このトピックでは、マスター・コンソールの概要について説明します。
マスター・コンソールでは、SAN ファイル・システムや SAN ボリューム・コントローラーなどの
IBM® TotalStorage® 製品を管理するための
シングル・ポイントが提供されています。
マスター・コンソールでは、以下の機能が提供されています。
- SAN ファイル・システム・クラスター内のメタデータ・サーバーへのアクセス。
以下のコンポーネントにアクセスできます。
- SAN ファイル・システム・コンソール (Web ブラウザーを使用)
- 管理コマンド行インターフェース (セキュア・シェル (SSH) セッションを使用)
- クラスター内のメタデータ・サーバー・エンジン (SSH セッションを使用)
- SAN ファイル・システム・ソフトウェアが実行されているメタデータ・サーバー・エンジン用の RSA II アダプター
(Web ブラウザーを使用)
- SAN ファイル・システム・クライアント (クライアントの構成に応じて、SSH セッション、telnet セッション、
または仮想ネットワーク・コンピューティング (VNC) などのリモート表示エミュレーション・パッケージを使用)
- SAN ボリューム・コントローラーへのアクセス。
以下のコンポーネントにアクセスできます。
- SAN ボリューム・コントローラー・コンソール (Web ブラウザーを使用)
- 管理コマンド行インターフェース (セキュア・シェル (SSH) セッションを使用)
- ファイバー・チャネル・スイッチへのアクセスおよびTivoli® SAN Manager を使用した
SAN テクノロジーの表示。
- VPN 接続の初期化。これにより、IBM サポート・エンジニアはマスター・コンソールにリモートで
アクセスできるようになります。
セッションのアクセスおよび切断を常にモニターできます。
また、IBM サポート・エンジニアは、VNC などのリモート・デスクトップ・アクセス・ソフトウェアを使用して、
マスター・コンソールのデスクトップをリモートで表示できます。
- IBM Director を使用した SNMP トラップの管理。Director を使用すると、
重大エラーが発生したときにIBM サポート担当員に
自動的に通知され、ユーザーの担当員 (システム管理者など) に E メールが送信されます。