順次アクセス・ストレージ・プールの定義

順次アクセス基本ストレージ・プールを定義するには、最初に次のフィールドを完全なものにしてから終了をクリックするか、あるいは取消をクリックしてこのタスクを終了します。

ストレージ・プール名

定義するストレージ・プールの名前を入力してください。この名前の最大長は 30 文字です。

装置クラス

装置クラスの名前を選択します。

説明

定義するストレージ・プールの説明を入力してください。

媒体アクセス状況

ユーザーおよびシステム・プロセス (移行再利用など) が、ストレージ・プール内のファイルにアクセスする方法を選択します。

Readwrite ユーザーとシステム・プロセスがストレージ・プール内の ボリュームに保管されているファイルに対して読み取りと書き込みを行えることを指定します。省略時値は Readwrite です。
Readonly ユーザーはストレージ・プール内のボリュームからファイルの読み取りしかできないことを指定します。
Unavail able ユーザーは、このストレージ・プール内のボリューム上に保管されているファイルにアクセスできないことを指定します。

最大サイズしきい値

ストレージ・プール中に保管されるファイルの最大物理サイズを入力してください。後にスケール因数を続けた 1 〜 999999 の数値を指定するか、あるいは Nolimit を指定してください。省略時値は Nolimit です。

スケール因数とその意味は、次の通りです。

K キロバイト
M メガバイト
G ギガバイト
T テラバイト

次のストレージ・プール

ファイルの移行先にすることができるストレージ・プールの名前を選択してください。

移行の高しきい値

Tivoli Storage Manager がこのストレージ・プールに対して移行を開始できる時点を指定するストレージ・プール占有率のパーセントを入力します。

移行の低しきい値

Tivoli Storage Manager がこのストレージ・プールで移行を停止できる時点を決定するストレージ・プール占有率のパーセント値を入力してください。

コロケート

Tivoli Storage Manager ができるだけ少ない数のボリュームに保持しようとするデータは、単一のクライアント・ノードに属しているのか、それとも単一クライアント・ノードのファイル・スペースに属しているのかを選択してください。

Yes コロケーションが使用可能であることを示します。サーバーは、1 つのノードのデータを可能な限り少ない数のボリュームに入れようとします。そのノードに複数のファイル・スペースがある場合には、それらのファイル・スペースのコロケーションは試みられません。
No コロケーションが使用不能であることを指定します。 省略時値は No です。
Filespace クライアント・ノードのファイル・スペース・レベルでコロケーションが使用可能であることを指定します。 サーバーは、1 つのノードおよびファイル・スペースのデータを、可能な限り少ない数のボリュームに入れようとします。1 つのノードに複数のファイル・スペースがある場合には、サーバーは別のファイル・スペースのデータを別のボリュームに入れようとします。

再利用しきい値

ストレージ・プール・ボリューム内のボリュームの断片化されたスペースの再利用を開始する時点を指定するボリューム上の再利用可能スペースのパーセントを入力します。

最大許容スクラッチ・ボリューム

Tivoli Storage Manager で要求できるスクラッチ・ボリュームの最大数を入力してください。

ボリューム再利用の遅延時間間隔

ボリュームからすべてのファイルが削除された後で、そのボリュームに再書き込みしたり、そのボリュームをスクラッチ・プールに戻せるようになる前に、経過する必要がある日数 (0 〜 9999)を入力してください。省略時値は 0 です。

ストレージ・プールへ再利用

再利用されたデータのターゲットとして別のストレージ・プールを選択してください。

オーバーフロー位置

定義しているストレージ・プールのオーバーフロー位置を入力してください。これは、自動化ライブラリーに関連したストレージ・プールにのみ適用されます。 最大長は 255 文字です。

移行遅延

ファイルがストレージ・プールからの移行の対象となる前に、ファイルをストレージ・プール内に留めておく必要がある日数を入力してください。この日数は、ファイルが最後にストレージ・プールに保管された日付か、あるいはクライアントによってリトリーブされた日付のうちで、どちらか最新の日付からカウントされます。

移行続行

移行遅延時間を満たしていないファイルの移行が Tivoli Storage Manager で許可されるかどうかを判別するオプションを選択します。このパラメーターは任意選択です。 省略時値は Yes です。

ファイルは最小日数だけストレージ・プールに残っている必要があるために、Tivoli Storage Manager は、低移行限界値をまだ満たしていない適格ファイルをすべて次のストレージ・プールに移行することができます。 yes または no を選択することは、移行遅延時間を満たしていないファイルの移行の続行が Tivoli Storage Manager で許可されるかどうかを判別します。

Yes 低移行限界値を満たす必要がある時に、移行遅延時間を満たしていないファイルの移行を Tivoli Storage Manager が続行することを指定します。
No 低移行限界値に達する前であっても、移行に適格なファイルが残っていない時に Tivoli Storage Manager が停止することを指定します。ファイルが移行遅延時間を満たさないかぎり、Tivoli Storage Manager はファイルを移行しません。