このトピックでは、マスター・コンソールでエラー情報を表示する方法について説明します。
SAN ボリューム・コントローラー、SAN ファイル・システム・メタデータ・サーバー、 ファイバー・チャネル・スイッチ、FAStTs などのストレージでは、エラーが発生したり構成を変更すると、SNMP トラップが 生成されます。 エラーは、通常、IBM Director に送信され、Director のイベント・ログにリストされます。 すべてのイベントをタイム・スタンプとともに表示すると、問題の原因となっている可能性があるイベントを 判別する場合に役立ちます。
例: たとえば、ケーブルや GBIC の障害が原因でファイバー・チャネルのパスまたはリンクが失われると、 障害が発生しているケーブルの終端に取り付けられている装置 (SAN ボリューム・コントローラー、ファイバー・チャネル・スイッチ、ストレージなど) によって Director のイベント・ログに数多くのイベントが記録されます。
Tivoli SAN Manager のトポロジー・ディスプレイには、ファイバー・チャネル・パス・エラーなどの SAN コンポーネント通信も表示されます。 リンクまたはコンポーネントは赤色で表示されます。 問題が断続的に発生する場合、コンポーネントは黄色で表示されることがあります。 たとえば、リンクが失われていたがそのリンクが復元された場合、コンポーネントは黄色で表示されます。
あるコンポーネントが失われている (赤色で表示) が、そのコンポーネントへのファイバー・チャネル・パスは 失われていない (黒色で表示) が場合は、マスター・コンソールとそのコンポーネントの間の IP 接続問題を示します。 マスター・コンソールとホストの間で IP 接続が失われると、そのホストが Tivoli SAN Manager Agent が インストールされている唯一のホストであり、そのホストに SAN ボリューム・コントローラー・クラスターから VDisk が 割り当てられている場合は、1 つ以上の SAN ボリューム・コントローラーが赤色で表示されます。
ファイバー・チャネルのパスまたはリンクに問題が発生した場合は、 障害が発生しているリンクの終端にあるファイバー・チャネル・ケーブル、GBIC、SAN コンポーネント、 またはホスト・アダプターに障害がある可能性があります。
この問題を解決するには、関連するリンクの終端の装置 (SAN ボリューム・コントローラー、 ファイバー・チャネル・スイッチ、FAStT、ホスト) のサービス文書を参照する必要があります。
特定の SAN コンポーネントに障害が発生した場合は、問題を解決するために、そのコンポーネントの サービス文書を参照してください。 マスター・コンソールの C:\Documents ディレクトリーには、さまざまなコンポーネントの文書のコピーが含まれています。
親トピック: マスター・コンソールのトラブルシューティング