Voice Toolkit V5.0 for WebSphere Studio
インストール Readme

April 2004

(C) Copyright IBM Corporation 2001, 2004. All Rights Reserved.

注: 本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、本書の特記事項に記載されている情報をお読みください。

 


目次

本書には、Voice Toolkit for WebSphere(R) Studio のインストールに関する、以下のトピックが記載されています。

 


概要

この Readme には、次の機能を含む Voice Toolkit for WebSphere Studio のインストールに関する情報が記載されています。

  • VoiceXML アプリケーション開発およびデバッグ  これには、 統合開発環境 (IDE)、Call Flow Builder、グラフィカル・エディター、 VoiceXML エディター、CCXML エディター、および XML または ABNF による音声認識文法仕様 (SRGS) で記述されたグラマーを作成するためのエディターが含まれます。 発音ビルダー、オーディオ・レコーダー、 および一連の VoiceXML 再使用可能ダイアログ・コンポーネントも含まれます。
     
  • Voice Portlet アプリケーション開発およびデバッグ  これには、 統合開発環境 (IDE)、Call Flow Builder、グラフィカル・エディター、 VoiceXML エディター、CCXML エディター、および SRGS (XML または ABNF) で記述されたグラマーを作成するためのエディターが含まれます。 発音ビルダー、オーディオ・レコーダー、一連の VoiceXML 再使用可能ダイアログ・コンポーネント、および音声ポータル・サーバーでデプロイ可能なポートレットの作成に必要な、すべての Java ツールも含まれます。
     
  • VisualAge for Java 移行情報(Conversion Information)  これには、以前に VisualAge for Java で使用されていた JavaBeans インターフェースを置き換える、WebSphere Voice Response Java アプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) が含まれます。 音声セグメント、資料およびチュートリアルも含まれます。
     
  • Natural Language Understanding (NLU) 開発  NLU 機能に含まれるユーザー・インターフェースによって、NLU アプリケーションで使用する NLU モデルの作成に必要なデータのインポート、編集、エクスポートに要するスキルと時間を最小限にすること。

この readme ファイル readme_install.html は、 <WebSphere_Studio_dir>\VoiceToolkit\Readme ディレクトリーにあります。ここで、<WebSphere_Studio_dir> は、WebSphere Studio ベース・プロダクトへの絶対パスとバージョン番号です。デフォルトでは、パスは以下のとおりとなります。

Program Files\IBM\WebSphere Studio\<Site Developer など、ベース・プロダクトの名前>\v5.1\

ヘルプの使用

Voice Toolkit の使用法については、オンライン・ヘルプを参照してください。 ヘルプを表示するには、インストールの完了後、「ヘルプ」メニューで「ヘルプ目次」をクリックしてください。 「ヘルプ」ウィンドウが表示されたら、「目次」リストで「VoiceXML 開発者情報」を選択してください。 「目次」リストからは、他の Voice Toolkit 機能のヘルプも表示できます。 「Voice Portlet 開発者情報」、 「NLU 開発者情報」および 「VisualAge for Java 移行情報」のヘルプも表示することができます。

 


ハードウェア要件

  • Microsoft(R) Windows(R) 2000 または Microsoft Windows XP が動作するシステム
  • Intel(R) Pentium(R) 500 MHz 以上またはそれと同等のプロセッサー
  • 768 MB の RAM
  • 150 MB のディスク・スペース、および選択したインストール済みオプションのための追加のディスク・スペース
  • ユーザー TMP 環境変数で指定されているドライブ上に 150 MB の一時スペース
  • 解像度 800x600 以上 (推奨 1024x768 以上) 、256 色以上のディスプレイ・アダプター設定

 


ソフトウェア要件

  • Microsoft Windows 2000 (Service Pack 4 以上)、または Microsoft Windows XP (Service Pack 1 以上)
  • 以下のベース・プラットフォーム、つまり、WebSphere Studio Site Developer V5.1.0、WebSphere Studio Application Developer V5.1.0、または WebSphere Application Server-Express V5.1.0 のうちのいずれかのインストール済みバージョン

