「継続的保護」パネルを使用すると、
バックアップ・コピー用のローカル・ストレージ上の最大スペースと
ローカル・ストレージ上のバックアップ・コピーの最大バージョンを設定することができます。
「保持するバージョンの数:」フィールド
Tivoli® Storage Manager FastBack
for Workstations は、各ファイルについて複数のバックアップ・バージョンを保管できます。ファイルのリストアではリストアするバージョンを選択できます。
構成したバージョン数に達すると、古いバージョンのファイルから順に削除されます。
保持するバージョン数を増やすと、必要なローカル・ストレージ・スペースが増えますが、ファイルをリストアする場合の選択肢も増えます。
「バックアップの最大スペース:」フィールド
ローカル・ストレージですべてのバックアップ・コピーに使用するスペースの最大値を指定します。ストレージ域がいっぱいになると、構成した最大スペースの約 80% になるまで、古いバージョンのファイルを削除し続けます。
バージョン管理されているバックアップ・コピーをすべて削除しても、まだローカル・ストレージのスペースが十分でない場合、
Tivoli Storage Manager FastBack
for Workstations は、バージョン管理されていないファイルのうちで最も古いものを削除します。
注: 最大スペースに達したとき、警告メッセージは表示されません。
ローカル・バックアップのデフォルト・スペースは
500 MB です。
注: ストレージ域に割り振ったスペースより大きなファイルをバックアップしようとすると、Tivoli Storage Manager FastBack
for Workstations はファイルの古いバージョンをすべて消去し、その後ファイルのバックアップに失敗します。
ストレージ域の最大スペースは、必ず Tivoli Storage Manager FastBack
for Workstations の「詳細」ページにある最大ファイル・サイズより大きくしてください。
「継続的保護レベル:」リスト
Tivoli Storage Manager FastBack
for Workstations では、
ファイルについて、継続的保護およびスケジュール保護の 2 レベルの保護を実行できます。
このボックスを使用して、継続的保護ファイルに使用するストレージ域を選択します。
- なし
- ファイルは保護されません。
- ローカル・ストレージのみ
- Tivoli Storage Manager FastBack
for Workstations は、
バックアップ・コピーをローカル・ストレージ域のみに作成します。
- リモート・ストレージのみ
- Tivoli Storage Manager FastBack
for Workstations は、
バックアップ・コピーをリモート・ストレージ域のみに作成します。
- ローカル・ストレージとリモート・ストレージ
- Tivoli Storage Manager FastBack
for Workstations は、
バックアップ・コピーをローカル・ストレージ域とリモート・ストレージ域の両方に作成します。この選択により、
ファイルの保護は最大になります。これがデフォルト選択項目です。
継続的保護レベルにローカル・ストレージが含まれている場合、
Tivoli Storage Manager FastBack
for Workstations は、バックアップ・コピーを
最も大きなフリー・スペースを持つ取り外し可能でないドライブの ¥RealTimeBackup¥ フォルダーに作成します。
注: クライアントはローカル・ストレージのドライブを指定できますが、
central administration consoleはこの指定ができません。
central administration consoleは多くのクライアントに適用される可能性のある構成を
定義します。ターゲット・コンピューターのすべてが同じハードウェア構成ではないことも考えられます。
そのため、central administration consoleの構成はローカル・ストレージのデフォルト・ドライブを指定します。
これは最も大きなフリー・スペースを持つ取り外し可能でないドライブです。