このトピックでは、マスター・コンソールでエラー情報を表示する方法について説明します。
SAN ボリューム・コントローラー、SAN ファイル・システム・メタデータ・サーバー、 ファイバー・チャネル・スイッチ、(DS4000 などの) ストレージでは、すべて、エラーの発生時や構成の変更時に、SNMP トラップが生成されます。 エラーは通常、IBM® Director に送信され、Director のイベント・ログにリストされます。 すべてのイベントをタイム・スタンプとともに表示すると、問題の原因となっている可能性があるイベントを 判別する場合に役立ちます。
例: ケーブルや GBIC の障害が原因でファイバー・チャネルのパスまたはリンクが失われると、 障害が発生しているケーブルの各終端に取り付けられている装置 (SAN ボリューム・コントローラー、ファイバー・チャネル・スイッチ、ストレージなど) から Director のイベント・ログに数多くのイベントが記録されます。
Tivoli® SAN Manager の接続形態のディスプレイには、ファイバー・チャネル・パス・エラーなどの SAN コンポーネント通信も表示されます。 リンクまたはコンポーネントは赤色で表示されます。 問題が断続的に発生する場合、コンポーネントは黄色で表示されることがあります。 たとえば、リンクが失われていたがそのリンクが復元された場合、コンポーネントは黄色で表示されます。
あるコンポーネントが失われている (赤色で表示) が、そのコンポーネントへのファイバー・チャネル・パスは 失われていない (黒色で表示) が場合は、マスター・コンソールとそのコンポーネントの間の IP 接続問題を示します。 マスター・コンソールとホストの間で IP 接続が失われると、そのホストが Tivoli SAN Manager エージェント がインストールされている唯一のホストであり、しかもそのホストに SAN ボリューム・コントローラー・クラスターから VDisk が割り当てられている場合は、1 つ以上の SAN ボリューム・コントローラーが赤色で表示されます。
ファイバー・チャネルのパスまたはリンクに問題が発生した場合は、 障害が発生しているリンクの終端にあるファイバー・チャネル・ケーブル、GBIC、SAN コンポーネント、 またはホスト・アダプターに障害がある可能性があります。
この問題を解決するには、関連するリンクの終端の装置 (SAN ボリューム・コントローラー、 ファイバー・チャネル・スイッチ、DS4000、ホスト) のサービス文書を参照することが必要になる場合があります。
特定の SAN コンポーネントに障害が発生した場合は、問題を解決するために、そのコンポーネントの サービス文書を参照してください。 マスター・コンソールの C:\Documents ディレクトリーには、さまざまなコンポーネントの文書のコピーが含まれています。
親トピック: マスター・コンソールのトラブルシューティング