    追加の情報については、以下を参照してください。
     http:\\www-106.ibm.com/developerworks/websphere/zones/studio/

    :
  • ご使用中の WebSphere Studio 製品がバージョン 5.0.1 以前の場合は、それをアンインストールし、バージョン 5.1.0 をインストールしてください。
     
  • Voice Toolkit を Studio バージョン 5.1.1 ベース・プラットフォームにインストールすることはできますが、 Voice Portlet アプリケーション開発およびデバッグ機能はサポートされません。

    Studio 5.1.1 ベース・プラットフォーム上の Voice Portlet アプリケーション開発およびデバッグで問題が生じたときは、Voice Toolkit をアンインストールしてから、Studio 5.1.1 ベース・プラットフォームをアンインストールしてください。 Voice Portlet アプリケーション開発およびデバッグ機能のサポート・バージョンを使用したい場合は、Studio 5.1.0 ベース・プラットフォームをインストールしてから、Voice Toolkit をインストールしてください。 
     

 


インストール

前提条件

「VoiceXML アプリケーション開発およびデバッグ」の前提条件

  • 旧バージョンの Voice Toolkit for WebSphere Studio、Voice Application Access Toolkit for WebSphere Studio、または Multimodal Toolkit for WebSphere Studio をインストール済みの場合は、これらをアンインストールしてから、このバージョンの Voice Toolkit をインストールしてください。
     
  • TTS を含む IBM 製品がインストールされている場合は、その製品をアンインストールしてから、 Voice Toolkit をインストールしてください。
     
  • WebSphere Voice Server SDK またはその他の以前の発話ランタイム・エンジンがインストールされている場合は、 それらをアンインストールしてから、このバージョンの Voice Toolkit をインストールしてください。 : SDK をアンインストールするには、JRE 1.3.1 がインストールされていなければなりません。

    発話ランタイム・エンジンのアンインストール後、発話のルートの環境変数を手動で削除しなければならない場合があります。 これを行うには、次のようにします。
    1. 「マイ コンピュータ」デスクトップ・アイコンを右クリックして、「プロパティ」を選択します。
    2. 「システムのプロパティ」ダイアログで 「詳細」タブをクリックしてから、「環境変数」ボタンをクリックします。
    3. 「システム」変数の「環境変数」ウィンドウをスクロールして、SPCH_ROOT、SPCH_BIN、および IBMVS 環境変数を見つけてください。 これらの変数を選択してから、「削除」をクリックします。
    4. OK」をクリックしてダイアログを閉じます。
    5. 変更を有効にするために、システムをリブートしてください。
  • Call Flow Builder ツールを使用するために、画面設定を「小さいフォント」に設定してください。
    • Windows 2000 で画面設定を行うには、「スタート」をクリック、「設定」へ進み、 「コントロール パネル」をクリックし、「画面」を選択します。 「画面のプロパティ」ダイアログで「設定」タブを選択し、「詳細」をクリックします。 「フォント・サイズ」ボックスで「小さいフォント」を選択します。
       
    • Windows XP で画面設定を行うには、「スタート」をクリック、「コントロール パネル」をクリックしてから、 「画面」を選択します。 「画面のプロパティ」ダイアログで 「デザイン」タブを選択してから、 最小のフォント・サイズである 「標準」を選択します。
       

「Voice Portlet アプリケーション開発およびデバッグ」の前提条件

  •  ローカル・テスト環境で音声ポートレットをデバッグし、テストするときは、WebSphere Studio ベース・プロダクトを短いパス名でインストールする必要があります。さらに、以下のものを含む、追加のプログラムをインストールする必要があります。
    • Portlet Toolkit V5.0.2 for WebSphere Studio
    • WebSphere Portal V5.0.2 CD #2
    • Voice AggregatorWebSphere Voice Application Access と一緒にパッケージされたもの)

