます。