データベースのバックアップ

Tivoli Storage Manager データベースを順次アクセス記憶装置ボリュームにバックアップするためには、最初に以下のフィールドを完全なものにしてから、完了をクリックするか、あるいは取消をクリックしてこのタスクを終了してください。

Device Class

バックアップに使用する順次アクセス 装置クラスの名前を入力します。

タイプ

実行するバックアップのタイプのオプションを選択します。

Incre mental Tivoli Storage Manager データベースの 増分バックアップ を実行したいことを指定します。完全バックアップの間に実行できる増分バックアップの最大数は 32 です。 完全バックアップが必要ないときはいつでも、増分バックアップを実行できます。 省略時値は Incremental です。
Full Tivoli Storage Manager データベースの 完全バックアップを実行したいことを指定します。完全バックアップが必要なのは、次の条件のいずれかが当てはまる場合です。
  • データベースのバックアップが一度も取られていない。
  • 完全バックアップの間に稼動できる増分バックアップの数が、最大数に達した。
  • ログ・モードが NORMAL から ROLLFORWARD に変更された。
  • データベースが 拡張 または縮小された。 Tivoli Storage Manager により DEFINE DBBACKUPTRIGGER コマンドによって指定した設定値に基づいて自動的に実行されるか、あるいは BACKUP DB コマンドを出すことによって実行される各完全バックアップでは、増分バックアップのカウントが 0 にリセットされます。
  • データベースが、DSMSERV DUMPDB コマンドで作成したサルベージ・ダンプを使用して リストアされていて、そのリストア以降バックアップされていない。
Dbsnapshot Tivoli Storage Manager データベースのフル・スナップショット ・バックアップを指定しましたが、現在のフルまたは増分バックアップを 中断することはありません。

ボリューム名

Tivoli Storage Manager がデータベースのバックアップに使用する ボリューム名を入力します。データベースのバックアップに使用されるボリュームのリストを含む ファイルの名前を入力することができます。 ファイル中の各ボリュームは、別個の行としなければなりません。 ブランク行 および (アスタリスクで始まる) 注釈行は、無視されます。

例: ボリューム TAPE01、 TAPE02、および TAPE03 を使用するには、次の行を含む TAPEVOL という名前のファイルを作成します。

TAPE01
TAPE02
TAPE03

次に、コマンドに ボリュームを FILE:TAPEVOL として指定することができます。

スクラッチ・ボリュームの使用

バックアップにスクラッチ・ボリュームを使用するかどうかを指定します。

Yes バックアップ・データを指定されたボリュームに保管するには十分な スペースが使用できない場合にのみスクラッチ・ボリュームが使用できることを 指定します。 省略時値は Yes です。
No スクラッチ・ボリュームを使用しないよう指定します。 バックアップ・ データを指定されたボリュームに保管するには十分なスペースが使用できない場合には、 バックアップに失敗します。

完了を待機

サーバーがフォアグラウンドでのこのコマンドの処理が完了するのを待機するかどうかを指定します。

Yes サーバーがこのコマンドをフォアグラウンドで処理することを示します。 Yes を選択した場合には、他のタスクを続行する前にコマンド が完了するのを待機することになります。
No サーバーがこのコマンドをバックグラウンドで処理するように指定します。 No を選択した場合には、コマンドの処理中に他のタスクの処理を続行すること ができます。 省略時値は No です。