    音声ポートレットの開発およびテストに必要なソフトウェア前提条件の詳細については、「音声ポートレット・アプリケーション開発の入門」を参照してください。

「Natural Language Understanding (NLU) 開発」の前提条件

  • NLU 機能を使用するためには、DB2(R) 8.1 Runtime Client 以上をインストールする必要があります。詳細については、 「自然言語モデルの開発および作成の入門(Getting started with developing and building natural language models)」ガイドを参照してください。

Voice Toolkit のインストール

  • システムのリソースが不足している場合、進行標識と最初のインストール・パネル間で遅れが生じることがあります。
     
  • インストール時のエラーは、TMP 環境変数で示されているディレクトリーの voicetools_log.txt ファイルに記録されます。
     
  • インストール・プロセスが開始されると、「キャンセル」ボタンが応答しなくなることがあります。 再表示するには、ボタンを数回クリックしなければなりません。
     
  • インストール・プロセスでは、インターネット・サイトから追加のファイルをダウンロードしなければならないことがあります。 インストール・ウィザードが以下の Web サイトにアクセスできるよう、システムにインターネット接続を構成してください。
    http://www3.software.ibm.com/ibmdl/pub/software/websphere/voicetoolkit
     
  • Windows 2000 システム上でインストールする場合で、しかもインストール中に PATH 変数が大きすぎる(変数の上限は 1024 文字)という警告メッセージが出た場合は、以下のステップを使用して、パス変数から重複パスを除去してください。
  1.  デスクトップの 「マイ コンピュータ」を右クリックし、「プロパティ」を選択します。
  2. 「システムのプロパティ」ウィンドウで「 詳細」 タブをクリックします。
  3. 環境変数」をクリックし、「環境変数」ダイアログを開きます。
  4. システム環境変数」で「パス」変数をクリックし、 「編集」をクリックします。 「システム環境変数の編集」ダイアログが表示されます。
  5. 変数値」フィールドで重複パスを除去します。これを行うために、 セミコロン (;) を探します。セミコロンはパス間の分離文字です。パスが重複している場合は、 それらを除去して、「OK」をクリックします。
    :  簡便な編集方法として、フィールド内の変数情報をノートパッドにコピーし、 重複したパスを除去した後、変数の内容を「変数値」フィールドに貼り付けることもできます。
  6. 「環境変数」ダイアログ上で「OK」をクリックします。 「システムのプロパティ」ダイアログが表示されます。
  7. OK」をクリックし、インストール作業を続けます。
  • インストール中にファイルをダウンロードした場合、それらは TMP 変数に指定されている Temp ディレクトリーの Voice Toolkit フォルダーにアンパックされます。 これらのファイルはインストール・プロセスで必要ですが、再度インストールする予定がない場合は、インストール後にそれらを削除することができます。再度インストールする可能性がある場合は、それらのファイルと一緒に、 ディレクトリーに、Voicetools_Setup.exe (実行可能ファイル) を追加して、ファイルと実行可能ファイルを保持するか、 または CD にコピーすることができます。後になって、追加の機能や Speech Technology のインストールを決断したときは、 この実行可能ファイルを使用して、インターネットのダウンロード・サイトに自動的に接続し、必要なファイルにアクセスしてください。
     
  • インストール・ウィザードの指示に従って、Voice Toolkit をインストールします。
    インストール・ウィザードは、以下のディレクトリー構造にファイルをコピーします。
          <WebSphere_Studio_dir>\
               eclipse - features、plugins
               VoiceToolkit - jvm、license、Readme、Samples、 uninstall
     

Speech Technology のインストール

インストール・ウィザードを使用して、インストールする機能 (VoiceXML アプリケーション開発およびデバッグ、Voice Portlet アプリケーション開発およびデバッグ、または VisualAge for Java 移行) ごとに言語 (Speech Technology) をインストールします。 機能ごとに、Speech Technology を少なくとも 1 つ選択しなければなりません。 2 つの機能に共通する Speech Technology を選択した場合、それは両方について選択され、インストールされます。

