Tivoli Storage Manager FastBack for Workstations バージョン 6.1.0

ユーザーのグループの計画

どのユーザーが類似した必要性を持つかを判別し、これらのユーザーをグループに編成します。

始める前に
Tivoli® Storage Manager FastBack for Workstationsユーザーのアプリケーション、ネットワーク上の問題、およびビジネス・プロセスに 関する知識が必要です。
このタスクについて

グループ・メンバーシップは静的でないことに注意してください。 元のグループを変更する必要があることを発見した場合、クライアントを 1 つのグループから別のグループに 移動することができます。

ただし、クライアントを別のストレージ・ターゲットを使用するグループに 移動する場合は、既存のバックアップ・コピーはクライアントによってリストアすることができません。

  1. ユーザーのバックアップ保護の必要性について検討します。 以下の項目を検討してください。
    • 継続的な保護が必要なファイルのタイプは?
    • 保護から除外すべきファイルがあるか? (これによりストレージおよびネットワーク・リソースを節約することができます)。
    • フォルダーはボールトされる必要があるか?
    • ユーザーのコンピューターとリモート・ストレージ・デバイスでバックアップ・コピーを行うために 必要なスペースの量は?
    • 保護が必要なメール・プログラムは?
    • スケジュールに従って保護する必要のある他のファイルは?
    • 管理フォルダーは個々のグループで固有であるか、または複数のグループが同じ管理フォルダーを共有するか?
    • ファイルがリモート・ストレージに転送される場合、暗号化や圧縮の必要はあるか?
    • ファイルがリモート・ストレージに転送される場合、ファイル・サイズと転送速度の適切な制限は?
  2. 保護の必要性を検討する際には、同一の必要性または非常に類似した必要性を持つユーザーに注意してください。 類似した必要性を持つユーザーはグループとして管理できます。
一例として、以下のチームから構成される中小規模ビジネスのお客様を想定します。

リストされたチーム別にエンド・ユーザーを編成することを決定します (2 件の例外があります)。

これらのチームはそれぞれが、異なるデータ保護の必要性を持ちます。 グループ内のすべてのメンバーは、同じデータ保護の必要性を持ち、 同一のデータ保護構成によって対応できます。

次のタスク
ユーザーを編成する方法を決定すると、グループを作成することができるようになります。