Tivoli Storage Manager FastBack for Workstations バージョン 6.1.0

クライアント用のスクリプトの作成

クライアントに対する独自のカスタム・スクリプトを作成します。コマンドを新規に作成するか、 central administration consoleと共に提供されるコマンドを使用します。

このタスクについて
クライアントがcentral administration consoleによって最初に検出されると、 そのクライアントはスクリプトを自動的に実行することができます。初期ディスカバリーでの標準スクリプトには、すべてのファイルをバックアップするコマンドが含まれています。 このアクションにより、保護の対象として識別したすべてのファイルの初期バックアップ・コピーが作成されます。 このアクションを実行しないと、ファイルは変更された場合にのみバックアップされます。

問題に対処するため、クライアントにスクリプトを送信することもできます。 例えば、ご使用のネットワークがリモート・バックアップ・アクティビティーによって影響を受ける場合、 リモート・バックアップ・アクティビティーを直ちに一時停止するように、特定のクライアントにコマンドを送信することができます。 後で行うスケジュール・バックアップの時刻に発生するネットワーク・トラフィックを減らす場合は、 通常はスケジュール時刻にバックアップされる E メール・ファイルおよび他のファイルを直ちにバックアップするように、 特定のクライアントにコマンドを送信することができます。

  1. 管理設定」タスクを開きます。 3 つの管理テーブルが表示されます。
  2. カスタム・スクリプト」セクションで 「アクション」メニューをクリックします。
  3. スクリプトの作成」をクリックします。スクリプトの作成」パネルが表示されます。
  4. スクリプトの名前を入力します。説明を入力することもできます。
  5. 同時クライアントの数」フィールドに このスクリプトを同時に実行できるクライアントの最大数を入力します。すべてのファイルのバックアップ」などの一部のコマンドは、ネットワーク・リソースを大量に消費する場合があります。 このスクリプトを同時に実行できるクライアントの数を制限することができます。
  6. スクリプト受け入れのタイムアウト」フィールドで、 クライアントがスクリプトの実行を開始するまでの最大時間を入力します。 クライアントがこの時間でスクリプトを開始しない場合、次の 2 つの結果が考えられます。
    • このクライアントは、他のクライアントと同時にスクリプトを実行しているクライアントとしてはみなされなくなります。
    • 監査ログは、今回はクライアントがスクリプトの開始に失敗したことを記録します。
  7. スクリプト完了のタイムアウト」フィールドに、 スクリプトが完了するまでの最大時間を入力します。 クライアントがこの時間でスクリプトを完了しない場合、次の 2 つの結果が考えられます。
    • このクライアントは、他のクライアントと同時にスクリプトを実行しているクライアントとしてはみなされなくなります。
    • 監査ログは、今回はクライアントがスクリプトの完了に失敗したことを記録します。
  8. スクリプト」ボックスで、リストからコマンドを選択します。 このリストには一般的なコマンドが含まれています。 テキスト域を直接編集して、独自のコマンドを作成することもできます。 このコマンドは、コマンドのリストの最後に追加されます。
  9. 必要に応じて、コマンドをさらに追加します。 テキスト域を編集して、コマンドの追加、変更、および削除を行うことができます。
  10. OK」をクリックします。 カスタム・スクリプトテーブルに新規スクリプトが表示されます。
次のタスク
このスクリプトを 1 つ以上のクライアントに送信することができるようになりました。