700 MB を超える可能性がある CTTS Speech Technology をインストールする場合、インストール中に ダウンロード・サイトに自動的に接続されます。 1つの言語について 1 つのエンジン (TTS または CTTS) のセットしかインストールできないことに注意してください。 同じ言語に対して TTS と CTTS の両方の Speech Technology を選択しても、CTTS エンジンのみがインストールされ、使用されます。 TTS エンジンを使用したい場合は、TTS Speech Technology を再インストールしなければなりません。 これで、CTTS は自動的にアンインストールされます。

いつでも、他の Speech Technology をインストールできます。 これを行うには、Voicetools_Setup.exe を使用して、再度、インストール・ウィザードを実行します。 機能パネルで「次へ」をクリックし、Speech Technology パネルでインストールしなければならない新規言語を選択します。

Voice Tools の使用可能化

Voice Toolkit のインストールの完了後、Update Manager を使用して、WebSphere Studio 開発環境で Voice Tools を使用可能にする必要があります。

  • 開発環境に応じて、次のいずれか: WebSphere Studio Site Developer 5.1.0、WebSphere Studio Application Developer 5.1.0、 または WebSphere Application Server-Express 5.1.0 を起動してください。
     
  • Update Manager ポップアップ・ウィンドウが表示 (ツールキットをインストールする前に WebSphere Studio 開発プラットフォームを使用していた場合) されたら、すべての変更を受け入れます。 Update Manager では、WebSphere Studio へのツールキット・プラグインの追加を確認するだけです。
     
  • Update Manager ポップアップ・ウィンドウが表示されない場合は、「ヘルプ」メニューから「ソフトウェア更新」へ進み、「変更保留」をクリックします。 リストされた各機能のチェック・ボックスを選択してから、「終了」ボタンをクリックします。
     
  • Voice Toolkit の前のバージョンからアップグレードした場合は、パースペクティブを リセットして、新しいツールでの更新を有効にしてください。 これを行うには、まず、音声パースペクティブが開いていることを確認します。Window メニューで「パースペクティブを開く」をポイントし、「音声」 をクリックします。 次に、パースペクティブをリセットするために、「ウィンドウ」メニューで「パースペクティブのリセット」をクリックします。

 


始動

Voice Toolkit を起動するには、タスクバーから 「スタート」ボタンをクリックし、 「プログラム」 (Windows XP の場合は、「すべてのプログラム」) 、「IBM WebSphere Studio」の順にポイントします。 次に、ベース・プロダクト(Site Developer 5.1 や Application Developer 5.1 など)をクリックします。

  • これらのツールをインストールし、WebSphere Studio を起動させた後、オープン可能なパースペクティブのリスト中に 音声パースペクティブがない場合は、Update Manager 内の新規機能を活動化させてください。 これを行うには、 「ヘルプ」メニューから 「ソフトウェア更新」へ進み、「変更保留」をクリックします。 リストされた各機能のチェック・ボックスを選択してから、 「終了」ボタンをクリックします。この操作によって、 WebSphere Studio へのツールキット・プラグインの追加が確認されます。
     
  • 「ようこそ」ページを表示するためには、「ヘルプ」メニューから「ようこそ」をクリックし、 「Voice Portlet Tools」または「Voice Toolkit for WebSphere Studio」のいずれかを選択します。 そこにはツールキットを使用する場合に役立つ情報が入っています。「ようこそ」ページには、 より詳細な入門情報へのリンクが含まれています。入門情報は、「Voice Portlet 開発者情報」または「VoiceXML 開発者情報」のヘルプ・ウィンドウの目次リストにもあります。ヘルプ・メニューから「ようこそ」ページをアクセスするには、「ヘルプ目次」をクリックした後、「Voice Portlet 開発者情報」か「VoiceXML 開発者情報」のいずれかを選択します。
     
