Tivoli Storage Manager FastBack for Workstations バージョン 6.1.0

1 つ以上のクライアントの正常性、ストレージ、およびデプロイメント・データの表示

クライアント」テーブルには、クライアントに関する情報が表示されます。 クライアントを選択してアクションを実行します。

始める前に
このタスクでは、central administration consoleがいくつかのクライアントを検出していることを想定しています。
  1. クライアント」タスクを開きます。クライアント」パネルには、 正常性ストレージ、 およびデプロイメントの 3 個のタブが表示されます。
  2. 表示したい情報が含まれるタブをクリックします。 個々のタブには、クライアントに関して別々の情報を示すテーブルがあります。 上記 3 つのタブ中で共有する情報もあります。
  3. オプション: 表示されるクライアント項目をフィルターに掛けます。
    1. 「テキスト・フィルター」フィールドにテキスト・ストリングを入力します。
    2. 「フィルター・テキスト」フィールドの左にある矢印をクリックします。
    3. フィルター・オン」ボックスで、1 つ以上の列名を選択します。
    4. OK」をクリックします。 入力したテキスト・ストリングと一致するクライアントのみが テーブルに表示されます。 複数の列名を選択すると、フィルターの結果は、選択したすべての列に一致するテキストを持つクライアントのみとなります。フィルターでは大文字小文字が区別されます。

      例えば、「なし」と入力して 「グループ」列名を選択すると、 グループなし (「グループ」が「なし」である) に関連付けられたクライアントのみが表示されます。

      フィルター・テキストでワイルドカードを使用すると、さらに多くのストリングが一致します。 1 個のアスタリスクは複数の文字を置き換えます。1 個の疑問符 (?) は 1 文字を置き換えます。 フィルター・テキストでアスタリスクまたはワイルドカードを使用すると、 フィルター・テキストの終わりの後のブランク・スペースは、どのテキストにも一致します。

      表 1. フィルター・ストリングと一致するテキスト
      フィルター・テキスト・ストリング 一致するテキスト
      Jupiter Jupiter
      Jupiter?

      Jupiter
      Jupiter_bright_moon_light
      Jupiter_moon

      Jupiter?moon

      Jupiter_moon

      *moon

      Jupiter_bright_moon_light
      Jupiter_moon
      moon
      Saturn_moon
      Saturn_moon_light

  4. オプション: 任意の列の値でソートして、項目を配列します。
    1. 列見出しをクリックします。 項目は、その列のセル内のテキストに従って昇順で配列されます。
    2. 同じ列見出しを再度クリックします。 項目は、その列のセル内のテキストに従って降順で配列されます。
    3. 別の列見出しをクリックします。 項目は、その列のセル内のテキストに従って昇順で配列されます。
次のタスク
提供されたデータにより、クライアントの正常性を維持するために必要なアクションを 決定できます。

例えば、会計グループにあるすべてのクライアントが、割り振られているストレージ・スペースの 90% を超える領域を使用して いることを「ストレージ」ビューが示している場合、いくつかのことを行う可能性があります。

スペースの使用量が多いことを示すアラート条件を定義します。
スペースの使用量が多いことを示すアラート条件をまだ定義していない場合、 この条件を定義することができます。今回はストレージ・データを参照して、 スペース使用量が現在多くなっていることを検出しましたが、 次回は、適切な担当者にもっと早くアラートを出すことができます。 スペースの使用量が 80% に達した場合にオペレーターにアラートを出す条件や、 スペースの使用量が 90% に達した場合にオペレーターにアラートを出す別の一連の条件を定義することができます。
スペース使用量が多くなる原因について、さらに情報を収集します。
エンド・ユーザーのデータ保護の必要性について再検討します。 グループ構成がデータ保護の必要性と一致するか確認します。適切なファイル・タイプが保護されていて、 クライアントが個々のファイルの適切なバージョン番号を保存しているかどうか 検討します。クライアントのアクティビティー・ログを確認し、 リモート・ストレージの場所にバックアップ・コピーを表示することもできます。

単一クライアントでのみ問題を発見した場合、 そのクライアントの現在の構成ファイルを調べて、エンド・ユーザーが、クライアントのデータ保護設定を一部変更していない ことを確認します。

グループのデータ保護構成を変更します。
会計グループ内のクライアントに 現在の構成に割り振られているよりも多くのストレージ・スペースが必要であると決定することもあります。 グループ構成は、「グループ構成」タスクで変更することができます。 新規構成は、会計グループ内のすべてのクライアントに自動的に送信されます。