このタスクでは、SAN ボリューム・コントローラーのエラー通知およびサービス警報を行うために
IBM® Director
を構成する方法について、段階的に説明します。
コンテキスト
コール・ホーム機能をサポートするようにマスター・コンソールを構成するには、
以下のステップを実行してください。
ステップ
- SAN ボリューム・コントローラー上で一時エラーを発生させて、SNMP
トラップを強制的にマスター・コンソール IP アドレスに送信させる。(例えば、SAN
ボリューム・コントローラーのファイバー・チャネル・ケーブルの 1 つを一時的に削除します。
この削除により、SAN ボリューム・コントローラー・ノードのフロント・パネルに、エラー・コード 1060
が表示されます。 このエラーの表示後に、そのファイバー・チャネル・ケーブルを取り替え、
SAN ボリューム・コントローラーのエラー・ログ内のその項目を削除します。
- マスター・コンソールにログオンする。
- デスクトップから、「IBM Director コンソール (IBM Director console)」アイコンをダブルクリックし、
IBM Director
コンソールを開く。
- IBM Director コンソールにログオンする。
- SAN ボリューム・コントローラーから送信されたトラップが
IBM Director
で受信されたかどうかを確認する。
- IBM Director
コンソールの右列にある「イベント・ログ (Event Log)」をダブルクリックする。
- SNMP トラップが受信されたことを確認する。
SAN ボリューム・コントローラーのトラップは、ログの「イベント・タイプ (Event Type)」
フィールドを表示することで、識別することができます。
SAN ボリューム・コントローラー・トラップの場合、SNMP.iso.org.dod.internet.private.enterprises.ibm.ibmProd.190
から始まるテキストが含まれます。
トラップが受信されていない場合は、以下のステップを実行します。
- ネットワーク管理者に連絡し、ネットワーキングの問題が発生していないことを確認する。
- SAN ボリューム・コントローラー上のエラー通知設定が「なし」に設定されていないことを確認する。
- マスター・コンソール IP アドレスが構成済みであることを確認する。
- 「イベント・ログ」をクローズする。
- IBM Director のメインパネルで、」「イベント・アクション計画ビルダー (Event Action Plan Builder)」
とクリックする。 「イベント・アクション計画ビルダー (Event Action Plan Builder)」ウィンドウがオープンします。
- 「イベント・アクション計画ビルダー (Event Action Plan Builder)」ウィンドウで
「単一イベント・フィルター (Simple Event Filter)」を右マウス・ボタンでクリックし、
「新規」をクリックする。
- 新規の「単純イベント・フィルター・ビルダー」ウィンドウが開く。
以下のステップを実行します。
- 「イベント・タイプ (Event Type)」タブで、「任意 (Any)」オプションに
チェックが付いていない ことを確認する。
- 「イベント・タイプ (Event Type)」タブのツリーを展開して、以下を選択する。
SNMP.iso.org.dod.internet.private.enterprises.ibm.ibmProd.190.1
- 「ファイル」をクリックし、「別名保管 (Save as)」をクリックする。
- イベント・フィルターの名前として 2145Error と入力し、「OK」をクリックする。
- 「イベント・アクション計画ビルダー (Event Action Plan
Builder)」ウィンドウの右列にある
「インターネット (SMTP) E メールの送信 (Send an Internet (SMTP) E-mail)」を右マウス・ボタンでクリックし、
「カスタマイズ (Customize)」を選択する。
- 表示画面形式で以下の情報を入力する。
- インターネット E メール・アドレス (Internet E-mail Address)。
SAN ボリューム・コントローラーが北アメリカ、ラテンアメリカ、南アメリカ、
またはカリブ諸島にある場合は、callhome1@de.ibm.com と入力します。SAN ボリューム・コントローラーがその他の国にある場合は、callhome0@de.ibm.com と入力します。
- 返信先 (Reply to)。
サイトの管理コンタクトの E メール・アドレスを入力します。
- SMTP E メール・サーバー (SMTP E-mail server)。
SMTP メール・サーバーの名前や IP アドレスを入力します。
- SMTP ポート (SMTP port)。
E メール・サーバーに E メールを送信する場合に使用するポート番号を入力します。
デフォルトは 25 です。
- E メール・メッセージの件名 (Subject of Email Message)。 次のテキストを入力します: 2145 Error
Notification
- E メール・メッセージの本文 (Body of E-mail Message)。 表示されているとおり、次のテキストを入力します:
# Contact name = contact_name (maximum 72 characters)
# Contact phone number = telephone_number (maximum 72 characters)
# Offshift phone number = telephone_number (maximum 72 characters)
# Machine location = machine_location (maximum 72 characters)
# Record Type = 1
&iso.org.dod.internet.private.enterprises.ibm.ibmProd.190.4.1
&iso.org.dod.internet.private.enterprises.ibm.ibmProd.190.4.2
&iso.org.dod.internet.private.enterprises.ibm.ibmProd.190.4.3
&iso.org.dod.internet.private.enterprises.ibm.ibmProd.190.4.4
&iso.org.dod.internet.private.enterprises.ibm.ibmProd.190.4.5
&iso.org.dod.internet.private.enterprises.ibm.ibmProd.190.4.6
&iso.org.dod.internet.private.enterprises.ibm.ibmProd.190.4.7
&iso.org.dod.internet.private.enterprises.ibm.ibmProd.190.4.8
&iso.org.dod.internet.private.enterprises.ibm.ibmProd.190.4.9
&iso.org.dod.internet.private.enterprises.ibm.ibmProd.190.4.10
&iso.org.dod.internet.private.enterprises.ibm.ibmProd.190.4.11
&iso.org.dod.internet.private.enterprises.ibm.ibmProd.190.4.12
注: E メールには、サービス警告メッセージのテキストが含まれます。
- 」「別名保管 (Save
As)」とクリックする。
- E メール・アクションの名前として 2145CallHome と入力し、
「OK」をクリックする。
- 「イベント・アクション計画 (Event Action Plan)」ウィンドウの左列で、
」「すべてのイベントの計画ログ (PlanLog
All Events)」階層を展開する。
- ウィンドウの中央列から左列の「すべてのイベントの記録 (Log All Events)」に、
「2145Error」イベント・フィルターをドラッグする。
- オープンした警告ポップアップ・ウィンドウに応答して「はい」をクリックする。
- 「イベント・アクション計画ビルダー (Event Action Plan
Builder)」ウィンドウの右列の
「インターネット (SMTP) E メールの送信 (Send an Internet (SMTP) E-mail)」階層を展開する。
- 「インターネット (SMTP) E メールの送信 (Send an Internet (SMTP)
E-mail)」階層から左端列の「2145Error」項目に「2145CallHome」項目をドラッグする。
- オープンした警告ポップアップ・ウィンドウに応答して「はい」をクリックする。
- オプションで、すべてのイベントの階層を表示するアクション履歴を使用可能にする。
- 作成したアクション計画を右マウス・ボタンでクリックする。
- 「アクション履歴 (Action History)」をクリックする。
- 「使用可能」をクリックする。
- 「イベント・アクション計画ビルダー (Event Action Plan Builder)」ウィンドウをクローズする。
- メインの IBM Director ウィンドウを閉じる。