  • Voice Toolkit を使用して作成したプロジェクトおよびファイルは、 WebSphere Studio を開いたときに選択したワークスペースの場所に保管されます。 Voice Toolkit をアンインストールしても、ワークスペースはシステム内に残るため、 ファイルは使用することができます。
     
  • Voice Toolkit のアンインストール時、以下のディレクトリーに保管されているファイルが削除されます。 これらのディレクトリーにファイルを作成した場合、Voice Toolkit をアンインストールする前に ファイルを別のフォルダーにコピーしてください。
     
    •     <WebSphere_Studio_dir>/eclipse/plugins/com.ibm.voicetools.engines.wvs_5.0.0

    •     <WebSphere_Studio_dir>/eclipse/features/com.ibm.wpstools_5.0.0

    •     <WebSphere_Studio_dir>/eclipse/plugins/com.ibm.voicetools.browser.wvrsim_5.0.0

    •      <WebSphere_Studio_dir>/eclipse/logs
       

  • ツールキット・ヘルプに加え、このパッケージには特定の関連資料が含まれています。 これらの資料を表示または印刷するには、バージョン 4.0.5 以降の Adobe(R) Reader(R) を使用しなければなりません。 表示を最適なものにするには、Adobe Reader バージョン 6.0 を使用してください。

    Adobe Reader をダウンロードするには、Adobe Web サイト (www.adobe.com) にアクセスしてください。 「Get Adobe Reader」をクリックし、指示に従います。
     
  • NLU 機能を使用するためには、以下の指示に従ってください。
     
    • インストール後の指示:
      どのインストール先にも、TCL 8.4.x および LibXML 2.5.10 以上のコピーがなければなりません。 これらのライブラリーは公開されたソース・コードであり、以下の Web サイトから入手できます。
      •  http://www.tcl.tk (TCL 8.4.x)
      • http://www.xmlsoft.org (LibXML 2.5.10)

      どちらのサイトでも、バイナリー・ダウンロードに加えて、ソース・コードを提供しています。ダウンロードする前に、 各サイトにある使用許諾契約書を確認してください。
       

    • TCL 8.4.x インストール情報:
      TCL 8.4.x を、ActiveState TCL インストール・バイナリーからインストールします。
           http://aspn.activestate.com/ASPN/Downloads/ActiveTcl
      以下のオプションを使用します。
      • 全ユーザーに代わりインストール (管理特権が必要です)
      • 両レジストリー設定オプションをチェック

      ActiveState インストールを使用しない場合は、tclsh84.exe が常駐するディレクトリーがパス内にあることを確認してください。
       

    • LibXML 2.5.10 インストール情報
      LibXML 2.5.10 の Web サイトからオープン・ソース・コードを作成するか、または、以下の Web サイトから Windows バイナリーをダウンロードすることも可能です。
             http://www.zlatkovic.com/libxml.en.html
      次に、以下の指示に従います。
      1. ライブラリーの場所に到達するために、「ダウンロード」を選択します。
      2. このサイトから、以下の 3 つの zip ファイルをダウンロードします。
              iconv-1.9.1.win32zip
              libxml2-2.6.2.win32.zip
              zlib-1.1.4.win32.zip

      それらの zip ファイルから必要とされるファイルはそれぞれ 1つです。つまり、iconv.dll、libxml2.dll、および zlib.dll です。 それらのファイルすべてを NLU Tools プラグイン内の以下のディレクトリーの中に入れる必要があります。
                   <WebSphere_Studio_dir>\eclipse\plugins\com.ibm.nlutools.utilities\bin

      当ディレクトリーを見付けるのが困難な場合は、そのディレクトリー内に存在する他のファイル(actrain.tcl、buildne.bat、nltrain.bat など)を Windows エクスプローラーで検索してください。

      : 固有の libxml2.dll をコンパイルすることに決めた場合は、iconv および zlib ライブラリー従属物をライブラリーに追加するためのコンパイラー・オプションを設定する必要はありません。それらはこのプリコンパイル・ライブラリーにおいてのみ必要なものであり、ランタイムでは使用されません。

 


既知の問題

  • Voice Toolkit をインストールする前に、IBM TTS を含むすべての製品をアンインストールする必要があります。 IBM TTS 製品をアンインストールしても、Voice Toolkit のインストール時に、別の場所に IBM TTS が インストールされていることを示すエラー・メッセージが表示される場合は、以下のステップに従ってください。
  1.  regedit.exe を実行します。タスクバーから、「スタート」をクリックし、 「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
     
  2. キーのレジストリー値を見つけます。

     "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\App Paths\ibmtts50.dll\Path"

      次に、TTS エンジンがマシン上の参照パスからアンインストールされていることを確認します。
     
  3. 次のレジストリー・キーを削除します。

    "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\App Paths\ibmtts50.dll"
     
  4.  Voice Toolkit のインストールを再試行します。
  • インストール中に、セットアップの中止を知らせる、「未処理例外」エラー・メッセージを受け取る場合があります。このメッセージを受け取った場合は、 「OK」をクリックし、そのプログラムをアンインストールしてください。システム上で実行中のすべてのアプリケーションを閉じて、 そのプログラムのインストールを再試行してください。
     
  • インストールの TTS/CTTS 部分において「重大障害」エラー・メッセージが出されることがあります。システム上で実行中のすべてのアプリケーションを閉じて、そのプログラムのインストールを再試行してください。
     
  • Service Pack1 および Windows XP Hotfix Q328310 を適用した Windows XP がインストールされていた場合、 インストール中に InstallShield Ikernel Application エラーが発生することがあります。Voice Toolkit のインストール中にこれが発生したときは、以下のサイトで問題の解決方法を見つけてください。
    http://support.installshield.com/kb/view.asp?articleid=q108020
     
  • コンピューターのスピーカーからの出力をマイクロホンが拾い、 それを文法的に単語として解釈してしまうことがあります。これを避けるためには、スピーカーの音量を下げるか、 またはヘッドセットを使用するようにしてください。

 


アンインストール

Voice Toolkit のアンインストール

  • この製品をアンインストールするには、「プログラムの追加と削除」ユーティリティーを実行します。

    • Windows 2000 でこの製品をアンインストールする場合は、「スタート」をクリックし、「設定」をポイントし、 「コントロール パネル」をクリックします。その後、「プログラムの追加と削除」を選択します。 「Voice Toolkit for WebSphere Studio」プログラムを選択します。 「変更と削除」をクリックしてから、 アンインストール・ウィザードの指示に従います。
       
    • Windows XP でこの製品をアンインストールする場合は、「スタート」をクリックし、 「コントロール パネル」をクリックした後、「プログラムの追加と削除」を選択します。 「Voice Toolkit for WebSphere Studio」プログラムを選択します。 「変更と削除」をクリックしてから、 アンインストール・ウィザードの指示に従います。
  • 1 つ以上の Voice Toolkit 機能をアンインストールしたら、WebSphere Studio を閉じてから再始動して、 機能リストおよび構成をリセットし、その後に 1 つ以上の Voice Toolkit 機能を再インストールします。
     
  • インストールまたは更新する新規バージョンのツールキットで、変更済みの再使用可能ダイアログ・コンポーネントを 使用したい場合、変更済みのダイアログ・コンポーネントの名前を変更し、新規バージョンのインストール後に そのダイアログ・コンポーネントを更新ディレクトリーにコピーします。 例:

    <WebSphere_Studio_dir>\eclipse\plugins\com.ibm.voicetools.rdc_5.0.0\resuable_comp\XML\subdialogs\<subdialog_name>

Speech Technology のアンインストール

Voice Toolkit のアンインストール・ウィザードにおいて、アンインストールしなければならない Speech Technology を選択します。インストールされている機能ごとに、Speech Technology が少なくとも 1 つインストールされたままでなければならないことに注意してください。 最初の Speech Technology をアンインストールする前に、次の Speech Technology をインストールしておかなければならない場合があります。

アンインストールの失敗

ツールキットをアンインストールするとき、ごくまれに (ツールキットをアンインストールする前に WebSphere Studio 開発プラットフォームをアンインストールした場合など) 障害が発生し、 アンインストーラー・エラーが表示されることがあります。 エラー・メッセージ・ダイアログで、「アプリケーションの追加と削除」リストからツールキット・エントリーを 削除するかどうかを選択できます。

  • 「はい」を選択 (推奨) すると、「アプリケーションの追加と削除」リストからツールキット・エントリーが除去されます。 「いいえ」を選択した場合は、「アプリケーションの追加と削除」リストにツールキット・エントリーは残ったままになります。
     
  • Windows レジストリーに残っているすべてのエントリーを除去する必要があります。 これを行うには、次のようにします。
    1. レジストリー・エディター (REGEDIT.EXE または REGEDT32.EXE) を実行します。
    2. 以下のキーを削除します。
      * HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\IBM\Voice Toolkit for WebSphere Studio
      * HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\
            Uninstall\f8ea7098568963e941a11a81e7d5a9d5

この時点で、ツールキットによってインストールされた、残りのフォルダーおよびファイルを手動で除去することができます。

 


特記事項

以下の保証は、国または地域の法律に沿わない場合は、適用されません。

IBM およびその直接または間接の子会社は、本書を特定物として現存するままの状態で提供し、商品性の保証、 特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保責任を含むすべての明示もしくは黙示の保証責任を負わないものとします。 国または地域によっては、法律の強行規定により、保証責任の制限が禁じられる場合、強行規定の制限を受けるものとします。

この情報には、技術的に不適切な記述や誤植を含む場合があります。 本書は定期的に見直され、必要な変更は本書の次版に組み込まれます。 IBM は予告なしに、随時、この文書に記載されている製品またはプログラムに対して、改良または変更を行うことがあります。

本書において IBM 以外の Web サイトに言及している場合がありますが、 便宜のため記載しただけであり、決してそれらの Web サイトを推奨するものでは ありません。それらの Web サイトにある資料は、この IBM 製品の資料の一部では ありません。それらの Web サイトは、お客様の責任でご使用ください。

IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、 もしくはその他の公に利用可能なソースから入手したものです。IBM は、それらの製品のテストは行っておりません。したがって、 他社製品に関する実行性、互換性、またはその他の要求については確証できません。 IBM 以外の製品の性能に関する質問は、それらの製品の供給者にお願いします。

 


商標

以下は、IBM Corporation の商標です。
   IBM
   WebSphere

Intel および Pentium は Intel Corporation の米国およびその他の国における商標または登録商標です。

Microsoft および Windows は Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です。

Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは、Sun Microsystems, Inc. の米国およびその他の国における商標または登録商標です。

他の会社名、製品名およびサービス名などはそれぞれ各社の商標または登録商標です。

 


第三者ライセンス

本プログラムには、以下に適用される第三者コンポーネントが含まれます。

お客様が IBM あるいは他の関連会社 (総称して IBM といいます) との間で、 たとえどのような使用条件を取り交わしていても、 以下の使用条件が本セクションで特定されているすべての「第三者コンポーネント」に適用されるものとします。 (a) すべての第三者コンポーネントは、特定物として現存するままの状態で提供されます。 (b) IBM は、法律上の瑕疵担保責任を含め、第三者の権利の不侵害の保証、商品性の保証、特定目的適合性の保証を含む すべての明示または黙示のいかなる保証責任も負わないものとします。 (c) IBM は第三者コンポーネントに関するいかなる請求についても、お客様に対していかなる賠償責任または補償責任も負わないものとします。 (d) IBM は第三者コンポーネントに関するいかなる直接損害、間接損害、偶発的損害、特別損害、懲罰的損害、または拡大損害に対しても、責任を負わないものとします。